ゴルフ中に、他人にケガをさせて損害賠償責任を負ったときやクラブを破損したときは、予想外に大きな金銭的負担を強いられるかもしれません。また、ご自身がケガをしたり、ホールインワンの達成により祝賀会を開催したりして、多額の費用が生じることもあります。
そのため「保険に加入して備えるべきだろうか」「他の保険では不十分だろうか」と迷うゴルファーは多くいます。
このコラムでは、ゴルフ保険の特徴や補償内容をわかりやすく解説します。万が一の事態に備えて保険に加入すべきか検討している方は、ぜひご覧ください。
(本記事は2026年4月21日時点の情報です)
- ゴルフ保険は、ケガ・損害賠償・ゴルフ用品の盗難や破損・ホールインワン費用など、ゴルフ特有のリスクを幅広く補償する保険
- 初心者からベテランまで、プレー頻度や所有するクラブの価値などにかかわらず幅広いゴルファーが加入を検討すべき保険である
- 加入する際は、保険期間・補償内容・対象範囲・年齢制限・示談交渉サービスの有無を確認することが重要

どんな保険?ゴルフ保険の基本情報

ゴルフ保険とは、ゴルフ場敷地内やゴルフ練習場などでのプレー、練習中などに偶然に起こった事故および損害を補償するレジャー保険のことです。保険会社によっては「ゴルファー保険」と呼ばれます。
自身のケガや他人の賠償責任に加え、ゴルフ用品の破損・盗難やホールインワン・アルバトロス達成時の費用といったゴルフ特有のリスクに備えられる点が特徴です。
ゴルフ保険が向いているのは、技量不足による事故のリスクが比較的高い初心者ゴルファーやプレー頻度が高い方、高価なクラブ用品を所有している方などです。
また、年に1回以下しかプレーしない方やすでに他の保険に加入している方も検討の余地があります。
ゴルフ保険の補償内容

