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防災グッズ【地震】本当に必要なものリスト!災害に備える準備の完全ガイド

防災グッズ【地震】本当に必要なものリスト!災害に備える準備の完全ガイド
セゾンのくらし大研究 編集部

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地震大国・日本に暮らす私たちにとって、防災への備えは日常生活の一部として欠かせません。「いつか準備しよう」と思いながらも、具体的に何をどう揃えればよいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、地震災害に本当に必要な防災グッズを、避難の段階に応じて詳しく解説していきます。普段から携帯すべき最低限の備えから、自宅避難に必要な備蓄品まで、具体的な品目をチェックリスト形式でご紹介します。

この記事を読んでわかること
  • 地震災害に備えて本当に必要な防災グッズを、0次・1次・2次の避難段階別に分類して準備する方法
  • 過去の大地震でライフライン復旧に数週間から数か月かかった実例と、防災グッズの重要性
  • 普段から携帯すべき防災ポーチの中身から、自宅避難用の1週間分の備蓄品まで、具体的な品目と必要量
  • 防災グッズを玄関・寝室・パントリーなど最適な場所に分散収納し、半年ごとに点検する管理方法
  • 防災グッズだけではカバーできない経済的リスクに備える、地震保険の活用方法

地震への備えはなぜ重要?防災グッズの必要性を理解しよう

地震への備えはなぜ重要?防災グッズの必要性を理解しよう

日本では毎年のように大きな地震が発生しています。2022年には震度4以上の地震が51件発生し、2024年1月1日には能登半島で震度7を観測する地震が発生しました。これらの災害では、多くの人々が長期間にわたってライフラインの停止という困難に直面しました。

東日本大震災では、電力の復旧に最大2か月以上、水道の復旧には40日以上を要した地域もありました。都市ガスの供給停止は約46万戸に及び、完全復旧まで約2か月かかりました。通信インフラも大きな打撃を受け、固定電話は約100万回線が不通となりました。

こうした状況下で防災グッズがない場合、以下のようなリスクに直面します。食料や飲料水が手に入らず、栄養不足や脱水症状に陥る危険性があります。情報収集の手段が断たれることで、支援の状況や避難指示を把握できなくなります。また、断水によってトイレが使えなくなり、深刻な衛生問題が発生します。医薬品や救急用品がなければ、軽い怪我でも悪化する恐れがあります。

内閣府は、災害時における自助・共助・公助の考え方を示しています。

自助:一人ひとりが自ら取り組むこと
共助:地域や身近にいる人どうしが一緒に取り組むこと
公助:国や地方公共団体などが取り組むこと

参照元:内閣府防災情報|自宅で備える

災害発生直後は、公的支援が行き届くまでに時間がかかります。だからこそ、一人ひとりが自助の精神で備えておくことが何よりも重要なのです。そして、地域のつながりによる共助も、いざという時の大きな力になります。

それでは、具体的にどのような防災グッズを準備すればよいのか、次の章から詳しく見ていきましょう。

【チェックリスト】地震の備えに!本当に必要な防災グッズ一覧

【チェックリスト】地震の備えに!本当に必要な防災グッズ一覧

防災グッズは、災害時のどの段階で使用するかによって分類できます。ここでは、「0次防災(普段から携帯)」「1次防災(避難時に持ち出し)」「2次防災(自宅避難用備蓄)」の3つの段階に分けて、本当に必要なグッズをご紹介します。

この分類に沿って準備することで、あらゆる状況に対応できる備えが整います。以下の表を参考に、ご自身に必要なものをチェックしていきましょう。

【防災グッズチェックリスト】

備えの段階グッズの種類具体的な品目例可能なら準備したい品目チェック
0次防災(普段から携帯)情報・通信モバイルバッテリー、スマホ用充電器携帯ラジオ
衛生用品除菌シート、ポケットティッシュ、
マスク、絆創膏、アルコール消毒液
携帯トイレ
ライトミニライト
貴重品現金(紙幣・小銭)、身分証明書コピー
その他普段飲んでいる薬、常備薬、飴、杖栄養補助食品
1次防災(避難時に持ち出し)食料・水非常食(3日分)、ペットボトル水・
保存水(3日分)、ビスケット・クッキー、
粉ミルク・離乳食
缶詰
避難用品ヘルメット、軍手、雨合羽、懐中電灯、
スリッパ
防災ずきん、作業用手袋
救急用品救急セット(包帯、消毒液、鎮痛剤など)家庭用救急箱
衣類・寝具下着、衣類、タオル、アルミブランケット、
紙おむつ
圧縮袋に入れた衣類、フリース毛布
その他貴重品(通帳コピーなど)、筆記用具、
子どものおもちゃ、使い慣れた日用品
2次防災(自宅避難用備蓄)食料・水非常食(7日分)、ペットボトル水・
保存水(7日分)、缶詰
日常食材の多めの備蓄
生活用品簡易トイレ・ポリ袋と凝固剤、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、ランタン、
カセットコンロ
普段使いのガスボンベ、キャンプ用品
衛生用品歯ブラシ、石鹸、生理用品、紙おむつ衛生用品の多めの備蓄
情報収集携帯ラジオ、ポータルテレビ、スマホ手回し充電ラジオ
その他新聞紙、ラップ、ポリ袋

