冬の乾燥対策に加湿器を使っていると、電気代や本体のメンテナンス費用が気になりませんか?
実は100均グッズを使って、電気を使わずに部屋を加湿できます。
素焼きやペーパータイプの加湿グッズを活用すれば、電気代ゼロで乾燥対策が可能です。
この記事では、100均グッズで作る簡単な加湿方法と、年間でどれくらい節約できるのか、そしてカビや雑菌を防ぐための衛生管理を紹介します。
電気代ゼロで加湿効果を得る簡単な方法

電気を使わない加湿方法は、初期費用も維持費用も抑えられる手軽な乾燥対策です。
ここでは、100均グッズを使った自然気化式の加湿方法と、電気加湿器と比較した節約効果を紹介します。
素焼きの加湿器やペーパー加湿器を100均で自作
100均で購入できる「素焼きの容器」や「コーヒーフィルター」を使えば、簡単に自然気化式の加湿グッズが作れます。
素焼きの加湿器

素焼きの小さな植木鉢や陶器製のカップに水を入れておくだけで、素材の細かい気孔から水分が自然に蒸発し、近くの空間をゆるやかに加湿します。
素焼きの容器は1個100円から200円程度で購入でき、水を入れ替えるだけで繰り返し使えるため、コストパフォーマンスに優れています。
デスク周りや枕元など、狭い範囲をピンポイントで加湿したい場合に有効です。
ペーパー加湿器

ペーパー加湿器はコーヒーフィルターやキッチンペーパーを使った自作加湿グッズです。
コップやグラスに水を入れ、コーヒーフィルターを花びらのように広げて差し込めば完成します。
ペーパー加湿器の作り方は簡単で、用意するものは以下のとおりです。
- コップ
- ペーパーフィルター
- 輪ゴム
手順に沿って見てみましょう。

コーヒーフィルターをジャバラ折りにします。

コーヒーフィルターの先端をゴムで止めます。

輪ゴムで止めたコーヒーフィルターを「花びら」のように開きます。

最後に水の入ったコップにフィルターを差し込んだら完成です。
ペーパーフィルターが水を吸い上げ、広い表面から自然に水分が蒸発する仕組みで、小空間の加湿に役立ちます。
コーヒーフィルター50枚入りは100均で購入でき、1枚で約1週間使えるため月々のコストはわずか10円程度です。
素焼きの加湿器、ペーパーフィルター加湿器、どちらの方法も電気は不要です。
置き場所を選ばないため、リビングや寝室、デスク周りなど複数箇所に配置できます。
電気を使う加湿器と比べて年間約1万円節約できる試算

ここでは、電気加湿器の年間コストと、100均グッズを使った自然気化式加湿の年間コストを比較してみましょう。
電気加湿器と自然気化式加湿のコスト比較
| 項目 | 電気加湿器 | 自然気化式(100均グッズ) |
|---|---|---|
| 年間電気代 | 約4,000円(300W・8h/日×5か月) | 0円 |
| 本体・初期費用 | 約5,000〜6,000円(スチーム式) | 約500〜700円 |
| メンテナンス費 | 約1,000円 | 約500円 |
| 年間合計コスト | 約10,000〜11,000円 | 約1,000円 |
| 節約額 | — | 約10,000円の節約 |
| 特徴 | 加湿力が高いが電気代がかかる | エコで安全、狭い空間に最適 |
冬場の乾燥対策として一般的なスチーム式加湿器は、電気代や維持費を含めると年間で約1万円前後かかるでしょう。
一方、100均グッズを活用した自然気化式加湿は、電気を使わず1,000円未満で維持できます。電力不要のため火災リスクが低く、子どもやペットがいる家庭にも安心です。
広い部屋では加湿量が不足するものの、寝室やデスク周りなどの“小さな空間”では乾燥対策として一定の効果を期待できます。
カビ・雑菌を防ぐための衛生的な利用方法

自然気化式の加湿グッズは手軽ですが、水を使うため衛生管理を怠るとカビや雑菌が繁殖してしまいます。
ここでは、安全に使い続けるための正しいお手入れ方法と、失敗例から学ぶ注意点を紹介します。
水の交換頻度と加湿グッズの正しいお手入れ
加湿器は水を扱うため、衛生管理が不十分だとぬめりや微生物増殖の原因になります。
水換えのタイミングや目安は以下のとおり。
水の交換頻度
| 室温 | 交換頻度 |
|---|---|
| 20度未満 | 1日1回 |
| 20度以上 | 1日2回(朝晩) |
雑菌は室温20度以上で繁殖しやすくなるため、温度に応じて交換頻度を調整しましょう。
使用する水は水道水が適しています(残留塩素が雑菌繁殖を抑えるため)。精製水やミネラルウォーターは塩素が含まれず、かえって雑菌が増えやすくなる場合があります。
容器の洗浄方法
| 容器のタイプ | 洗浄方法 | 頻度 |
|---|---|---|
| ガラス容器 | スポンジ+中性洗剤 | 3日に1回 |
| 素焼き容器 | 水洗いのみ | 日常 |
| 酢水・重曹水に浸ける | 週1回 |
ぬめりや水垢を残さないよう、容器のタイプに応じて洗浄してください。
素焼き容器は洗剤が染み込みやすく、洗剤の残留が気化を妨げるほか、衛生面にも影響するため使用を避けます。
ペーパーフィルターの交換
| 交換時期 | 状態 |
|---|---|
| 1週間ごと | 通常(異常がない) |
| 即交換 | カビ発生・変色時 |
コーヒーフィルターやキッチンペーパーは使い捨てと考え、定期的に交換が必要です。
設置場所
| 場所 | 適性 |
|---|---|
| 風通しの良い場所 | 推奨 |
| 直射日光が当たる場所 | 避ける |
| 暖房器具の近く | 避ける |
寝室やデスク周りなどの“小さな空間”での使用が有効ですが、水温が上がると雑菌が繁殖しやすくなるため、涼しく風通しの良い場所を選んで設置しましょう。
加湿のしすぎで結露やカビを発生させた失敗談
100均グッズは手軽ということもあり、「複数箇所に加湿グッズを置きすぎて結露やカビが発生した」というケースもあるので注意しましょう。
自然気化式は電気加湿器ほど強力ではありませんが、狭い部屋では自然気化式でも湿度が上がりやすく、過加湿につながる場合があります。6畳の部屋に3個以上置くと湿度が60パーセントを超え、結露やカビの原因となる場合もあります。
適切な湿度は40パーセントから60パーセントです。湿度計で確認しながら、加湿グッズの数を調整しましょう。
水を1週間放置すると容器にぬめりが発生し、空気中に雑菌が広がる原因となります。毎日の水交換が面倒な場合は、使用箇所を絞って適切に管理してください。
失敗を防ぐには、「毎日水を替える」「定期的に容器を洗う」「湿度計で確認する」を習慣化することが大切です。
おわりに
100円ショップのグッズを使った自然気化式加湿は、電気代がかからず、手軽に始められる節約方法です。
毎日の水の交換や定期的なお手入れは必要ですが、コストを抑えつつ、適切な衛生管理を行えば乾燥対策として活用できます。
ちょっとした工夫で家計の助けにもなるので、ぜひ一度試してみてください。
※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。