インターネットで申し込み、自宅に集荷に来てもらうスタイルのクリーニングを「宅配クリーニング」といいます。ほとんどの宅配クリーニングには保管サービスが付帯しており、衣類の保管に便利です。では、クリーニングとともに衣類を保管してもらうと、どのようなメリットが得られるのでしょうか。
この記事では、宅配クリーニングや保管サービスを利用する際の流れや、メリット・デメリット、おすすめの宅配クリーニングサービスをご紹介します。
(本記事は2023年12月25日時点の情報です)
この記事を読んでわかること
- 多くの宅配クリーニングには便利な保管サービスがあり、クリーニング後の衣類を保管に適した環境で預かってもらえる
- 宅配クリーニングはインターネットで申し込んだ後、集荷キットなどでクリーニング品を指定の窓口へ送り、指定した時期に返送してもらう流れ
- 宅配クリーニングの保管サービスのメリットは、収納スペースが節約されること、衣類の受け渡しが自宅で完結すること、お得なパック料金を利用できること
- 宅配クリーニングの保管サービスのデメリットは、今すぐ着たいときでも手元に届くまで時間がかかること、配送料がかかるサービスもあること
宅配クリーニングで利用できる保管サービスとは?
宅配クリーニングはインターネット上で申し込み、宅配便でやり取りをするクリーニングサービスのこと。好きな時間に注文できるのに加え、受け取り忘れもないため、忙しい方や時間を有効活用したい方におすすめです。冬物のコートやセーターのクリーニングをまとめて頼んだり、ふとんなど持ち運びが大変な寝具を頼んだりする際も重宝します。
また、ほとんどの宅配クリーニングに、保管サービスがあるのも便利なポイントです。冬の間使用したコートをクリーニングに出して保管を依頼すれば、再び寒くなったときや必要なときにご自宅まで届けてもらえます。
衣類の保管に適した湿度や温度が整った環境で衣類を預かってもらえるため、虫食いやカビの心配もなく安心です。大切な衣類やかさばるアウターなど、保管を目的に宅配クリーニングを利用しても良いでしょう。
宅配クリーニングの利用の流れ
宅配クリーニングは便利そうだと思っても、使い方がわかりにくいと躊躇するかもしれません。ここでは、宅配クリーニングの利用方法と流れを解説します。
集荷キットに衣類を詰め、発送する
まずは利用したい宅配クリーニングサービスのWEBサイトから申し込みます。このとき、クリーニング料金や一度に受け付ける点数、オプションサービスの有無など、事前に申し込みをしたプランに何が含まれるのか確認しておきましょう。申し込み時点で事前支払する場合は、クレジットカード払いが便利でおすすめです。
数日経つと集荷キットが送られてくるので、クリーニングに出したい衣類を入れます。集荷キットがなく自前の段ボール箱を利用するタイプや、送料が別途必要な宅配クリーニングサービスもありますので注意してください。集荷キットがあれば、箱を準備する必要がなくスムーズにやり取りができるでしょう。
最後に指定された宅配専門会社へ集荷の依頼をします。集荷の受付時間に家にいない場合はコンビニから発送できるコンビニ集荷などを利用しても良いかもしれません。
クリーニング
クリーニング工場へ届いた衣類は、まず1品ずつ丁寧に検品されます。洗濯表示を確認して、申し込まれたプランの内容でクリーニングできるかどうかをチェックし、クリーニング料金が適正か判断される流れです。
料金が確定したら、プロの技でクリーニング。サービスによってはシミ抜きやシルエット加工、抗菌加工など、通常のクリーニングでは有料になるオプションサービスが無料で付帯することもあります。申し込み時に、どのような加工が利用できるかチェックしておきましょう。
保管
申し込み時に保管サービスを頼んでおくと、クリーニングが終わった衣類を決められた期間保管してもらえます。温度や湿度などが管理された環境に置かれるので、自宅で保管する場合と比べて衣類が傷みにくいでしょう。
保管期間は申し込んだサービスやプランによって異なります。保管期間がどのくらいかも申し込み時に確認してください。
指定の日時に自宅へ届けてもらう
保管サービスを頼んでいると、指定した時期に自宅までクリーニング品を届けてもらえます。衣類が届いたら中身を確認し、預けたものがすべて入っているか、取り違えがないか、破損や汚れがないか確認しましょう。
万が一不備が見つかったらクリーニング会社に連絡を入れ、トラブルに対応してもらいます。
参照元:くらしのセゾン|宅配クリーニング
宅配クリーニングの保管サービスのメリットは?
