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鼻をかみすぎてヒリヒリ痛い!今すぐできる応急処置と予防法

鼻をかみすぎてヒリヒリ痛い!今すぐできる応急処置と予防法
セゾンのくらし大研究 編集部

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セゾンのくらし大研究 編集部

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「鼻をかみすぎてヒリヒリ痛い!」そんな経験、ありませんか?花粉症や鼻炎、風邪の季節になると、どうしても鼻を何度もかむ機会が増えますよね。鼻をかみすぎると、鼻周りの肌が赤くなり、痛みやヒリヒリ感に悩まされることに。

このような不快な症状を抱えなくて済むように、今回はすぐに試せる応急処置や肌荒れ予防のポイントを詳しくご紹介します。痛みを和らげ、今後の肌トラブルを防ぐためのヒントを見つけましょう。

鼻をかみすぎてヒリヒリする原因とは?

鼻をかみすぎてヒリヒリする原因とは?

秋の訪れとともに、くしゃみや鼻水に悩まされる方が増えてきます。季節の変わり目は体調を崩しやすく、秋花粉や風邪の症状に悩まされる人も少なくありません。そんな時、つい何度も鼻をかんでしまい、鼻の周りがヒリヒリと痛くなった経験はありませんか?そのヒリヒリの原因とは何でしょうか。

肌が荒れる理由は「摩擦」と「乾燥」のダブルパンチ

鼻をかみすぎてヒリヒリしてしまうのは、主に「摩擦」と「乾燥」という2つの要因があります。鼻をかむたびに、ティッシュペーパーが肌を擦り、摩擦が繰り返されることで、デリケートな鼻周りの肌を傷つけていきます。

さらに、頻繁に鼻をかむことで、鼻の周りの肌が乾燥しやすくなります。鼻水に含まれる水分が肌の油分を奪い、同時にティッシュで拭くことで肌表面の潤いも失われていきます。この「摩擦」と「乾燥」の組み合わせが、肌荒れを引き起こす大きな原因となっているのです。

肌バリア機能の低下が痛みを引き起こす

私たちの肌には、本来、外部の刺激から身を守るバリア機能が備わっています。しかし、鼻をかむ度に起こる摩擦と乾燥が繰り返されると、このバリア機能が徐々に弱まっていきます。バリア機能が低下すると、通常なら問題ない程度の刺激でも、肌が過敏に反応するようになります。

その結果、鼻をかんだ後にヒリヒリとした痛みを感じやすくなるのです。また、バリア機能の低下によって、細菌が侵入しやすくなるため、赤みや腫れといった炎症反応を引き起こします。

このように、鼻をかみすぎることによる継続的な刺激によって、肌のバリア機能が弱まり、不快なヒリヒリ感や痛みをもたらすのです。

今すぐ対応!ヒリヒリした肌を救う応急処置法

今すぐ対応!ヒリヒリした肌を救う応急処置法

鼻をかみすぎてヒリヒリする肌に悩まされている方、今この瞬間も痛みと戦っているかもしれませんね。ティッシュを手に取るたびに「またヒリヒリするかも…」と躊躇してしまう気持ち、よくわかります。

でも、もう我慢する必要はありません。ここからは、そんなつらい症状を和らげる応急処置法をご紹介します。

保湿が鍵!敏感肌向けのクリームでケア

顔の皮膚、特に目や鼻の周りは、体の他の部分と比べて非常に薄く繊細です。敏感肌用のクリームは、肌への刺激が少なく、乾燥を防いでくれます。使用する際は、清潔な指先で優しくなじませるようにしましょう。こすったり強く押し付けたりせず、そっと塗り広げることがポイントです。就寝前に塗れば、一晩中しっとりとした状態をキープできます。

鼻を頻繁にかむ場合には、都度クリームを塗り直します。保湿クリームを選ぶ際は、アロエベラやホホバオイルなど、天然成分配合のものがおすすめです。優しく肌になじませ、乾燥から肌を守りましょう。

氷や冷たいタオルで冷却して炎症を抑える

鼻周りの赤みやヒリヒリ感が気になる時は、冷やすのが効果的です。冷やすことで、血管が収縮し、炎症を抑えて痛みを和らげることができます。

清潔なタオルを水で濡らし、絞って冷蔵庫で冷やします。冷えたタオルを鼻周りに当てて、5分ほど冷やしましょう。冷やしすぎると凍傷の恐れがあるので注意しましょう。正しい方法で冷やすことで、痛みや赤みを和らげることができます。ただし、症状が続く場合は、専門医に相談しましょう。

鼻のかみすぎを防ぐためには?

