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子犬は飼いはじめに体調不良になりがち!?体調不良の原因と対処法をご紹介

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提供元:みんなのブリーダー/みんなの子猫ブリーダー

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みんなのブリーダー/みんなの子猫ブリーダー

日本では一般的なペットショップでの生体販売が、欧米では当たり前ではなかっ たことに深い衝撃を受けた創業スタッフ。子犬・子猫に負担のかかる販売・流通 方法を改め、欧米同様にお客様がブリーダーを直接訪問して子犬を迎える方法 を、日本でも浸透させたいと考えました。 2010年にペットと飼い主のマッチングサイトである『みんなのブリーダー』をオープ ン、翌年2011年には『みんなの子猫ブリーダー』を立ち上げました。子犬・子猫に 優しい販売・流通の改革を目指す当サイトは、多くのお客様の支持を受けて、 2022年7月時点で、犬猫合計で22万件の縁結びを実現しています。

迎え入れたばかりの子犬が、体調不良になってしまうことはよくある話です。我が家に来たことで体調を崩してしまったのではないかと、とても心配になりますよね。そこで今回は、子犬を飼いはじめる頃に多い体調不良の種類や原因、対処法についてお伝えします。一時的な体調不良であることがほとんどですが、なかには動物病院に連れて行く必要があるケースもありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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子犬の飼いはじめに起こりやすい体調不良

体調不良の子犬

子犬を迎えた直後は、子犬が疲れやストレスをためやすい時期です。しばらくは環境に慣れさせることを優先にして、子犬の様子に気を配ってあげましょう。ここでは、子犬の飼いはじめに起こりやすい体調不良の例を4つご紹介します。

食欲不振

迎え入れるまでは元気にごはんを食べていた子犬が、ほとんど食べなかったり、あるいはまったく食べなかったりすることがあります。こうなると子犬の発育が心配されるのはもちろん、場合によっては適切な処置が必要になるケースもあります。

下痢

子犬によっては、下痢をすることもあります。さまざまな原因が考えられますが、下痢が続くと脱水症状を引き起こすこともあるため注意が必要です。

嘔吐 

食べすぎで吐いたり、散歩中に草を食べて吐いたりなど、犬は比較的よく吐く動物として知られています。これらは生理現象でもあるため、繰り返さないようであれば問題ありませんが、回数が多ければ別の原因が隠れている可能性もあります。

咳も、異物が気道に入ることを防ぐために起こる生理現象です。そのため、食事や給水などのタイミングで出る咳は心配はいりません。また、リードを強く引っ張ったことによる咳や、吠えた後の咳も一時的なものです。これらの咳は、「カッカッ」と短いのが特徴。ただし、咳が続いたり、えづいたりする場合、他の原因が考えられるので注意が必要です。

子犬の体調不良の原因

バッグで運ばれる子犬

続いて、これらの体調不良の原因として考えられるものをご紹介します。迎え入れたばかりの頃には、複数の原因が重なっていることもありますので、当てはまるものを見つけたら少しずつ改善していきましょう。

移動や環境の変化によるストレス

人間も、新しい環境に飛び込んだ直後はストレスを感じますよね。子犬も同じで、慣れないにおいや音などの環境によって起こるストレスから、一時的に体調を崩すことがあります。

また、小さいお子さんがいる家庭に迎え入れられると、それをストレスと感じてしまうこともあるようです。さらに、遠方から子犬を迎え入れた場合、移動によるストレスの可能性もあるでしょう。

迎え入れた直後は、子犬にとってストレスがたまりやすい状況です。子犬が新しい環境に慣れるまでは、子犬の様子を見守り急に刺激を与えすぎないようにしましょう。

疲労 

遊びすぎなどによる肉体的な疲労が原因で、体調を崩すことがあります。新しい家族や新しいおもちゃに夢中になって、ついつい遊びすぎてしまうケースですね。こんなときには、子犬の体は無意識に休息を取ろうとするので、一時的に食事量が減ったり、元気がなかったりするように見えることもあるでしょう。

子犬が疲れている様子のときは、そっとしておきます。寝ているときは起こさないようにしてあげましょう。

誤飲、誤食

室内や散歩中での誤飲・誤食が原因で、体調を崩すこともあります。異物を誤飲・誤食すると、食欲不振や下痢、嘔吐などの症状が現れます。

子犬は好奇心旺盛です。家の中や散歩コースでは、誤飲・誤食の危険性のあるものが落ちていないかどうか、気を配らなくてはなりません。

ウイルスや寄生虫

ウイルス性の感染症や寄生虫が原因で、食欲不振や下痢、嘔吐などを引き起こすこともあります。特にまだ初年度のワクチンプログラムが完了していない場合には、ウイルス感染の可能性も否定できません。

体の冷え

体の冷えにより、下痢が誘発されることもあります。これは外気温だけが問題ではなく、飲み水の温度が低いことが原因になっているケースも考えられます。

室温管理をしっかりすることはもちろんですが、与える水やフードが冷たくなりすぎていないか、気をつけましょう。

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子犬が体調不良のときの対処法

もし迎え入れた子犬が体調不良の場合、飼い主はどのような対処をすれば良いのでしょうか。それぞれの症状別に見ていきましょう。

手から餌をもらう子犬

食欲不振の場合

そっとしておく

食欲不振の場合、まずはそっとして様子を見てみましょう。疲労が原因であれば、体力が回復すれば元気になるはずです。

ミルクやトッピングをしてみる

愛犬が好むドッグフードを与えるのはもちろんですが、食欲不振であれば、さらに喜んで食べるような工夫をしてみましょう。ミルクやトッピングを添えると、食欲を取り戻してくれるかもしれません。

