電子マネーのオートチャージ機能は、節約に役立つ便利な仕組みです。Suicaやnanacoなら、残高が減ると自動でチャージされ、手間なくポイントが貯まります。設定次第では使い過ぎを抑える効果も期待できます。
本記事では、オートチャージの基本的な仕組みや効率よくポイントを貯めるコツ、さらに設定時の注意点までを解説します。
還元率最大化! オートチャージでお得な電子マネー2選

電子マネーをお得に使うには、オートチャージとポイント還元を組み合わせるのが効果的です。特に、チャージ時にポイントが貯まるクレジットカードを使えば、手間なくポイント還元が受けられます。ここでは、Suicaとnanacoに注目し、相性のよいカードや具体的な還元例を紹介します。
Suica:最適なクレジットカードとの組み合わせ方
Suicaは通勤や買い物など、日常のさまざまな場面で使える電子マネーです。チャージする際にクレジットカードを使うとクレジットカードのポイントが溜まりますが、とくにJR東日本が発行する「ビューカード」シリーズと組み合わせることで、より便利でお得に利用できます。
- Suicaと組み合わせてオートチャージを設定可能
(※残高が一定額以下になると自動でチャージされる) - たまったJRE POINT(JR東日本のポイントサービス)は、1ポイント=1円としてSuicaにチャージ可能
他のクレジットカードでも都度チャージはできますが、オートチャージを利用できるのはビューカードだけ。チャージの手間が省けて使い勝手が良くなります。またSuicaへのチャージで1.5%のポイントが付与され、電子マネーのチャージとしては高い水準といえます。

JRE POINTは、JR東日本が提供する共通ポイントサービスです。Suicaの利用やJR東日本の駅ビル(アトレ・ルミネなど)、提携店舗での買い物などでたまり、ポイントはSuica残高にチャージできます。
初心者におすすめのビューカード
| カード名 | 年会費 | 特徴 |
|---|---|---|
| ビックカメラSuicaカード | 初年度無料(2年目以降515円) ※年1回の利用で無料 | ・ビックポイントとJRE POINTが両方たまる ・実質年会費無料でコスパ重視の方に最適 |
| JRE CARD | 515円 | ・駅ビル(アトレ・ルミネなど)での買い物で3.5%ポイント還元 |
はじめての方が一番使いやすいのは、年会費が実質無料になる「ビックカメラSuicaカード」。Suicaとビューカードを組み合わせると自動でポイントがたまり、毎日の移動や買い物がよりお得になります。
モバイルSuicaを持っていれば都度チャージやオートチャージの設定はネット上でできますが、プラスチックカードのSuicaをお持ちの方も、駅のATM「VIEW ALTTE」などで設定が必用です。
(参考:JR東日本|Suica定期券やMy Suica等でのオートチャージのご利用方法)
nanaco:オートチャージでポイントを二重取りする仕組み
nanacoはセブン-イレブンやイトーヨーカドーなど、セブン&アイグループの店舗で使える電子マネーです。このnanacoにセブン&アイが発行するクレジットカード「セブンカード・プラス」を組み合わせると、オートチャージでポイントの二重取りができます。
■ポイントが2回たまる仕組み
セブンカード・プラスでオートチャージを設定すると、以下の2つのタイミングでポイントがたまります。
| タイミング | 還元率 | 内容 |
|---|---|---|
| チャージ時 | 0.5%還元(200円ごとに1ポイント) | クレジットカードでnanacoにチャージしたとき |
| 支払い時 | 0.5%還元(200円ごとに1ポイント) | nanacoで支払ったとき |
この2つを合わせると、実質1.0%のポイント還元が受けられます。設定しておくだけで自動的にたまるので、現金払いよりもお得で手間もかかりません。(税金や公共料金など一部の支払いでは、ポイント付与の対象や還元率が異なる場合があります。)
■他の電子マネーでも使える二重取り