鼻のかみすぎを防ぐためには?

できることなら、鼻がヒリヒリ傷む前に、鼻のかみすぎを防ぎたいですよね。実は、ちょっとした工夫で、この不快な症状を予防できるんです。鼻をかむ回数を減らし、肌への負担を減らすための簡単ケアをご紹介します。

鼻をかむ回数を減らす!鼻づまり解消法

鼻をかみすぎの一番の原因は、「鼻づまり」です。

鼻づまりを解消することで、自然と鼻をかむ回数が減ります。鼻詰まりを解消するためにおすすめなのが、まずは加湿器を使う方法です。空気を加湿することで、鼻の粘膜を潤し、鼻づまりを改善します。また、点鼻薬を使って鼻の通りをよくしたり、入浴や、温かいスープや辛いものを食べるのも効果的です。

柔らかいティッシュを選ぶ

鼻をかむ際に使うティッシュも、肌への負担を和らげることができるアイテムのひとつです。ローションやアロエエキスなど、保湿成分配合のティッシュは、肌を優しく保護してくれます。

また、柔らかくて厚手のものや、肌触りが良く、刺激が少ないリサイクルパルプ不使用のティッシュを選ぶのもおすすめです。鼻に刺激の少ない柔らかいティッシュを選び、鼻のヒリヒリを生む「摩擦」を防ぐことがポイントです。

鼻周りの肌を守るスキンケアのポイント

鼻周りの肌を守るスキンケアのポイント

鼻をかみすぎて荒れてしまった肌は、特にデリケートで、ちょっとしたことで赤くなったり、ヒリヒリしたりしますよね。そんな敏感な鼻周りの肌を守るためには、正しいスキンケアが大切です。鼻周りの肌を健やかに保つためのスキンケアの基本と、選ぶべきアイテムについて詳しくみていきましょう。

洗顔と保湿のバランスが大切

鼻周りの肌を健康に保つためには、洗顔と保湿のバランスが大切です。

どちらか片方だけを改善しても、効果は半減します。正しい洗顔方法と、保湿の手順を守って、両方を毎日しっかり行うことが基本です。それでは、早速、洗顔のコツと保湿のポイントをひとつずつご紹介します。

洗顔のコツ

まずは洗顔の基本から。下記を参考に優しくこすらず肌を洗いましょう。また、熱すぎるお湯やタオルでゴシゴシ擦るのもNGです。

  • 敏感肌用の低刺激洗顔料を選ぶ
  • ぬるま湯で優しく洗う
  • 強くこすらない
  • 洗いすぎは肌の潤いを奪うので避ける
  • タオルでふき取る際にも強く擦らない

保湿のポイント

続いて、洗顔後の保湿のポイントをご紹介します。きちんと保湿を行うことで、肌の潤いをキープできます。

  • 洗顔後はすぐに保湿する
  • 清潔な手で優しく塗る
  • 鼻周りは特に丁寧に
  • 朝晩の2回は必ず行う
  • 季節や環境に合わせて量を調整する

皮膚を刺激しない日常ケアアイテムの選び方

鼻周りの敏感な肌を守るためには、毎日使用するケアアイテム選びも重要です。

洗顔料・低刺激のもの
・無香料、無着色のもの(一部の成分でアレルギーを引き起こす可能性があるため)
・泡立ちが良いタイプ(肌への負担が少ないため)
化粧水・乳液・クリーム・セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が豊富なもの
・無香料・無着色、アルコールフリーのもの(一部の成分でアレルギーを引き起こす可能性があるため)
日焼け止め・SPFだけでなく、PAも高いもの(冬や屋内の窓際などでも届いてしまう紫外線を防ぐため)
マスク・シルクやコットンなど、肌触りの良い素材
・サイズが合っているもの(花粉などの吸い込み量を減らすため)

