「まだ使えると思っていたのに…」突然の故障で予定外の出費に慌てた経験、ありませんか?
実は、気づかないうちに溜まったホコリや汚れが故障の原因になることも。「忙しくて時間がない…」という方でも大丈夫!今日からできる簡単メンテナンス術を紹介します。
家電の寿命を延ばすには定期的なメンテナンスが重要
メンテナンスを習慣にするだけで、家電の寿命を延ばして故障のリスクを減らせます。
「メンテナンスは面倒くさそう」と感じるかもしれませんが、定期的にお手入れすることで、手間を上回るメリットがあるんです。
家電が長持ちする

こまめなメンテナンスで家電が長持ちすれば、買い替えサイクルが伸び、出費を大きく抑えられます。つまり、買い換え頻度が減って結果的に節約につながります。
本来の性能を発揮できる

家電本来の性能をしっかり発揮させることで、無駄な電力消費を抑え、毎月の電気代も節約できます。
例えば、エアコンのフィルターがホコリで詰まっていると、冷暖房効率が下がり、余計な電気代がかかってしまいます。また、冷蔵庫の裏側にホコリが溜まっている場合も、放熱効率が落ちて、消費電力が増加する原因に。
こうした日々のメンテナンスを心がけることで、家計にも環境にもやさしい節約が実現できます。
故障やトラブルを予防できる

ホコリや汚れを放置すると、思わぬ故障や出費につながりかねません。
日々のメンテナンスは、いわば家電の定期健診。小さな不調も早めに気づいて対処できます。
【家電別】メンテナンスの頻度の目安とコツ
生活に欠かせない家電ごとに、お手入れの頻度やコツ、注意点をわかりやすくまとめました。すべてを一度にやろうとせず、「できるところから少しずつ」で大丈夫です。
エアコン

エアコンは月に1回を目安にフィルターをお手入れしましょう。
メーカーや機種により異なりますが、一般的なエアコンの場合には、以下の手順でメンテナンスしましょう。
- 全面カバーを開けてフィルターを取り外す
- 外側と内側(両面)のホコリを掃除機で吸い取る
- 汚れがひどい場合は中性洗剤とぬるま湯で洗い、完全に乾燥させる
※内部のカビや雑菌の繁殖を防ぐため、分解が必要な内部洗浄は年に1回を目安に専門会社に依頼するのがおすすめです。
冷蔵庫

冷蔵庫は食品を扱うため汚れやすく、カビや雑菌が繁殖しやすい場所です。日常的には汚れを見つけたらその都度すぐ拭き取りましょう。3ヵ月に1度は棚やトレイ、ケースなどを外して中身を全て出し、丁寧に拭き掃除しましょう。製氷機は週に1回ほど水洗いして、乾いた清潔な布で水気を拭き取ると、常に衛生的に保てます。ドアの外側も意外に汚れているので水拭きで落ちない汚れは中性洗剤を薄めて使い、その後水拭きしましょう。
さらに年に1度、冷蔵庫を動かし、背面やコンセント周り、足カバーなど普段手が届かない部分もまとめて掃除すると効果的です。
洗濯機

- 糸くずフィルターは、毎回ゴミを取り除き、2週間ごとにブラシで洗う。
- 洗剤投入口は、1〜3カ月ごとに取り外して水洗い。
- 洗濯槽は、市販クリーナーで2カ月ごとに掃除。粉せっけんを使う場合は毎月が目安。
- 使用後はフタを開けて湿気を逃がし、カビや臭いを防ぐ。
洗濯機は定期的にお手入れすることで、見えない汚れや臭いも防げます。こまめなケアで清潔をキープしましょう。
掃除機

掃除機内のフィルターは、1~2ヵ月ごとに清掃を行いましょう。ペットを飼っている家庭や、頻繁に掃除機をかける場合には、よりこまめにフィルターのお手入れをするのがおすすめです。
メーカーや機種によってメンテナンス方法は異なるものの、一般的にはフィルターを軽くたたいてホコリを落とし、取れない汚れはブラシや水洗いで対応します。ゴミもこまめに捨てることで、カビや雑菌の繁殖を防ぎ、吸引力の低下も防げます。
おわりに
家電を長く使い続けるためには、日々のちょっとしたメンテナンスが大切です。たとえば「洗濯が終わったらフタを開けておく」「冷蔵庫の棚を定期的に拭く」といった小さな習慣から始めてみてください。
無理なく続けられることを少しずつ増やし、取扱説明書で正しいお手入れ方法も確認しましょう。
今日から始められるメンテナンス習慣で、家電をより長持ちさせましょう。
※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。