リースバックは、自宅を売却しつつ住み続けられる画期的な選択肢として注目を集めています。しかし、サービスを提供する会社は多岐にわたり、どの会社を選べば良いか迷う方も少なくありません。本記事では、リースバック業界の大手6社のサービス内容を詳細に比較し、あなたに最適な選択をサポートします。各社の特徴や強み、サービスの違いを理解することで、後悔のない意思決定ができるでしょう。
この記事を読んでわかること
- リースバック業界の大手6社には「セゾンファンデックス」「穴吹興産」「一建設」「SBIスマイル」「ハウスドゥ」「スターマイカ」があり、それぞれ特徴的なサービスを提供している。
- リースバック会社を選ぶ際には、複数社を比較することが重要です。単に大手というだけでなく、自身のニーズに合った会社を選ぶことが大切
- 比較ポイントは「買取価格」「家賃」「賃貸期間」「契約可能物件」「得意エリア」「実績」「資金力」
- 契約には普通賃貸借と定期賃貸借の2種類があり、長期居住を希望する場合は前者がよい
リースバック大手6社のサービスを会社比較!
大手のリースバック会社「セゾンファンデックス」「穴吹興産」「一建設」「SBIスマイル」「ハウスドゥ」「スターマイカ」の対象エリアや物件、特典などについて紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
セゾンファンデックス(セゾンのリースバック)
サービスの特徴
- 大手企業グループの信用力
- 高額物件に強い査定システム
- 契約者専用の生活サポートサービス
- 全国規模での対応力
「セゾンのリースバック」を提供するセゾンファンデックスは東証プライム市場上場のクレディセゾンのグループ会社です。対象エリアは全国(一部地域を除く)、対象物件も戸建てやマンションをはじめ、柔軟に幅広くサービスを展開しています。
契約者限定サービスとして「セコムのホームセキュリティ」「HOME ALSOKみまもりサポート」「くらしのセゾン ハウスクリーニング」「ホームネットのハローライト」の中から一つを無料で利用できます。
最短即日・無料で見積もりが可能です。気になる方は「セゾンのリースバック」までお気軽にお問い合わせください。
企業名 | セゾンファンデックス |
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対象エリア | 全国(一部地域を除く) |
対象物件 | 住宅、オフィスビル、事務所、店舗、工場など |
年齢条件 | 特になし |
査定日数 | 最短即日 |
現金化のスピード | 最短2週間 |
契約の種類 | 原則、普通賃貸借契約(定期賃貸借契約も可) |
穴吹興産(あなぶきのリースバック)
サービスの特徴
- 長期居住者向けの契約設計
- 個別ニーズに応じた家賃設定
- 充実した住宅設備保証制度
- 上場企業としての財務健全性
穴吹興産(あなぶきのリースバック)は関東、東海・関西・中四国、九州エリアに密着した事業を展開。リースバック事業のみならず、マンション販売や資産運用まで行っているため、独自のノウハウを持っていることがうかがえます。売主とヒアリングしながら、長期間支払える無理のない家賃を設定してくれるのが魅力です。
企業名 | 穴吹興産 |
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対象エリア | 東京・神奈川・千葉・埼玉・名古屋・大阪・兵庫・京都・広島・岡山・香川・高知・徳島・愛媛・福岡 |
対象物件 | 専有面積40平方メートル以上・築年数10年以上のマンション・鉄筋コンクリート構造もしくは鉄骨鉄筋コンクリート造 |
年齢条件 | 特になし |
査定日数 | 最短1日 |
現金化のスピード | 最短1週間 |
契約の種類 | 普通賃貸借契約 |
一建設(リースバックプラス)
サービスの特徴
- 多彩な契約プランの用意
- 将来の住宅再取得支援制度
- 初期費用軽減オプション
- 独自の顧客還元プログラム
一建設の「リースバックプラス」はライフスタイルに合わせた2プラン(3タイプ)を用意しています。「標準プラン」では業界初の長く住むほど再購入価格が下がるシステムなどを採用。「定期プラン」の「賃料優遇タイプ」では最大1年間の賃料が無料になり、「買戻優遇プラン」では売却価格と同額で買い戻しが可能です。
