電気代の値上げが続き、家計の負担が大きくなっている今こそ、冷蔵庫の使い方を見直す絶好のタイミングです。冷蔵庫の整理整頓にはさまざまなメリットがあるため、節約したい方にこそおすすめです。
この記事では、誰でも簡単に実践できる冷蔵庫の整理整頓術5選をご紹介します。ムダな買い物を防ぎ、食材を使い切る工夫を通じて、家計の負担を軽くするヒントが満載ですので、ぜひ参考にしてくださいね。
冷蔵庫の整理が生活費の節約につながる
冷蔵庫の整理整頓は、電気代の削減だけでなく、食品ロスの防止や家事効率の向上にもつながります。冷蔵庫の扉を開ける時間が短いほど、庫内の温度上昇を抑えられるため、電気代節約にも効果的です。整理整頓されていれば、何がどこにあるかすぐ分かり、必要なものをサッと取り出せて開閉時間の短縮につながります。

さらに中身がごちゃごちゃだと、賞味期限が近い食材を見落としがちです。整理されていれば在庫管理がしやすくなり、同じものを重複して買うことや、食材をダメにしてしまうことも避けられます。
また、使いたいものがすぐに取り出せる環境は、忙しい朝や夕方の家事もスムーズにしてくれます。結果として、日々のストレスの軽減にもつながるでしょう。
冷蔵庫内の整理整頓術5選
ここからは、冷蔵庫の中を効率的に整えるための具体的なテクニックを5つご紹介します。
段ごとに入れるものを決める
冷蔵庫を段ごとに使い分けることで、食材の管理がグッと楽になります。上段にはビールやジュースなど、日持ちする飲み物をまとめておくと便利です。傾斜のあるトレーを使うと、取り出しや補充がしやすくなります。
中段は目線に近い高さなので、毎日使う常備菜や残り物などを置くのがおすすめです。また、朝食セットやお弁当セットなど、用途別にまとめておくと忙しい朝も準備がスムーズになります。
下段は冷気がたまりやすく、傷みやすい食材の保管にぴったり。重い鍋ごとお味噌汁を入れるのにも適しています。
余白を作り、予定外の食材を置くスペースとする
冷蔵庫内に2〜3割の空きスペースを確保しておくと、電気代節約にも食品ロスの防止にもつながります。冷気の吹き出し口を塞がず空間を作れば、効率良く庫内が冷え、余分な電力を使わずに済みます。

どこに何があるか分かりやすくなり、賞味期限切れや買い忘れも防止できます。急に作り置きのおかずが増えても、余白があれば詰め込みすぎずに対応できます。結果として扉の開閉時間も短時間になり、電気代の節約効果も高まります。
仕切りケースで同じ種類の食材ごとまとめる
食材がバラバラになっていると、奥のものを忘れやすくなります。そこで役立つのが仕切りケースです。

例えば「野菜」「お肉」「朝食セット」などカテゴリー別に収納すれば、一目で在庫がわかります。ケースごと引き出せば探し物もすぐ見つかり、調理の時短や買いすぎの防止にもつながります。
立てる収納で賞味期限切れを防ぐ
パック食品や冷凍食品は「立てる収納」に変えるだけで、期限切れや買い忘れによる食品ロスを防げます。平積みだと下のものが埋もれがちですが、立てて並べておけば、上から見て消費期限や残量がすぐに確認できます。
100均のジッパーバッグや容器に冷凍食品を移し替え、賞味期限を書いたテープを貼れば、管理もラクになります。「新しいものを奥、期限が近いものを手前」といったルールを作るのもおすすめです。
透明な収納ケースで中身を確認しやすくする
常備菜や残り物は透明なケースに入れて中身が分かるようにすると、管理がぐっと楽になります。

中身が見えないケースだと、何が入っているか忘れてしまいがち。食品ロスや無駄な買い足しを防ぐには、できるだけ同じサイズに容器をそろえておくと見た目もすっきり重ねて収納しやすくなります。
もし不透明な収納ケースを使う場合は、ラベルシールに「中身」「開封日」「賞味期限」を記入して貼っておきましょう。可視化するだけでも家事の効率がアップします。
おわりに
冷蔵庫の中を整理整頓することで、賞味期限切れによる食品ロスやムダな買い物の削減になり、家計の節約につながります。
さらに中がスッキリしてものが探しやすくなれば、家事のストレスも減り、家族もどこに何があるか把握しやすくなります。きれいになった冷蔵庫を見て、気分もリフレッシュできるはず。ぜひ今回のテクニックを試してみてください。
※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。