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遺品整理にかかる費用はどれくらい?一軒家を例に紹介|注意点やポイントも

遺品整理にかかる費用はどれくらい?一軒家を例に紹介|注意点やポイントも
セゾンのくらし大研究 編集部

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遺品整理は、故人が残した物品を整理・処分するための大切な作業ですが、その費用がどれくらいかかるのか気になる方も多いでしょう。特に、一軒家の遺品整理となると、部屋数や物の量に応じて費用が大きく異なります。

本記事では、一軒家を例に、遺品整理の費用相場を間取り別に詳しく紹介し、費用を抑えるためのポイントや、遺品整理の専門会社を選ぶ際の注意点について解説します。また、遺品整理を進める上で考えたい「生前整理」や「終活」についても触れ、遺品整理の前にできることについてもお伝えします。遺品整理を検討している方にとって役立つ情報が満載ですので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読んでわかること
  • 一軒家の遺品整理の費用は間取りやエリアによって異なる
  • 遺品整理の費用を抑えるには、地域の専門会社に依頼し、相見積もりを取ることが重要
  • 遺品整理の専門会社を選ぶ際は、見積もり、口コミ、資格、損害補償の確認が必要
  • 遺品整理が高額になるケースもあるため、事前に知っておくことが大切
遺品整理・生前整理

一軒家の遺品整理の片づけ費用相場はどれくらい?

一軒家の遺品整理の片づけ費用相場はどれくらい?

一軒家の遺品整理にかかる費用は、家の広さや遺品の量、作業内容によって大きく変わります。また、依頼する専門会社やエリアによっても費用は異なります。

ここでは、一般的な一軒家の遺品整理費用について、間取り別やエリア別の相場を紹介します。

遺品整理の費用相場【一軒家の間取り別】

一軒家の遺品整理を専門会社に依頼する場合、間取りによって費用相場が異なります。以下に、間取りごとの一般的な費用相場を紹介します。

1LDK

1LDKの遺品整理費用は、おおよそ5万円から20万円程度です。比較的コンパクトな間取りのため、作業時間も短く、費用も抑えられます。ただし、遺品の量や状態によっては、この範囲を超える場合もあります。

2LDK

2LDKでは、遺品整理費用が10万円から30万円ほどになることが多いです。1LDKより広くなるため、作業時間や人員が増え、費用も上がります。部屋数が増え、衣類や思い出の品も多くなりがちです。

3LDK

3LDKの遺品整理費用は、15万円から50万円程度です。部屋数が増えるにつれて整理する遺品の量もかなり増加します。また、リビングや各部屋の家具の処分なども必要になるため、費用が高くなる傾向があります。

4LDK

4LDKになると、遺品整理費用は20万円から60万円ほどに跳ね上がります。広い居住スペースに伴い、大量の遺品や家財道具の整理が必要になります。また、庭付きの一軒家の場合、屋外の整理も必要になることがあります。

遺品整理の費用相場はエリアによっても異なる

遺品整理の費用相場は、依頼するエリアによっても変わってきます。以下の表で、東京都と大阪府の間取りごとの費用相場を比較してみました。

エリア / 間取り1LDK2LDK3LDK4LDK
東京都8万-12万円13万-17万円18万-21万円22万円以上
大阪府7万-11万円12万-16万円17万-19万円20万円以上

この表からわかるように、東京都と大阪府を比較すると、東京都の遺品整理の費用の方が若干ですが高くなっています。これは、人件費や処分費用が東京都の方が高いことが主な理由です。

これはあくまで一般的な相場であり、実際の費用は遺品の量や状態、作業の難易度などによって大きく変動します。また、同じエリアでも、専門会社によって料金設定が異なることがあるため、複数の会社から見積もりを取ることをおすすめします。

遺品整理の費用を検討する際は、間取りだけでなく、お住まいのエリアも考慮に入れることが重要です。また、遺品の量や特殊な処理が必要なものの有無なども事前に確認しておくとより正確な費用を見積もることができるでしょう。

遺品整理の費用を抑えるポイントをチェック!

