この記事では、住宅設備機器の取付やアフターメンテナンスとはどのようなものか、また依頼内容にはどのようなものがあるのかについて解説しています。この記事を読むことで、顧客満足度の向上や効率的な運用のヒントが得られるでしょう。住宅設備機器の販売や設置に携わる事業者の方や、アフターメンテナンスサービスの提供を検討している方は、ぜひご一読ください。
（本記事は2024年3月25日時点の情報です）
- 住宅設備機器の取付やアフターメンテナンスは、顧客満足度の向上やトラブルの未然防止に不可欠である
- 住宅設備機器のアフターメンテナンスでは、不具合の修理や部品交換など多様な依頼内容に対応する必要がある
- 「くらしのセゾン」では電気まわりや水まわりの機器、フィットネス機器、ウイルス対策装置など幅広い製品の取付工事やアフターメンテナンスを代行するサービスを提供している
＜事業者向け＞住宅設備機器の取付やアフターメンテナンスとは？
住宅設備機器の販売や設置に携わる事業者さまにとって、取付やアフターメンテナンスは重要な業務の一つです。顧客満足度の向上や、トラブルの未然防止のために、適切な取付とメンテナンスの提供が求められています。以降では、次の2つについて解説します。
- 事業者向けとはどういうことか
- 住宅設備機器の取付などを委託する目的
事業者向けとはどういうことか
住宅設備メーカーさまや販売会社さまに代わり、住宅設備機器の取付や部品交換、アフターメンテナンスを代行するサービスは、事業者さまが直面する多くの課題を解決する鍵となります。例えば、くらしのセゾン「住宅設備機器取付・アフターメンテナンス代行」では、電気まわりや水まわりの機器、フィットネス機器、ウイルス対策装置など幅広い製品の取付工事やアフターメンテナンスを専門業者が代行します。これにより、メンテナンス委託先が不足している、または営業に専念したいという事業者さまのニーズに応えることが可能です。
また、住宅設備延長保証サービスは、メーカー保証期間終了後も有償でアフター対応をしっかりすることで、エンドユーザーの信頼を獲得し、事業者さまのブランド価値を高めます。
事業者さま向けに提供されるこれらのサービスは、エンドユーザーからの信頼を獲得でき、ブランド価値の向上、最終的には販売促進に寄与します。これらのサービスを活用することで、事業者さまはメンテナンスや修理の負担を軽減しつつ、顧客満足度を向上させることが可能となります。
特に、定期点検やリコール対応のような、顧客が安心して使用できる環境を整えるためのサポートは、長期的な顧客関係を築く上で非常に重要です。
住宅設備機器の取付などを委託する目的
住宅設備機器メーカーさまや販売会社さまが、取付やメンテナンスを外部に委託するのには、いくつか理由があります。
例えば、販路を拡大したいものの、自社のメンテナンス部門が小規模であるため、増加する需要に対応しきれない場合であったり、営業や商品開発に注力するためアフターメンテナンスは専門業者に任せたいというニーズもあります。
取付やメンテナンスを委託することで、以下のようなメリットが期待できます。
- エリア拡大：全国対応が可能になり、販売エリアの拡大につながる
- 販売力アップ：営業活動に専念できるため、売上拡大が見込める
- コスト削減：出張修理対応が不要になり、出張費・交通費・人件費などが削減できる
- 顧客満足度の向上：専門業者の迅速で丁寧な対応により、顧客の満足度が上がる
- 手配効率化：さまざまなエリアの案件を一括依頼できるため、手配が効率化される
- 万一の備え：リコールによる対策品交換も、全国ネットワークで迅速に対応できる
このように、住宅設備機器の取付やアフターメンテナンスを専門業者に委託することで、事業者は本業に集中しつつ、顧客満足度の向上やコスト削減を実現できます。
依頼内容にはどんなものがあるのか？
住宅設備機器のアフターメンテナンスでは、主に不具合の修理や部品交換などの依頼が多く寄せられます。経年劣化によるスイッチや基盤、モーター、ファンなどの部品交換から、水栓や便座などの設備本体の交換まで、幅広い対応が求められます。
また、定期的な点検や消耗品の交換も重要な業務の一つです。例えば、浄水器のカートリッジ交換やフィットネス機器のベルト交換など、パーツの点検や交換は、設備の長寿命化と安定した性能維持に欠かせません。
年数が経過した設備では、部分的な修理や交換では対応しきれない場合もあります。そのようなときは、設備本体の交換や大規模な補修を行うことで、設備の機能を回復させます。
