大型家電の買い替えの際、「どうせ買うなら最新型!」で選んでいませんか?冷蔵庫や洗濯機、エアコンなどの大型家電は、毎年モデルチェンジされます。でも実は、「型落ち」の旧モデルでも性能は十分で、価格は数万円以上お得になることもあります。
この記事では、型落ち家電を上手に選んで賢く節約する方法や、最新モデルとの違い、買うときの注意点まで詳しく解説します。お得に満足度の高い買い物をしたい方は、ぜひ参考にしてください。
冷蔵庫・洗濯機・エアコンの型落ち品でどれだけ節約できる?費用対効果を比較

型落ち家電とは、1年前のモデルや旧型番のこと。最新モデルと機能差がほとんどない製品も多く、価格は2〜3割安くなる傾向があります。実際、どれくらいお得なのでしょうか?
大型家電3種の型落ち品vs最新モデル、価格差と機能差の実例
たとえば冷蔵庫は、最新モデルが約20万円するのに対し、型落ち品なら15万円ほどで手に入るケースがあります。洗濯機も、最新モデルが18万円前後する一方で、旧型は12万円ほど。エアコンでは、最新モデルが16万円、型落ちなら11万円ほどで購入できることもあります。
(※価格は一例で、店舗・時期・メーカー・機種などにより異なります。)
数万円の価格差がある一方で、基本的な性能や容量が大きく変わることはありません。AI連携やスマート機能などの最新機能が不要であれば、型落ち品を第一候補にできるはずです。
型落ち品で失敗しないためのチェックポイント
まず確認したいのは、その家電が自分にとって必要な機能を備えているかどうかという点です。
省エネ性能や静音性、サイズ感など、使用シーンに合った条件を明確にしておくことで失敗を防げます。また、型落ち品は人気があるものから在庫がなくなっていく傾向があるため、見つけたらサイズ・色・納期も確認し、早めに在庫を確保すると安心です。
さらに、保証期間やアフターサービスの残り期間も忘れずに確認しましょう。お得な買い物に見えて、後から修理代が高くついてしまっては意味がありません。
修理・サポート期間の落とし穴に注意!購入前に確認すべきこと
型落ちモデルの中には、メーカーのサポート期間が短くなっている製品もあります。購入前には、メーカー保証の有無や期間、修理用の部品が何年供給される予定なのかなどをチェックしておきましょう。上限額・免責、延長保証に加入できるかどうかも重要なポイントです。
家電は一度買うと数年は使い続けるもの。数年後のトラブル時に「サポート期間終了で修理が高額」といった事態を避けるためにも、購入時にしっかり確認しておきたい部分です。
モデルチェンジ時期を狙え!家電量販店での賢い買い方

型落ち家電は「いつ買うか」も重要なポイントです。特にモデルチェンジ直後は、旧モデルが在庫処分セールに出されることが多く、狙い目です。
冷蔵庫は9月、エアコンは10月…家電別の買い時カレンダー
冷蔵庫は8〜9月が狙い目です。この時期は新モデルの登場にあわせて旧モデルの在庫処分が進み、価格が大きく下がる傾向があります。また、3月の決算や年末年始のセールでも大幅な値引きが期待でき、高額な冷蔵庫をお得に購入するチャンスとなります。
エアコンは9〜10月、そして2〜3月が買い時です。9〜10月は夏のピークが過ぎ、在庫処分と決算セールが重なるタイミング。2〜3月は設置工事が比較的空いており、スムーズに取り付けができる点がメリットです。
縦型洗濯機の買い時は4〜5月。6月の新製品発売を前に、旧モデルの在庫処分セールが行われるため、年間でも特に安く購入できるタイミングです。
ドラム式洗濯機は8〜9月に価格が下がりやすく、10〜11月の新モデル登場前にはさらに値引きされる傾向があります。特に高価格帯のモデルでは大幅値引き(数万円〜10万円程度)の例もあります。機能面の差も小さいためコストパフォーマンスを重視する方におすすめです。
※発売時期はメーカーや年次で前後します。上記は目安です。
展示品・在庫処分品を狙う時の注意点
展示品や倉庫保管の在庫処分品は、さらにお得な価格で手に入ることも。
しかし、あらかじめ傷や劣化の有無、動作テストの可否を確かめておきましょう。保証書や取扱説明書、リモコンなどの付属品がすべて揃っているかもチェックのポイントです。
また、展示品や特価品のなかには、返品・交換ができないケースもあるため、購入前に販売条件をしっかり確認しておくと安心です。納得して買うことが、後悔しないポイントになります。
おわりに
冷蔵庫・洗濯機・エアコンなどの大型家電は、型落ちモデルを選ぶだけで数万円の節約につながります。
最新機能にこだわらず、自分にとって必要な性能を見極めて、買い時を狙えば、価格も性能も納得の買い物ができます。
保証やサポートの確認も忘れず、お値打ちな家電を手に入れましょう。
※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。