遺品整理の費用を抑えるポイントをチェック!

遺品整理は大切な作業ですが、費用面で悩まれる方も少なくありません。しかし、適切な方法を知っていれば、費用を抑えつつ丁寧な遺品整理を行うことが可能です。

ここからは、一軒家の遺品整理にかかる費用を抑えるための具体的なポイントを紹介します。これらの方法を活用することで、経済的負担を軽減しながら、故人の思い出を大切に整理することができるでしょう。

地域の専門会社に依頼する

遺品整理の費用を抑える第一のポイントは、地域密着型の専門会社に依頼することです。地元の事業者を選ぶことで、遠方からの出張費や交通費が不要となり費用を削減できます。

地域の専門会社は、地元の事情や処分施設についての知識も豊富で、効率的な作業や適切な処分方法の提案が期待でき、結果として費用の無駄を省くことができます。さらに、地域に根ざした会社であれば、地元の評判も把握しやすく、信頼性の高い事業者を選びやすいというメリットもあります。

複数の専門会社から相見積もりを取る

遺品整理の費用を抑えるには、複数の専門会社から相見積もりを取ることが非常に重要です。各社の料金体系や作業内容、サービスの質を比較することで、最も費用対効果の高い会社を選択できます。

見積もりを取る際は、単に金額だけでなく、作業の内容や追加料金の有無、保証内容なども確認しましょう。また、見積もり時に現場を実際に見てもらうことで、より正確な見積もりを得ることができます。複数の見積もりを比較検討することで、適正価格での依頼が可能となり、不要な出費を抑えることができるでしょう。

必要な部分のみ専門会社に依頼する

遺品整理の費用を大幅に抑える方法として、作業の一部を自分たちで行い、専門的な技術や設備が必要な部分のみを業者に依頼するという方法もあります。例えば、遺品の仕分けや片付けは自分たちで行い、最終的な清掃や特殊な廃棄物の処理のみを専門会社に依頼するといった方法です。

この方法にすることで、専門会社に依頼する作業量が減り、結果として費用を抑えることができます。また、遺品に触れることで、故人との思い出を振り返る機会にもなります。ただし、自分たちで行う際は、作業の安全性に十分注意を払い、無理のない範囲で作業することが大切です。

遺品を買い取ってくれる専門会社に依頼する

遺品の中には、骨董品や美術品、貴金属など、価値のあるものが含まれていることがあります。そのような場合、遺品買取も行っている専門会社に依頼することで、整理費用の一部を相殺できる可能性があります。

買取可能な遺品がある場合、その査定額を遺品整理の費用から差し引くことで、実質的な負担を軽減することができます。故人の思い出が詰まった品でもあるため、買い取ってもらうべきか慎重に判断することが大切です。

これらのポイントを押さえることで、一軒家の遺品整理にかかる費用を効果的に抑えることができます。ただし、費用面だけでなく、故人への敬意や遺族の気持ちにも配慮しながら、バランスの取れた遺品整理を心がけることが重要です。

遺品整理で専門会社を選ぶ際の注意点

遺品整理で専門会社を選ぶ際の注意点

遺品整理は故人の思い出が詰まった大切な作業です。適切な専門会社を選ぶことで、丁寧かつ効率的に整理を進めることができます。しかし、残念ながら一部では悪徳業者も存在するため、慎重に選ぶ必要があります。

以下は、信頼できる遺品整理業者を選ぶ際の重要な注意点です。

  • 事前に見積もりをもらう
  • 口コミや評判をチェックする
  • 遺品整理に関する知識や資格を持っているか確認する
  • 損害補償に加入しているか確認する
  • 遺品整理が高額になるケースを知っておく

これらのポイントを押さえることで、安心して遺品整理を依頼できる業者を見つけることができるでしょう。以降では、それぞれについて解説します。

事前に見積もりをもらう

遺品整理を依頼する際は、必ず事前に見積もりを取ることが重要です。信頼できる業者は、現地調査を行った上で詳細な見積もりを無料で提供してくれます。見積もりには作業内容、所要時間、人員、処分方法などが明記されているはずです。

