近年新型コロナウイルスの影響で、ご自宅で過ごされることが多い方も多いでしょう。ご自宅で過ごされていると、身体を動かす機会やコミュニケーションの機会が自然と減ってしまい、気が滅入ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回と次回の2回に分けて、おうち時間が楽しくなるアプリをご紹介していきたいと思います。まず今回は身体機能の維持や向上におすすめのアプリを2つご紹介します。
1.動画視聴アプリ「YouTube」
YouTubeは世界中から投稿された動画を、無料で視聴できるアプリです。さまざまなジャンルの動画を無料で手軽に視聴できるということで、幅広い世代で親しまれています。すでにご活用されて、ご自身の好きな音楽や趣味に関する動画を楽しまれている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
おうち時間が増える中で、身体機能の衰えが心配されます。そこでぜひ、「運動」に関する動画をYouTubeでご覧ください。
例えば、「シニア 運動」などと検索すると、シニアの方向けの自宅で簡単にできるストレッチや軽い運動の仕方を教えてくれる動画がたくさんあります。
また、鍛えたい身体の部分や、運動の目的などに合わせて細分化している動画が多いです。例えば「60歳~70歳向け 生活習慣病改善のための有酸素運動」や、「太もも・ふくらはぎ・おしりを鍛えよう シニア向け 寝たまま10分で介護・フレイル予防運動」、「歩行に特化 5つの筋トレとストレッチ」といったものです。
このように鍛えたい身体の部分や、運動の目的に合わせた動画がたくさんありますので、ご自身のやってみたいと思う運動を見つけて、生活の中に取り入れてみてください。
2.カラオケアプリ「Pokekara」
「Pokekara」は新曲からヒット曲まで無料で歌ったり、聞いたりすることができるアプリです。外出やカラオケから足が遠ざかってしまったり、歌うのは好きだけど人前で歌うのは少し恥ずかしいといった方にもおすすめです。
実は「歌を歌うこと」は、身体や心にとって嬉しい効果が4つあります。
ひとつ目はストレス解消です。実際に60歳以上の高齢者44人に向けて行われた実験 があるのですが、好きな曲を3曲歌う前と後では、ストレスを感じるときに分泌される「コルチゾール」というホルモンの量が全体的に減ったという結果が出ています。
2つ目は誤嚥防止(ごえんぼうし)です。歌を歌うことで、自然と口を大きく動かすので、唇や舌など、口回りの筋肉が鍛えられます。口回りの筋肉が鍛えられることで、食べ物を口に含んだ際に、細かく噛み砕き、喉に送り込む力が強化されるため、誤嚥防止につながります。
3つ目は脳の活性化です。歌を歌う中で、音程やリズムをとったり歌詞を読むので、自然と脳を使います。また、懐かしい歌を歌いながら、その歌と関連した懐かしいエピソードを思い出すことで、認知症予防や記憶力の向上にもつながります。
4つ目は口腔環境の改善です。口をたくさん動かすことで、唾液の分泌が促されます。唾液には口腔内の洗浄、抗菌、保護などの役割があります。なので、分泌量が多ければ多いほど口腔内の環境が整います。
このように歌うことには、身体や心にとって良い効果がありますので、ぜひカラオケのアプリを活用して、懐かしの歌を歌いつつ、思い出を振り返ってみてはいかがでしょうか。
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【スマートフォンを使っておうち時間を楽しく!】おすすめアプリのご紹介②
おわりに
今回はおうち時間に使える、身体機能の維持や向上におすすめのアプリをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。ぜひ、これらのアプリを活用して、おうち時間をより楽しく過ごして頂ければと思います!
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