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不用品を高く売る!Yahoo!フリマとメルカリの出品術    

不用品を高く売る!Yahoo!フリマとメルカリの出品術  
北原 円香 (CROCO_コラム企画ライター)

執筆者

北原 円香

主婦・元保育士。現在は育児とライター業、SNSでの発信に奮闘中。暮らしにまつわる情報をInstagramで発信しながら幅広い分野の記事を執筆しています。「シンプルで心地よい暮らしに整える」が日々のモットー。忙しい毎日でもちょっとした工夫や気づきを大切に暮らしています。

不用品を売る際は、どのフリマアプリを選ぶかが重要です。特に利用者の多いYahoo!フリマとメルカリは、手数料や売れやすい商品ジャンルに違いがあるため、それぞれの特徴を理解して使い分けることが大切になります。

この記事では、家計を助けたい方や、不用品を効率よく現金化したい方に向けて、2つのサービスの出品例や利益と利益比較をもとに、賢い出品術をわかりやすく紹介します。

手数料と売れやすさで選ぶ出品先の決め方

フリマアプリはサービスによって最終的に得られる利益が大きく変わるため、選び方が重要です。

ここでは、特に利用者が多いYahoo!フリマとメルカリを取り上げ、販売手数料・商品の売れやすさ・実質利益の3つの観点から比較します。

販売手数料の違い:Yahoo!フリマ5%、メルカリ10%の差

フリマアプリを利用する際に見逃せないのが、販売手数料の差です。Yahoo!フリマは5%、メルカリは10%と、手数料には倍の差があります。

例えば5,000円でバッグを売った場合、Yahoo!フリマでは250円、メルカリでは500円の手数料が差し引かれます。差額は250円ですが、10品販売すると2,500円の違いに。

販売手数料の違い:Yahoo!フリマ5%、メルカリ10%の差
販売手数料はアプリごとに異なる!事前チェックで無駄を防ごう

高額商品の場合はさらに差が大きくなるため、十分留意しておくことが大切です。

商品別の売れやすさ:子供服はメルカリ、家電はYahoo!フリマ

商品の売れやすさには、サービスごとの特徴があります。

メルカリは利用者層が幅広く、特に子供服や日用品は需要が高いため、短期間で売れる傾向があります。例えば、子供服セットを1,200円で出品した場合、数時間で購入されるケースも。

商品別の売れやすさ:子供服はメルカリ、家電はYahoo!フリマ
ベビー・キッズ用品はメルカリが強い!需要の高さで即売れも

一方、Yahoo!フリマはヤフオク!と連携しているため、家電やパソコン周辺機器など高額商品の需要が高いのが特徴です。専門性の高い商品や大型家電は、Yahoo!フリマやヤフオクの方が高値で売れやすいケースが多く見られます。

商品別の売れやすさ:子供服はメルカリ、家電はYahoo!フリマ
家電・ガジェット系はYahoo!フリマが狙い目。専門性の高さが強み

このように、商品の特性に合わせて出品先を選ぶことがポイントになります。

送料負担を考慮した実質利益シミュレーション

実質利益を考えるうえで欠かせないのが送料です。メルカリとYahoo!フリマはいずれも匿名配送に対応していますが、料金やルールにはいくつか違いがあります。

例えば、子供服を1,000円で販売した場合、メルカリでは手数料100円とネコポス(210円)の送料がかかり、実質利益は690円に。一方、同じ条件でYahoo!フリマを利用すると、手数料50円とゆうパケット(205円)の送料で745円が利益として残ります。わずかな差でも、出品数が増えると年間で数千円〜数万円の差になることもあります。

送料自体は両サービスともほぼ同水準ですが、Yahoo!フリマの方がわずかに安いケースもあります。ただし、メルカリは送料込みと送料別を選択できるのに対し、Yahoo!フリマは送料込み出品が基本となるため、価格設定には注意が必要です。

両サービスを使い分けて売上を増やす方法

フリマアプリは1つに絞って利用するよりも、商品の特性や相場を見極めながらYahoo!フリマとメルカリを使い分ける方が効率的です。

ここでは、価格設定や出品のタイミング、両サービス利用時の注意点を紹介します。

価格設定の工夫:Yahoo!フリマは安め、メルカリは相場通り

フリマアプリを利用する際は、それぞれの特徴に合わせて価格設定を工夫することが大切です。

Yahoo!フリマは利用者数がメルカリより少ないため、相場よりやや低めに設定すると検索で目に留まりやすくなります。例えば、相場が3,000円の靴を出品する場合、Yahoo!フリマでは2,700円にすると売れやすさが高まります。一方、メルカリは利用者数が多く幅広い年齢層に利用されているため、相場通りの価格でも購入者が見つかりやすいのが特徴です。

このように、利用するプラットフォームの特性を理解し、価格設定を調整することが売れやすさと利益確保のポイントになります。

出品タイミングと再出品で売れ残りを防ぐコツ

フリマアプリでは、出品する時間帯や再出品の工夫が売れ行きを左右します。利用者が多い夜18時〜22時に出品すると閲覧数が伸びやすく、売却率もアップします。

また、数日経っても売れない場合は、写真を撮り直したり説明文を修正したりして再出品することで検索上位に表示されやすくなることも。

出品タイミングと再出品で売れ残りを防ぐコツ
夜18〜22時が狙い目!再出品で検索上位に表示させる工夫も

こうした工夫を取り入れることで売れ残りを防ぎ、売却のチャンスを広げられるでしょう。

併売時の在庫管理と二重販売を避ける注意点

同じ商品をYahoo!フリマとメルカリの両方に出品する場合は、在庫管理に注意が必要です。

例えば、限定のブランドバッグを2万円で両サービスに出品したところ、同じ日に両方で売れてしまうとキャンセル対応が必要になり、信用を失う恐れがあります。

二重販売を防ぐには、売れたらすぐにもう一方の出品を取り下げるか、在庫が複数ある商品だけの併売が安全です。特に、高額商品は在庫管理を徹底することで、トラブルを未然に防げます。

おわりに

同じ不用品でも、出品するサービスによって利益に差が出ます。

Yahoo!フリマとメルカリの特徴を理解して、ジャンルや出品タイミングに合わせて使い分ければ、より高く・より早く売ることができます。ちょっとした工夫を取り入れて、不用品が家計のプラスになるようにフリマアプリを上手に活用しましょう。

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

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