今すぐお金が必要なときには、クレジットカードのキャッシングや生命保険の契約者貸付制度、総合支援資金などが便利です。入院や冠婚葬祭など、急な出費が発生した方であれば、ご自身の状況に合った方法を知りたいのではないでしょうか。
そこでこの記事では、解決方法を具体的に紹介します。注意点もわかり、トラブルを防いだ上でお金を用意できるでしょう。
- クレジットカードのキャッシングやカードローン、リサイクルショップ、日雇いのアルバイト、従業員貸付制度、生命保険の契約者貸付制度、総合支援資金など、お金を用意する方法はさまざま
- それぞれにメリット・デメリットがあるため、内容を理解し、「お金を準備する目的」や「いつまでに必要か」を整理した上で選択することが大切
- お金を用意する際には計画的な利用を心がける
最短即日でお金を用意する方法
最短即日でお金を用意する方法は、以下の4つです。
- クレジットカードのキャッシング
- アプリのキャッシング
- カードローン
- 消費者金融
それぞれにメリット・デメリットがあります。金利や返済方法などに注意して選択しましょう。
クレジットカードのキャッシングを利用する
クレジットカードを持っていれば、「キャッシング機能」を使ってみましょう。キャッシングは、ATMからの引き出しや指定口座への振り込みにより、お金を準備できるサービスです。クレジットカードの申し込み時にキャッシング枠を設定していれば、再度の審査はいりません。
金利は年12.0%〜18.0%とカードローンなどと比べると高く、何度も借り入れると返済額が多くなってしまいます。
キャッシング機能付帯の有無や利用限度額などについては、契約書やマイページなどで確認しましょう。
なお、クレジットカードにキャッシング機能を設定しておらず、改めて設定する場合には、審査のために時間がかかることもあります。
アプリのキャッシングを利用する
キャッシング機能付帯のクレジットカードがない場合には、「LINEポケットマネー」「メルペイスマートマネー」といったアプリのキャッシングがあります。
アプリのキャッシングでは申し込みから返済までWEBで完結できるため、ATMなどに出向かなくても簡単にお金を準備できます。中には「最短30分で融資」できるアプリもあります。金利はおよそ年3.0%〜18.0%程度です。
利用限度額については1,000円〜300万円程度となり、各社(アプリ)によっては「最大100日間支払利息キャッシュバック」などキャンペーンを行っていることもあります。
カードローンを利用する
カードローンとは、銀行や消費者金融などが提供する融資サービスです。専用のカードを使い、銀行やコンビニのATMで現金を引き出します。
「ローン」と聞くと「教育ローン」や「マイカーローン」を思い浮かべる方もいると思いますが、カードローンの場合、お金の用途は問いません。カードローンの金利は年3.0%〜15.0%程度で、クレジットカードのキャッシングよりも低くなります。
一方で自由度の高さから、「教育ローン」や「マイカーローン」といった目的別のローンと比べると、金利が高くなります。お金の利用目的から適切な方法を検討しましょう。
カードローンをお探しであれば、クレディセゾンのカードローン「MONEY CARD(マネーカード)」をご利用ください。最短数十秒でご指定の口座に振り込まれるため、すぐにお金が必要な方におすすめです。新規ご契約とご利用で最大2ヶ月の利息をキャッシュバックします。WEBまたはお電話でお手続きが可能ですので、今すぐお金が必要な方はぜひお申し込みください。
消費者金融を利用する
消費者金融は「アイフル」や「アコム」といった大手消費者金融もあれば、中小の消費者金融もあります。
「初めての方は金利0円」「最短30分で融資可能」などサービスを提供しておりますが、中には悪質な業者もいます。心配な方は、金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」で登録業者か確認しましょう。
お金が借りられない場合は?お金をすぐ用意する方法
どうしてもお金が必要なのに、収入などから審査に通らず、困っている方もいるのではないでしょうか。お金を借りる以外で用意する方法は、以下のとおりです。
- 家族や友人から借りる
- 質屋やリサイクルショップを利用する
- 日雇いのアルバイトをする
クレジットカードのキャッシングなどを利用しなくてもお金を用意する方法はたくさんあります。必要な金額などに応じて適切な方法を見つけましょう。
