夏のボーナスシーズンですね。「あれを買おう」「高級レストランに行こうかな」と、使い道をあれこれ考えている時って楽しいものですよね。お金がまとまって入る時ほど、ついついしてしまいがちなのが衝動買い。「なんで買っちゃったんだろう」と後悔したこと、ありませんか?
今回はどうすれば楽しく衝動買いをガマンできるか、私なりの方法をご紹介します。
1.本当に買いたいものを買う
私も買い物が大好きです!
大型ショッピングセンターをハシゴして、おいしそうなお惣菜やスイーツが並んでいるのを見ると、ついついたくさん買ってしまったり……。買い物でストレス発散することもあります。
でも、食べきれないほど買うことはありません。自分で「ここまでなら買ってもいい」とお金の上限を決めているので、必要以上に買う前にブレーキがかかります。
私が衝動買いをしないのは単に無駄遣いを減らすだけではなく、家の中をものでいっぱいにしたくないからです。ミニマリストというわけではないのですが、必要なものが最低限そろっていれば少数精鋭で充分!と考えています。
そのほうがお掃除も楽ですし、ものがあふれていると「あれはどこに行った?」と探しものをする時間が増える気がします。
もし買いたいものがあるなら、代わりに捨てるものを考えます。「一増一減」を守っていたら、家の中はスッキリしたままですし、衝動買いも抑えられます。
旅先などで「せっかくここまで来たんだから、記念に何か買って帰ろう」と思う時は、ご当地スイーツなどの消え物を買って帰ります。それも、モノを増やしたくないから。
本当に欲しいものの見極め方は、「忘れられない!」かどうかです。
忘れられないもの、忘れられない人、忘れられない時間。「忘れられない」というのが大切にしたいものの共通点です。
2.安いモノほど、まとめ買いは要注意
「安くなってるから、とりあえず買っとこう」というのも、私にとってはリスクがある考え方です。
特にティッシュペーパーやラップなどの消耗品は、安い時に買いだめしておいた方がお得に感じます。けれども、次々と買い置きすると家の中がスッキリしません。家がストック倉庫みたいになるのがイヤなので、できるだけ買い置きしないようにしています。
それに、本当にお気に入りのものだけに囲まれて暮らしているほうがハッピーになれます。私にとって、愛犬きなこと一緒に家でくつろぐ時間が何よりも大切なので、ゆったりした空間にしておくのは大切なことなのです。
3.一目ぼれは後悔のもと
一目ぼれして買ったものは後悔するという話があります。
一目で気に入った洋服を買って帰っても、自分が持っている靴やバッグと合わなかったり、着て行く場面が意外と少なかったり。私はそんな後悔をしたくないから、「衝動買いをしない!」と自分自身に言い聞かせています。
恋愛でも一目ぼれして付き合ってみたら「なんか違う……」ということがあるように、恋愛も買い物も気持ちを「熟成」させることが大事です(笑)。
グラビアの撮影でしょっちゅう海外に行っていた時、旅先で素敵なお財布を見つけたことがあります。買おうと思えば買えるのですが、今使っているお財布もあるし、値段もちょっと高いし、「どうしようかな」としばらく悩んでいました。
一緒にいたマネージャーさんからは、「買った方がいいんじゃないですか?売り切れちゃうかもしれないし」とすすめられました。
それでも「うーん、円が70円ぐらいになったら、安く買えるんだよね。それまで待とうかな」とふんぎりがつきません。
結局、「やっぱり、もっと安くなったら買う。なくなったら、そういう運命なんだろうし」と、マネージャーさんに伝えるというよりも、自分自身に言い聞かせながら(笑)、その場を去りました。
このような感じで、私は「次に出会えたら、きっと運命だ」と気持ちを熟成することが結構あります。残念ながら、なくなっている場合もありますが、その時は「ご縁がなかったんだな」と諦めます。
時間を置いてまで買いたいものは本当に自分に必要なものだと思いますし、買ったら愛着が生まれるので、粗末に使うことはありません。それが幸せなお金の使い方だと思います。
4.ネットで高価な買い物はしない
私もネットサーフィンして、「あ、この家電、良さそう」「このインテリアいいなあ」と思うことはあります。そこですぐにポチッと押したりはしません。
たとえば、最近流行りのハンディマッサージ器。実際に使い心地が分からないと買えないですよね。
テレビやネットの宣伝を見て、「ここのメーカーの、良さそう」と思ったら、口コミサイトで評判をチェックします。それから家電量販店に行って、店員さんにおすすめのポイントを聞きながら、さまざまなマッサージ器を試してみます。
その上で、一番良かったのを選びます。時間をかけて選んだから満足感がありますし、後悔はしません。
「それだとネットショッピングの意味がないんじゃ?」と思うかもしれません。
でも、取り寄せたものがイマイチだったら、ガッカリしませんか?買わないものに対して返品の送料を払うのはムダ遣いになるし、返品の作業をする手間暇を考えると、お店で見てから買うほうが確実です。
リアル店舗で確かめられない場合は、サイトのカゴに入れておいて、数日経っても欲しかったら買えば良いのではないでしょうか。なかには返品を受け付けないショッピングサイトもあるので、気軽に買えるネットショッピングこそ要注意だと思います。
5.バーゲンは買いたいものだけを見る
バーゲンはもっとも衝動買いのスイッチが入る場所です。みんなが殺到しているのを見ると、「買わなきゃ‼」と勢いに流されそうになってしまいます。
私は、好きなブランドのバーゲンには行きます。やっぱり、欲しかったものが30%や50%オフで買えるなら、そのタイミングで買うほうがお得です!