対応する機器も多岐にわたります。浴室換気乾燥暖房機やレンジフード、家庭用太陽光発電関連製品、浄水器、水栓、トイレ、フィットネス機器、EV・PHV充電器など、住宅設備機器全般がアフターメンテナンスの対象となります。
このように、住宅設備機器のアフターメンテナンスでは、幅広い設備に対する多様な依頼内容に対応することが求められ、事業者さまには、高い技術力と柔軟な対応力が必要とされます。
主な取り扱い機器や事例を紹介
主な取り扱い機器などについては、以下が挙げられます。
- 浴室換気乾燥暖房機
- 温水洗浄便座
- EV・PHV充電器
- レンジフード
- 水栓
- 家庭用太陽光発電関連製品
以降では、それぞれについて解説します。
浴室換気乾燥暖房機
浴室換気乾燥暖房機は、特に冬や梅雨の時期に重宝されるため、この時期は故障やメンテナンスの依頼も増加傾向にあります。具体的な例としては、風力低下や暖まりが弱くなったり、部品の軋み音などが挙げられます。これらの不具合は、定期的な清掃やパーツの交換により予防・解消することができます。
温水洗浄便座
通年、温水洗浄便座のアフターメンテナンスでよくあるのが、水漏れや便座のガタつきなどの修理対応です。温水洗浄便座が動作しない場合、電源や配線の不具合、温水洗浄便座本体の故障などが原因の可能性がありますが、故障かどうかの判断は専門知識が必要です。
EV・PHV充電器
EV・PHV充電器は、今後需要が高まることが予想される分野です。電気自動車の普及に伴い、充電インフラの整備が進むことが見込まれ、EV・PHV充電器のアフターメンテナンスのニーズも増加すると考えられます。
EV・PHV充電器で起こりやすい故障としては、充電ができない、コネクターが抜けないなどが挙げられます。これらの不具合は、コネクターの接続不良や内部部品の故障などが原因で発生することが多いです。
レンジフード
レンジフードのアフターメンテナンスは、特に秋から冬にかけて需要が高まる傾向にあります。レンジフードで特に多い不具合としては、吸い込みの悪さ、排気しない、スイッチの不具合（ボタンを押しても作動しない）などがあります。その他にも、異音がする、異臭がするなどの故障も起こり得ます。これらの不具合は、モーターの故障や電気系統の不良、油汚れの付着などが原因となることが多いです。
水栓
水栓のアフターメンテナンスでは、水の出が悪い、レバーハンドルがぐらつくなどの故障が起こりやすいです。具体的な例としては、カートリッジの劣化による水漏れや、パッキンの劣化による水圧低下などが挙げられます。これらの不具合は、部品の交換や調整により解消できます。ただし、水栓本体の劣化が進行している場合は、本体ごと交換する必要があります。
家庭用太陽光発電関連製品
家庭用太陽光発電関連製品は、再生可能エネルギーへの関心の高まりに伴い、今後需要が増えると予想されます。
家庭用太陽光発電関連製品で起こりやすい故障としては、パワーコンディショナーの動作不良、発電量の低下、蓄電池の不具合などが挙げられます。これらは、機器の設置ミスや経年劣化などが原因で発生することが多いです。
具体的な例としては、パワーコンディショナーの冷却ファンの故障による動作不良、太陽光パネルの汚れや影による発電量低下などが挙げられます。定期的なメンテナンスや適切な設置により、これらの不具合を予防することが可能です。
実際に利用してみた感想は？
ここでは、実際にアフターメンテナンスの代行サービスを利用している事業者さまから寄せられた、利用してみた感想をご紹介します。サービスの品質や対応力、コミュニケーションの取りやすさなど、さまざまな観点からの評価を知ることができます。
＜事業者A＞さま
弊社では、納期の厳しい案件も多いのですが、柔軟に対応してくださいます。無理な要望にも快く応じてくださり、近隣の協力業者はもちろん、何社にもあたって対応してくれるので、本当に頼りになるパートナーだと実感しています。
また、こまめに進捗報告をしてくださるので、安心して任せられるのも大きなポイントです。お客さまからも施工業者の対応の良さを評価されることが多く、リピートのご要望も多いです。今後も引き続き、お願いしたいと考えています。
＜事業者B＞さま
弊社では人員の確保が課題でしたが、アフターメンテナンス代行を依頼することで、その悩みが解消されました。全国規模でサポートしてくれるので、急な案件の増加にも対応できる点が心強いです。
