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ノンバンクが提供する不動産担保ローンのおすすめランキング8選!

ノンバンクが提供する不動産担保ローンのおすすめランキング8選!
辻本 剛士

執筆者

独立系ファイナンシャルプランナー・金融特化ライター

辻本 剛士

大学卒業後、医薬品・医療機器会社に就職。在職中にFP1級、CFP、宅地建物取引士に独学で合格。会社を退職後、未経験から神戸で数少ない独立型FPとして起業。現在は相談業務、執筆業務、セミナーを中心に活動中。

「不動産担保ローンはノンバンクも提供しているみたいだが、どこを選べばいいのかわからない」と、お悩みの方はいるでしょう。

不動産担保ローンは、不動産を担保に融資を受けるローンのことです。自宅や駐車場、別荘といった不動産を担保に出すことで、まとまった資金を調達できます。ただし、融資を受けるには審査が必要で、担保価値や返済能力が基準を満たさない場合は利用できないこともあります。

審査に通るか心配な方や緊急性が高い場合は、ノンバンクが提供している不動産担保ローンが選択肢として挙がります。ノンバンクの不動産担保ローンは銀行の不動産担保ローンよりも柔軟に審査してくれることに加え、融資までの時間が短いといわれています。

本記事では、ノンバンクの事業者が提供している不動産担保ローンを8つに厳選して紹介します。ノンバンクを選択するメリットや注意点、審査に通るポイントなども詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてください。

不動産担保ローン
不動産担保ローン

ノンバンクの不動産担保ローンとは?銀行との違いを解説

ノンバンクの不動産担保ローンとは?銀行との違いを解説

不動産担保ローンは銀行ではない金融機関が提供していることもあります。ノンバンクとは、貸金業に特化した金融機関のことです。銀行が預金業務や為替業務なども行うのに対し、ノンバンクは主に融資を中心にサービスを提供しています。

融資がメインの金融機関のため、銀行よりも融資審査が柔軟であることが多く、スピーディに融資が受けられる点が大きな特徴です。銀行とノンバンクの違いを、以下の表にまとめてみました。

銀行ノンバンク
法律銀行法貸金業法
業務・預かり業務
・為替業務など
・融資に特化
金利(年)1.0~9.0%4.0~15.0%
審査期間遅い銀行よりも早い
審査基準比較的厳しめ比較的柔軟

ノンバンクの不動産担保ローンのおすすめランキング8選

ノンバンクの不動産担保ローンのおすすめランキング8選

ここからは、実際にノンバンクの不動産担保ローンのおすすめサービスを8つ紹介します。

  • セゾンファンデックス「事業者向け不動産担保ローン」
  • AGビジネスサポート「不動産担保ローン」
  • トラストホールディングス「不動産担保ローン」
  • つばさコーポレーション「不動産ビジネスローン」
  • 株式会社マテリアライズ「不動産担保ローン」
  • 日宝不動産活用ローン
  • アサックス「不動産担保ローン」
  • 総合マネージメントサービス「不動産担保ローン」

それぞれ特徴が異なるため、融資金額や金利、返済期間などを比較したうえで、自分に適した金融機関を見つけてください。

セゾンファンデックス「事業者向け不動産担保ローン」

サービス名事業者向け不動産担保ローン
金利(年)変動金利:3.15%~4.95%(2025年6月時点)
固定金利:4.50~9.90%
融資金額500万~5億円
返済期間5~25年
対象エリア全国
諸費用・事務手数料(融資金額の1.65%以内)
・調査料(融資金額の0.55%以内)
申し込み条件法人・個人事業主
※個人事業主は申込時満20歳以上70歳以下、完済時85歳未満の方。

セゾンファンデックスのおすすめポイント

  • 迅速な審査
  • 赤字決算でも申し込み可能
  • 使用用途の幅が広い

セゾンファンデックスは、大手クレディセゾングループが運営する金融機関です。

セゾンファンデックスが提供している「事業者向け不動産担保ローン」は銀行よりも審査速度が早く、仮審査は最短即日、本審査は最短3営業日で回答をもらえます。また、独自の審査基準を設けており、赤字決算の企業でも申し込みが可能です。実際に赤字決算の企業でも借り入れができた事例は数多く存在します。

融資の使用用途は幅広く、運転資金や設備投資、開業資金、借り換えなど事業に関するさまざまな場面に対応しています。

セゾンファンデックスの不動産担保ローンはこちら

不動産担保ローン
不動産担保ローン

AGビジネスサポート「不動産担保ローン」

サービス名不動産担保ローン
金利(年)固定金利型:2.49~14.80%
変動金利型:2.49~8.99%
融資金額100万~5億円
返済期間最長30年
対象エリア全国
諸費用事務手数料:0.00~3.00%
申し込み条件法人または個人事業主の方