また利用者限定の駆けつけサービスや24時間ホームセキュリティなど、特典も充実しています。
企業名 | 一建設 |
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対象エリア | 全国 |
対象物件 | 原則、取り扱い不可物件はなし |
年齢条件 | 特になし |
査定日数 | 1〜3日程度 |
現金化のスピード | 契約から決済まで最短即日 |
契約の種類 | 普通賃貸借契約・定期賃貸借契約 |
SBIスマイル(ずっと住まいる)
サービスの特徴
- 大手金融グループのバックアップ
- 市場動向を反映した公正な価格設定
- 専門家による綿密な物件調査
- 多様な契約期間オプション
SBIスマイルの「ずっと住まいる」は東証プライム上場のSBIホールディングスのグループ会社です。高い資金力と透明性で、より安心してリースバックができるでしょう。プランは定年後の生活資金確保向けの「ゆとり」、住宅ローン返済向けの「そなえ」、相続トラブル回避の「すっきり」、子ども世代まで長持ちさせたい方への「長持ち」の4つです。
全国の主要都市を対象としています。一級建築士が住居を検査してくれるため、長く住み続けられるでしょう。
企業名 | SBIスマイル |
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対象エリア | 全国の主要都市 |
対象物件 | 戸建て、マンション |
年齢条件 | 特になし |
査定日数 | 最短即日 |
現金化のスピード | 最短1週間 |
契約の種類 | 原則、定期賃貸借契約(マンションは普通賃貸借契約も可) |
And Doホールディングス(ハウス・リースバック)
サービスの特徴
- 全国をカバーする店舗ネットワーク
- 都市部から郊外まで幅広い対応力
- 高い顧客満足度の実績
- 豊富な不動産取引経験を活かしたサービス
And Doホールディングスの「ハウス・リースバック」では「長期リースバック」や最短5日で決済できる「クイックリースバック」、2年間のみの「短期リースバック」など、さまざまなプランを用意しています。
顧客満足度は94.6%で、専属のスタッフが対応してくれるため、不明な点も気軽に相談できるでしょう。契約後の家賃管理や退去時の対応なども、子会社が迅速に対応してくれます。地震発生時の連絡や引っ越し先のお手伝いなど、安心できるサービスも魅力です。
企業名 | ハウスドゥ |
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対象エリア | 全国 |
対象物件 | 戸建て、マンション、店舗、事務所など |
年齢条件 | 特になし |
査定日数 | 1週間以内 |
契約日数 | 最短5日(通常は約40日) |
契約の種類 | 普通賃貸借契約 |
スターマイカ(マンション専門専用リースバック)
スターマイカは10年以上のリースバック取り扱いがある、実績と経験が豊富なマンション専門の企業です。東京や大阪をはじめ全国9拠点でサービスを展開。
創業して20年間多くの買い取りや保有の経験があり、家賃の相場にも熟知しています。利用者のライフプランに合わせて数ヵ月から長期まで柔軟に賃貸期間を設定してくれるのも魅力です。
企業名 | スターマイカ |
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対象エリア | 主要対応エリアは札幌・仙台・東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・京都・兵庫・広島・福岡 |
対象物件 | マンション |
年齢条件 | 特になし |
査定日数 | 最短即日 |
現金化のスピード | 最短1週間 |
契約の種類 | 普通賃貸借契約・定期賃貸借契約 |
後悔しないためには複数のリースバック会社を比較することが重要
リースバック会社選びではWEBサイトの一括査定を活用し、買取価格や対応物件、エリア、売却後の家賃、付帯条件などを比較しましょう。