家族や友人から借りる
ご家族やご友人からお金を借りられるようであれば、事情を話してみるのも良いでしょう。「返済時期は自由」など、好条件で貸してくれるかもしれません。
ただし、ご家族やご友人であっても、しっかりと返済しないとトラブルになり、信用を失ってしまう可能性もあります。身近な方だからこそ、誠意を持って対応しましょう。
質屋やリサイクルショップを利用する
今すぐお金が必要で、家具や家電などの不要な物があれば、質屋やリサイクルショップを使うのも良いでしょう。
質屋は不要な物を持っていき、それを担保にお金を借りるシステムです。万が一借りた金額と利息を返せなければ、預けた物は販売されます。リサイクルショップは売ることを前提に店舗に不要な物を持っていき、査定してもらいます。
質屋やリサイクルショップは審査がなく、お金を用意できるのが魅力です。一方で査定額は低く出ることもあり、想像よりも少ない金額になることもあります。まとまったお金が必要であれば、ブランド品や貴金属などを手放すことも考えましょう。
日雇いのアルバイトをする
イベントスタッフやチラシ配り、警備員、試験監督など、日雇いのアルバイトであれば、スキマ時間にすぐに働けます。
「早朝・夜間の勤務」など、さまざまな種類の仕事があるため、ご自身のライフスタイルに合った仕事を見つけやすいでしょう。中には「長時間立ちっぱなし」など、体力を使うものもあるため、通常の仕事や家事も踏まえて、検討しましょう。
1週間~1ヵ月程度でお金を用意する方法
お金が必要なタイミングまで1週間〜1ヵ月程度と期間がある場合には、以下の方法がおすすめです。
- 短期のアルバイト
- 従業員貸付制度
- 生命保険の契約者貸付制度
- 金融機関からの融資
- クラウドファンディング
ビジネス利用など、目的に合わせてさまざまな方法を調べてみましょう。
短期のアルバイトをする
働く時間があれば、短期のアルバイトでお金を用意する方法がおすすめです。日雇いのアルバイトと比べると、職種や時給など、選択肢が広がります。高時給の仕事を選ぶことで、短期間で多くのお金を手に入れられます。
契約する際には、給料の振込日や長期契約ではないか、確認しましょう。
従業員貸付制度を活用する
従業員貸付制度とは、社員が一時的に資金が必要な場合や緊急の出費がある場合に利用することができます。従業員の生活支援や福利厚生のひとつで、従業員の生活を守るための仕組みです。各会社の規定に準じ、勤続年数などの観点から借入の限度額が決まるのが一般的です。クレジットカードのキャッシングやカードローンなどと比べると借りやすく、金利が低いのが特徴です。
また、昨今では従業員貸付制度とは別に、従業員の申請に応じて給料を前払いする制度を導入している企業が増えています。給与前払い制度は、今後働く分の給与を受け取るいわゆる前借りとは違い、すでに働いた分の給与を給料日より前に受け取ることができる制度です。
生命保険の契約者貸付制度を活用する
終身保険や養老保険といった解約返戻金がある生命保険に加入している場合には、契約者貸付制度も効果的です。契約者貸付制度を使うことで、解約返戻金の一定範囲内で保険会社からお金を借りられます。
金利は2.0%〜6.0%程度と、他の借入よりも低いのが魅力です。一方で元金と利息を返す前に保険金の支払いが発生した際には、保険金から元金と利息が差し引かれるため、保障が足りなくなる可能性もあります。また契約者貸付制度を利用できるのは契約者のみです。
金融機関から融資を受ける
銀行や信用金庫などからフリーローンなどで融資を受ける方法もあります。フリーローンの特徴は、一括で借り入れる点です。借り入れる際に返済額が決まるため、計画的に利用したい方にぴったりです。
返済期間は10~15年と長い金融機関もあり、計画的な利用を心がけることが大切です。
クラウドファンディングを活用する
クラウドファンディングは自分のやりたいことや実現したい夢を共有し、賛同してくれた方がお金を支援する仕組みです。「金融型」「購入型」「寄付型」の3つがあります。
金融型は資金提供者がプロジェクトに融資・投資をし、株式や利子収入を受け取るものです。購入型は物や権利を購入することでプロジェクトを支援する方法で、寄付型は資金提供者がリターンを求めずに寄付する方法です。
クラウドファンディング専用のWEBサイトはたくさんあるため、プロジェクトに応じて選んでみましょう。
国や自治体の制度を利用する方法もある!
