最近、連日のように値上げのニュースばかりで、何もしなくてもお金が減っていくな……なんて、ため息ばかりついていませんか?そんな時こそ、思い切って投資を始めてみるのもひとつです。
「投資なんてしたら、お金が余計に減ってしまう」と思うかもしれませんが、今は銀行に預金していてもお金は全然増えませんよね。将来、年金をもらえるかどうかも分かりません。
だから、「備えあれば憂いなし」で、お金を増やす手段を知っておくと自分自身を守ることができます。投資がご自身に向いているかどうかを知るためにも、一度は少額からチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ただ、投資をする時に大事にしておきたい心構えがあります。それさえ心掛ければ、どんな投資をしても、きっと幸せを引き寄せられるでしょう。
1.ハッピーマネーの法則① 投資は純愛で!
自分の「好き」を大事にする。これは、私が株式投資を始めたときから、ずっと大事にしてきた心構えです。いざ株を始めようと思っても、日本の株式市場に上場しているのは約3,700銘柄もあります。そこから、何をどう選んだらいいのか、分かりませんよね。
まずは、最初から「大きく儲けられる会社を選ぼう」なんて欲張りにならないこと。それを見極めるのはとても難しいことなので……。
恋愛も、いろんな条件をつけていると、なかなか出会いがありません。自然体で好きになった人と一緒にいるのが一番ハッピーです。だから、自分が好きなもの、好きな会社を応援するつもりで選ぶのがハッピーマネーのルールです。
私が最初に買ったのは東京ドームの株です。理由は、広島カープファンで、「東京ドームのチケットがもらえるかな」と思ったからです。この選択が大当たりで、最初から利益を出せました。
それ以降も、自分の「好き」を基準に選んでいます。ディズニーランドが大好きだからオリエンタルランド、ゲームが好きだからゲーム関連銘柄、美容やファッションで注目している会社、という感じです。好きなものを選ぶほうがリサーチしていても楽しいですし、たとえ株価が落ち込んでも、「また持ち直すかも」と応援する気持ちになります。それに、好きな会社の株価が上がったら、喜び倍増です!
2.ハッピーマネーの法則② 一目ぼれ禁止!
これは株に限らず、すべての投資にいえることです。「好き」という気持ちは大事でも、盲目的に「絶対に儲かる!」と思い込むのは危険です。ちゃんと相手を調べて、信頼できると分かってから投資しましょう。
たとえば、銀行や証券会社で「この投資信託、おすすめですよ」と言われたら、「プロが言うならいい商品なんだろう」と、その商品のいい部分しか見えなくなってしまいます。
今はネットで投資に関するたくさんの情報を見ることができます。「分からないから」とすべてを人任せにするのではなく、ご自身で実際に調べてみて、自分が納得したものを選ぶことをおすすめします。
調べれば調べるほど、「ああ、この銘柄、いいなあ♡」と思う商品は必ずあります。そんな商品を見つけられたら、きっと幸せを引き寄せられます。
3.ハッピーマネーの法則③ 投資は急がずに
私は不動産投資を4年ぐらい前から始めました。それまでは、株は何かあってもすぐに損切りできるけど、不動産はローンをずっと払い続けなければならないので、「そんな怖い投資、ムリ!」とずっと思っていました。
ところが、イベントやインタビューで不動産投資の専門家の方とご一緒するうちに、少しずつ知識がついていったのです。信頼できる不動産会社の方と出会えたこともあり、思いきって始めてみました。
もし、もっと早くに不動産投資をしていたら、おそらく失敗していました。やっぱり、何も知らないでできるような投資じゃありませんし、手持ちの資金がないのに試しにやってみる、という気軽な投資でもないと思います。
「いい物件があるんですよ〜」と甘い言葉をささやく不動産会社の方も多いですが、焦らずに急がずにご自身のペースを大切にしましょう。不動産投資は少なくとも何年かはローンを払いながら続けていく投資なので、時間をかけて選ぶぐらいがちょうどいいです。
4.ハッピーマネーの法則④ 最初は小さく始める
私の周りにも、いるんです。
「今、仮想通貨がブームなんでしょ?」と、何かのブームが起きるたびに、何も考えずに大金を投資してしまうような人が……。
そういう人は、私がどんなに必死になって「しばらく様子を見たほうがいいよ」と止めても、突っ走っちゃうんですね。結局、大金を失ってしばらく立ち直れないでいるので、勉強代で済ませるには痛すぎるな、と見ていて思います。
どんな投資であっても、最初は小さく始めるのが基本です。それに慣れてきたら投資額を増やしていけばいいので、最初に大きく投資するのは、投資を嫌いになってしまう可能性大です。
最初は、「これから5年間ぐらいは使わなくても困らないだろうな」と思う金額を基準にするのをおすすめします。
その金額は人それぞれで、10万円の人もいれば、50万円の人もいるかもしれません。もしかしたら、そのお金は減ってしまうかもしれないという前提で、金額を決めましょう。
5.ハッピーマネーの法則⑤ 頭と尻尾はくれてやれ
これはたい焼きの話ではありません(笑)。投資の格言のひとつです。
どんな投資でも基本的に、「底値で買って天井で売る」のが、一番利益を得られるので理想的です。実際には、そんなにうまくはいかないもので、「まだまだ天井は来ない!」と思っていても急降下することもあれば、「ここが底値!」と思っていても、まだまだ下がることもあります。
だから、底値や天井を狙いすぎないこと。底値より少し上がったところで買い、天井より下がったところで売っても良しとしましょう、というのがこの格言の意味です。つまり、欲張ってはいけませんよ、ということです。たい焼きも、頭と尻尾はアンコがあまり詰まっていないので、やっぱり真ん中が大事です!