リースバックを利用する目的は人それぞれで、「より高く売却しすぐに生活費に使いたい」「相続トラブルを回避したい」などが考えられます。複数先を比較することで、より適切なリースバック会社を見つけられるでしょう。
しかし、リースバック会社は「大手だから良い」というわけではありません。リースバックの目的を整理し、より多くの企業を検討することをおすすめします。
リースバック会社を選ぶ時に押さえる比較ポイント
買取価格や家賃、契約可能物件などはリースバック会社によって異なります。ここでは比較する際のポイントについて解説しましょう。
買取価格・家賃・賃貸期間をチェック
買取価格が高いとその分家賃が高くなる可能性もあります。「買取価格だけ」「家賃だけ」で判断するのは避けましょう。
買取価格
買取価格とはリースバック会社から受け取る売却代金のことです。一般的にリースバックでの売却価格は通常の売却価格よりも低くなります。
老後資金などいくらお金が必要か計算したうえで、買取価格の基準を決めましょう。
家賃
ここでいう家賃とは、不動産の売却後、リースバック会社に支払う賃料のことです。家賃は物件のエリアや築年数、相場などで決まります。
契約期間中は毎月家賃を支払うことになるため、収入と支出を算出し、家計の負担にならないかシミュレーションしましょう。
賃貸期間
「どのくらい物件に住み続けたいか」で、賃貸借契約の種類は変わります。賃貸借契約は2種類あり、「普通賃貸借契約」と「定期賃貸借契約」です。
普通賃貸借契約では借主の意思で契約の更新ができ、長く住み続けたい方におすすめです。一方で定期賃貸借契約では契約期間が定められており、契約の更新ができません。住み続けたい場合にはリースバック会社の合意を得る必要があります。
何年間住むことになるか家族と話し合い、適切な賃貸期間を決めましょう。
契約可能物件・得意エリアをチェック
リースバック会社によって契約可能物件や得意エリアは異なり、ご自身の物件を買い取ってもらえないケースもあります。
契約可能物件
リースバック会社が買い取る物件は戸建てやマンション、店舗付住宅などです。中古物件を得意とする企業もあります。
不動産の種類や築年数などを確認し、対応してくれるか問い合わせてみましょう。
得意エリア
「全国対応」「首都圏・関西対応」など、得意エリアは異なります。地域限定の企業であれば、その地域の不動産事情に精通しており、より細やかに対応してくれるかもしれません。
ご自身の物件のエリアを得意とする企業が複数ある場合には、WEBサイトなどで実績を確認し判断しましょう。
実績・資金力をチェック
リースバック会社と賃貸借契約を結ぶと、長いおつき合いになります。実績や資金力も重要なポイントです。
実績
さまざまな物件を扱い、お客さま満足度が高い企業であれば、長期間安心しておつき合いができるでしょう。実績はWEBサイトの利用事例や創業年数、累計買取件数などで確認できます。
資金力
自宅を売却する場合、資金力が高いとそれだけスピーディーに売却代金を支払ってくれるともいえるでしょう。また倒産リスクも低くなります。銀行や保険などほかの金融事業を行っているかチェックしてみましょう。
手数料や初期費用が明確にされているか
リースバックでは状況に応じて印紙税や家賃保証料、火災保険料などが発生します。初回のみ必要か、継続して支払わなければならないのか、契約前までに説明してもらいましょう。
WEBサイトを見ただけでは分からない情報もあるため、詳しくは問い合わせることをおすすめします。
付加価値サービスが充実しているか
契約者限定のサービスや物件管理の充実さ、プラン内容など、ご自身のライフスタイルに合った企業を見つけましょう。サービスは数ではなく内容で判断することが大切です。サービスを無料で使えるのか、割引されるだけなのかも合わせてチェックしましょう。
リースバックとは
リースバック会社は大手をはじめ、数多く存在します。適切な買取業者を選ぶためにも、まずはリースバックの仕組みを理解しましょう。
リースバックの仕組み
リースバックでは所有する不動産(戸建てやマンションなど)をリースバック会社に売却し、売却代金を受け取ります。その後リースバック会社と賃貸借契約を結び、家賃(リース料)を支払うことで、不動産に住み続ける仕組みです。
