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健康診断の服装の注意点とポイントとは?男性・女性別に解説

健康診断の服装の注意点とポイントとは?男性・女性別に解説
セゾンのくらし大研究 編集部

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健康診断で、服装によって着替えを指示されたり、待ち時間に恥ずかしい思いをしたりして、「この服やめればよかった…」と後悔したことはありませんか?

健康診断では、診察項目によって、適していない衣服があります。着脱が最低限で済めば、診察はスムーズに終えることができて快適ですよね。そこで、この記事では健康診断での服装と前日の過ごし方の注意点を説明していきます。この記事を読むことで、以下のことが分かります。健康診断を控えている方は、是非ご覧ください。

  • 女性が気をつけるべき服装とその理由
  • 男性が当日健診をスムーズに行える服装
  • 健康診断前日にとってはいけない食事

服装で健康診断のスムーズさが変わる?

服装で健康診断のスムーズさが変わる?

健康診断では、服装によって、診察のスムーズさが変わってきます。それは、診察項目によって「着用してはいけない衣服」があるためです。

「健診着があるのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、健診センターによって、健診着は着替えが必要な一部の方のみだったり、全員私服だったりするところもあります。

そのため、当日診察に不便な服装を着用すると、1時間で済む検診が、10〜20分など余計にかかることもあります。具体例だと、レントゲン検査の際に、着用している服を脱ぐように指示されて、脱いでいる間に後ろの人に順番を越される、なんて経験をした方も多いのではないでしょうか。

検査当日は、食事を抜いていたり、仕事や用事を中断して来ていたりするため、診断はなるべくスムーズに終えたいものです。そのため、当日の服装は、なるべく健康診断に合わせた服装を選ぶようにしましょう。

【女性向け】健康診断の服装の注意点

【女性向け】健康診断の服装の注意点

女性の服装は、服のレパートリーも多く、特に注意事項が多いです。当日の朝は、健康診断基準で服装を選ぶようにしましょう。

女性が気をつけるべき服装

女性が気をつけるべき服装は、以下のものがあります。

  • ブラジャー
  • ブラトップ
  • ワンピース
  • ストッキング
  • パンティストッキング

まず、ブラジャーは、レントゲン(胸部X線・バリウム)と心電図で脱ぐ必要があり、内科検診でもホックを外す必要があります。(検診センターによる)レントゲン検査でNGな理由は、肩のアジャストパーツやワイヤーがレントゲン写真に写りこんでしまうためです。

ブラトップも同様に、レントゲン(胸部X線・バリウム)・心電図で脱ぐ必要があります。レントゲンは「ワイヤー・アジャスターが無いものは可」とするところもありますが、カップが邪魔するなどの理由で、脱ぐようにいわれることが多いです。

また、内科検診では聴診器を下から入れるため、特に体にフィットしているブラトップは非常に不便です。当日はブラトップよりブラジャーの方が、着脱しやすく、どちらかというと楽な場面が多いかもしれません。

ワンピースを避けた方が良い理由も、同様にこの聴診器での診察があるためです。聴診器は基本的に下から入れるため、ワンピースだとかなりまくり上げなくてはいけなくなります。そのため健康診断の日は、上下分離しているタイプの服装を選ぶようにしましょう

(パンティ)ストッキングは、心電図で脱ぐ必要がありますので、当日は靴下にした方が良いでしょう。パンティストッキング×パンツという格好だと、特に着脱に不便なので注意してください。下の服装は、ワイドパンツかスカートに靴下がおすすめです。

【おすすめの服装】

  • ズボンはゆったりしたもの、ワイドパンツ、スカートが良い
  • 着脱しやすい大き目のTシャツが良い
  • 上下は分離している服装が良い
  • ストッキングではなく、靴下が良い

【おすすめしない服装】

  • ワンピース(聴診器を当てづらい)
  • ストッキング( 心電図検査の際に電極取付に邪魔になるため )
  • スキニーパンツ(心電図検査の際に電極取付に邪魔になるため)

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健康診断の胸部レントゲン撮影時には、透け防止のために、ローズピンク・バイオレット・スミクロなどの濃色がおすすめです。別途Tシャツを持参する手間が省けるため、普段の服装に合うカラーを選んでジャケットやシャツなどと合わせてコーディネートするのが良いのではないでしょうか。

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レントゲンで胸が透けるのが気になる場合は?

レントゲンで下着を外した後、透けを防止するため、トップスは濃色のシンプルなTシャツを着ていくことをおすすめします。

レントゲンでは、金属、プラスチックパーツなどがNGのため、下着を脱いでトップスだけで受けるのが一般的です。しかしその際、上が白だと胸が透けてしまいますよね。下着無しで待合室に戻ることもあり、恥ずかしい思いをする可能性があります。

その際、透けないよう、黒・濃グレー・ネイビーなどの濃色を着ていくと良いでしょう。レントゲンには色は関係ありませんので、何色でも大丈夫です。また、体のラインが出ないよう、ワイドシルエットのものを選ぶと尚良いです。

関連記事:レントゲン検査に最適な服装とは?身に付けられないものや検査時の注意点を解説

【男性向け】健康診断の服装の注意点

【男性向け】健康診断の服装の注意点

男性は、「原則どの服装でも可」ですが、ネクタイ・ベルトは外しておくようにしましょう。受付のロッカーにバック・時計・アウターなどと一緒にしまっておく方が良いでしょう。

おすすめは、ワイシャツならその下に1枚Tシャツか肌着を着ていくことです。これなら、最初からワイシャツを脱いでTシャツ一枚で全ての検査項目をスムーズに受けることができます。

