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スマホ料金見直しで年6万円節約!サブブランド乗り換え術

スマホ料金見直しで年6万円節約!サブブランド乗り換え術
たかはる

執筆者

たかはる

大手銀行で個人向け営業として幅広い金融相談に携わった経験を生かし、現在は金融ライターとして活動中。
FP2級・終活アドバイザー資格保有。
クレジットカードは約30枚、銀行口座も10以上を自ら開設・利用するなど、徹底したユーザー目線が強み。
計4カ国、約15年の海外生活で200超の世界遺産を旅し、海外での暮らしのお金にも詳しい。
親の介護と相続をきっかけに、終活や老後のお金についての情報発信も行っている。

「スマホ代、もう少し安くならないかな…」と思ったことはありませんか?

実は、大手キャリアからサブブランドに乗り換えるだけで、通信品質を保ったまま毎月の負担をぐっと減らせるケースがあります。この記事では、今の料金の見直し方から乗り換えの具体的な手順までをやさしく解説します。固定費を減らして家計にゆとりを生み出しましょう。

今の料金と比べていくら安くなる?節約額の計算方法

今の料金と比べていくら安くなる?節約額の計算方法
料金シミュレーションを行えば、節約効果を数字で実感できます。

「スマホ代が高い」と感じている方は、まず現在の携帯料金を把握しましょう。大手キャリアからサブブランドに乗り換えると、通信品質を保ちながら料金に大きな差が出ます。料金の見直しや比較、節約額もチェックしていきましょう。

現在の料金明細の見方と無駄なオプションの見つけ方

毎月のスマホ料金明細には「基本料金」「データ通信料」「オプション料金」「端末代」が記載されています。スマホ料金見直しの第一歩は、「使っていないのに料金が発生している項目」がないかを確認することです。

特に注意したいのが「有料オプション」。たとえば「留守番電話」「端末補償」「動画や音楽サービス」など、使っていないものは解約を検討しましょう。月額330円でも、1年で3,960円。見逃しがちなオプションが積み重なると、意外に大きな出費になります。

ahamo・povo2.0・LINEMOの基本料金比較

大手キャリアのサブブランドは、シンプルでわかりやすい料金体系が特徴です。

NTTドコモ|ahamo

項目内容
月額料金(税込)2,970円(30GB)/4,950円(110GB)
データ容量30GB/110GB
通話料金5分以内無料(無制限オプションあり)

KDDI|povo2.0

項目内容
月額料金(税込)基本料金0円(使わなければ無料)
データ容量トッピング式(3GB990円/20GB2,700円/360GB26,400円など)
通話オプション5分かけ放題550円/無制限1,650円

ソフトバンク|LINEMO ベストプラン

項目内容
月額料金(税込)990円(3GBまで)/2,090円(10GBまで)
データ容量3GB/10GB
通話オプション5分かけ放題550円/無制限1,650円

ソフトバンク|LINEMO ベストプランV

項目内容
月額料金(税込)2,970円(30GB+5分定額)
データ容量30GB
通話料金5分以内無料
出典:NTTドコモ|ahamo料金プラン、KDDI|povo2.0、ソフトバンク|LINEMO料金プラン
(2025年9月現在。最新料金は必ず各公式サイトをご確認ください。)

ahamoは30GBのデータと5分通話がセットでバランスが良く、大容量が必要ならオプション追加も可能です。とにかく安く抑えたいならpovo2.0。3GBの少量プランから30GB+5分通話付きまで、幅広い選択肢から自分に合ったプランを選びたい方はLINEMOがおすすめです。

実際の節約額シミュレーション。1人なら年6万円、家族4人で年19万円の節約!

1人暮らしの場合と家族4人のケース、それぞれの節約効果をシミュレーションしてみました。実際にどれくらい安くなるのか、具体的な数字で見てみましょう。

  • 1人暮らしなら年間約6万円節約
    大手キャリアで月約8,000円→サブブランドなら約3,000円。差引き月5,000円、年間6万円の節約に。
  • 家族4人なら年間約19万円・データ使用量を抑えれば最大で28万円近く節約
    従来プランに家族割引を適用して月2.8万円→サブブランドなら約1.2万円。差引き月1.6万円、年間19.2万円以上の差になります。

また、家族全員がLINEMO 3GBプラン(月990円)を選べば4人で約4,000円。年間の通信費は約4.8万円に収まり、従来プランとの差はなんと28.8万円に。

Wi-Fi中心の生活なら、必要な分だけデータ(トッピング)を追加購入できる基本料金0円のpovo2.0もおすすめです。

初期費用0円で乗り換える方法と注意点

初期費用0円で乗り換える方法と注意点
手続きの流れを知っておけば、スマホの乗り換えは驚くほど簡単です。

「乗り換えにはお金がかかる」と思っていませんか?実は初期費用0円で始められるケースも増えています。条件や手続きの流れを事前に知っておきましょう。

事務手数料無料のキャンペーンを狙うタイミング

乗り換えには通常、事務手数料がかかります。店頭で約5,000円、オンラインで4,000円前後が目安です。ただし、オンライン限定キャンペーンを活用すれば無料になることもあり、申込のタイミング次第で数千円の節約が可能です。特に3〜4月の新生活や年末はキャンペーンが増える傾向にあるため、この時期を狙うのがおすすめです。

今使っているスマホをそのまま使う手続きの流れ

今のスマホをそのまま使って乗り換えるには、まず乗り換え先の「対応端末一覧」で自分の機種が使えるかを確認しましょう。古い端末では対応していない場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

SIMロックは各キャリアのマイページから無料で解除できます。あわせてデータのバックアップも忘れずに行いましょう。

手続きは、乗り換え先の公式サイトで「SIMのみ契約」を選び、申込フォームに必要情報を入力します。MNP予約番号が必要な場合は、事前に取得(MNPワンストップ対応なら不要)し、SIMカードまたはeSIMを選択。eSIMなら即日開通も可能です。SIMロック解除済みなら、設定もスムーズに進みます。

おわりに

スマホ料金は「固定費」の中でも大きな割合を占めるため、見直しの効果がはっきり出やすい項目です。月数千円の差でも年間では数万円、家族単位では10万円以上の節約につながります。初期費用をかけずに乗り換えられる方法も増えています。まずは現在の料金明細を見直し、不要な支出を減らすところから始めてみましょう。

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

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