リースバックを利用することで、所有権はリースバック会社に移るため、固定資産税や都市計画税はかかりません。
さらに転居手続きは不要で、近隣に自宅を売却することを知られたくない場合にもおすすめです。新居を探す手間も省けるため、仕事や家事で忙しい方にも適しているでしょう。
リースバックが必要とされる理由
十分な老後資金を確保するのに、リースバックは役立ちます。基本的に60~70歳以降の生活費は貯蓄や年金、退職金、定年退職後の再雇用による収入など。ただし老後になっても住宅ローンの支払いが終わっていないと、生活費を住宅ローンの支払いに当てなければならないため、その分生活費が少なくなります。
国土交通省の「令和4年度住宅市場動向調査報告書」によると、初めて住宅を取得した世帯の世帯主の平均年齢は30代後半~40代前半です。
住宅の種類 | 世帯主の平均年齢 |
---|---|
注文住宅 | 39.5歳 |
分譲戸建住宅 | 37.5歳 |
分譲集合住宅 | 39.9歳 |
既存(中古)戸建住宅 | 43.6歳 |
既存(中古)集合住宅 | 43.7歳 |
そして住宅ローンの返済期間は表のとおりで、およそ30年です(リフォーム住宅を除く)。
住宅の種類 | 返済期間 |
---|---|
注文住宅(建築) | 32.8年 |
注文住宅(土地) | 34.5年 |
分譲戸建住宅 | 32.7年 |
分譲集合住宅 | 29.7年 |
既存(中古)戸建住宅 | 28.4年 |
既存(中古)集合住宅 | 28.5年 |
リフォーム住宅 | 16.1年 |
以上から住宅ローンを完済する年齢は70歳前後です。リースバックを利用することで住宅ローンを完済し、より安定した生活を送れるようになります。
リースバックとリバースモーゲージの違い
リースバックとリバースモーゲージは、どちらも自宅を活用して資金を調達する方法ですが、その仕組みや特徴は大きく異なります。
以下の表では、両者の主要な違いを10の観点から比較しています。この比較を通じて、それぞれの特徴や適した状況をより明確に理解することができるでしょう。
比較項目 | リースバック | リバースモーゲージ |
---|---|---|
所有権 | リースバック会社に移転 | 借主に残る |
資金の受け取り方 | 一括で売却代金を受け取る | 定期的な支払いや信用枠として受け取ることが多い |
返済 | 毎月家賃を支払う | 借主の死亡時や転居時まで返済不要 |
対象年齢 | 年齢制限なし | 通常60歳以上が対象 |
契約期間 | 契約で定めた期間(定期借家契約の場合) | 借主が亡くなるまで、または転居するまで |
リスク | 家賃上昇や契約更新拒否のリスク | 住宅価値下落時に借入額が資産価値を上回るリスク |
税金面 | 固定資産税等の負担なし | 固定資産税等は継続して支払う必要あり |
適している状況 | まとまった資金が必要な場合、住宅管理の負担を減らしたい場合 | 定期的な収入補填が必要な場合、将来の相続を考慮する場合 |
この表から分かるように、リースバックとリバースモーゲージは所有権の扱いや資金調達の方法、返済方法などで大きく異なります。リースバックは所有権を手放す代わりに一括で大きな資金を得られる一方、リバースモーゲージは所有権を保持したまま定期的に資金を受け取れます。
選択にあたっては、自身の年齢、必要資金の額や使途、将来の住宅計画、相続の意向などを総合的に考慮することが重要です。また、それぞれのオプションに関する詳細な条件や契約内容を専門家に相談しながら慎重に検討することをおすすめします。自身の状況に最も適した選択をすることで、より安定した老後の生活設計が可能になるでしょう。
参照元:
- 国土交通省 住宅局|「令和4年度住宅市場動向調査報告書」|2.調査結果の概要|(2)一次取得・二次取得別の世帯主の年齢 P38
- 国土交通省 住宅局|「令和4年度住宅市場動向調査報告書」|2.調査結果の概要|(3)返済期間 P47
リースバックで大手を選ぶメリット・デメリット
これからリースバックを検討している方であれば、「どの会社が良いかな、大手であれば安心だろうか」と迷っているのではないでしょうか。次に大手のメリットとデメリットについて解説します。