手からあげてみる

新しい環境で子犬が緊張しているようであれば、食器を使わずに手で直接ドッグフードを与えてみましょう。安心感を与えてあげれば、きっと緊張もほぐれるはずです。

嘔吐や下痢の場合

病院に相談する

下痢や嘔吐だけでなく、食欲も元気もないのであれば、早めに動物病院に相談しましょう。繰り返し吐くときはなんらかの病気にかかっている可能性も考えられます。もし嘔吐物に血が混じっているような場合は、特に危険です。いずれも適切な処置が必要になるので、早めの受診をおすすめします。

フードをふやかす、ウエットフードをあげる

嘔吐・下痢をするが元気や食欲はある、または嘔吐・下痢を1度だけしたがその後は元気な様子だ、といった場合は1日自宅で様子を見て、翌日の愛犬の調子で病院に行くかどうかを判断してもいいでしょう。
獣医師やブリーダーに電話などで相談できるなら、それがベストです。食事はフードをふやかしたりウエットフードに代えたりして、できるだけ消化が良く胃腸に負担が少ないものを与えるようにしてください。

湯たんぽやブランケットなどを入れる

子犬は下痢を起こしているときは、湯たんぽやブランケットなどを使って、暖かくなるような環境を整えてあげましょう。また、食事で体を温めるのもおすすめです。スープやお湯でふやかしたフードなど、消化しやすく胃腸への負担が少ないものを飲ませてあげてみてください。

咳の場合

病院に相談する

迎え入れたばかりの子犬が咳をしている場合、一時的な症状でなければ、なんらかの病気に感染している可能性があります。咳が治まらない場合や激しい咳を繰り返す場合は、早めに病院へ相談しましょう。
特に子犬は免疫力が弱いので、放っておくと悪化することもあります。注意してください。

子犬のいる部屋を加湿する

空気の乾燥でのどの粘膜が刺激され、咳が出ることもあります。人間も空気の乾燥しがちな季節には、加湿器を使ったり洗濯物を部屋干しにしたりなどの対策をしますよね。それと同様に、子犬が過ごしている部屋も加湿してあげましょう。少し咳がラクになるはずです。

湯たんぽやブランケットなどを入れる

自宅での対処法としては、子犬を温めてあげることがおすすめです。嘔吐や下痢をしたときと同様に、湯たんぽやブランケットなどを使って暖かい環境を作ってあげましょう。

先輩飼い主さんに聞いた 子犬の体調不良について

診察を受ける子犬

実際、迎えたばかり子犬にはどれくらい体調不良が表れるのでしょうか。

「みんなのブリーダー」で子犬を迎えた先輩飼い主さん301名に、飼い始めの子犬の体調不良について聞いてみました。

76%の子犬は「体調不良にならなかった」

子犬を迎えた初日~1週間の間に、子犬が体調不良になったかどうかについてお聞きしたところ、約76%の飼い主さんが「いいえ(体調不良にならなかった)」と回答しました。

続いて「はい(体調不良になった)」と答えた24%の飼い主さんに、どのような症状があったか聞いてみました。

子犬の体調不良の主な症状は「下痢」

特に多い症状は、下痢や食欲不振、嘔吐、咳などのようです。
ではこのようなトラブルに対し、先輩飼い主さんはどこに相談したのでしょうか。

子犬の体調不良は、「動物病院」「購入先」に相談する人が多数

「動物病院に相談」に次いで多かったのが「ブリーダーなど購入先に相談」でした。
特にお迎え直後は、ブリーダーに子犬の様子を伝えたり、飼育についてのアドバイスを求めたりするケースが少なくないようです。

続いて、体調不良の原因や対処法、治るまでの期間についても詳しく答えていただきました。

体調不良の主な原因は「ストレス」

お迎え直後の時期には、子犬のストレスや疲れが溜まりやすいことがわかりますね。寄生虫や感染症は気になるところです。

お迎え先に健康診断を行っているかどうかを確認し、まだの場合は一度健康診断をすることをおすすめします。また、ワクチン接種前のお出かけは避けましょう。

体調不良の主な対処法は「処方薬を与える」こと

病院で薬を処方してもらった方が多数派でしたが、様子をみながら自宅で療養しているケースも多いようですね。

子犬の体調不良は「1週間以内に治った」ケースが半数

最後に、子犬の体調不良がどれくらいの期間で治ったのかお聞きしたところ、「1週間以内」と答えた方が半数でした。

原因や症状によって治療の期間はさまざまです。子犬の体調不良があった場合には、医師の診断に従って正しく経過を見守っていきましょう。

おわりに

抱っこされる子犬

今回は子犬の飼いはじめに多い体調不良の種類や原因、対処法についてお伝えしました。迎え入れたばかりの子犬は、慣れない環境もあってストレスを感じやすくなっています。多くの場合は、環境の変化が原因なので、まずはそのストレスを軽減できるような工夫をしてあげましょう。

ただし、あまり長引くと発育に影響をおよぼしたり、病院での処置が必要になったりするケースもあります。少しでも不安があったら、ぜひ獣医師に相談してみてください。

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