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5年後に差がつく!家電選びで得する「長期節約」術

5年後に差がつく!家電選びで得する「長期節約」術
セゾンのくらし大研究 編集部

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セゾンのくらし大研究 編集部

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「新しい家電、どう選ぶ?」「できるだけ安く買いたい…」――そんな気持ち、よく分かります。でも目先の安さに飛びつくと、「思ったより電気代が高い」「すぐ壊れて結局高くついた」と後悔することも。

この記事では、家電選びで本当に大切な“長期的な節約”の視点と、すぐ使えるチェックポイントを分かりやすくご紹介。購入前に知っているだけで未来の家計が変わります。ぜひ賢い選択のヒントにしてください。

家電購入時の「節約」の考え方

まずは、家電を買う時に大切な「節約」の基本的な考え方を押さえておきましょう。

「安さ」だけで選ぶと後悔しやすい

「やった!安く買えた!」その瞬間は嬉しいですよね。でも、格安家電は「1年で故障した」「毎月の電気代が1,000円も高い」など、5年間の総支出がかえって高くなることも。特に毎日使う冷蔵庫や洗濯機は、初期費用が少し高くても品質重視が結果的に“節約”になることが多いです。

ランニングコストも確認する

ランニングコストも確認する

家電は「買って終わり」ではなく、購入した後も電気代やメンテナンス費用といったランニングコストが継続的にかかります。とくに洗濯機や冷蔵庫などの大型家電は毎日使うため、消費電力の差が年間の電気代に直結するのです。

また、フィルターやコンプレッサーの交換など、定期的なメンテナンスにも費用が発生します。これらも購入前に把握しておくことが大切です。

省エネ性能の高いモデルは本体価格がやや高めですが、年間の水道代・電気代を大きく抑えられるため、長期的にはお得になることが多く、家事の時短にも効果的です。

「今お得」も必要ですが「後で得する」家電こそ、真の節約アイテムではないでしょうか。

将来の出費を減らす視点が大切

本当の節約は、「今だけ安い」より「未来のムダな出費を防ぐ」ことが大切です。

  • 故障しやすい家電…修理代や急な買い替えで出費増
  • 電気代が高い家電→毎月の固定費増
  • 機能が合わない家電…結局使わず無駄

電気代や修理代、買い替えなど将来的にかかる費用まで考慮すると、多少値が張っても高品質な家電を選ぶ方が、結果的に家計にやさしい選択になることが多いです。目先の価格だけでなく、長期的なコストも見据えて家電を選びましょう。

「節約視点」での家電の選び方

では実際に、どこを見て選べば賢く節約できるのか?押さえるべきチェックポイントを見ていきましょう。

省エネ性能をチェックする

省エネ性能をチェックする

まず、家電選びで見てほしいのが省エネ性能です。製品には「統一省エネラベル」が表示されており、星の数(★1〜5)で省エネ性能が示されています。一般的に、★4つ以上のモデルを選ぶと電気代の節約効果が高く、毎月のランニングコストを抑えることができます。年間で見れば、数千円単位で電気代に差が生じることもあります。

省エネ性能の詳細は、メーカーが公表するデータもあわせて確認すると良いでしょう。

耐久性と保証内容を確認する

どんなに格安な家電でも、2~3年で壊れてしまっては結局出費がかさみ、節約にはなりません。耐久性の高い家電なら長く使える分、買い替えや修理の頻度が少なくて済むため、結果的にお得になります。

また、メーカー保証や家電量販店の延長保証がある家電は、故障時の修理費も抑えられます。たとえば、5年程度の長期保証があれば、期間中の部品交換や修理が無償になる場合も多く、予想外の出費を防げます。

価格だけでなく、「耐久性」と「保証」まで総合的に比較することが、賢い家電選びのコツです。

ライフスタイルに合った機能を選ぶ

ライフスタイルに合った機能を選ぶ

家電は、家族の人数や生活リズムなど、自分や家族のライフスタイルに合ったものを選ぶことが節約の基本です。ライフスタイルに合わない家電を選んでしまうと、使わなくなったり、無駄な電気代がかかったりする原因になります。

例えば、ひとり暮らしなのに大型のオーブンレンジを選んでしまうと、購入費も電気代も余計にかかってしまいますよね。逆に、4人家族が単身者向けの小型家電を選ぶと、人数分の料理を一度に調理できず、結果的に手間も電気代も増えてしまいます。

大切なのは、機能の多さや目新しさに惑わされず、「今の暮らしにちょうどいい」サイズや機能を選ぶこと。家族構成や生活スタイルに合った家電を選ぶことで、無理なく、長く節約を続けることができます。

おわりに

家電選びで大切なのは「長期的な視点」です。

購入時の価格だけでなく、省エネ性能や耐久性、ライフスタイルへの適合性まで考えることで、結果的に家計にやさしく、節約につながる選択ができます。

長く使うものだからこそ、「今の安さ」だけでなく「未来の節約」を意識しましょう。最初は高く感じても、5年後の家計簿を振り返ったときに「選んでよかった」と思える一台を選ぶことが、未来の自分と家族を笑顔にするコツです。

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

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