注意が必要なのは、見積もりを拒否したり、見積もり自体に費用がかかる業者です。このような場合、悪徳業者の可能性が高いため、依頼を避けるべきです。また、見積もり内容が曖昧だったり、口頭のみの説明で書面を渡さない業者も要注意です。必ず複数の業者から見積もりを取り、内容を比較検討することをおすすめします。

口コミや評判をチェックする

遺品整理業者を選ぶ際は、その会社の口コミや評判を確認することが非常に重要です。インターネット上の口コミサイトや知人からの情報などを参考にしましょう。特に、実際に利用した人の声は貴重な情報となります。

ただし、ネット上の口コミには偽装されたものも存在するため、複数の情報源を確認することが大切です。また、地域の消費者センターに問い合わせて、その業者に関する苦情や問題がないかを確認するのも一つの方法です。信頼性の高い業者は、長年の実績や地域での評判が良いはずです。

遺品整理に関する知識や資格を持っているか確認する

信頼できる遺品整理業者は、専門的な知識や資格を持ったスタッフを擁しています。例えば、遺品整理士や整理収納アドバイザーなどの資格を持つスタッフがいるかどうかを確認するとよいでしょう。これらの資格は、遺品整理に関する専門知識や技術を証明するものです。

また、遺品の中には貴重品や個人情報を含むものもあるため、プライバシー保護や法的手続きに関する知識も重要です。依頼を検討している業者に対して、スタッフの資格や経験について直接質問することをおすすめします。専門的な知識を持つスタッフがいることで、より適切かつ丁寧な遺品整理が期待できます。

損害補償に加入しているか確認する

遺品整理の作業中に、物品の破損が起こる可能性もあります。そのため、依頼する事業者が適切な損害補償保険に加入しているかどうかを確認することが重要です。

信頼できる業者は、作業中の物品破損などに備えて、十分な補償内容の保険に加入しています。保険の詳細について、カバーされる損害の種類や補償額などを具体的に確認しましょう。万が一の際の対応方法についても、事前に確認しておくことをおすすめします。損害補償の有無は、業者の信頼性を判断する上で重要な要素の一つです。

遺品整理が高額になるケースを知っておく

通常の遺品整理とは異なり、特殊な状況下では費用が相場よりも高額になることがあります。例えば、遺品がある場所が山間部などでアクセスが困難な地域にある場合は、交通費や運搬費が割高になる可能性があります。

また、家屋が老朽化しており、遺品整理と同時に修繕が必要な場合も、追加の費用がかかります。特に注意が必要なのは、特殊清掃が必要なケースです。例えば、長期間放置されてゴミ屋敷状態になっている場合などは、特殊な清掃が必要となり、費用が通常より高額になります。

これらのケースでは、事前に業者と十分な相談を行い、詳細な見積もりを取ることが重要です。状況に応じた適切な対応と費用の透明性を確保するためにも、信頼できる業者を選ぶことが不可欠です。

遺品整理と共に考えたい「生前整理」や「終活」を知っておこう

遺品整理と共に考えたい「生前整理」や「終活」を知っておこう

遺品整理の重要性と、それにかかる費用や労力についての理解が深まったかと思います。ここで視点を変え、遺品整理を含めた自分自身の将来について考えてみましょう。

遺された家族の負担を軽減し、自分の意思を尊重してもらうために、「生前整理」や「終活」が注目されています。これらの取り組みは、遺された家族の遺品整理の負担を軽減するだけでなく、自分らしい人生の締めくくりを準備することにもつながります。

終活とは?

終活とは、人生の最終章を自分らしく迎えるための準備活動全般を指します。具体的には、財産の管理や相続の準備、エンディングノートの作成、葬儀や墓についての希望をまとめることなどが含まれます。これは単なる事務的な準備ではなく、自分の人生を振り返り、残された時間をどう過ごすかを考える機会にもなります。

終活の重要な要素の一つが、自分の意思を明確に残すことです。例えば、医療や介護に関する希望、大切な人への思いや感謝の言葉、財産の分配についての考えなどを、文書や映像で残すことができます。これにより、自分の意思が尊重され、遺された家族の不安や迷いを軽減することができます。

また、終活は家族とのコミュニケーションを深める良い機会にもなります。自分の思いや希望を家族と共有することで、互いの理解が深まり、より良い関係を築くことができるでしょう。終活は決して暗いものではなく、自分らしい人生の締めくくりを考え、準備する前向きな活動なのです。

生前整理とは?

