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クレカ積立のデメリットは?失敗しないために注意点を理解しよう

クレカ積立のデメリットは?失敗しないために注意点を理解しよう
セゾンのくらし大研究 編集部

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2024年新NISAがスタートしました。この機会に投資を始めたいと考えている方も多いのではないでしょうか。初心者でも気軽に始められる投資方法として、クレカ積立が注目されています。しかし、クレカ積立を始めるにあたって、デメリットがないのか気になる方もいるかもしれません。

この記事では、クレカ積立のデメリットについて解説します。あらかじめ注意点についても知った上で、メリットを最大限活かせる投資をしましょう。

(本記事は2024年2月7日時点の情報です)

この記事を読んでわかること
  • クレカ積立をする場合、証券会社によって利用できるカードが限定されるのがデメリット
  • クレカ積立では、毎月の買付日が固定され、積立金額の上限も設けられている
  • クレカ積立のメリットは、カードのポイントが貯まること
  • クレカ積立を利用すれば入金の手間が省け、ほったらかしでも運用ができる
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クレカ積立とはいったい何?

クレカ積立とはいったい何?

クレカ積立とは、クレジットカードによる積立という意味で、投資の1つのスタイルです。まずはクレカ積立について、基本的な知識を押さえておきましょう。

クレカ積立とは?

クレカ積立の「積立」とは、「積立投資」のこと。積立投資とは、毎月一定額ずつ金融商品を購入しながら投資をする方法です。クレカ積立の場合、毎月決まった日にカード決済で金融商品を購入します。クレジットカードを利用するため、手元に現金がなくても投資が可能です。

クレカ積立できる金融商品は?

クレカ積立では、基本的に投資信託の積立を行います。投資信託とは、投資家から集めた資金を1つにまとめ、投資の専門家がさまざまな対象に資金を投資して運用する仕組みの商品です。投資信託で得られた利益は、投資額に応じて投資家に分配されます。

投資信託では運用をプロに任せられるほか、分散投資によりリスクを抑えられます。投資に慣れていない初心者でも始めやすいのがメリットです。

なお、証券会社によっては、投資信託以外に、株式やETF(上場投資信託)への投資が可能な場合があります。

クレカ積立でNISAの利用ができる証券会社も多い

税制優遇を受けながら投資ができる制度として、NISAが注目されています。NISAとは、一定額までの投資で得られた利益について、通常かかる税金が非課税になる制度です。NISAを利用するには、専用のNISA口座を開設する必要があります。

2024年1月、従来のNISAのメリットを拡充した新NISAがスタートしました。新NISAでは、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの投資枠が設けられました。つみたて投資枠では年間120万円まで、成長投資枠では年間240万円までの投資を非課税にできます。

クレカ積立でNISAを利用することも可能です。多くの証券会社では、NISA口座のクレカ積立に対応しています。

クレカ積立のデメリットは

クレカ積立のデメリットは

クレカ積立を始めるなら、注意しておかなければならない点もあります。クレカ積立のデメリットについてもあらかじめ押さえておきましょう。

【クレカ積立のデメリット】

  • 証券会社ごとに使えるクレジットカードが決まっている
  • 買い付けのタイミングを自由に設定できない
  • 積立額に上限がある
  • 家族カードではクレカ積立できない

証券会社ごとに使えるクレジットカードが決まっている

クレカ積立をする場合、証券会社によって利用できるクレジットカードが決まっています。

例えば、SBI証券では三井住友カード、タカシマヤカード、東急カード、アプラスカード、UCSカード、大丸松坂屋カード、オリコカードが利用できます。楽天証券では楽天カードのみ利用可能です。

既に持っているカードでクレカ積立ができない場合は、新たにカードを作らなければなりません。カードを作るのに手間がかかったり、カードの枚数が増えて管理しにくくなったりする点はデメリットといえるでしょう。

買い付けのタイミングを自由に設定できない

積立投資では、毎月決まった日に金融商品の買い付けを行います。

通常の積立投資では買付日を自分で設定することもできますが、クレカ積立の場合には買付日は証券会社ごとに固定されています。買付日を自分で選べない点もデメリットです。

積立額に上限がある

クレカ積立では、現金を持っていなくても投資ができます。しかし、クレジットカードで無制限に投資ができるとすれば、投資のための借金を奨励することになりかねません。そこで、投資家保護の観点から、クレカ積立の積立額には上限が設けられています。

クレカ積立の上限を超えて積立投資をしたい場合には、別途現金で積立しなければならず、管理の手間が増える点がデメリットです。

なお、クレカ積立の上限額は2023年まではほとんどの証券会社で5万円でした。新NISAのつみたて投資枠が年間120万円(月10万円)になったことから、2024年以降各社のクレカ積立の上限額も月10万円へ引き上げられる見込みです。

家族カードではクレカ積立できない

クレカ積立では、家族カードの利用はできません。投資は本人の資金で行う必要があります。

家族カードの場合、自分の口座ではなく家族の口座から資金が引き落とされるため、クレカ積立には利用できません。

クレカ積立のメリットも押さえておこう!

クレカ積立のメリットも押さえておこう!

