「前髪がちょっと長くなってうっとおしい」こんなときでも、美容院でカットすると1回数千円程度かかります。セルフカットなら美容院代を節約できますが、「自分で切って失敗したら…」と不安に思う方も多いでしょう。この記事では、初心者でも安心して始められるセルフカットのコツや注意点を紹介します。
自分でできるヘアカットで美容院代を節約
美容院へ行くとなると、予約や時間の確保など、意外と手間がかかるもの。セルフカットなら、節約できる上に、自分の好きなタイミングで気になる部分だけ手軽に整えられるのも魅力です。予約や移動、待ち時間もなく、自分のペースで気軽にヘアメンテナンスできます。
セルフカットに最低限そろえたい道具は以下の5つ。それぞれの役割を押さえておくことで、仕上がりも作業効率も大きく変わります。

カット用ハサミ(理美容専用):切れ味がよく、仕上がりの美しさが段違い。文房具用はNGです。

すきバサミ:毛量の調整や毛先を自然にぼかしたいときに便利。

ヘアクリップ:カットしない部分を分けて留めておくことで、効率的にカットできます。
コーム/ブラシ:髪の流れや分け目を整え、仕上がりに差が出ます。

ケープ(または代用品):切った髪が服につかないように。大きめのゴミ袋や汚れてもいい服で代用も可。床には新聞紙やシートを敷いておくと片付けもラクです。
道具が揃えば、あとは気軽にチャレンジするだけ!初心者ほど基本の道具選びが成功のカギです。
失敗しにくい前髪カットの基本

顔の印象を大きく左右する前髪。セルフカットで一番挑戦しやすい部分です。
- 前髪を軽く湿らせて、ドライヤーでクセを伸ばし完全に乾かす。
- コームで整え、前髪を黒目の外側から頭頂部に向かって三角形に分け取る。
- 前髪以外のサイドの髪はヘアクリップで留める。
- 前髪を3つに分け、中央の束からカットする。
- 指で軽く挟み、理想より2〜3mm長めに、ハサミを縦に入れて少しずつ切る。
- 両サイドも同様に、顔のラインに沿って斜めにカットする。
- 厚みが気になる場合は、すきバサミで毛先を少しずつ整える。
- コームでとかし、全体のバランスを見ながら微調整して完成。
なるべく顔に近い位置で軽く引っ張りながら切ると、イメージどおりに仕上がりやすくなります。
顔周りカットで小顔効果

顔周り(サイドバング)を少しカットするだけで、輪郭がすっきり見え、小顔効果も期待できます。
- サイドの毛束を少量取り、長さを決めて指で挟み、外側に向かって斜めにカットしましょう。
- ハサミを縦に入れ、少しずつ切るのがポイントです。
- 左右のバランスを鏡でチェックしながら整えると、自然な仕上がりになります。
前髪カットに慣れてきたら、ぜひサイドバングカットにも挑戦してみてくださいね。
自分でできるヘアカットの基本テクニック
セルフカットは難しそうに感じるかもしれませんが、基本的なコツを押さえれば、初心者でもきれいに仕上げることが可能です。
ここで紹介するテクニックを参考にしながら、まずは前髪や毛先の調整など、比較的失敗しにくい部分から始めてみましょう。
髪の毛が渇いた状態で切る

セルフカットは、完全に乾いた状態で行うのが基本です。濡れた髪のまま切ると、乾いた後に予想以上に短くなったり、クセが出たりして、イメージ通りの仕上がりにならないことがあります。乾いた髪で少しずつ長さを確認しながらカットしましょう。
コームで整える

カットする前に、コームで髪全体を丁寧にとかし、毛流れを整えておくと、綺麗な仕上がりと左右の長さや厚み違いの防止につながります。
縦にハサミを入れる

毛先は縦か斜めにハサミを入れ、少しずつ長さを調整するようにカットしましょう。真横に切ると毛先が揃いすぎて不自然になりやすいですが、縦にハサミを入れることで自然になじみやすくなりますよ。
おわりに
セルフカットは「前髪や毛先の調整」など簡単なメンテナンスから気軽に挑戦しましょう。大幅なイメチェンやパーマ・カラーはプロの技術なので、無理せず日々のケアとしてセルフカットを取り入れましょう。難しい部分は美容師さんにお任せし、セルフカットと美容院をうまく使い分ければ、お得&きれいが続きます。
※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。