自分や家族の急病など、どうしても10万円などまとまった金額のお金が急に必要になることは往々にしてあり得ます。自分で用意できるならそれに越したことはありませんが、難しい場合は借りることも選択肢に入るでしょう。しかし、カードローンを利用するためには、審査に通らないといけません。何らかの理由で審査に通らなかった場合は、他の方法でお金を用意する必要があるので、具体的な方法や注意点・対策について解説します。
- 冠婚葬祭や自分・家族の病気やケガ、家電製品の故障や住まいの修繕で10万円以上のお金が出ていくことはあり得る
- 自分の貯金で賄えるなら良いが、そうでない場合は借りることも視野に入れる必要がある
- カードローンで借りる場合は、手続きにおいて審査が必要となる
- 審査に通らなかった場合は、他の方法でお金を借りることを検討するとともに、問題がある手段は絶対に使わないこと
どうしても10万円が必要!急な出費にはどんなケースがある?
どうしても急に10万円が必要になる、というのは実は決して珍しいことではありません。そこでここでは、私たちの日常生活の中で考えられる「どうしても急に10万円が必要になる」具体的なケースを考えてみました。
冠婚葬祭
具体的なケースの1つ目が、冠婚葬祭です。家族や親族、親しい友人・知人や会社の同僚が結婚式を挙げる場合、ご祝儀やパーティーの参加費などで2~10万円は必要になります。家族や親族など、血縁関係にある相手だった場合、よりご祝儀の相場が高くなりがちなことに注意が必要です。
また、お葬式の場合も、香典(献花料、玉串料含む)として3,000~10万円程度を包む必要があります。先ほどの冠婚葬祭と同様、家族や親族など、血縁関係にある人の葬儀だった場合、より相場は高くなりがちです。
病気やケガの治療・入院など
自分や家族が病気・ケガをした場合も、医療費や入院費としてまとまったお金が必要になります。実際は高額療養費制度があるため、一定額を超えた部分については後々戻ってきますが、一度立て替えて払わなくてはいけないことに変わりはありません。
また、自分や家族が入院している場合、その間の家事や食事をどうするかという問題も出てきます。外食やテイクアウトをしたり、ベビーシッターや家事代行サービスを頼んだりする場合は、その分の費用もかかるでしょう。
家電製品・車・住まいの修理や購入
家電製品・車・住まいの修理や購入にもお金がかかることに注意が必要です。例えば、洗濯機や冷蔵庫など、生活に欠かせない大型の家電が壊れた場合、何を買うかにもよりますが、10万円以上することは珍しくありません。
また、給湯器が壊れたなど、住まいの修繕が必要になる場合も考えられます。賃貸住宅に住んでいるならあまり考える必要はありませんが、持ち家に住んでいる場合はすぐに払えるよう、まとまったお金を確保しておくことも必要です。
どうしても10万円が必要!審査なしで借りる方法はある?
どうしても10万円が必要になった場合、審査なしでお金を用意する方法は限られます。
そもそも、銀行や消費者金融、クレジットカード会社がカードローンやキャッシングでお金を貸す場合、利用者の支払能力を審査したうえで貸付自体の可否や利用上限額を決めなくてはいけない決まりになっているためです。「審査なし」「誰でも借りられます」とうたっているのは違法業者なので、絶対に使わないでください。
ここでは安全に利用できる方法として、以下の5つを解説します。
クレジットカードに付帯されているキャッシング枠を利用する
1つ目の方法は、現在利用しているクレジットカードに付帯されているキャッシング枠を利用することです。キャッシング枠は、クレジットカードで現金を借り入れる際の限度額のことで、限度額の範囲内であれば、ATM・口座振り込みなどで現金を借りられます。
ただし、クレジットカードによってはキャッシング枠自体が付帯できない仕様になっていたり、初期設定で付帯されていない状態になっていたりすることがあるため、事前に確認しましょう。
また、キャッシング枠を利用する際は、以下の2点に注意してください。
- 計画的に返済することを目指す
- 本当に必要かつ返済可能な額を借りる
事前に利息・手数料をシミュレーションし、返済計画を立てたうえで利用するのをおすすめいたします。
質屋に融資を受けて借り入れする
質屋にブランド品などを持っていくと、他社での借り入れ状況や延滞履歴に関係なく、審査なしで借り入れができます。ただし、次の点に注意が必要です。
- 定められた期限までに返済しないと質入れした品物が「質流れ」になる
- 審査なしで借りられるが、金利の上限が年109.5%と非常に高い
- 質入れした品物次第では、希望する金額を借りられないことがある
ただし、定められた期限までに返済できない場合でも、期限内に利息を支払えば、1ヶ月単位で延長ができます。
生命保険の契約者貸付制度を利用する
生命保険の契約者貸付とは、生命保険の契約者が保険会社からお金を借りられる制度です。解約返戻金が設定されている生命保険を契約しているなら、契約者貸付を利用できる可能性があります。簡単な手続きで借りられるうえに、返済期日は決まっていないので余裕があるときに返済することが可能です。
ただし、借入金に利息を加えた金額が解約返戻金を上回った状態になると保険契約が失効または解除される可能性が出てきます。また、被保険者が亡くなったなどの理由で保険金が支払われるときに、未返済の貸付金・利息が差し引かれることにも注意が必要です。
公的融資制度を検討するのもひとつの手
生活が苦しい場合には、公的融資制度を検討するのもひとつの手段になります。条件に合致していれば、一般的なカードローン、キャッシングの審査に通りにくい場合でも、お金を借りることが検討可能です。
ただし、あくまで困窮者支援の一環として設けられているものであるため、住民税非課税世帯、高齢者世帯など対象は非常に限られています。問題なく働けているものの、単に浪費や貯金不足などでお金がないという場合にはまず利用できない点に注意ください。
早めに10万円を用意したいならカードローンの利用がおすすめ!審査は必ずある?