ゴルフ保険の主な補償は、以下の4つです。
- 自分がケガを負った場合の補償
- 賠償責任補償
- ゴルフ用品に対する補償
- ホールインワン・アルバトロスの達成時における費用の補償
各補償の保険金額と免責金額(自己負担額)の目安は、以下のとおりです。
| 保険金額の目安 | 免責金額の目安 | |
|---|---|---|
| ご自身のケガ | 死亡・後遺障害保険金:300万〜500万円 入院保険金:日額3,000〜5,000円×入院日数 手術保険金:入院保険金日額×10倍(⼊院時)、5倍(外来時) 通院保険金:日額0〜3,000円×通院日数 | 0円 |
| 賠償責任補償 | 1億〜2億円 | 0円 |
| ゴルフ用品の損害 | 10万〜30万円 | 0〜3,000円 |
| ホールインワンなどの偉業達成時における費用補償 | 10万〜30万円 | 0円 |
ここでは、ゴルフ保険の主な補償を解説します。
自分がケガを負った場合の補償
ほとんどのゴルフ保険は、ゴルフのプレー中や練習中などで以下のような「急激かつ偶発的な外来の事故」によって生じたケガが補償されます。
- プレー中に他人の打ったボールが当たって負傷した
- スイング中や移動中に転倒し、骨折や捻挫をした
一般的には、事故が発生した日からその日を含めて180日以内に、被保険者(補償の対象になる人)が死亡したときや所定の後遺障害が発生したとき、入院、手術、通院が必要になった場合に保険金が支払われます。保険金の主な種類は以下のとおりです。
- 死亡・後遺障害保険金
- 入院保険金
- 手術保険金
- 通院保険金
「急激かつ偶発的な外来の事故」ではないものによるケガは補償されません。たとえば、ゴルフの練習を繰り返すことで生じる関節炎や靴ずれなどは、補償の対象外です。
【傷害補償に関するQ&A】
| 持病の悪化によるケガは補償される? | 原則として補償対象外です。 |
| ゴルフのプレーや練習によって生じた頸部症候群(むち打ち症)や腰痛は補償される? | 医師による他覚的な所見(身体の変化や異常)がみられない場合は補償の対象外となります。 |
| 熱中症は補償される? | 保険会社によっては補償対象となる場合があります。 |
賠償責任補償
賠償責任補償は、ゴルフのプレーや練習中に誤って他人にケガをさせたり、他人の財物を損壊したりして法律上の損害賠償責任を負った場合に、賠償金や訴訟費用などを補償するものです。
補償の対象となるアクシデントの例は、以下のとおりです。
補償対象となる主なケース
- 打ったボールが他のプレーヤーやキャディに当たり、ケガをさせた
- ゴルフの練習場でバックスイングをした際、ゴルフクラブを後ろにいた人にぶつけて負傷させた など
他人をケガさせたり他人の財物を壊したりすると、賠償額が何千万円あるいは数億円に上るケースもあります。そのため、賠償責任の保険金額は1億円や2億円など、高額に設定されるのが一般的です。
【賠償責任補償に関するQ&A】
| 友人から借りていたゴルフクラブを折ったときは補償されますか? | 他人から借りたり預かったりしたときの損害は補償対象外となるケースがほとんどです。 |
| ゴルフカートの運転中の事故は補償されますか? | ゴルフカートの運転中に他人と事故を起こしてケガをさせてしまった場合は補償されますが、カート自体の損壊は対象外となる場合があります。 |
| 日常生活における賠償責任は補償されますか? | 基本的にはゴルフのプレーや練習中に起きた事故に限定されますが、保険会社によっては補償の対象となる場合があります。 |
ゴルフ用品に対する補償
ゴルフ場やゴルフ練習場の敷地内などで、ご自身が所有するゴルフ用品が盗難されたり破損したりした際の損害をカバーする補償もセットできます。
補償の対象となる主なケースは以下のとおりです。
- プレー中に木の根に当たるなどして、ゴルフクラブが破損した・湾曲した
- ゴルフ場のロッカーでゴルフバッグごと盗難された
保険金の支払額は、損害を受けたゴルフ用品の「時価額」をもとに算出されます。時価額とは、同じものを新品で再購入するために必要な金額(再調達価額)から、使用による消耗や経年劣化分を差し引いた金額のことです。
商品によっては、損害額の一部を自己負担する「免責金額」が設定されている場合があります。
ただし、以下のような損害は補償対象外です。
- ゴルフ用品の置き忘れや紛失
- 自然な消耗、さび、劣化、変色など
- ゴルフウェア、シューズなどゴルフクラブ以外の用品の破損・曲損 など
【ゴルフ用品損害補償に関するQ&A】
| 家での練習中にクラブが損壊した場合は補償の対象になりますか? | 基本的に補償対象外です。 |
| ゴルフボールのみを盗まれたときも補償されますか? | 基本的に補償対象外です。 |
ホールインワンなどの偉業達成時における費用補償
日本では、ホールインワンやアルバトロスを達成した人が祝賀会を催したり、同伴しているプレーヤーに記念品を贈呈したりする文化があります。ホールインワンとアルバトロスの定義は、以下のとおりです。
- ホールインワン:各ホールの第1打が直接カップインすること
- アルバトロス:各ホールの基準打数(パー)よりも3つ少ない打数でホールにカップインすること
これらの費用は、地域やゴルフ場によっては数万〜数十万円と高額になることもあるため、ゴルフ保険の多くにはホールインワンまたはアルバトロスを達成した際の費用に対する補償をセットできます。
補償の対象となる費用は次のとおりです。
【補償対象となる主な費用】
- 贈呈用記念品の購入費用
- 祝賀会の開催費用
- ゴルフ場への記念植樹費用
- 同伴キャディへの祝儀 など
【補償に関するQ&A】
| 海外のゴルフ場でホールインワンやアルバトロスを達成しても補償対象になりますか? | 原則として補償対象外です。 |
| セルフプレーも補償の対象になりますか? | 同伴競技者以外に目撃者がいなかった場合は原則として補償されません。 |
ゴルフ保険加入時にチェックするべき5つのポイント