分かっていても、これはなかなかできません(苦笑)。だから、私は頭と尻尾を「5〜15%の利益が出たら売る」と決めています(銘柄にもよりますが)。
もし「もうちょっと伸びるまで待っていても良かったかな」と後悔しても、また買い直せばいいので、「一度終わらせる」ことが大事です。そうやってコツコツと小さく利益を出していけば、頼もしい収入源になってくれます。
6.ハッピーマネーの法則⑥ いいところだけを見ない
どんな投資にもリスクはあります。リスクのない投資はありません。それをあらかじめ知っておくのは、自分の身を守るためにとても大事です。たとえば、不動産投資は空室リスク、家賃滞納リスク、修繕リスク、金利上昇リスク、値下がりリスクや災害リスクなどなど、「こんなにいっぱい!」と思うぐらいにリスクがあります。
私はそれを知ったうえで、「もし何かあったら、自分で使おう」と決めました。大阪の物件なのですが、関西で仕事をすることが多いのでホテル代わりに使えるな、と思ったのです。
最初から、もしもの時のことを考えておけば、ビクビクしないでいられます。株投資も、毎日値動きをチェックするたびに、「ああ~、下がってる、どうしよう!」とうろたえていたら、心臓に悪いですよね。上がることもあれば下がることもあると知っておけば、「今日はそういう日なんだな」で済ませられます。
リスクの話をしましたが、就職ひとつをとってもリスクはあります。
「その会社が倒産するかも」「地方に転勤になるかも」「窓際に追いやられるかも」と、リスクばかりを考えていると何も始められません。投資も上がる一方ではないよ、と心構えを持っておけば、リスクとうまくつきあっていけます。
7.ハッピーマネーの法則⑦ すぐには見捨てない
株投資のリスクの一つは「損切り」です。私は、これについては、基本は「損切りしない」というスタイルです。あくまでも“私は”の話で、投資のスタイルによっては損切りをしないとむしろ危険な場合もあります。
私は売るタイミングを完全に逃してしまったら、株価が戻るまで、何年もそのまま塩漬けにしておきます。損が出るのは、売るから損が出るわけです。
だから、すぐには見捨てずに、株価が戻るまで待ってから売る。ただそれだけなのですが、最終的に利益をちょっとでも出せたら、やっぱりホッとします。
持っていた株がリーマン・ショックで暴落して、それを取り戻せたのは東京オリンピックの招致が決まってからという銘柄もいくつかあり、5、6年塩漬けにしたこともありました。
それぐらいに長期戦で構えていれば、よほど高値掴み(相場が高いところで買ってしまい、その直後に下がってしまうこと)をしていなければ利益を出せるな、というのが私の経験則です。
おわりに
これらは私なりの法則なので、皆さんも投資をしているうちに、あなたなりのルールができていくんじゃないかと思います。たとえば、「雨の日は投資をしない」というマイルールをつくってもいいでしょう。自分が楽しく投資をするのが何より大事なので、そのためにハッピーでいられる環境を整えるのも、大切な儀式です。一番大事なのは、楽しむこと。たとえ利益が出なくても、楽しめたのならきっとその経験はムダにはなりません。皆さんも投資の神様を味方にして、幸せをたくさん引き寄せてくださいね。
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