AGビジネスサポートのおすすめポイント

  • 調査料・保証料が0円
  • 返済期間は最長30年
  • 全国の不動産が対象エリア

大手消費者金融のアイフルが運営するAGビジネスサポートは、調査料と保証料が0円になります。初期費用を抑えられるため、資金繰りに余裕がない方向けのサービスです。さらに、返済期間は最長30年と長期にわたり、資金計画を柔軟に立てやすい点も魅力のひとつです。

対象エリアは全国に広がっており、都市部だけでなく地方の不動産も対象となっています。融資金額も最大5億円まで可能なため、まとまった資金が必要な方におすすめです。

トラストホールディングス「不動産担保ローン」

サービス名不動産担保ローン
金利(年)3.45~7.45%
融資金額100万~10億円
返済期間1ヵ月~30年
対象エリア全国
諸費用事務手数料:融資額に対し 0.0~5.50%
申し込み条件法人・個人事業主

トラストホールディングスのおすすめポイント

  • 金利が比較的低い
  • 最短即日融資
  • 担保物件は二番抵当権でも可能

トラストホールディングスは、ほかの不動産担保ローンよりも金利が比較的低めに設定されており、毎月の返済負担を軽減しやすい特徴があります。

また、最短即日融資にも対応しており、急な資金ニーズにも迅速に応えてくれます。ただし、申し込みの時間帯によっては融資を受けられるのは翌日以降になるため、即日で利用できるとは限りません。

その他にも、トラストホールディングスでは二番抵当権や三番抵当権の不動産も担保として利用できます。そのため、対象となる不動産の選択肢が広がる点もメリットといえるでしょう。

つばさコーポレーション「不動産ビジネスローン」

サービス名不動産ビジネスローン
金利(年)4.0~15.0%
融資金額
返済期間最長30年
対象エリア全国
諸費用融資手数料:0.0~5.0%
申し込み条件法人・個人事業主の方

つばさコーポレーションのおすすめポイント

  • 赤字決算でも借入可能
  • 第二抵当権の不動産でも対応可能
  • 資金用途の幅が広い

つばさコーポレーションの「不動産活用ローン」は、法人・個人事業主を対象とした不動産担保ローンです。

つばさコーポレーションは赤字決算や債務超過であっても、今後の成長性が見込めれば融資を受けられる可能性があります。実際に赤字決算や債務超過の事業所であっても、融資を受けられた実績が多数あるようです。

原則、第一抵当権の不動産が対象となりますが、ローン残高によっては第二抵当権の不動産でも融資が可能です。ほかにも、使用用途の幅が広いこともつばさコーポレーションの特徴のひとつです。融資資金を活用して設備投資や納税資金、借り換えなど幅広く利用できるでしょう。

株式会社マテリアライズ「不動産担保ローン」

サービス名不動産担保ローン
金利(年)4.8~9.8%
融資金額100万~3億円
返済期間1ヵ月~20年
対象エリア全国
諸費用事務手数料:融資金額の 0.0〜3.0%
申し込み条件法人・個人事業主

マテリアライズのおすすめポイント

  • 最短翌日融資に対応
  • 二番抵当権、三番抵当権でも融資可能
  • 比較的低金利で融資を受けられる

マテリアライズの不動産担保ローンは最短翌日融資に対応しており、急な資金調達が必要な方に向いています。金利も年4.8~9.8%と、比較的低金利での借り入れが可能です。

担保不動産についても二番抵当権や三番抵当権でも融資が可能なため、他社で断られた不動産でも審査に通る可能性があります。加えて、赤字決算であっても事業の成長性が認められれば融資を受けられます。

協和信用保証「不動産担保ローン」

サービス名不動産担保ローン
金利(年)6.6~9.8%
融資金額300万~10億円
返済期間1~180回(最長15年)
対象エリア首都圏・政令指定都市
諸費用事務手数料:貸付金額の2~5%
申し込み条件法人・個人

協和信用保証のおすすめポイント

  • 上限10億円と高額な借入に対応
  • 最短即日融資
  • 創業39年にわたり一都三県を中心に実績豊富

担保にする不動産が一都三県にある場合は、協和信用保証の「不動産担保ローン」を検討してみてください。創業39年と長期にわたり運営しており、一都三県を中心に豊富な実績があります。一都三県以外のエリアであっても、政令指令都市であれば対応してもらえる場合もあるとのことです。

