資産運用初心者の主人公・あかりさんが、いろいろな投資を学び実践してみるマンガシリーズ。第3弾は、「株式投資」がテーマです。
資産形成デビューへ向け、着実に歩みを進めるあかりさん。そんな彼女は、最近「株式」に興味があるようで…？株式投資の魅力やリスクについて、ファイナンシャルプランナーの西山先生に教えてもらいましょう！
自分で選んだ「会社」に投資！株式投資ってどんなもの？
もっと知りたい！投資信託Q&A
Q1. 株式投資にも「手数料」はかかる？
株式を売買する際には、一般的に「売買手数料」がかかります。これは証券会社に支払う取引手数料で、「売買の取引ごと」にかかるプランや、1ヵ月あたりなど「定額」でかかるプランなどがあります。
証券会社によっては、手数料がゼロのプランがあることも。また、NISA（少額投資非課税制度）の口座での売買の場合は手数料が無料の場合もあります。証券会社のプランなどを確認しましょう。
Q2. チャレンジしてみたいけど…いきなり100株買うの、ちょっとこわいかも！
株式投資は、一般的には「単元株（100株）」単位での売買が基本です。
ただし、100株未満の「単元未満株」を取り扱う証券会社も多く、有名企業の株でも、1株や10株、25株などで売買ができる場合があります。その際の売買手数料は証券会社によって異なるため、事前にしっかり確認しておきましょう。
また、単元株での売買とは異なり、単元未満株では手数料がやや高めだったり、希望する価格での取引（指値注文）ができなかったりする場合もあります。取引ルールや条件は証券会社によって異なるため、細かい部分まで確認しておくことが大切です。
スマホアプリからの投資に特化した大和コネクト証券の商品「ひな株」は1株から投資できる単元未満株。現物取引の手数料は業界最低水準の0.055%（下限99円、上限660円）を実現しており、投資初心者でも気軽に株式投資にチャレンジできます。（※2026年1月現在）
Q3. 株式投資のリスクを抑えるために、他にできることは？
株式投資は、値動きのある資産に投資をするため、リスクがあります。リスクを分散させるために、さまざまな業種や企業に分けて投資をすることを心がけましょう。
さらに、株式だけでなく、債券、外貨預金など、異なる性質の資産に分散させることも効果的です。例えば、株価が下がっても、債券が値上がりするような場面では、資産全体のバランスが保たれやすくなります。
また、短期的な値動きに振り回されることのないように、株式投資は余裕資金で行うことが大切です。無理のない金額で始めることで、心に余裕をもって長期で続けられるでしょう。
マネー研究会からの一言
応援したい会社を自分で選び、その会社に投資をするのが株式投資の魅力です。複数の銘柄に分散投資する投資信託とは異なり、投資先が絞られる分リスクが大きくなりますが、その分リターンの可能性も広がります。ニュースや経済への関心が高まり、学びも増えるでしょう。無理のない金額で投資を実践しながら、少しずつ知識と経験を積み重ねていきたいですね。
西山美紀
ファイナンシャルプランナー。お金や生き方等をテーマに、単に貯蓄額だけを増やすのではなく、楽しさも増やすお金の貯め方・使い方・増やし方を女性誌やWeb等で発信。著書に『お金の増やし方』（主婦の友社）等。
（監修・執筆＝西山美紀 マンガ＝てらいまき 編集＝ノオト）