新しい化粧品を使う際は、パッチテストをしてから使用しましょう。また、季節や肌の状態に合わせて、スキンケアアイテムを見直すことも大切です。

花粉症や風邪シーズンに重宝!鼻ケアアイテム紹介

花粉症や風邪シーズンに重宝!鼻ケアアイテム紹介

くしゃみや鼻水に悩まされ、ティッシュが手放せない日々…。そんな辛い時期を少しでも快適に過ごすためには、鼻ケアアイテムを上手に活用することが大切です。デリケートな鼻周りを優しくケアしてくれる製品から、鼻づまりを効果的に解消するアイテムまで、あなたの鼻トラブルを解決するヒントがきっと見つかるはずです。

鼻周りの乾燥対策グッズ:保湿ティッシュやバーム

鼻をかむ回数が増えると、鼻周りの肌が乾燥しやすくなります。そんな時に役立つのが、保湿効果のあるティッシュや鼻周り専用のバームです。保湿ティッシュには、天然成分などの肌に優しい保湿成分が含まれているため、鼻をかむたびに肌が潤います。また、しっかりとした厚みで、鼻水をしっかり吸収しつつ肌への負担を軽減してくれます。

鼻周り専用バームは、セラミドやヒアルロン酸など、肌の潤いを守る成分が配合されており、携帯に便利で、外出先でも乾燥が気になる際に簡単にケアできます。

鼻づまり解消スプレー

鼻づまりを根本から解消するには、点鼻薬が効果的です。アレルギー症状を抑える効果がある抗ヒスタミン薬や、症状を抑える効果があり、アレルギー性鼻炎に有効なステロイド薬など、さまざまな種類があり、ドラッグストアなどでも手軽に購入できます。鼻づまりを解消することで、鼻をかむ頻度を減らし、結果として鼻周りの肌への負担も軽減できます。ただし、症状が長引く場合や不安がある場合は、必ず医療機関に相談しましょう。

ヒリヒリさせない、上手な鼻のかみかた

ヒリヒリさせない、上手な鼻のかみかた

鼻がヒリヒリするのを避けるためには、鼻のかみかたを見直してみるのも大切です。まず、ティッシュを鼻に当てたら、片方の鼻を軽く押さえます。穴を完全に塞がず、軽く指で支えるようにしましょう。その状態で、もう片方の鼻からゆっくりと息を出すように優しくかみます。一度に強くかまず、少しずつ繰り返すのがポイントです。鼻をかんだ後は、ティッシュで鼻周りを軽く拭き取り、保湿クリームなどで肌をケアすることもおすすめです。

湿度の高い空間で鼻水を出しやすくする

鼻を無理にかまずに、スムーズに鼻水を出すためには、湿度の高い空間を利用するのがおすすめです。たとえば、お風呂の後は、鼻の中が温まり、鼻水が出やすくなります。また、加湿器を使って部屋の湿度を適切に保つと、乾燥を防ぎ、鼻水をスムーズに出しやすくなります。特に冬場や空気が乾燥する時期は、湿度を意識しましょう。

自分に合ったアイテムで快適な鼻ケアを

鼻をヒリヒリさせないためには、自分に合ったケアアイテム選びがポイントです。柔らかいティッシュや保湿成分が配合された鼻ケアグッズを使うと、肌を守りながら鼻をかむことができます。また、鼻専用の保湿クリームやバームを使って、肌を保護することも効果的です。自分の肌タイプに合わせたアイテムを選び、ヒリヒリ感を軽減しましょう。

まとめ:鼻がヒリヒリしないために心がけたいこと

まとめ:鼻がヒリヒリしないために心がけたいこと

鼻のかみすぎによるヒリヒリとした痛みを防ぐためには、まずは鼻を強くかみすぎないように意識し、優しくケアすることが大切です。湿度の高い空間で鼻水を出しやすくしたり、自分に合ったケアアイテムを使いながら、肌を守り、鼻ケアを行いましょう。

特に、風邪や花粉のシーズンでは、頻繁に鼻をかむことが増えるため、日頃から正しい鼻のかみ方とケアを意識することで、肌のトラブルを予防できます。これから寒くなる季節、鼻ケアに気を付けて快適に過ごしましょう。

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

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