リノベーションでローンを組む場合、リフォームローンを利用する方法があります。リフォームローンを取り扱う金融機関によってさまざまな種類があるため、選び方のポイントをつかむことが必要です。このコラムでは、リノベーションにおけるリフォームローンの選び方についてご紹介します。
1.リノベーションとは何か?リフォームとの違いは?
始めに「リノベーション」とはどのようなことを指すのでしょうか。「リフォーム」とどのような違いがあるのでしょうか。
一般的にリノベーションとは、既存の不動産に対して新たな機能追加・付加価値を加える改装工事を指しています。たとえば、フロア間の仕切り変更し2LDKから1LDKに変更する、キッチンをL字型に用途変更し、機能性を付加するなどといった事例を指します。
これに対しリフォームは、老朽化した部分を修復するなど、あくまで、古いものを元通りに戻す、たとえるならば、マイナスの部分を修復してゼロに戻すまで、という意味合いで使われることが多いです。なお、リノベーションの方がリフォームよりも大掛かりな改修を指すことが一般的です。
2.リノベーションでローンを組む方法とは?
住まいの経年劣化やライフスタイルの変化などにより、リノベーションを考えている方も多いと思います。しかし、大掛かりな部屋の改修を行う場合、費用が高額になる場合もあるでしょう。予算が限られている場合、便利なのがリフォームローンです。ここでは、リノベーションに利用するリフォームローンについて詳しくご紹介します。
2-1.リフォームローンを利用する
リノベーションで足りない費用を補うには、リフォームローンが役立ちます。借り入れできる金額は住宅ローンなどと比べると低めですが、無担保で利用できる場合が多く、審査も早いのが特徴です。リフォームローンはさまざまな金融機関が取り扱っており、それぞれ金利や融資条件などが異なります。利用する際は取り扱い金融機関の条件を比較し、自分に合うローンを選ぶのが良いでしょう。
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2-2.借り入れまでの流れ
リフォームローンの仮審査を、WEBサイトより申し込むことができる金融機関が多いです。申し込み内容に基づき各金融機関の審査基準に則り仮審査を行い、受付からおよそ3~4営業日で審査結果が通知されます。仮審査を通過したら、本審査のために必要書類の提出が必要です。本審査後3営業日前後を目安に審査結果が届きます。審査に通った場合は契約の手続きを行うというのが一連の流れです。
2-3.ローンに必要な書類
本審査の際は、主に次のような書類の提出が求められます。
- 既存の間取り図、リノベーションの設計図・施工図
- 見積書など資金使途明細が確認できるもの
- 源泉徴収票、確定申告書、給与明細など収入が確認できるもの
- 本人確認書類(運転免許証または運転経歴証明書、各種健康保険証やパスポートなど)
これらのコピーが必要になり、取り扱い金融機関によって、この他にも必要書類があるため、仮審査後に送られてくる案内を確認しましょう。
注意点は、各金融機関が定めているローンの資金使途について、事前に確認が必要です。工事以外の引っ越しや仮住まいの費用などの諸経費については、リフォームローンの資金使途には含まれないことが一般的ですので、その分の自己資金は事前に用意しておきましょう。
2-4.リノベーションを着手時に、着手金は必要かどうか
リノベーションの着手時に着手金が必要かどうかは、リノベーション施工事業者及び、改修工事の規模感(金額や工事期間)によって異なります。改修工事の規模が小さい場合、着手金の支払いなく工事完了時点での一括払いという場合が多いでしょう。
3.リフォームローンを組む場合の2つのメリット
リフォームローンは住宅ローンに比べて担保を必要としない場合が多く、比較的審査が早いなどの特徴があります。担保が必要になる場合は家や土地に抵当権を設定するための費用がかかりますが、無担保のリフォームローンであれば、そのような負担がありません。
ここでは、リフォームローンを組む場合のメリットについて2つご紹介します。
3-1.担保が必要ない
リフォームローンは住宅ローンと異なり、一般的に無担保で利用できるものが多いです。
担保とは、万が一ローンの支払いが滞って返済が困難になった場合に、担保物件を清算して資金を回収することを目的に金融機関が設定するものです。通常、担保設定する際の登記費用、司法書士の手数料など設定にかかる費用は、借り手側の負担になりますが、無担保のリフォームローンとしての費用は必要ありません。
また担保が必要となる住宅ローンと比べ、必要書類・手続きも少なく済むため簡単です。
3-2.審査が早い
リフォームローンは、比較的審査が早いという特徴があります。審査基準は金融機関ごとに異なり、具体的な基準は公表されていません。