このチェックリストを利用して、準備できたものにチェックを入れていきましょう。一度にすべて揃える必要はありません。できることから少しずつ始めることが大切です。

それでは、各段階の防災グッズについて、より詳しく解説していきます。

普段から携帯したい「0次防災グッズ」

0次防災とは、通勤や通学など日常の外出時に常に携帯する最低限の備えです。大地震は自宅だけでなく、職場や電車の中など、どこにいても発生する可能性があります。

通勤中に地震が発生して電車が止まり、数時間にわたって待機する状況を想像してみてください。スマートフォンの電池切れで情報が得られない、公共トイレは混雑している、持病の薬を飲む時間が迫っている——こうした時、小さな防災ポーチがあれば安心です。

0次防災グッズとして携帯すべき主な品目は、モバイルバッテリー(容量5,000mAh以上)、ミニライト(キーホルダー型LED)、ホイッスル(居場所を知らせる用)、常備薬(1日分)、携帯トイレ(1〜2回分)、絆創膏・消毒シート、飴やチョコレート(エネルギー補給)、現金(千円札と小銭)などです。

これらは500mlペットボトルサイズの防災ボトルやポーチにまとめられます。重さは300〜500g程度に抑え、普段使いのバッグに常に入れておきましょう。警視庁警備部災害対策課の公式X投稿でも防災ボトルの作り方が紹介されています。

避難時に持ち出す「1次防災グッズ」

1次防災グッズとは、災害発生直後に自宅から避難所などへ避難する際に持ち出すものです。自宅が倒壊の危険にさらされていたり、津波や火災の危険が迫っている場合、最低限の荷物だけを持って迅速に避難しなければなりません。

重要なのは「命を守るために必要なものだけを厳選する」ことです。あれもこれもと詰め込むと重くて走れず、転倒の危険もあります。避難時の持ち出し品は両手が自由になるリュックサックにまとめ、女性なら10kg以下、男性なら15kg以下を目安にしましょう。

  • 水・食料(3日分目安):飲料水は500mlペットボトル2〜3本、食料は調理不要で食べられるレトルトご飯、缶詰、カロリーメイトやビスケット、チョコレートなどを選びます。
  • 救急セット:絆創膏、包帯、消毒液、痛み止め、胃腸薬、持病の薬(3日分)、お薬手帳のコピーなどを小さなポーチにまとめます。
  • 衛生用品:マスク(5〜10枚)、ウェットティッシュ、トイレットペーパー(芯を抜いて圧縮)、生理用品、おむつ・おしりふき(乳幼児がいる場合)など。
  • 防寒・防水用品:アルミブランケット、レインコート、下着・靴下の替え(圧縮袋でコンパクトに)、タオル2〜3枚など。
  • 安全用品:ヘルメット(折りたたみ式)、軍手または革手袋、ヘッドランプ、ホイッスル。避難路では瓦礫や割れたガラスの危険があるため、頭部と手を守る装備は必須です。
  • 情報収集ツール:携帯ラジオ(手回し充電式)、モバイルバッテリー、予備電池。
  • 貴重品:現金(小銭含む2万円程度)、身分証明書のコピー、健康保険証のコピー、通帳・印鑑のコピーなど。

子どもがいる家庭では粉ミルク・哺乳瓶、離乳食、おもちゃを追加してください。高齢者がいる場合は入れ歯用品、老眼鏡の予備、介護用品が必要です。ペットを飼っている方は、ペットフード、水、リード、キャリーケース、ペットの写真も忘れずに。防災バッグは玄関近くの取り出しやすい場所に保管し、家族全員がその場所を把握しておきましょう。

