ちょっとしたお出かけや、雨の日の送り迎えなどに便利なタクシーアプリ。スマホひとつでタクシーを呼べて支払いまで完結する手軽さから、利用する機会が増えた方も多いのではないでしょうか。ただ、同じ距離を移動しても、アプリごとに料金体系やクーポン配布が異なるため、結果として支払額に差が出る場合もあります。
今回は、主要なタクシーアプリ「GO」「DiDi」「S.RIDE」を比較しながら、交通費を上手に節約する方法を紹介します。迎車料金を抑える工夫や、事前確定運賃の活用、お得なクーポン情報など、今日からすぐに実践できるポイントをまとめました。
タクシーアプリ3社の特徴と節約ポイント

タクシー配車アプリは、操作は似ていても料金体系やクーポン配布の仕組みが異なります。ここでは、代表的な3社の特徴を整理しながら、どんな使い方をすれば節約につながるかを解説します。
GO・DiDi・S.RIDEの料金体系と使い分け方
代表的な3社、GO・DiDi・S.RIDEの料金体系と使い分けについては以下の通りです。
GO(ゴー)
GOは全国的に利用者が多く、シンプルで使いやすいアプリです。一部地域ではアプリ手配料(100円)が設定されており、迎車料金(200〜420円程度)はタクシー会社ごとに異なります。目的地を入力すると事前におおよその運賃が表示されるため、移動前に費用を把握できるのが大きな強みです。
また、「事前確定運賃」機能を使えば、渋滞などでメーター運賃が変動するケースでも、事前に提示された範囲内で利用できるため、長距離移動や空港送迎などでも費用の見通しを立てやすくなります。あらかじめおおよその支払額を把握したいときや、迎車無料の会社が多い地域での利用に向いています。
DiDi(ディディ)
DiDiはキャンペーンやクーポンの充実度が高く、初めて利用する人に向いています。過去には最大5,000円分の初回クーポンが配布された例もあり、配車手数料が無料になる期間が設定された例もあります。迎車料金はタクシー会社によって異なりますが、アプリ上で金額が事前に確認できるため、比較しながら呼べるのがメリットです。
DiDiは特に短距離移動や日常使いでコスパを発揮しやすく、週末などの限定クーポンをうまく活用すれば、他社よりも安く乗れることもあります。使い分けは、初回利用やキャンペーン期間に集中的に使うと効果的です。
S.RIDE(エスライド)
S.RIDEは首都圏を中心に展開しており、アプリ利用自体は無料。迎車料金や予約料はタクシー会社ごとに異なりますが、200〜420円前後の設定が多く見られ、配車スピードが非常に速い点が特徴です。
アプリ上では近くのタクシーを瞬時に手配でき、数分で到着するケースもあります。また、「S.RIDE Pay」を使えばキャッシュレス決済がスムーズで、ビジネス利用にも便利です。混雑時や急ぎの移動など、「今すぐ乗りたい」ときに向いています。
初回クーポンと定期配布クーポンの活用法
どのアプリも、初回ダウンロード時や特定キャンペーンでクーポンを配布しています。以下の表で3社の内容を比較してみましょう。
| アプリ | 初回クーポン(例) | 定期クーポン(例) |
|---|---|---|
| DiDi | 最大5,000円相当(※過去例) | 週末割引や紹介特典(時期により変動) |
| GO | 500円OFF(新規時の例) | 週末・地域限定で割引配布あり |
| S.RIDE | 迎車料相当(約400円)割引の例 | 季節キャンペーンでチケット配布例 |
クーポンの金額だけでなく、配布頻度や使えるタイミングもそれぞれ異なります。DiDiは一度に高額なクーポンが手に入りやすく、初めて使う人に向いています。GOは定期的にクーポン配信があるため、普段から利用する人にとって使いやすい設計です。S.RIDEはキャンペーン期間が限られていますが、都内など対応エリア内では迎車料金分を相殺できる場合があります。過去には迎車料金相当(約400円)の割引が実施された例もあり、利用シーンに応じて費用を抑えやすいのが特徴です。
また、どのアプリも「通知をオン」にしておくと、新着クーポンの見逃しを防げます。特に週末や大型連休前などはクーポン配布が増える傾向にあります。
アプリ限定の事前確定運賃で料金を把握
料金が「どのくらいかかるか」を事前に確認できる「事前確定運賃」は、無駄な出費を防ぐ大きな味方です。GOやS.RIDEでは、乗車前に金額が提示され、その範囲内で移動できる仕組みを採用しています。
たとえば、渋滞時にメーター運賃が2,500円に上がるところ、事前確定運賃を利用すれば1,900円で固定されるケースもあります。距離が読みにくい繁華街での利用や、終電後の移動時には特に有効です。
実際の利用シーンで交通費を抑える工夫

ここからは、日常のタクシーの使い方を少し工夫するだけで支出を抑える具体策を紹介します。
迎車料金なしで配車する方法
迎車料金は地域や会社によって異なりますが、都内では400〜500円、地方では無料のエリアもあります。たとえば、月2回迎車利用(1回400円)と仮定すると年間で約9,600円です。迎車無料の会社を選べば、この分の支出を抑えられる場合があります。
GOでは、アプリ上で「迎車料金が無料のタクシー会社」を表示して選択できるため、まずは地域設定を確認しておくのがポイントです。また、駅や繁華街では「流しのタクシーをアプリでつかまえる」機能を使えば、迎車料金をかけずに配車可能です。
時間帯と乗車場所で変わる料金の節約術
タクシー料金は、走行距離に加えて「時間」も運賃に影響します。信号待ちや渋滞が続くと、停車中の時間に応じて時間加算が発生する仕組みのため、交通量の多い時間帯を避けるだけでも無駄な出費を抑えやすくなります(加算の単位や金額は地域や会社ごとに異なります)。
また、22時以降は深夜割増(2割増)が適用される地域が多く、同じ距離でも昼間より料金が上がります。
帰宅時間を30分〜1時間早めることができれば、割増分の支払いを防げます。
さらに、乗車場所の選び方もポイントです。駅前や大通りなど混雑が予想されるエリアではメーターが進みやすいため、少し離れた場所や渋滞の少ない通りで乗車するのがおすすめです。アプリ上で「周辺のタクシー位置」を確認し、空いているエリアから呼ぶことで、配車時間も短縮できます。
おわりに
タクシーアプリは便利な反面、料金体系やクーポンの活用方法によって支払額に差が出ることがあります。「アプリを使い分ける」「迎車料金を避ける」「割増時間を外す」といった基本的な工夫で、日々の移動コストを無理なく抑えられるでしょう。
次にタクシーを呼ぶときは、アプリを比較してから利用してみてください。無理なくムダを減らして、日々の交通費を上手に抑えられます。
※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。