生前整理は、終活の一環として、自分の身の回りのものを整理し、必要なものと不要なものを仕分ける行為です。これは単なる物理的な整理にとどまらず、自分の人生を振り返り、大切なものを見極める機会にもなります。

生前整理の具体的な内容は、不要な物の処分、思い出の品の整理と記録、重要書類の整理などがあります。これらを行うことで、自分の生活環境が整うだけでなく、遺された家族の負担も大きく軽減されます。特に、一軒家に長年住んでいる場合、蓄積された物の量は想像以上に多くなっている場合があります。

生前整理の重要性は、自分の意思で大切なものを選別し、それらにまつわる思い出や意味を家族に伝えることにあります。また、不要なものを処分することで、家族が遺品整理で悩む必要がなくなります。さらに、重要書類や財産の管理状況を整理することで、相続手続きもスムーズになります。

生前整理は、一度にすべてを行う必要はありません。少しずつ、自分のペースで進めていくことが大切です。この過程で、自分の人生を振り返り、残された時間をどう過ごすかをゆっくり考えるのも良いでしょう。

終活や生前整理は、決して縁起の悪いものではありません。むしろ、自分の人生を豊かにし、家族との絆を深める活動です。これらの取り組みを通じて、自分らしい人生の締めくくりを準備し、遺された家族の負担を軽減することができるのです。

遺品整理はくらしのセゾン「遺品整理・生前整理」へ

遺品整理はくらしのセゾン「遺品整理・生前整理」へ

遺品整理は、故人の思い出が詰まった大切な作業です。しかし、その過程で難しい判断に迫られたり、一定の労力を要するのも事実です。そんな時に、プロの力を借りることで、心身の負担を軽減しながら丁寧な遺品整理を行うことができます。セゾンカードでおなじみのクレディセゾンのグループ会社、くらしのセゾンの「遺品整理・生前整理」サービスは、そんな悩みに寄り添い、きめ細かなサポートを提供します。

くらしのセゾンでは、経験豊富なプロの作業員が現地を訪問し、無料で調査と見積もりを行います。お客様の状況や要望を丁寧にヒアリングし、最適なプランを提案することが可能です。プロの目線で的確に作業量を見積もることで、予想外の追加費用が発生するリスクも軽減できます。

また、くらしのセゾンの強みは、幅広いニーズに対応できる点です。遺品整理はもちろん、生前整理や空き家整理、さらにはリフォームまで、家財に関するさまざまな課題にワンストップで対応可能です。例えば、遺品整理と同時に家屋の補修や改装が必要な場合も、スムーズに作業を進めることができます。

さらに、信頼できる専門業者のネットワークを活用し、不用品の回収や遺品の買取など、付随する作業もトータルでサポートします。これにより、利用者は複数の業者と個別に交渉する手間を省き、安心して整理作業に専念することができます。

遺品整理でお悩みの方は、ぜひ一度、くらしのセゾンに相談してみてはいかがでしょうか。

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おわりに

遺品整理は、故人に敬意を払い、遺族の心情に配慮しながら進める必要がある重要な作業です。一軒家の遺品整理にかかる費用は、間取りやエリアによって大きく異なりますが、適切な方法を知ることで費用を抑えることができます。また、自身の遺品整理について考えたとき、必要に応じて生前整理や終活を行うことで遺族の負担を軽減できます。

遺品整理に不安を感じている方は、プロの力を借りることで、負担を軽減しながら丁寧な整理を行うことができるでしょう。

くらしのセゾンの「遺品整理・生前整理」のような信頼できるサービスを利用することで、スムーズな整理作業を実現しましょう。

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

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