ただし、最低限の申し込み条件は商品概要に記載されている場合が多いでしょう。例えば、「セゾンのリフォームローン」であれば、申込時の年齢が満70歳未満で完済時の年齢が満80歳未満であること、日本国籍を有するか永住許可を有すること、という申し込みの条件があります。
一般的には、勤続年数が長い、安定的な収入があることが必要な条件になりますが、他にもさまざまな要素をチェックして審査の可否を決定しています。
セゾンのリフォームローンについて詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
4.リフォームローンを選ぶ4つのポイント
リフォームローンは銀行や信用金庫など幅広い金融機関で取り扱っており、金利体系や融資限度額、融資期間などはそれぞれ異なります。
まずは、リノベーションにどのくらいの予算が必要なのか考えて資金計画を立て、どこの商品を選べば最適な返済ができるかを考えてみると良いでしょう。ここでは、リフォームローンを選ぶポイントを4つに絞ってご紹介します。
4-1.金利体系
まずリフォームローンでチェックしたいのが金利です。金利が低いほど、返済の負担が少なくて済みます。無担保ローンの場合は約2~5%が相場ですが、500万円を返済期間10年で借り入れた場合を見てみましょう。
【金利2.5%と3.5%で比較した結果】は、次のとおりです。
金利 | 毎月返済額 | 返済総額 |
2.5% | 47,134円 | 5,656,194円 |
3.5% | 49,422円 | 5,933,152円 |
差額 | 2,288円 | 276,958円 |
金利が1.0%違うだけで毎月の返済額は約2,000円の差があります。返済総額になると約27万円も変わるため、金利はよく確認しておかなければなりません。金利は低いに越したことはありませんが、それだけでなく金利体系もチェックしておく必要があります。
リフォームローンの金利体系は主に「固定金利型」「変動金利型」の2種類があり、固定金利型は返済が終わるまで金利が変わらない体系です。
一方、変動金利型は、市場金利に連動して定期的に金利が変わります。変わるタイミングは年に1〜2回で、金利が下がって負担が軽くなる場合もあれば、上がる場合もあります。市場の状況によってはまったく変わらないこともあるでしょう。
4-2.融資限度額
リフォームローンの融資限度額は、無担保の場合、上限が1,000万円以内の場合が一般的です。大規模なリノベーションで高額の借り入れをしたいときは、有担保契約になる可能性が高いでしょう。
なおリフォームローンを組む場合、金融機関によっては事務手数料などの諸費用がかかります。必要になる金額は金融機関ごとに異なるため、商品を選ぶときは忘れずにチェックしましょう。
4-3.融資期間
無担保のリフォームローンでは借り入れ金額の上限が低い分、返済期間も短いです。住宅ローンでは最長35年まで返済できるのに対し、リフォームローンの場合は最長10~20年が一般的です。
収入の状況から計算し、返済期間中に大きな出費がある可能性なども検討しながら、無理のない返済期間を設定できる商品を選びましょう。
また金融機関によっては繰り上げ返済ができる場合もあり、最終的な利息額を低くできるのがメリットです。ただし繰り上げ返済に手数料がかかる金融機関もあるため、繰り上げ返済する可能性がある場合は手数料が無料の金融機関を選ぶようにしましょう。
4-4.審査基準
リフォームローンの審査は住宅ローンに比べて比較的審査が早いのがメリットですが、審査が行われることに変わりはありません。基準は金融機関ごとに異なりますが、WEBサイトで仮審査を申し込むローンの場合、入力する項目がそのまま審査項目になると考えて良いでしょう。
また本審査で提出する書類により、安定的な収入が得られているかについてもチェックされます。
5.ローンを組むなら「セゾンのリフォームローン」がおすすめ
リノベーションでリフォームローンを組む場合、なかなか希望に合う条件の商品が見つからないこともあるでしょう。できるだけ金利が安く、返済期間も長いローンを組みたいと考えている方におすすめなのが「セゾンのリフォームローン」です。融資は1万円単位で、30万円以上500万円まで利用できます。
さらに、融資期間は最長35年と、住宅ローン並みの長期を設定しているのが他にはない特徴です。また「セゾンのリフォームローン」では繰り上げ返済ができ、最終的な利息額を少なく抑えることができます。一部返済・全額返済とも、手数料がかかりません。
来店は不要で、WEBだけで審査が完結します。物件の地域を問わず全国対応なので、リフォームローンを検討している方はまずは申し込みをしてみてはいかがでしょうか。
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