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クローゼットの見える化で洋服の無駄買いを防ぐ節約術

クローゼットの見える化で洋服の無駄買いを防ぐ節約術
北原 円香 (CROCO_コラム企画ライター)

執筆者

北原 円香

主婦・元保育士。現在は育児とライター業、SNSでの発信に奮闘中。暮らしにまつわる情報をInstagramで発信しながら幅広い分野の記事を執筆しています。「シンプルで心地よい暮らしに整える」が日々のモットー。忙しい毎日でもちょっとした工夫や気づきを大切に暮らしています。

クローゼットを整理しないまま洋服を買い足していくと、似たような服が増え、結果的に無駄な出費につながりやすくなります。無駄使いを減らす第一歩は、手持ちの洋服を正確に把握することです。

この記事では、洋服を見える化して重複買いを防ぎ、長期的に洋服代を節約する具体的な方法を紹介します。洋服の管理が苦手な方や、つい買いすぎてしまう方に役立つ内容ですので、ぜひ参考にしてみてください。

今持っている洋服を把握して浪費を防ぐ方法

ここでは、手持ちの洋服を整理し、見える形で管理するための具体的な方法を3つ紹介します。クローゼットの中身をしっかり把握し、無駄な買い物を減らすための工夫をしていきましょう。

洋服を種類別に並べて同じような服を発見する

今持っている服を把握するためには、まずクローゼットの中の洋服を一度すべて取り出し、種類ごとに分けて並べることから始めましょう。

洋服を種類別に並べて同じような服を発見する
アイテムを種類別に並べるだけで、持ちすぎている服が一目でわかります。

トップス・ボトムス・アウター・ワンピースなどのカテゴリ別に服を分類すると、似たような色やデザインの服が重なっていることに気付きやすくなります。「同じ色のニットばかり持っていた」「似たデザインのスカートが3枚もあった」など、思いがけない重複に気づくことも少なくありません。重複しているアイテムを把握することで、同じような服を買ってしまう無駄を防げます。

手持ちの枚数を明確にしておくだけでも、次の買い物での出費を自然に抑えられるでしょう。

1ヶ月の着用回数をメモして活用度をチェック

どの服をどれくらい着ているかを把握することは、無駄な買い物を減らすうえで欠かせません。方法は簡単で、1ヶ月の間に着用した服をメモするだけ。

実際の着用頻度を可視化することで、「よく着る服」と「ほとんど着ていない服」の違いが明確になり、整理や購入判断の基準になります。

1ヶ月の着用回数をメモして活用度をチェック
スマホのカレンダーアプリで簡単に着用記録が可能。1ヶ月後の「意外な結果」に節約のヒントが。

着用回数が少ない服を把握することで「この服は本当に必要?」と冷静に判断でき、衝動買いを防げます。記録を続けることで、自分がどんな服を好んで着ているか、どんなスタイルが生活に合っているかも見えてきます。

スマホで撮影して買い物前に確認する習慣づくり

買い物前に、手持ちの洋服を確認する習慣を身につけることもおすすめです。

あらかじめ手持ちの服をスマホで撮影し、アルバム機能などでカテゴリ別に整理しておくと買い物時のチェックがスムーズになります。店舗やネットショップで気になる服を見つけたときに写真を見返し、「似た服をすでに持っていないか」「手持ちの服と組み合わせられるか」を確認できるため、衝動買いの失敗を防ぐ効果があります。

こうした習慣を続けることで重複買いや組み合わせにくい服の購入を避け、長期的に洋服代の節約が可能になります。

新しい洋服を買う前に実践する3つの節約ルール

ここでは、新しく洋服を購入するときに意識したい3つの節約ルールを紹介します。少しの工夫で無駄な出費を減らし、賢く節約につなげていきましょう。

欲しい服と手持ちの服を比較してから決める

新しい服を購入する前に、手持ちの服と比較するルールを設けておくと無駄な出費を防げます。

例えば、薄手ジャケットを購入しようと考えたとき、すでに似た素材や色のジャケットを持っていないかを事前に確認しましょう。購入前に代用できる服が見つかれば、同じような服を買うことが無くなり、無駄な出費を自然に減らすことができます。

購入前に3日間の検討期間を設ける

気になる洋服を見つけてもすぐに購入せず、3日間の検討期間を設けるのがおすすめです。少し時間を置くことで、その服の必要性や着用シーンを冷静に考えられるようになります。

例えば、3日経っても「やっぱり欲しい」と思える服は、長く愛用できる一着になる可能性が高いでしょう。

反対に、その間に気持ちが落ち着き、「今は必要ない」と感じることも多いものです。

衝動買いを1回防ぐだけでも節約につながります。購入前に一度立ち止まる習慣を身につけることが大切です。

月の洋服予算を決めて衝動買いを避ける

月ごとの洋服予算をあらかじめ設定しておくことは、衝動買いを防ぐうえで非常に効果的です。

月の洋服予算を決めて衝動買いを避ける
月ごとの洋服予算を決めるだけで、買いすぎを防ぎやすくなります。

予算を決めないと、セールや新作に惹かれて予定外の買い物をしてしまいがちです。予算の上限を決めておけば自然に「どの服を優先して買うか」を考える習慣が身につきます。

この管理を続ければ、年間で数万円単位の節約につながることもあります。あらかじめ手持ちの服を把握したうえで、何を買うのか予算を立てておくことが大切です。

この管理を続ければ、年間で数万円単位の節約につながることもあります。

買い物を始める前に、あらかじめ予算を立てておきましょう。

おわりに

洋服の見える化は、特別な道具や時間をかけなくても今日から始められる節約術です。手持ちの服を把握して買い方を工夫するだけで重複買いや衝動買いを減らし、大きな節約につながる可能性があります。

「着る服がない」と感じる原因の多くは、服が足りないのではなく、持っている服を活かしきれていないことにあります。まずは今ある洋服を見直すことから始めてみましょう。今日から少しずつ実践し、自分らしいスタイルを保ちながら賢く洋服代を抑えていきましょう。

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

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