ここでは、ゴルフ保険に加入するときにチェックすべきポイントを5つ紹介します。
保険期間
ゴルフ保険の保険期間(補償を受けられる期間)は、1年間が一般的ですが、保険会社によっては、1日や1泊2日、2泊3日など短期間に選択することも可能です。
1年を通じてゴルフ場で複数回コースを回る方や練習場に足しげく通う方などは、保険期間が1年間であるゴルフ保険を選ぶとよいでしょう。
一方、友人・知人に誘われたときやコンペに参加するときなど年に1,2回しかゴルフをしない方は、必要な期間だけ短期のゴルフ保険に加入するのも1つの方法です。
補償内容
ゴルフ保険に加入する際は、保険料や補償額が異なる複数のプラン(コース)から1つを選ぶのが一般的です。また、保険会社によってはゴルフ用品補償やホールインワンの補償などを外して加入することもできるため、ご自身にとって必要な補償内容をよく検討しましょう。
また、すでに加入している保険でカバーされる範囲を把握することも重要です。ゴルフのプレーや練習に伴うリスクは、以下のように火災保険や自動車保険にセットできる特約や個人賠償責任保険などで備えられます。
| ゴルフ保険 | 個人賠償責任保険 | 火災保険 | 自動車保険 | |
|---|---|---|---|---|
| 第三者への賠償 | ◎ | ◎ | △ ※個人賠償責任特約 | △ ※個人賠償責任特約 |
| ご自身のケガ | ◎ | × | × | △ ※傷害特約 |
| ゴルフ用品の損害 | ◎ | × | △ ※携行品損害特約、自宅外家財特約 | △ ※携行品損害特約、車内身の回り品特約 |
| ホールインワン・アルバトロス費用 | ◎ | × | × | × |
※車内身の回り品特約は、原則として自動車内に積んでいたゴルフ用品が事故や盗難による損害を受けた場合に補償されます
また、クレジットカードに付帯している個人賠償責任保険や傷害保険で、備えられる場合もあります。クレジットカードによっては、ゴルフ保険そのものが付帯されていることもあります。
ゴルフ保険の補償内容を検討する際は、すでに加入している保険と補償が重複していないかよく確認し、必要に応じて見直しをするとよいでしょう。
補償対象
ひと口にゴルフ保険と言っても、補償の対象となる場所や人物、状況などは保険会社や商品によって違いがあります。
加入後に「補償されると思っていたのに対象外だった」という事態にならないよう、対象範囲を正しく理解することが大切です。確認するポイントは以下のとおりです。
| 確認項目 | |
|---|---|
| 人物 | ・「本人のみ」「配偶者や親族も対象」など保険を受けられる人の条件を確認 ・加入・更新できる年齢上限も確認 |
| 場所 | ・「ゴルフ場の敷地内、ゴルフ練習場の事故が対象」「自宅で練習中の事故は適用外」など補償が適用となる場所を確認 ・「国内・海外の両方を補償」「国内のみ」などの補償対象の国も確認 |
| シチュエーション | ・「ゴルフの練習、競技または指導中のみが対象」「クラブハウスでの休憩中や食事中、自宅からの移動中も対象」など、どの場面で補償が受けられるか確認 |
年齢制限
ゴルフ保険には補償を受けられる人の年齢に条件が設けられており、一定の範囲に該当しない場合は加入できません。
加入できる年齢は保険会社や商品によって異なりますが、下限は18歳以上、上限は69〜75歳までが一般的です。20歳未満が加入する場合は、親の同意が必要なことがあります。
また、契約中に上限を超えた場合でも、一定の年齢に達するまでは自動更新されるものもあります。
とくに、シニア層や未成年の方は、自分が対象年齢に含まれているか、事前によく確認しておくことが大切です。
示談交渉サービスの有無
ゴルフ中の事故で誰かにケガを負わせたり、他人の持ち物を壊してしまったりした場合には、損害賠償について相手と話し合う必要があります。特に打球事故などで相手が大ケガをし、後遺障害が残ると数千万円規模の賠償を請求されることもあります。
法律の知識を持たない個人が、被害者や相手方の保険会社などと直接やり取りをするのは精神的にも時間的にも大きな負担となりかねません。そこで役立つのが「示談交渉サービス」です。
示談交渉サービスは、国内で発生した賠償事故に限り、保険会社が契約者に代わって相手方と交渉を行ってくれるサービスです。
ゴルフ保険にこのサービスがついていれば、事故相手との交渉を専門家に任せられるため、よりスムーズに問題が解決しやすくなります。
ゴルフ保険を選ぶ際は、示談交渉サービスが付いているかどうかを確認することをおすすめします。
セゾンカード会員限定「ゴルフの保険(基本・充実コース)[F][Q]]」でゴルフの万が一に備えよう
![セゾンカード会員限定「ゴルフの保険(基本・充実コース)[F][Q]]」でゴルフの万が一に備えよう](https://life.saisoncard.co.jp/wp-content/uploads/2026/04/a059b8895bd17393b7fa10be2073eaba.jpeg)
セゾンカード会員限定「ゴルフの保険(基本・充実コース)[F][Q]]」では、ゴルフ中のケガ、賠償事故、用品の破損・盗難やホールインワン費用などを補償できます。
【セゾンカード会員限定の「ゴルフの保険(基本・充実コース)[F][Q]」のメリット】
- 月額320円~の保険料でゴルフに関するリスクに備えられる
- セゾンカードの会員であれば年齢にかかわらず加入できる
保険のプランや補償額、保険料については以下より詳細をご確認ください。
セゾンカード会員限定「ゴルフの保険(基本・充実コース)[F][Q]」の詳細はこちら

A2025-00864-02
おわりに
ゴルフ保険は、ご自身のケガや打球事故による賠償、クラブの破損・盗難などに広く備えられる保険です。また、ホールインワンやアルバトロスを達成した際の費用も補償されます。
プレー頻度が少ない方でも、万一の事故は起こり得ます。特に、他人への損害賠償金は高額になる可能性があり、自己負担では対応しきれないケースもあります。
安心してゴルフのプレーを楽しみたい方は、ゴルフ保険に加入するとよいでしょう。
※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、各保険会社のホームページなどで最新情報をご確認ください。