融資金額は上限10億円と、高額な融資が必要な場合にも対応してもらえる可能性があります。

共有名義や借地などの特殊な物件にも対応しているため、担保にできる土地がある場合は、まず相談してみると良いでしょう。

アサックス「不動産担保ローン」

サービス名不動産担保ローン
金利(年)1.95~6.90%
融資金額300万~10億円
返済期間元金一括返済:3ヵ月~30年
元利均等返済:12ヵ月~30年
対象エリア東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県
諸費用融資手数料:融資額の0.0%~3.3%
申し込み条件法人・個人

アサックスのおすすめポイント

  • 金利が年1.95~6.90%と低金利
  • 融資限度額が10億円
  • 資金使途が自由

アサックスの不動産担保ローンは、金利が年1.95〜6.90%と低めに設定されています。そのため、毎月の返済負担を抑えながら、長期的な資金計画を立てやすくなります。

加えて、融資限度額が最大10億円と高額であるため、大規模な資金調達を必要とする方向けのサービスといえるでしょう。資金使途も自由に設定されているため、事業資金+納税資金などの組み合わせも可能です。

ただし、対象エリアは東京都およびその周辺の1都3県に限定されています。そのため、それ以外の地域にお住いの方は他の不動産担保ローンを利用しましょう。

ジェイ・エフ・シー「不動産担保ローン」

サービス名事業者向け 不動産担保ローン
金利(年)5.86~15.0%
融資金額300万~5億円※5億円以上も可能な場合あり
返済期間3ヵ月~10年
対象エリア全国
諸費用事務手数料:融資額の5.0%以内(税別)
不動産調査料
期日前返済手数料:返済金の5.0%以内
申し込み条件法人・個人事業主

ジェイ・エフ・シーのおすすめポイント

  • 契約者の立場に応じてサービスを選べる
  • 全国の物件に対応
  • 業歴30年超と実績が豊富

ジェイ・エフ・シーの不動産担保ローンは、契約者の状況や用途に応じてサービスが分けられています。事業者向けであれば事業の運転資金、個人であれば家のリフォームや教育費、というように使い分けが可能です。

融資まで最短3日間、借入上限は5億円とスピーディに高額な金額に対応できます。まとまったお金が急に必要になったとしても、相談してみる余地は十分にあるでしょう。

本社は新宿にあるものの、全国の不動産に対応しており、担当者の方が利用者のもとへ出向いてくれることもあります。不動産担保ローンを契約するためにオフィスへ行く手間が省けるため、時間に余裕がない方は相談してみてはいかがでしょうか。

ノンバンクの不動産担保ローンを利用するメリット4つ

ノンバンクの不動産担保ローンを利用するメリット4つ

ノンバンクの不動産担保ローンを利用するにあたって、どのようなメリットがあるのか気になる方も多いでしょう。ノンバンクを利用するメリットは、主に次の4点です。

  • 柔軟な審査ができる
  • 融資までがスピーディ
  • 提出書類が少ない
  • 掛け目が銀行よりも大きい

詳しく見ていきましょう。

1. 柔軟な審査ができる

銀行の不動産担保ローンであれば、決算が赤字の企業や個人事業主が申し込みをしても、審査に通過する可能性は低くなります。とくに、メガバンクは審査基準が厳しめに設定されている傾向があることから、あまり期待はできません。

一方で、ノンバンクであれば赤字決算の企業であっても、担保物件の価値や事業計画の内容によっては審査に通る可能性があります。実際に銀行で審査に通らなかった企業が、ノンバンクに申し込むことで審査に通過し、融資を受けられたケースは少なくありません。

また、一部のノンバンクは第二抵当権や第三抵当権の設定がついている物件でも融資を受けられます。加えて、家族の所有物件や競売物件にも対応している金融機関もあり、融資を受けやすい環境が整っています。

2. 融資までがスピーディ

基本的に、銀行の不動産担保ローンは即日融資を前提としておらず、融資実行までに数週間から1ヵ月程度かかることを念頭に置いたうえで計画しなければなりません。銀行の場合は担保物件の価値を判断することに加え、申し込み者の収入や信用情報も調査するため、時間を要します。

一方のノンバンクであれば、最短即日もしくは数日程度での融資が可能です。銀行に比べると非常にスピーディなため、急な資金調達が必要な場合はノンバンクを活用することをおすすめします。