この「チャージ+支払い」の二重取りの仕組みは、電子マネーWAON(ワオン)でも活用が可能です。イオンカードセレクトと組み合わせることで、同様にポイントが2回たまります。イオンやミニストップなど、イオン系列の店舗をよく使う方におすすめです。
2つのサービスを併用して年間約4,000円のポイントを貯めるシミュレーション
Suicaとnanacoは、どちらもオートチャージでポイントが自動的にたまる電子マネーです。それぞれの特徴を活かして支払い内容に応じて使い分けることで、現金払いよりもお得にポイントをためられます。
【シミュレーション】月3万円の支払いで年間4,200円分のポイント還元
| 支払い内容 | 月額利用 | 年間合計 | 還元率 | 年間ポイント |
|---|---|---|---|---|
| Suica(交通費) | 1万円 | 12万円 | 1.5% | 1,800円 |
| nanaco(買い物) | 2万円 | 24万円 | 1.0% | 2,400円 |
| 合計 | 3万円 | 36万円 | 4,200円 |
交通費や食費などの固定費をSuicaやnanacoで支払うことで、利用額に応じて年間数千円程度のポイントが貯まるケースがあります。設定は一度きりでOK。日々の支払いを見直すだけで、賢く節約できます。
残高設定が肝心! オートチャージで使い過ぎを防ぐ方法

オートチャージは、電子マネーの残高が少なくなると自動でチャージしてくれる便利な機能です。一方で、設定次第では知らないうちに利用額が多くなってしまう場合もあるので注意が必要です。 ここでは残高設定とチャージ額の決め方のコツや、使い過ぎを防ぐためのポイントを解説します。
適切な残高とチャージ額の見極め方と設定のコツ
オートチャージを上手に使うコツは、利用パターンに合った設定にすることです。ポイントは、チャージが発動する残高と、実際にチャージされる金額のバランス。残高が高過ぎると使い過ぎにつながり、低過ぎるとチャージが頻繁に起きて煩わずらわしくなります。
ここでは自分の利用パターンを元に、最適なタイミングと金額を設定するコツを押さえましょう。
■Suicaの設定(電車・バスを利用する場合)
「1週間の交通費」を基準に設定するのがコツです。残高が週の利用額の7~8割を下回ったら自動で一週間分程度の金額をチャージする設定にします。
| 設定例 | 週に2,500円を使う場合 残高が2,000円を下回ったら、3,000円を自動チャージ |
| メリット | 必要な時だけチャージされて使い過ぎを防げる チャージの回数が減って管理がラク |
■nanacoの設定(買い物で使う場合)
一回の買い物額の1.5~2倍をチャージ額にすると効果的です。過剰なチャージを防げるうえ、紛失時の被害を最小限に抑える効果もあります。
| 設定例 | 1回の買い物が3,000円の場合 残高が3,000円を下回ったら5,000円を自動チャージ |
| メリット | 少額のチャージが何度も起こるのを防げる 多めのチャージで残高不足の際の手間や時間を減らせる |
■チャージが発動するタイミングに注意
例えばSuicaのオートチャージは、「改札入場・出場時」など交通利用を起点として作動する仕組みです。そのため買い物などで残高が減っても自動チャージが作動しない場合があります。定期的に残高を確認し、使い方に合わせて設定を見直すことが必要です。
毎日の支払いを快適にするために、自動チャージの設定を「自分仕様」に整えておきましょう。
予想外のチャージで焦った!失敗談と履歴確認の習慣

オートチャージに慣れないうちは、思わぬタイミングで複数回チャージされることがあります。とくに改札通過時のチャージや短時間に繰り返し使った場合には注意が必要です。
筆者の知人の例では、1回のチャージ額を1万円に設定していたため、1日で複数回チャージが発動し、想定より大きな金額が引き落とされて困ったというケースもあります。このような事態は、旅行や帰省などで一時的に高額設定にしていると起こりやすくなります。
トラブルを防ぐには、チャージや利用履歴を定期的に確認しましょう。Suicaやnanacoはアプリで簡単にチェックが可能です。プラスチックカードのSuicaは駅の券売機で、nanacoはセブン銀行ATMで残高を確認できます。月に一度見直す習慣をつけると安心して使い続けられますよ。
おわりに
オートチャージは、うまく活用すればポイントを効率的に貯められ、支払い管理にも役立つ便利な機能です。設定次第で「使い過ぎ防止」にもなり、キャッシュレス生活をより快適にしてくれます。日々の支払いを見直すきっかけとして、ぜひ活用してみてください。
※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。