リースバックを検討するにあたって見積もりはどうすれば良いのでしょうか。リースバックは大切なマイホームを売却することになるため、見積もりの段階からしっかりと考えていく必要があります。
見積もりで失敗しないリースバック会社の探し方や、受け取った見積もりの比較の仕方、実際の契約の流れについてご紹介します。
見積もり条件の良いリースバック会社を見つけるには
リースバック会社は日本に数多く存在しており、それぞれが強みとしている部分があります。そのため、大手に見積もりを取ってもらえば絶対に条件が良いとは限らないのです。ときには大手のリースバック会社よりも中小のリースバック会社のほうが見積もりの条件が良いということもあります。
ご自身にとって最も条件の良いリースバック会社を見つけようとしたら、大手から中小まで幅広いリースバック会社から見積もりを取り、比較検討していく必要があります。もし、リースバックの見積もりをどこから取っていけば良いか分からないという場合、複数の不動産会社から見積もりが取れる一括見積もりサイトの利用もおすすめです。
サイト名 | リンク先 |
「家まもルーノ」 | https://leasebackconcierge.com/lp30/ |
「リースバックコンサル」 | https://leasebackconsulting.jp/ |
「リースバック比較PRO」 | https://www.leaseback.pro/ |
1回の入力作業で、大手から中小まで幅広く複数のリースバック会社から見積もりを取ることができ、ご自身の希望に合致したリースバック会社を見つけることができる可能性が高まるでしょう。
リースバック見積もりから契約の流れ
リースバックについて見積もりから契約までの一連の流れについては下記のようになります。
- 希望条件を伝えて仮査定の見積もりを受け取る
- 見積もりをもとに、条件を比較検討してリースバック会社の候補先を選定する
- 選定したリースバック会社へ相談し、対象物件の現地調査を受ける
- 最終的な条件を確認し、本契約する
希望条件を伝えて仮査定の見積もりを受け取る
まず最初はリースバックの希望条件を伝え、仮査定の見積もりを受け取るところからスタートします。見積もりをより正確な条件で受け取るためにも、見積もり時に申告する情報はできるかぎり正確なものとするようにしてください。
リースバック会社によって見積もりの条件が異なります。可能であれば1社から見積もりを取るのではなく、複数のリースバック会社に見積もりを依頼することをおすすめいたします。
一方で、複数から見積もりを取るとその後の営業や勧誘が多く来るのではないかと不安になるかもしれませんが、きちんと断ったり辞退する旨を伝えれば、何度もしつこく連絡が来ることは少ないので見積もりは複数社に依頼しましょう。
見積もりをもとに、条件を比較検討してリースバック会社の候補先を選定する
その後、早ければ2日程度でリースバック会社から見積もりが届きます。全ての見積もりを比較して納得できる条件を提示したリースバック会社を選定していきますが、この時点で無理に1社に絞る必要はありません。
選定したリースバック会社へ相談し、対象物件の現地調査を受ける
見積もり内容が良い先が2、3社あれば、絞ったリースバック会社に依頼してリースバックの対象となる物件の現地調査を受けましょう。
最終的な条件を確認し、本契約する
最後に、現地調査の結果をもとにした最終条件や契約内容を確認し、納得のうえ契約をしましょう。このとき、当初見積もりの段階で提示されていた内容と最終的な条件が大きく異なることもあります。その理由は、現地調査によって当初見積もり時には見えなかった点や曖昧だった点が明確になるからです。
リースバックの見積もりから契約までの一般的な流れは上記のようになります。ただ、細かい部分についてはリースバック会社によって異なる場合があります。実際にリースバックを行う際はリースバック会社に相談したり確認しながら進めていくようにしましょう。
リースバック見積もり時の注意点
リースバック会社から見積もりを提示されたとき、特に注意して確認したい部分は以下の点です。
- 買取金額
- 家賃(賃料)の金額
- 物件種別
- 借家契約の内容