大手リースバック会社を選ぶメリット
大手リースバック会社を選ぶ際には、いくつかの重要なメリットがあります。これらの企業は、その規模と実績から生まれる利点を持ち合わせています。
以下に大手リースバック会社を選択する際の主要なメリットを5つの観点からまとめています。これらのメリットは、安心して取引を行い、長期的な関係を築く上で重要な要素となるでしょう。
安定性と信頼性
- 財務基盤が強固で、長期的な事業継続の可能性が高い
- 上場企業が多く、情報開示が充実している
豊富な実績と経験
- 多数の取引実績があり、様々なケースに対応できる
- 契約や法務面でのノウハウが蓄積されている
充実したサービス
- 24時間対応のサポートや緊急時のケアなど、付加価値サービスが充実
- 専門スタッフによる丁寧な説明や相談対応が期待できる
柔軟な契約条件
- 複数のプランや選択肢を用意していることが多い
- 個々の状況に応じたカスタマイズが可能な場合がある
高い資金力
- 迅速な資金調達と支払いが可能
- 大規模な物件や高額物件にも対応できる
これらのメリットは、大手リースバック会社の強みを示しています。特に、安定性と信頼性、豊富な実績と経験は、長期にわたるリースバック契約において重要な要素となります。
また、充実したサービスや柔軟な契約条件は、個々のニーズに合わせたソリューションを提供する可能性を高めます。ただし、これらのメリットがどの程度重要かは、個人の状況や優先事項によって異なる点に留意しましょう。
大手リースバック会社を選ぶデメリット
一方で、大手リースバック会社を選ぶ際には考慮すべきデメリットも存在します。大規模な組織ならではの課題や制約が、場合によってはサービスの質や柔軟性に影響を与える可能性があります。
大手リースバック会社を選択する際に注意すべき主要なデメリットを5つの観点からまとめています。これらのデメリットを理解することで、より現実的な期待を持って取引に臨むことができるでしょう。
画一的な対応
- マニュアル化された対応で、個別の事情に柔軟に対応しづらい場合がある
- 地域特性や個別事情への配慮が不足する可能性がある
価格面での不利
- 経営規模が大きいため、運営コストが高く、買取価格が低めになる可能性がある
- 中小企業より家賃設定が高くなる傾向がある
契約手続きの複雑さ
- 大企業特有の複雑な審査プロセスや書類手続きがある場合がある
- 契約までに時間がかかる可能性がある
対人対応の質にばらつき
- 担当者によってサービスの質にばらつきが出る可能性がある
- 大規模組織のため、意思決定に時間がかかることがある
特定エリアへの集中
- 都市部や人口密集地域に注力し、地方での対応が限定的な場合がある
- 全国展開をうたっていても、実際のサービス提供地域が限られる可能性がある
これらのデメリットは、大手企業特有の課題を反映しています。画一的な対応や価格面での不利、契約手続きの複雑さなどは、個人のニーズや状況によっては重大な障害となる可能性があります。
しかし、これらのデメリットの影響度は個々のケースによって異なります。大手リースバック会社を選ぶ際は、これらのデメリットを認識した上で、メリットとのバランスを慎重に検討することが重要です。
おわりに
リースバックは、資金調達と住み慣れた家での生活継続を両立させる有効な選択肢です。本記事で紹介した大手6社のセゾンファンデックス、穴吹興産、一建設、SBIスマイル、ハウスドゥ、スターマイカはそれぞれに特徴があり、独自のサービスを展開しています。
リースバック会社を選ぶ際は、単に「大手だから」という理由だけでなく、以下の点を多角的に比較検討することが重要です:
- 買取価格と家賃設定のバランス
- 契約期間の柔軟性
- 対象エリアと物件タイプ
- 付加価値サービスの内容
- 企業の実績と信頼性
さらに、自身の財政状況や将来のライフプランとの整合性も慎重に確認しましょう。一社だけでなく、複数の会社に相談し、見積もりを比較することで、より適切な判断ができます。
リースバックは長期にわたる重要な契約です。慎重に検討し、複数の会社に相談することで、あなたのニーズに最も適したリースバック会社を見つけることができるはずです。