ただ、「買ったけど、全然着なかった」と後悔をしないために、お店に行く前に何が必要なのかを考えます。「ピンク系のワンピースが今度の会食で必要だな」「デニムもワイドなものが1本欲しいな」という具合に。買いたいものが決まったら、それ以外は基本、見ません。お店では欲しいものがあるコーナーに直行して、それだけを試着して買います。
店員さんにどんなに他の商品をすすめられても、「今日はこれだけでいいです!」と鉄の意志(笑)で断ります。
意志の弱い方は、バーゲンには行かない方がいいと思います。そこで衝動買いして後悔するよりは、値下げする前にゆっくり時間をかけて選んで買うほうが、結果的にはムダ遣いになりません。
「いらなかったらメルカリなどで売ればいい」という考え方もあると思います。
そのような考え方でもいいと思いますが、買った時と同じ値段では売れませんし、商品を梱包して送る手間を考えると、「いらないものは買わない」ほうが精神的にもいいのではないかな、と感じます。
6.現金を持ち歩かない
私は普段、お財布の中には数千円しか入れていません……もっと入ってないかもしれません(笑)。
それも衝動買いをしないためと、お財布がパンパンになり型が崩れてしまうのが嫌だからです。お金を持っていたら、どうしても「買っちゃおうかな」と流されやすくなるので、それなら持たなければいい、という単純な考え方です。
手持ちのお金で買えないものがあったら、改めて必要な分のお金を持って買いに行きます。スマホ決済を使うまでは、現金で一括払いをしていました。
これは、必要ではないものは買わないためのトレーニングになると思います。
クレジットカードやスマホ決済は、現金のやりとりがない分、お金を使っているという感覚が鈍くなります。だけど、私のように日ごろからお金を使わないタイプは、クレジットカードやスマホを持ち歩いても、頻繁に使わない気がします。
だから、ついついコンビニで「あ! 新商品出た〜♪」と衝動買いしてしまう方は、お金を持ち歩かずに、「買わない」習慣を身に付けてみてはいかがでしょうか。
おわりに
皆さんは、本当に欲しいものだけを買い、本当に好きな人と付き合い(友人やご近所さんも含めて)、本当にやりたいことをしていますか?
選択肢をたくさん用意して、比較しながら消去法で選んでいたとしたら、幸せが逃げていってしまう気がします。
私は、株式投資の時も自分が好きな会社や応援したい会社の株を買うようにしています。それと同じで、日常でも自分が本当に欲しいものだけを買うように心掛けています。
ただ、節約ばかりの日々だと、ダイエットと一緒でリバウンドにつながるかもしれません。
時にはムダなことをするのも贅沢のひとつ。自分へのご褒美として、「仕事を頑張ったから、今日はデパ地下スイーツを買っちゃおう!」など、ちょっとしたムダ遣いを大目に見る日があってもいいんじゃないでしょうか。節約と贅沢のバランスを一度考えてみるのも、ハッピーマネーにつながると思います。
消去法ではなく、「これがいい!」と思うものと出会えるまで、待つ時間も楽しめるといいですね。
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