できるだけ早くお金を用意したいなら、カードローンの利用がおすすめです。ここでは、審査を中心に、カードローンを利用する前に知っておきたい知識をまとめました。
審査なしのカードローンは存在しない
大前提として、審査なしで借りられるカードローンは存在しません。
カードローンを提供するクレジットカード会社や信販会社、消費者金融には、貸金業法によって借りる人の返済能力を審査したうえで貸付しなければならないと規定されています。審査なしと謳っている借り入れ先は貸金業登録されていない違法な借り入れ先の可能性があるので利用してはいけません。
また、銀行のカードローンは貸金業法ではなく、銀行法の規制を受ける商品ですが、利用者保護の観点から貸付自体の可否や利用限度額の決定のために審査が行われます。
カードローンで借り入れをするメリット
カードローンで借り入れをするメリットは、最短15分程度で審査が完了し、融資を実行する消費者金融もあるなど、迅速な資金調達ができるところです。クレジットカードのキャッシングや質屋などの利用に比べて、金利が低いこともメリットといえます。
なお、同じカードローンであっても、消費者金融のカードローンに比べ、銀行カードローンはより金利が低いという特徴があります。さらに、クレジット・信販会社のカードローンは、1万円など少額から借り入れができるので、足りない額だけを借りたい場合に便利です。それぞれの特徴に合わせて申し込むカードローンを選びましょう。
クレジットカードに付帯されているキャッシング枠との違い
クレジットカードに付帯されているキャッシング枠と、カードローンは「お金を借りられるサービス」という点では相違点はありません。しかし、クレジットカードのキャッシングはクレジットカードに付帯したサービスですが、カードローンは現金の借り入れに特化したサービスという違いがあります。
また、カードローンの大きな特徴は以下の2点です。
- クレジットカードより利用限度額が大きい傾向がある
- 初回利用時に無利息期限を設定している会社もある
ただし、これらはあくまで一般的な傾向であるため、実際に利用する際はどのような条件になっているのか、確認することをおすすめいたします。
お金を借りるときに気をつけるべきことは?
お金を借りるときに気をつけるべきこととして、以下の4点について解説します。
- 利用する際は条件をしっかり確認する
- 怪しいところから借りたり、個人間融資に手を出したりしない
- 家族、友人・知人から借りる場合こそていねいに対応する
- 本当に必要な額だけを借り、多重債務に陥らないようにする
まず、カードローンなどの融資商品を使ってお金を借りる際は、条件をしっかり確認しましょう。少なくとも以下の点について確認したうえで、事前にシミュレーションをするのが望ましいです。
- 金利
- 返済方法
- 返済方式
- 毎月の返済日
- 遅延損害金
また「審査なし」「誰でも借りられます」といった、怪しい広告を打っている会社から借りたり、SNS等での個人間融資で借りたりするのも厳禁です。これらはすべて、貸金業法により禁止されている行為であるため、利用した場合甚大なトラブルに巻き込まれる恐れがあります。
さらに、家族や友人・知人から借りる場合は「親しき仲にも礼儀あり」を心がけましょう。なぜ、お金を借りる必要があるのかを伝えたうえで、借用書を取り交わしておくのが望ましいでしょう。万が一、当初決めた条件での返済が難しくなった場合は、必ず相談することも重要です。
加えて、本当に必要な額だけを借り、決して借り過ぎないことを心がけましょう。お金がないからと言って安易に借りると、多重債務に陥り、結果としてクレジットカードやカードローンの利用が停止される恐れも出てきます。お金が必要になったら、まずは自分で用意することを前提にし、どうしても足りない場合に初めて借りることを検討しましょう。
どうしてもお金を借りたい!そんなときに気になる疑問Q&A
どうしてもお金を借りたい場合に気になる点について、Q&A方式で解説します。お金が借りられない場合の対策や、これからの行動に活かせる豆知識を解説しているので、参考にしてください。
ブラックリストに入っていて審査が通らない!10万円を借りる方法はある?