宅配クリーニングの保管サービスには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
収納スペースがすっきりする
保管サービスを利用すれば、シーズンオフの衣類を預けておけるので、収納スペースに余裕が生まれます。特に、ダウンジャケットや厚手のコートなどの冬に必須のアウターや、セーターなどかさばる衣類は押し入れやクローゼットを圧迫しかねません。冬物衣類を保管サービスに預ければ、収納スペースに余裕が生まれ、風通しもよくなり、服の管理もしやすくなるでしょう。
また、季節の変わり目に保管サービスを利用することで、保管サービスから戻ってきたものをクリーニングに出すものと入れ替えるだけで衣替えが完了します。収納スペースに余裕が欲しい方はぜひ保管サービスを利用してみましょう。
衣類を最適な環境で保管できる
自宅で衣類を長期間保管する際は、虫食いの被害を防ぐために薬剤を入れたり、湿気がこもらないよう風を通したりと意外と手間がかかります。クリーニングの保管サービスを利用すれば、温度や湿度、遮光性など、衣類の保管に適した環境で預かってもらうことが可能です。
そのため、衣類の傷みやにおい、カビなどの心配がありません。ウールやカシミヤなど、虫食いの被害にあいやすい素材も保管サービスを利用すれば、品質が落ちることはないでしょう。保管終了後、家に届いたらすぐに衣類を着られるのもメリットです。
衣類を持ち運ばず宅配だけでクリーニングと保管をお願いできる
クリーニングに出したくても厚手のコートやダウン、セーターなどをまとめて持ち運ぶのは大変です。特に、家族の分もまとめてお願いしたいときは、持ちきれないほどの量になるかもしれません。宅配クリーニングサービスなら、箱に詰めて集荷に出すだけで、簡単にクリーニングや保管サービスを利用できます。
保管サービスの期間終了後は、クリーニングされた衣類を自宅まで届けてもらえるので、時間の節約にもつながります。クリーニング店へ出向いて受け渡しをする時間のない方や、忙しい方にもおすすめです。
お得なパックプランなどを利用できる場合もある
宅配クリーニングは数点まとめて注文すると、パック料金でお得になることがあります。コートやジャケットなどクリーニング料金が高く設定されたものをまとめて頼めば、1点ずつクリーニングに出した場合に比べて大きく節約効果が見込めるでしょう。
また、シミ抜きなどのオプションが無料付帯するサービスを利用すれば、一つひとつにかかるオプション料金を節約できるので、トータルコストを安く抑えることが可能です。
シミ抜きやボタン付けなど仕上げサービス付きの宅配サービスもある
宅配クリーニングサービスには、通常のクリーニングでは有料オプションになるシミ抜きやボタン付け、シルエット加工仕上げや抗菌加工などが無料で付帯するところもあります。通常は追加料金が必要になるため、宅配クリーニングならではのお得なメリットといえるでしょう。
宅配クリーニングの保管サービスのデメリットは?