自宅避難で役立つ「2次防災グッズ」

2次防災グッズとは、自宅の安全が確保され、自宅にとどまって生活する場合に必要な備蓄品です。建物に被害がなくても、ライフラインが止まることは珍しくありません。

過去の災害では、インフラの復旧に数日から数週間を要しました。阪神・淡路大震災では都市ガス85日、東日本大震災では水道40日以上かかった地域もあります。こうした状況を想定し、最低でも3日分、できれば1週間分の備蓄が推奨されています。

カテゴリ品目必要量の目安(1人・1週間分)ポイント
保存水(ペットボトル)21リットル(1日3L×7日)飲料・調理用
食料レトルト食品、缶詰、乾麺、米21食分以上ローリングストック法で管理
調理器具カセットコンロ、カセットボンベボンベ6本程度温かい食事は心の安定にもつながる
トイレ簡易トイレ(本体と処理袋)35〜56回分(1日5〜8回×7日)断水時も使用可能
照明ランタン、予備電池部屋数に応じて2〜3個部屋全体を照らせるもの
電源大容量バッテリー20,000mAh以上家電にも使えるとよい
衛生用品トイレットペーパー、ウェット7ロール、各適量流通が止まると入手困難

カセットコンロとボンベは調理手段として重要です。温かい食事は精神的な安定にも寄与します。ランタンは停電時に室内全体を照らせるため、生活しやすくなります。簡易トイレは断水時の必需品で、袋と凝固剤がセットのものが便利です。

ローリングストックも効果的です。賞味期限の長い食品を多めに購入し、普段の食事で消費しながら補充していく方法で、常に新しい食品が備蓄されます。

参照元:内閣府 政府広報オンライン|今日からできる食品備蓄。ローリングストックの始め方

季節に応じた備えも重要です。夏は塩飴や経口補水液、扇子、冬は使い捨てカイロや防寒着などを備えましょう。

防災グッズの適切な管理と収納術

防災グッズの適切な管理と収納術

防災グッズは準備した後の管理と収納が重要です。いざという時に迅速に持ち出せるよう置き場所を工夫し、定期的な点検で食品の賞味期限切れや備品の劣化を防ぎましょう。それでは、最適な保管方法と点検のポイントについて解説します。

防災グッズの最適な置き場所の考え方

「持ち出し用」と「備蓄用」で保管場所を分ける分散収納が基本です。一か所にまとめると、その場所が災害で塞がれた場合、すべて取り出せなくなるリスクがあります。

持ち出し用の防災バッグは玄関近くに保管しましょう。玄関は比較的崩れにくい構造で、外に出るための最短ルートです。下駄箱の中や玄関脇の収納、シェルフの上など、すぐ手が届く場所を選んでください。寝室には懐中電灯、スリッパ、貴重品をまとめた小さなポーチを枕元に置くと安心です。

備蓄品はパントリーや食品庫で管理し、普段使う食品と一緒にローリングストックを実践しましょう。リスク分散のため、屋外の物置や自家用車のトランクにも予備の水や食料を保管できると理想的です。

収納には100均のボックスやクリアケースを活用し、「食料」「医薬品」「衛生用品」とラベルを貼って分類すると便利です。集合住宅では玄関が狭いため、リビングや廊下の収納を活用しましょう。戸建て住宅はパントリーや納戸、車庫を利用した分散収納が可能です。

定期的な中身の見直しと点検のポイント

防災グッズは半年に1回、防災の日(9月1日)と3月11日を点検日と決めましょう。スマートフォンのリマインダー設定がおすすめです。

以下の表を参考に、カテゴリごとに点検を行いましょう。

防災グッズ定期点検 チェックリスト

カテゴリチェック項目具体的な内容
1. 食料・飲料水賞味期限・飲料水、缶詰、レトルト食品、乾パン、お菓子など。
・期限が近いもの(例:半年~1年以内)は消費し、新しいものと入れ替える(ローリングストック)。
パッケージの状態・缶に錆(さび)や膨張がないか。
・レトルトパウチや袋に穴あきや膨張がないか。
・ペットボトル飲料に変色や異物がないか。
2. 医薬品・衛生用品使用期限・常備薬(風邪薬、胃腸薬、鎮痛剤など)。
・持病の薬(※処方薬は定期的に最新のものに更新)。
・絆創膏、消毒液、ガーゼなど。
状態の確認・ウェットティッシュ、アルコール消毒液、除菌シートが乾燥していないか。
・マスクや生理用品が湿気たり、個包装が破損したりしていないか。
3. 電源・情報機器電池の確認・乾電池の使用推奨期限が切れていないか。
・機器に入れっぱなしの電池が液漏れしていないか(※保管時は抜くのが推奨)。
動作確認・懐中電灯やランタンが正常に点灯するか。
・ラジオが正常に受信できるか。
充電量の確認・モバイルバッテリー、ポータブル電源が充電されているか(※半年に1回程度は充放電して劣化を防ぐ)。
4. その他使用期限・使い捨てカイロ、冷却パック。
・簡易トイレの凝固剤。
状態の確認・衣類、タオル、ブランケットにカビや虫食いがないか(※季節ごとに入れ替え推奨)。
・防災リュック本体のファスナーやベルトに破損がないか。
・カセットコンロとボンベの状態(ボンベに使用期限の記載があれば確認)。
貴重品・情報・公衆電話用の小銭(10円玉)があるか。
・家族の連絡先リストの情報が最新か。