3. 提出書類が少ない

ノンバンクの不動産担保ローンは銀行よりも提出書類が少ないため、書類を揃える手間が少なくて済みます。銀行であれば、以下の資料を用意しなければ審査を受けられません。

  • 会計資料
  • 登記簿謄本
  • 事業計画書 など
    ※金融機関によって必要な書類は異なります

一方のノンバンクであれば、本人確認書類や収入証明書類、借入計画書程度で済む場合があります。オンラインでも申し込みができる金融機関もあり、来店不要ですべての手続きが完了します。

4. 掛け目が銀行よりも大きい

担保物件の評価における掛け目(担保価値に対して融資可能な割合)が銀行より大きいことも、ノンバンクのメリットのひとつです。たとえば、銀行の場合はおおむね60~70%の掛け目であるのに対し、ノンバンクの場合は80%を超える掛け目に設定している金融機関も少なくありません。これにより、同じ担保物件でもより多くの資金を調達できる可能性があります。

例えば、不動産評価額が1億円の不動産の場合、掛け目が60%と80%では以下のように違いが生じます。

掛け目融資額
60%の場合6,000万円(=1億円×60%)
80%の場合8,000万円(=1億円×80%)

このように、同じ担保物件でも掛け目が違うだけで、融資額に数千万円単位で差が生じる可能性があります。

ノンバンクの不動産担保ローンを選択する際の注意点

ノンバンクの不動産担保ローンを選択する際の注意点

ノンバンクの不動産担保ローンにはメリットがいくつかある一方で、注意しなければならない点も存在します。とくに、以下で紹介する項目に関してはきちんと理解しておきましょう。

  • 銀行よりも高金利になりやすい
  • 違法業者には注意する

融資後の支払い負担を少しでも軽くできる可能性があります。ひとつずつ見ていきましょう。

1. 銀行よりも高金利になりやすい

ノンバンクは銀行に比べると金利が高い傾向にあり、毎月の返済負担も大きくなりがちです。金利は金融機関によって異なるものの、一般的にはノンバンクで4.0~15.0%、銀行で1.0~9.0%程度が目安とされています。

ノンバンクは、銀行では融資が難しい申込者に対しても柔軟な審査を実施します。金利を高く設定しているのは、審査を柔軟に実施することにより貸し倒れリスクが高まるためです。

なお、上記のように金利には値幅が設けられているものの、実際に適用されるのは多くの場合で上限金利です。そのため、あらかじめ返済計画を考える際は上限金利を想定してシミュレーションを行うことが大切です。

2. 違法業者には注意する

ノンバンクの不動産担保ローンを利用する際は、事業者が貸金業登録をしているかどうかを必ず確認してください。継続的に融資を行うには、財務局または都道府県への貸金業登録が義務付けられています。

貸金業登録をしていない事業者は違法業者に該当するため、利用すると法外な金利や悪質な取り立てといったトラブルに巻き込まれる可能性があります。

違法業者を見分ける方法のひとつは、各都道府県に登録されている「貸金業登録番号」を確認することです。貸金業登録をしている金融機関であれば、金融庁の公式ホームページ内にある「登録貸金業者情報検索入力ページ」で確認が可能です。

【参考】
登録貸金業者情報検索入力ページ|金融庁

不動産担保ローンの審査に通過するポイント

不動産担保ローンの審査に通過するポイント

ノンバンクの不動産担保ローンは銀行に比べると、柔軟に審査をしてくれるといわれています。とはいえ、対策を練らずに申し込んでしまうと審査に落ちる可能性は高まるでしょう。

ここからは、審査に通過するためのポイントを3つ解説します。主なポイントは、次の3つです。

  • きちんとした事業計画書を作成する
  • 提出書類に不備がないようにする
  • 担保物件の対象エリアの金融機関を選ぶ

1. きちんとした事業計画書を作成する

きちんとした事業計画書を作成することは、資金調達において重要な要素です。事業計画書は収益の見込みや戦略を具体的にまとめたもので、いわば事業の立ち上げや安定した運用を支えるための基盤となります。

事業計画書を作成する際は、以下のポイントを押さえるとよいでしょう。

  • 事業概要:事業の目的、ターゲット市場、提供する商品やサービスを簡潔に説明します。
  • 市場分析:競合調査やターゲット顧客のニーズを具体的に記載します。
  • 収益予測:売上、利益、コストなどの見込みを根拠を示しながら算出します。
  • 返済計画:融資額に対する具体的な返済スケジュールを明確にします。