また、弊社の依頼で、施工業者の方向けの研修会を企画してくれるので、施工業者のスキルアップにも役立っています。施工業者の方に製品知識を深く理解してもらった上で作業に臨んでもらえるので、品質面での安心感があります。
＜事業者C＞さま
製品トラブルでお客さまから厳しいクレームを受けたことがありましたが、迅速に対応してくださったおかげで、お客さまの不満を解消することができました。即日で訪問の手配をしてくださり、翌日にはお客さまのもとへ駆けつけてくださったため、最終的にはお客さまにもサービスの質の高さを評価していただけました。施工業者の方の素早い対応のおかげで、クレーム対応も円滑に進められて助かりました。
また新規案件の施工報告写真を見ても、丁寧な仕事ぶりがわかります。写真を共有してもらえるので、状況を正確に把握した上で、お客さまとのコミュニケーションが取れるのも良い点だと感じています。
くらしのセゾンにお任せ！
セゾンカードでおなじみのクレディセゾンのグループ会社「くらしのセゾン」では、住宅設備機器メーカーさまや販売会社さまに代わって、電気・水まわりの機器、フィットネス機器、ウイルス対策装置などの取付工事や部品交・換修理といった「住宅設備機器取付・アフターメンテナンス代行」のサービスを展開しています。販路拡大に向けて、住宅設備機器の取付やアフターメンテナンスの代行を依頼したい事業者さまは、ぜひご相談ください。
サービスメニュー
「くらしのセゾン」では、以下のようなサービスメニューを提供しています。
- 取付工事：浄水器、浴室換気乾燥暖房機、紫外線殺菌装置などさまざまな住宅設備機器の取付工事を代行。電源の増設など必要な電気工事にも対応。
- アフターメンテナンス：不具合状況確認、品番確認などの現地調査から、スイッチ、基盤、モーター、ファンなど各種部品交換、水栓や便座の本体交換まで幅広く対応。
- 定期点検：浄水器のカートリッジ交換やフィットネス機器のベルト交換など、消耗品交換を含む定期点検を代行。
- リコール対応：リコールや対策品での部品交換にも対応。1案件1,000件～20,000件規模の案件の対応実績もあり、1,000件程度であれば1～2か月で完了できる体制を整備。
「くらしのセゾン」の魅力
「くらしのセゾン」が提供する「住宅設備機器取付・アフターメンテナンス代行」サービスの最大の魅力は、豊富な施工実績と全国対応の強みがあります。1989年から30年以上にわたって実績を積み重ね、年間20,000件以上の取付工事やアフターメンテナンスを手がけています。その経験と全国のサービスネットワークを活かし、一般家庭だけでなく施設、工場、店舗などさまざまな現場での取付・メンテナンス業務を代行しています。
また、電気工事士や給水装置工事主任技術者など、必要な資格を持ったサービスマンが常に最新の情報をアップデートしながら対応にあたります。専任担当者がご依頼から作業完了まで迅速かつ細やかにサポートするため、お客さまに寄り添ったきめ細やかなサービスを提供できるのも大きな特徴です。
依頼までの流れ
「くらしのセゾン」への依頼は、以下の流れで進みます。
- お問合せ：Webフォームよりお問合せ
- ヒアリング：電話・メール・Web会議・訪問などでご要望をヒアリング
- 対象機器の確認：施工説明書、取扱説明書、技術資料、実機などを確認
- ご提案：ヒアリング内容をもとにサービス内容、お見積りをご提案
- ご契約：双方合意の上、契約を締結
- 最終調整・依頼開始：依頼書式や出荷方法の確認、サービスマンへの技術指導などを経て依頼開始
「くらしのセゾン」は豊富な実績と全国ネットワーク、有資格者による対応、手厚いサポート体制といったさまざまな魅力を備えています。住宅設備機器の取付やアフターメンテナンスの代行をお考えの際には、ぜひ、「くらしのセゾン」をご検討ください。
おわりに
住宅設備機器の取付やアフターメンテナンスは、住宅設備機器メーカーさまや販売会社さまにとって重要な業務ですが、人員不足や対応エリアの限界などの課題を抱えている事業者さまも少なくありません。本記事では、事業者さま向けの住宅設備機器の取付やアフターメンテナンス代行とはどのようなものか、依頼内容にはどういったものがあるのか、また、主な取り扱い機器や事例を紹介しました。さらに、事業者さまへのおすすめとして、「くらしのセゾン」の「住宅設備機器取付・アフターメンテナンス代行」サービスを紹介しています。
住宅設備機器の取付やアフターメンテナンスの現状についてご理解いただき、事業にどのように活かすことができるかを検討してみてはいかがでしょうか。