ここからは、宅配クリーニングで保管サービスの利用も考えている方に向けて、デメリットになる点をご紹介します。
手元まで届くのに時間がかかる
宅配クリーニングで保管まで頼めるのは便利な反面、今すぐ着たいと思っても、手元に届くまでに時間がかかる点はデメリットかもしれません。保管サービスを利用する際は、預けた衣類を使用するシーズンより少し早めに受け取りをしておくか、絶対に使わない期間だけ預けるのがおすすめです。
少量のクリーニングは割高になる場合もある
宅配クリーニングの多くは指定された枚数に対して、料金が設定されています。例えば、衣類7点パックで9,800円(税込)の場合、1~2枚の少量の申し込みでも7点申し込んだ場合と同じ料金がかかってしまう点はデメリットといえるでしょう。
申し込む宅配クリーニング会社によって枚数指定や料金は異なります。サービスや利用のしやすさを検討して自分に合うサービスを見つけてください。
配送料がかかる場合がある
宅配クリーニングは衣類のやり取りを宅配便で行うため、配送料がかかることがあります。宅配クリーニングサービスでは、料金プランに配送料を含んでいることがほとんどです。
しかし、一部のサービスで送料が自己負担の場合や、指定の金額以上申し込んだ場合のみ無料になることもあり、配送料を含んだ金額が予想より高くなってしまうこともあります。配送料が無料なのか、別途負担なのかを申し込み時に確認すると良いでしょう。
おすすめの宅配クリーニングの保管サービス
「くらしのセゾン 」宅配クリーニングは、メリット豊富で利用しやすいおすすめのサービスです。その魅力をご紹介します。
「くらしのセゾン」の宅配クリーニングがおすすめ
「くらしのセゾン」 宅配クリーニングは、「くらしのセゾン」が宮城県のクリーニングタカノと提携し、高品質なクリーニングを全国送料無料で利用できるサービス。クリーニングタカノは、検品やシミ抜き、プレス加工といった工程を高い技術を持った専門スタッフが担当しており、新品のような仕上がりを目指している会社です。
料金は、衣類7点パック9,800円(税込)、衣類11点パック12,800円(税込)、衣類15点パック15,800円(税込)で保管付きと無しが選べます。また掛ふとん1点パック10,800円(税込)や掛ふとん2点パック15,800円(税込)があり、羽毛ぶとんもクリーニングが可能です。
ここからは、「くらしのセゾン」 宅配クリーニングのおすすめポイントを3つご紹介します。
日本全国集荷・送料無料で利用できる
「くらしのセゾン」 宅配クリーニングでは、日本全国で集荷や配達にかかる送料が無料です。送料を気にせず宅配クリーニングが利用できます。宅急便コンパクトで届く集荷キットはポスト投函ができるので、不在が続いて集荷キットが受け取れない心配がありません。
12ヵ月間の保管サービスが無料
シーズンが終わった衣類に便利な保管サービスですが、「くらしのセゾン」 宅配クリーニングなら保管サービスも最大12ヵ月無料なので、余裕をもって衣類を預けられます。保管期間は注文時に決め、保管が不要の場合は保管無しを選択しましょう。保管無しの場合は3週間以内に届けてくれます。なお、ふとんの宅配クリーニングには保管サービスはないため、注意してください。
充実の無料サービス
「くらしのセゾン」 宅配クリーニングでは、さまざまなオプションサービスが無料です。直径2㎝までの衣類のシミ抜き、毛ゴミ・毛玉取り、ボタン直し、シルエット仕上げ、ふんわり加工、静電気防止加工、抗菌加工など無料のサービスが充実しています。
「くらしのセゾン」が提携するクリーニングタカノはシミ抜きにこだわりがある会社です。素材の特性や縫製を見ながら、原因ごとに違う薬剤を使ってシミにアプローチし、シミ除去率は80%以上とされています。スマホから申し込めて、やり取りが自宅で完結する便利な宅配クリーニングですので、ぜひ一度お試しください。
参照元:「くらしのセゾン」×クリーニングタカノ|宅配クリーニング
おわりに
宅配クリーニングサービスは、店舗へ出向かなくても利用できるので便利です。最大12ヵ月間保管サービスが利用できる会社もあり、衣替えの時期に入れ替えればクローゼットを1年中スッキリ使えます。お急ぎのクリーニングには対応できませんが、シーズンの過ぎたアウターなどに便利に活用できるでしょう。宅配クリーニングを利用するなら、オプションや保管サービスが充実した会社を選び、クリーニングにかかる手間を節約することをおすすめします。
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