とくに、法人向けの融資では事業計画や返済計画の妥当性が重視されるため、内容をしっかりと作り込むことが求められます。赤字決算の企業の場合は、より説得力のある事業計画書が必要となるため、細部まで入念に作成することが重要です。

また、実現可能性の高い事業計画書を作成するためには、税理士や経営コンサルタントといった専門家のサポートを受けることも選択肢のひとつです。専門的なアドバイスを活用することで、質の高い計画書の作成が期待でき、金融機関からの信頼を得られやすくなるでしょう。

2. 提出書類に不備がないようにする

提出書類に不備があると、審査の開始が遅れてしまいます。さらに、審査が進んだ場合でも必要なエビデンスが不足していると、正確な評価や判断ができず、希望するタイミングで融資を受けられないことがあります。場合によっては審査に通過しないケースもあるため、書類の準備は慎重に行いましょう。

個人事業主の方がノンバンクの審査を受けた場合に求められる書類の例は、以下のとおりです(必要書類は金融機関によって異なる場合があります)。

  • 本人確認書類(運転免許証・パスポート・健康保険証など)
  • 住民票
  • 収入証明書類(給与明細書・確定申告書など)
  • 納税確認書類(納税証明書・固定資産税都市計画税領収書など)
  • 担保不動産に関する書類(残高証明書・返済予定表など)
  • 実印証明

とくに収入証明書類や納税確認書類、そして担保不動産に関する書類は審査に通過するうえで非常に重要です。申込者の返済能力や担保の価値を評価するための基礎資料となるため、不備がないようにしてください。

3. 担保物件の対象エリアの金融機関を選ぶ

不動産担保ローンの審査に通るためには、担保となる不動産が金融機関の対応エリア内になければなりません。

全国対応の金融機関であればエリアを問わず利用できますが、地域が限定されている場合は、事前に確認しておきましょう。確認を怠り対象外のエリアの金融機関に申し込んでしまうと、いくら担保価値の高い不動産であっても審査を受けられません。

ノンバンクの不動産担保ローンが向いている人

ノンバンクの不動産担保ローンが向いている人

ノンバンクの不動産担保ローンのメリットや注意点、審査通過のポイントを把握したうえで、どのような方がこのサービスに向いているかを見ていきましょう。ノンバンクの不動産担保ローンに向いている人の特徴は、以下の2つです。

  • 早急に融資が必要な人
  • 審査に通るか心配な人

ひとつずつ詳しく解説します。

1. 早急に融資が必要な人

ノンバンクの不動産担保ローンは金融機関によっては、最短即日で融資を受けられます。例えば、事業の運転資金が急遽必要になり、翌日までに仕入れ代金を支払う必要がある場合や、税務署から納税期限が迫っている通知を受け取った場合など、時間的な余裕がない状況では迅速な資金調達が求められるでしょう。

ノンバンクはこうした急な資金ニーズにも柔軟に対応しており、最短即日での融資が可能です。急な融資が必要な場合は、ノンバンクへの申し込みを検討するとよいでしょう。

ただし、申し込み時間が遅くなったり、提出書類に不備があったりすると、融資が翌日以降にずれ込む可能性があります。そのため、必要書類を事前に準備しておき、なるべく早い時間帯に申し込むことが重要です。

2. 審査に通るか心配な人

赤字決算や担保物件に問題があるなど、銀行の審査に不安がある方でも、ノンバンクであれば柔軟な基準で審査を行ってくれます。例えば、個人事業主として過去に赤字決算があり銀行に断られたケースや、築年数が古く評価が低い物件を担保にしたい場合など、ノンバンクでは銀行よりも通りやすい可能性があります。

審査に不安を感じている方はもちろん、銀行の不動産担保ローンで実際に融資を受けられなかった方は、ノンバンクでの申し込みを検討してみてください。

不動産担保ローンの活用が資金繰りを改善させる

不動産担保ローンは、不動産を担保にまとまった資金を調達できる有効な手段です。とくにノンバンクの不動産担保ローンは、銀行に比べて審査が柔軟で、融資までのスピードが速いことが大きな特徴です。急な資金調達が必要な方や、銀行で審査に通らなかった方は、ノンバンクを検討する価値があるでしょう。

ただし、銀行の不動産担保ローンよりも金利が高い傾向にあるため、しっかりとした返済計画を立てることが重要です。不動産担保ローンは資金繰りを改善し、事業活動の大きな支えとなります。第二抵当権や競売物件でも審査に通る可能性があるため、諦めずに一度ノンバンクの不動産担保ローンを検討してみてはいかがでしょうか。

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

【貸付条件一覧】セゾンファンデックス

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