クレカ積立にはデメリットもありますが、それを上回るメリットもあります。ここからは、クレカ積立のメリットについて解説します。

【クレカ積立のメリット】

  • 投資をしながらポイントが貯められる
  • 入金の手間が省ける
  • 少額から投資できる

投資をしながらポイントが貯められる

クレジットカードには、利用額に応じてポイント還元が受けられる仕組みがあります。クレカ積立を利用した場合でも、投資額の0.5~1.0%程度が還元されます。

貯まったポイントは、普段の買い物等に使えるほか、金融商品の購入にも利用できる場合があります。クレカ積立で貯まったポイントで投資を行えば、実質的に利回りを高めることも可能です。

入金の手間が省ける

積立投資をする場合、通常は証券会社の口座に購入資金を入金する手続きが必要です。銀行口座からの引き落としも可能ですが、口座にお金が入っていなければ引き落としができません。

クレカ積立を利用すれば、口座にお金が入っていなくても、毎月自動的に商品の購入ができます。プロに運用を任せられる投資信託は、ほったらかしにしていても資産運用が可能なので、手間もかかりません。

少額から投資できる

積立投資は、月100円や月1000円といった少額でも始められます。手元にまとまった資金がない方でも、積立投資を利用すれば金融商品を購入しやすいでしょう。クレカ積立なら、商品購入代金は毎月のショッピング代金と一緒に引き落としになるので、さらに手軽です。

クレカ積立には毎月の積立額の上限が設けられています。少額から積立できるとはいえ、あまり多くの額を積み立てられない点はデメリットになり得ます。

ただし、NISAのつみたて投資枠を利用したいと考えている方なら、クレカ積立は大きなデメリットにはなりません。クレカ積立の積立額の上限は、NISAのつみたて投資枠に合わせて月10万円に引き上げられる見込みです。NISAのつみたて投資枠を利用する場合でも、クレカ積立だけで上限までの積立が可能になります。

クレカ積立できるクレジットカード一覧

クレカ積立できるクレジットカード一覧

証券会社でクレカ積立をする場合、利用できるクレジットカードは主に同じグループ企業が発行するカードです。カードによってポイント還元率も変わってくるため、より還元率の高いカードを使うとお得になるでしょう。

主な証券会社と使えるクレジットカード、ポイント還元率は以下のとおりです。

証券会社ポイントの種類クレジットカードポイント還元率
SBI証券Vポイント三井住友カード(NL)0.5%
三井住友カードゴールド1%
三井住友カードプラチナ2%
三井住友カードプラチナリファード5%
TOKYU POINT東急カード0.25~3%
マネックス証券マネックスポイントマネックスカード1.1%
auカブコム証券PontaポイントauPAYカード1%
PayPay証券PayPayポイントPayPayカード0.7%
楽天証券楽天ポイント楽天カード0.5%
楽天ゴールドカード0.75%
楽天プレミアムカード1.0%
大和コネクト証券永久不滅ポイントSAISON CARD Digital0.1~0.5%
セゾン・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード1.0%
セゾンカード、UCカード0.5%

クレカ積立するクレジットカードと証券会社の選び方

クレカ積立するクレジットカードと証券会社の選び方

クレカ積立ができる証券会社は多数あります。クレカ積立するクレジットカードや証券会社の選び方を知っておきましょう。

【クレカ積立するクレジットカードと証券会社の選び方】

  • ポイント還元率から選ぶ
  • 投資信託の取り扱い銘柄で選ぶ
  • ポイント投資の有無で選ぶ

ポイント還元率から選ぶ

クレカ積立でポイントを積極的に貯めたいなら、ポイント還元率に注目して証券会社やカードを選ぶと良いでしょう。同じ証券会社でもカードの種類やグレードによってポイント還元率は変わります。

また、積立額等の利用条件に応じて還元率が変化するケースもあります。どのような場合にポイント還元率が高くなるかを確認しておくのがおすすめです。

投資信託の取り扱い銘柄で選ぶ

クレカ積立で購入できる投資信託の銘柄は、証券会社によって異なります。銘柄にも注目しておきましょう。

各証券会社で取り扱っている銘柄の数も違います。銘柄数は、多ければ良いわけではありません。初心者にとっては、取り扱い銘柄が厳選されている方が選びやすい可能性もあります。

ポイント投資の有無で選ぶ

証券会社によっては、ポイントが貯まるだけでなく、貯まったポイントを投資に充てられるケースもあります。ポイント投資ができる証券会社を選んでおくと便利です。

クレカ積立で貯まったポイントで投資することで、利回りも向上します。買い物等で貯まったポイントも投資して増やせる可能性があるでしょう。

おわりに

クレジットカードで積立投資を行うクレカ積立は、証券会社によって利用できるカードが限定されている点や積立金額の上限がある点がデメリットです。ただし、クレカ積立ではクレジットカードのポイントが貯まるため、通常の運用利回り以上にお得になります。

新NISAのつみたて投資枠を利用してクレカ積立を行うことも可能です。新NISAスタートをきっかけに投資を始めたいと考えている方も、ぜひクレカ積立を検討してみてください。

【貸付条件一覧】クレディセゾン

貸付条件は、各商品の商品概要もしくは貸付条件表一覧ページの記載をご確認ください。
貸付条件をよくご確認のうえ、計画的にご利用ください。

・セゾンカード/ゴールドカードセゾン
・セゾンカードローン/MONEY CARD、セゾンカードローンゴールド/MONEY CARD GOLD、MONEY CARD EX(クレディセゾン)
・ローソンPontaカード・キャッシング(クレディセゾン)
・UCカード/UCゴールドカード(クレディセゾン)
https://www.saisoncard.co.jp/services/sj042-kashitsuke.html

・メンバーズローン(クレディセゾン)
https://www.saisoncard.co.jp/services/sj040.html

・リフォームローン
https://yuushi.saisoncard.co.jp/reform/outline/

・セゾンのフラット35(買取型)
https://finance-flat35.creditsaison.jp/product/flat35

・セゾンのフラット35(保証型)
https://finance-flat35.creditsaison.jp/product/choice

・セゾンの不動産フリーローン(クレディセゾン)
https://finance-ffl.saisoncard.co.jp/

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