期限が近いものから消費し、使った分を補充するローリングストック法を実践すれば、常に新しい備蓄を維持でき、無駄もありません。

今日からできる食品備蓄。ローリングストックの始め方

参照元:内閣府 政府広報オンライン|今日からできる食品備蓄。ローリングストックの始め方

点検は家族全員で行い、防災グッズの場所や使い方を共有しておくことも大切です。

物資以外の備えも万全に!地震に備える保険の活用

物資以外の備えも万全に!地震に備える保険の活用

防災グッズではカバーできない経済的リスクも存在します。地震による被害は家屋の倒壊や家財の損害だけでなく、生活再建のための費用という経済的な側面もあるのです。

実際に東日本大震災で被災された方からは、「避難先で家電を揃えるのに15万円かかった」「余震が続く不安から遠方へ避難し、交通費がかさんだ」「幼児がいたため避難所ではなくホテルに宿泊し、宿泊費がかかった」といった声が聞かれます。

公的支援だけでは生活再建が困難な場合があるため、自助努力としての保険が重要です。防災グッズによる物理的な備えと、保険による経済的な備えを組み合わせることで、災害への備えがより盤石になります。

スマホで手軽に備える「EQuick保険」の紹介

東京海上日動の「地震に備えるEQuick保険」は、被災後の当座の生活費を迅速に確保することを目的とした保険です。

最大の特徴は、気象庁が発表する震度情報に基づいて定額の保険金が支払われるため、損害調査が不要で最短3日(※)で受け取れる点です。月換算200円から加入でき、スマートフォンで申し込みから保険金請求まで完結する利便性も魅力です。

※保険金支払の請求が完了してから着金するまでの目安です。

一般的な地震保険は生活再建を目的としており、EQuick保険は被災直後の生活資金確保に特化しています。火災保険に加入していない方や、地震保険に加えて被災直後の資金も備えたい方におすすめです。保険に加入することは、安心の備えの一部となります。

一般的な地震保険とEQuick保険の比較

比較項目一般的な地震保険(主に政府系)地震に備えるEQuick保険
保険金支払のトリガー建物や家財の実際の損害(全損・大半損・小半損・一部損など)気象庁が発表する「震度情報」(例:震度6弱以上)
損害調査必要(専門の調査員による現地調査)原則不要
保険金支払のスピード調査・査定完了後(数週間~数ヶ月かかる場合も)最短3日(※)
支払われる保険金契約金額(火災保険の30~50%)を上限に、損害の程度に応じた金額契約時に定めた「定額」(例:10万円~最大50万円)
主な用途住宅の修繕や再建、家財の再購入など、生活再建のためのまとまった資金被災直後の食料品購入や避難費用など、当座の生活費・緊急費用

地震はいつ起こるか分かりません。防災グッズを揃えるのと同時に、経済的な備えについても検討してみてはいかがでしょうか。

地震に備えるEQuick保険の詳細はこちら

募文番号:25TC-003884 

おわりに 

地震への備えは「いつか」ではなく「今日から」始めることが大切です。防災グッズは”買って終わり”ではありません。定期的な点検と更新、そして家族との情報共有が、いざという時の備えを確かなものにします。

すべてを一度に完璧に揃える必要はありません。今日この瞬間から、できることを一つずつ始めてみてください。まずは携帯用の防災ポーチを作る、次に1次防災バッグを準備する、そして備蓄品を少しずつ増やしていく——そんなふうに、段階的に備えを充実させることで、無理なく防災習慣が身についていきます。

大切な人と自分自身を守るために、今日から防災の一歩を踏み出しましょう。

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

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