「ブラックリストに入っている」とはあくまで俗な表現であり、正確には「信用情報に金融事故情報が登録されている」状態のことです。信用情報とは、クレジットカードやカードローンなど、お金の貸し借りを伴う取引=信用取引の利用履歴のことで、信用情報機関がデータベースとしてとりまとめています。
そして、クレジットカードやカードローンの利用において、長期間(61日または3ヶ月以上)の延滞や利用規約違反による強制解約等があった場合、金融事故情報として登録されるため注意しなくてはいけません。金融事故情報が登録されている間はクレジットカードやカードローンが使えない場合や、新規申し込み時には審査が通らない場合が多いので、以下に挙げるようなその他の手段でお金を調達するのが現実的です。
- ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付けを利用する
- 手持ちの貴金属やブランド品を質屋に持っていき、借り入れを行う
- クレジットカードのキャッシング枠が付与されている場合、限度枠の範囲内で借り入れを行う
借り入れ以外の方法でも10万円を手に入れる方法はある?
借り入れ以外の方法でも、10万円を手に入れることは可能です。以下に挙げる方法を試してみましょう。
- 単発のアルバイトをする
- 家にあるブランド品、ジュエリー、電化製品など、高額で買い取ってもらえそうな中古品をフリマアプリで売る
- 家族、知人・友人に相談し、お金を借りる
ただし、お金を借りることに対しあまり良いイメージを持っていない人は一定数いるので、相手の性格や考え方を踏まえたうえで、話をどのように進めるかを考えましょう。
「総量規制の範囲」とはどういうこと?
総量規制とは、貸金業者は一部の例外を除き、年収の3分の1を超える貸付を行ってはいけないとする法律(貸金業法)上での決まりです。ここでいう貸金業者とは、消費者金融、クレジットカード会社、信販会社を指します。つまり、これらの会社でカードローンやキャッシングでお金を借りる場合、総額で年収の3分の1を超える額を借りることはできません。
銀行のカードローンは、貸金業法が適用されないため総量規制の対象外ですが、実際は消費者保護のため、返済能力について厳しい審査が行われます。新たに貸し付けを行うことで年収の3分の1を超えると判断されたら、まず借りられないと考えましょう。
これから急な出費で困らないための対策は?
これから急な出費で困らないようにするには、まずある程度の額を貯金しておくのが重要です。日々の生活費、特に固定費を見直し、少しでも貯金に回すようにしましょう。
また、それでもお金がどうしても足りないという場合は、即日払いのアルバイトをしましょう。現在は簡単な登録でアルバイトを探せるアプリなどのサービスも充実しています。
どうしても10万円必要な方必見!セゾンのカードローン「MONEY CARD GOLD」
どうしても10万円が突然必要になった場合、カードローンを検討しましょう。
クレディセゾンでは、セゾンのカードローン「MONEY CARD GOLD」を提供しています。
また、申し込みは公式ウェブサイトから簡単な操作で行っていただけます。公式ウェブサイトの「今すぐお申し込み」をクリックして、融資コースを選んだら「お申し込みはこちら」を選択してください。
画面が切り替わったら「お申し込みの開始はこちら」をクリックしていただいたうえで、指示に従って入力を進めていただければ申し込みができます。なお、セゾンカード・UCカードをお持ちの場合は、Netアンサーもしくはアットユーネットにログインいただくことで「かんたん申し込み」をご利用いただくことが可能です。
土日祝日、夜間も、何度でもATMの入出金手数料が無料なうえ、スマホやPCでのお手続きから申し込みから最短数十秒で指定の金融機関口座に振込が完了することから、本当にお金が必要になったときに役立つカードローン「MONEY CARD GOLD」をぜひご検討ください。
おわりに
どうしても10万円が必要な場合、審査に通る見込みがあるなら、カードローンを使うのは現実的な選択肢です。しかし、審査に通る見込みがないなら、他の方法でお金を用意することを考えましょう。お金が借りられないからといって、問題がある会社から借りたり、個人間融資を使ったりするのはタブーです。
また、普段の生活を見直し、急な出費に耐えられるよう、コツコツと貯金をしておくことも重要です。毎月少しずつでも良いので、自分にできる範囲でチャレンジしましょう。
※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。