- 買い戻しの特約
- 付帯条件
- 担当者の信用性
買取金額
一番最初に確認すべき点は買取金額です。悪質なリースバック会社は見積もりの段階で低額な買取価格を提示してくることがあります。買取金額はリースバック会社によって大きく異なることも珍しくありません。納得のいくリースバック契約をするためにもこの点を充分に確認しておくべきでしょう。
家賃(賃料)
家賃(賃料)の金額も重要です。これから長く賃貸借契約を結び、長く家賃を支払っていくことになります。家賃は固定費として、契約期間中、支払う必要があるので、あまりに高額な家賃であると、日々の生活が大変になってしまいます。基本的に買取価格の高い物件ほど家賃も高くなる傾向があります。とはいえ、家賃については、買取価格と同様にリースバック会社によって異なりますのでしっかりと確認をしましょう。
物件種別
物件種別は一戸建てやマンションといった建物の種類です。リースバックは物件の種別によって買取価格が異なります。また、リースバック会社によっては物件種別がマンションの場合、対応していないケースもあります。リースバック会社がどの物件種別に対応しているか、見積もり結果で物件種別を間違って認識していないかも確認したほうが良いでしょう。
借家契約の内容
借家契約の内容も充分に確認しなければなりません。長ければ10年以上の長期間にわたってリースバックに基づく賃貸借契約が続くからです。リースバックの賃貸借契約は期間を定めた定期借家契約となっている場合もあります。定期借家契約は、一般的な普通借家契約とは異なり、期間の満了後は契約の更新ができず、退去しなければならない決まりになっています。
その他にも、賃貸借契約の内容によっては店舗兼事務所として利用することが不可とされていたり、今までどおりの利用ができず途中で退去せざるを得なかったり、不便な思いをしてしまう可能性もあります。
買い戻しの特約
次に、買い戻しの特約の有無も確認しておきましょう。買い戻しの特約とは、売却した不動産を買い戻すことができる特約です。買い戻しの特約が付けられていれば、事情が変わってリースバックの必要がなくなったとき、大切なマイホームや不動産を改めて買い戻することができます。事情が変化したときのことに備えて、買い戻しの特約があると安心と言えるでしょう。
付帯条件
これまで紹介した事項以外にもリースバック会社によっては何かしらの条件が付されていることもあります。例えば、賃貸借契約期間中は、ペットの室内飼育の禁止や石油ストーブ使用の禁止、途中退去は違約金が発生するなど賃貸借契約上の条件です。
契約後に見積もりの段階で提示されていた条件に気付かず後悔することのないように、どのような条件が付されているかしっかりと確認しましょう。
担当者の信用性
また、意外と軽視されることも多いのですが、リースバック会社の担当者が信用でき、安心して相談できる相手かどうかという点も考慮したほうが良いでしょう。なぜなら、売却後は賃貸借契約を結び、長くその担当者と付き合っていくことになるからです。
リースバック会社自体がどんなに大手で有利な条件を提示してきたとしても、担当者が信用できなければ、最終的に満足のいくリースバックにならない場合があります。
おわりに
リースバックは不動産という重要な資産と多額のお金が動く非常に大きな取り引きです。少しでも不明な点や納得のいかないこと、不安な点があれば、どんなに早くお金が必要であっても安易に契約を締結してはいけません。
時間がかかってでも必ず複数のリースバック会社から見積もりを取って相談をし、懸念点を解消したうえで信頼して契約を結べる担当者が在籍しているリースバック会社と契約を結ぶようにしてください。
リースバック会社にはそれぞれの強みがあるため、複数社に見積もり依頼をして比較検討することをおすすめいたします。中でもセゾンファンデックスはさまざまなリースバック事例の経験が豊富で、大手事業者でありながら中小事業者以上の柔軟な対応が特長のリースバック会社です。
セゾンファンデックスは、他社で相談中の方が行う相見積もりや、条件面から他社で断わられた方の見積もりも可能です。リースバックについての見積もりやご相談はぜひ、セゾンファンデックスまでお気軽にお問い合わせください。