国や自治体による支援は以下のとおりです。
- 総合支援資金
- 生活保護
- 教育支援資金
- 福祉資金
今すぐお金が欲しいのに、お金を用意できない方もいると思います。総合支援資金と教育支援資金、福祉資金であればお住まいの「社会福祉協議会」へ、生活保護であればお住まいの「福祉事務所」に問い合わせましょう。
総合支援資金
総合支援資金とは、低所得や高齢者世帯などを対象に都道府県の社会福祉協議会が貸付を行う制度です。具体的には、「生活支援費(生活再建に必要なお金)」や「住宅入居費(敷金・礼金など)」「一時生活再建費(就職のための技能取得や債務整理の費用など)」を支援してくれます。
生活支援費の貸付上限額は月200,000円まで(2人以上の世帯の場合)で、貸付期間は原則3ヵ月です。住宅入居費は400,000円までで、一時生活再建費は600,000円となります。
連帯保証人がいる場合には無利子ですが、いなければ年1.5%の利子が発生するため、注意しましょう。
生活保護
生活保護は困窮している方に対して保護費を支給する制度です。厚生労働省が計算した最低生活費から、給料や手当などの収入を差し引いた残りの金額が支給されます。
生活保護を受けると、医療費や介護費用、学用品費などの扶助があります。
教育支援資金
高校や大学などに進学する子どもがいる場合には、教育支援資金を検討しましょう。教育支援資金は無利子で、未払い分の教育支援費(授業料や教科書代など)や就学支援費(入学金)を支援してくれる制度です。例えば高校の教育支援費であれば、月の貸付上限は35,000円となり、これでも不足する場合には52,500円となります。
福祉資金
福祉資金は低所得者や高齢者世帯などのための公的支援で、福祉費(介護・障害サービスを受けるための費用や住宅の増改築の費用など)と緊急小口資金(緊急で一時的に生活が困窮したときのための少額の貸付)があります。
福祉費の場合、連帯保証人がいれば無利子となり、いない場合には年1.5%の利子が発生します。緊急小口資金については無利子です。
無職の場合にお金をすぐ用意する方法
専業主婦など無職の方が金融機関などからお金を借りるのは難しくなりますが、医療費や介護費用など突発的な出費が発生する期間もあると思います。
無職の方であれば、配偶者貸付を利用することで、お金を用意できます。配偶者貸付とはご本人と配偶者の合計収入の3分の1まで借りられる制度です。
配偶者の同意が必要のため、利用したい際には話し合っておきましょう。
お金を用意する際の注意点
お金を用意する際には、以下の点に注意しましょう。
- 計画的な利用を心がける
- 闇金は利用しない
- リボ払いに注意する
今すぐお金が必要なときに用意できる方法はたくさんありますが、特に消費者金融や銀行などから借りてしまうと、返済が大変になる可能性もあります。
計画的な利用を心がける
お金を借りたら、毎月の返済額や利息の割合などを日頃からチェックしましょう。支出を把握しないと「返済のために消費者金融から借りる」といった状態に陥り、債務整理のリスクも高まります。
アプリで返済状況を確認できますが、把握しきれていないと感じたら、紙にまとめて整理するのもおすすめです。
闇金は利用しない
貸金業者の中には、法外な利息を請求してくる「闇金」も存在します。「無審査」「ブラックでも融資可能」など、少しでも怪しいと感じたら、手を出さないようにしましょう。
万が一闇金からお金を借りると、暴力的な取り立てや非常に高額な金利を請求される可能性があるため、注意が必要です。
リボ払いに要注意
クレジットカードの「リボ払い」は使い過ぎないようにしましょう。1回の支払額が少ないのが魅力ですが、リボ払いの回数が増えれば、支払い期間が長くなります。「買い物をしていない月でも請求される」状態になり、金銭管理が難しくなるため、利用はできるだけ控えましょう。
おわりに
クレジットカードのキャッシングやアプリのキャッシング、カードローン、日雇いのアルバイト、生命保険の契約者貸付制度、総合支援資金など、お金を用意する方法はたくさんあります。ご自身の状況に応じた方法を検討しましょう。
消費者金融から借りる際には、闇金(法定利息率を超える高利息でお金を貸す違法業者)には手を出さないことが重要です。またリボ払いは控え、無理のない範囲で借りるよう心がけましょう。