ただし、Tシャツに刺繍やワッペン、プリント、付属(ボタン・ワッペン等)がついているものは、レントゲンで脱ぐ必要があるため、肌着かただの無地のTシャツを選ぶようにしましょう。レントゲンでは腕は写りませんので、袖に付属がついている分には問題ありません。

また、心電図や採血など袖・裾をまくるシーンが多いため、タイトすぎる服装は避けた方が良いです。タートルネックなども聴診で不便になることがあるため、避けましょう。

会社のドレスコードで問題が無ければ、ワイシャツ自体をやめて、Tシャツで行くと着替えを最小限に抑えることが出来て尚スムーズです。当日の前後の予定を踏まえて、服装を検討してみてください。

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【男女共通】健康診断の服装のポイント

【男女共通】健康診断の服装のポイント

ここまで、男女別にそれぞれの服装の注意点をご紹介してきました。男女共通で注意すべき服装のポイントをまとめると、以下のとおりになります。

  • ボタンや金具、プラスチック、プリントのついた服はNG
  • 着脱が多いので、脱ぎ着がしやすい服装がおすすめ
  • タートルネック・スキニーパンツ・ブラトップなどタイトな服は避ける
  • 時計・アクセサリー類は事前に外し、ロッカーにしまう

服装でもっとも注意が必要なのが、レントゲン検査(胸部X線・バリウム)です。レントゲン検査では、金属、プラスチックなどの付属やプリントがついたものは脱がなくてはいけません。それは、レントゲンのX線が、骨や金属、プラスチックなど硬いものはX線を透過せず白く写り、その陰に隠れた病変を見落とす恐れがあるためです。

他にも、内科検診で、聴診器を服の下から入れるため、ワンピースやタイトな服装(タートルネック・ブラトップ)は避けるのが望ましいです。少しワイド目な服装だと、聴診だけでなく、女性の場合は、ブラジャーを脱ぐのにも便利で、待合室で待っているときも体のラインが出ずに恥ずかしくないのでおすすめです。

健康診断前日の過ごし方

健康診断前日の過ごし方

健康診断では、服装だけではなく、食事や睡眠など「前日の過ごし方」にも多数の注意事項があります。具体的に注意すべきポイントには、以下のようなものがあります。

  • 食事は夜21時までに済ませる
  • 前日は消化に良いメニューを選ぶ
  • アルコールはとらない
  • タバコは吸わない

健康診断の注意事項として重要な内容なので、あわせてチェックしていきましょう。

健康診断前日の食事の注意点

健康診断の前日は、夜21時までに食事を済ませ、消化に良い食事をとるようにしましょう。これは、血液検査(血糖値・中性脂肪など)の数値に影響する恐れがあるためです。

食事は、アルコールやお肉類、油ものなど、いわゆる「飲み会メニュー」が特に良くありません。もちろん、アルコールもNGです。肝機能で異常値が出てしまう可能性があります。健康診断前日は「休肝日」とし、飲み会は欠席、晩酌もスキップしましょう。

診察項目のなかに胃カメラ・バリウムがある方は、指示が無くても食事は診察の10時間前までに必ず済ませるようにしてください。胃に内容物があると、正しく検査できなくなり、後日再検査になってしまいます。

健康診断前日の食事内容

前日の食事は、糖質・脂質が多いもの、アルコール類は避けるのが望ましいです。具体的には以下のとおりです。

【食べないほうが良いもの】

  • 焼き肉、天ぷら、ラーメンなどの脂っこいもの
  • キノコ、ゴボウなどの食物繊維が多いもの
  • お菓子、ケーキなどの糖分が多いもの
  • お酒など、アルコールを多く含むもの

【食べて良いもの】

  • 煮込みうどん
  • 煮魚などのよく煮込まれているもの
  • お粥、湯豆腐、茶碗蒸しなど温かく硬くないもの
  • 食パン

お粥などのいわゆる「病人食」は、消化に良いものが多いです。具材がやわらかいとその分消化も早くなるので、野菜はなるべく煮込んで食べるのがポイントです。

また、食物繊維が豊富な食材(キノコや海藻類)は、消化が悪いので食べないようにしましょう。便秘に効き、体にも良い食物繊維ですが、食物繊維とはそもそも「人の消化酵素で消化されない」ものなので、健康診断前には向きません。食べる際はなるべく小さく切ったり、繊維を断つように切るなど、調理面で工夫すると良いでしょう。

健康診断当日の注意点

当日は、タバコは吸わないこと、また服薬も基本的には控えるようにしてください。服薬は、精神安定剤、高血圧の薬は、かかりつけ医に相談したうえで、必要であれば服薬しても問題ありません。しかし、当日検診先に必ず申告することも忘れないようにしましょう。

朝食は、検査が午前中の方は抜き、午後の場合は朝8時までであれば基本的に食べても問題ありません。受診項目、受診先によっても異なる可能性があるため、ご自身の健康診断の注意書きもしっかりチェックしてみてください。

健康診断の前日の過ごし方をさらに詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

健康診断の服装には気をつけよう

健康診断の服装には気をつけよう

健康診断では、心電図・聴診・レントゲン(胸部X線、バリウム)など、衣服の着脱が必要となる診察項目があります。

特にレントゲン検査では、レントゲン写真への写りこみを避けるため、金属・プラスチックなどの付属や、プリント・刺繍がついた服は脱ぐ必要があります。無地のTシャツ1枚であれば、脱がずにそのまま診察できるため、当日の服装のトップスにTシャツを選ぶと良いでしょう。

他にも、血液検査・心電図のため、袖・裾をまくりやすいもの、内科検診で聴診器を衣服内に入れやすくするよう、上下に分かれている服、大き目シルエットの服を選ぶことも大切です。

これらのポイントをおさえ、健康診断当日をスムーズに終えられるようにしましょう。

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