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遺品整理を自分でする方法!作業の進め方や準備する物を紹介

遺品整理を自分でする方法!作業の進め方や準備する物を紹介
セゾンのくらし大研究 編集部

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豊かなくらしに必要な「お金」「健康」「家族」に関する困りごとや悩みごとを解決するために役立つ情報を、編集部メンバーが選りすぐってお届けします。

大切な方が亡くなった後、多くの場合遺品整理をすることになります。遺品整理をご自身で行う場合は、何から行うべきなのかわからず、取りかかるまでに時間がかかってしまうこともあります。そこで今回は、遺品整理をご自身で行う際のメリットや方法をご紹介します。他にも、効率の良いスケジュールの組み方や遺品整理の手順もまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

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遺品整理とは?

1.遺品整理とは?

遺品整理とは、身内や親族などが亡くなった時に、その故人が使っていた遺品や家族のために残していた遺産などを整理し片付けることです。不要な物と必要な物を分類し、不用品は廃棄処分やリサイクルに出して整理を行います。

遺品整理は身内や遺族が行いますが、故人の住んでいた家が離れている場合や、体力的に難しいといった理由で代行サービス会社へ依頼する方も増えています。

自分で遺品整理を行うメリットとデメリットは?

遺品整理をご自身で行うことで、故人との思い出や自身の気持ちを整理することができるでしょう。また、遺品整理は時間の掛かる作業ですが、専門会社に頼らずご自身で行うことで、費用を抑えられるのもメリットといえます。

しかし、悲しみの中で行う遺品整理は、精神的に辛いものです。場合によっては、大きな家具や家電などの運搬が必要となることもあります。ご自身で行うと、時間と体力も消耗する点がデメリットでしょう。

遺品整理はいつから行う?

遺品整理を行う時期はさまざまです。では、どのようなタイミングで行うと良いのでしょうか。

四十九日法要などのとき

四十九日法要などのとき

遺品整理は四十九日後や葬儀後など、親戚が集まったタイミングで行うと良いでしょう。親族が集まったタイミングであれば、スケジュールを決めやすく遺品整理についての話し合いもスムーズです。

死亡後の手続きを行ったタイミングで

亡くなった後には死亡届以外にも、故人が契約していた保険や年金など、解約の手続き対応に追われることになるでしょう。必要な手続きを終えたタイミングで遺品整理を行うと安心です。

故人を亡くした心の傷が落ち着いてきた頃

大切な方が亡くなった後は精神的にも辛く、遺品整理を行う余裕がないこともあります。無理せず、気持ちが落ち着いたタイミングで行うと進めやすいでしょう。

ただし、故人が賃貸住宅に住んでいたケースでは、遺品整理を行い退去するまで家賃を支払うことになります。

自分で遺品整理を行う方法

2.自分で遺品整理を行う方法

ここでは、ご自身で作業する場合の準備物や遺品整理の方法をご紹介します。

遺品整理を行うために必要な物

遺品整理を行うには、作業しやすい服装と道具を用意します。

【服装・身に付ける物】

  • 作業着や汚れても良い服装
  • 軍手
  • マスク
  • スリッパ

遺品整理を行う時は、ほこりを吸い込んだり思わぬ物を踏んでケガをしたりする危険もあります。そのためマスクや軍手、スリッパを用意しておくと安心です。

【遺品整理を行うための道具や資材】

  • ゴミ袋
  • 段ボール
  • ガムテープ
  • カッター・はさみ
  • ロープ
  • 油性ペン
  • ペンチ・ドライバー
  • 手押し台車

遺品整理は、段ボールがあると品物を分類しやすいです。後で見返してわかりやすいようにペンで印を付けておくと良いでしょう。手押し車もあると搬出がスムーズになり便利です。

遺品整理を始める前の下準備

遺品整理は思い立ったらすぐに始められるわけではありません。遺品整理をご自身で行う場合は、下準備として以下のことを確認しておきましょう。

現場の確認

現場の確認

まず遺品整理を行う場合は、ご自身で作業ができるどうか、現場の確認をした方が良いでしょう。例えば、自宅で故人が孤独死により発見が遅れた場合、腐敗体液から強烈な腐敗臭がしていることもあります。

特殊清掃が必要な現場では、容易に部屋に入ることが難しく、遺品整理をご自身で行うことは困難です。このようなケースは、遺品整理の専門会社に依頼した方が良いでしょう。

現場に問題なく、ご自身で遺品整理が可能な場合は、どこから片付けを行うか確認します。

タイミングの決定

遺品整理をご自身で行う場合は、他の親族にも遺産相続の権利があるため事前に相談が必要です。いつ頃に遺品整理を行うのか、タイミングを決定しましょう。

親族へ遺品整理を行うことを正式に通知する

遺品整理を行うタイミングが決定したら、親族に正式に通知してください。親族に遺品整理の日程を伝える際は、日付の他に時間や集合場所、持ち物ややるべきことについても電話やメールで伝えましょう。具体的な詳細を決定しておくと、再連絡の必要がなくなるので手間を省くことができます。

各種契約内容や税金の解約手続きをする

各種契約内容や税金の解約手続きをする

遺品整理は、不用品の処分を行うだけでなく、故人が契約をしていた携帯電話や公共料金などの解約手続きもしなければなりません。料金が発生する契約は、解約手続きを忘れないようにしましょう。

スケジュールの設定

適切なスケジュールを立てれば、遺品整理はスムーズに進めることができます。スケジュールを設定するポイントをチェックしましょう。

必要な方が揃っているタイミング

遺品整理を行う方が揃う日程でスケジュールを設定します。作業を始めるにあたって必要な方が揃っていないと進みません。また、相続の相談も行わなければならないため、相続権利者も揃っていた方が良いでしょう。

終わらせる日にちを決める

終わらせる日にちを決める

遺品整理を行うと、作業中に思い出が甦り、感情が抑えられなくなることもあるでしょう。あらかじめ目標となる作業終了日を決めることで、作業のスピードを意識して進められます。遺品整理に関わる人数や遺品の量によって掛かる時間が異なるため、無理のない作業期間で設定しましょう。

作業にメリハリを

作業期間内に終わるようにと、無茶をして作業を進めるのは正しい遺品整理とはいえません。今日はリビングを、明日は押入れを片付けるなど、何をいつやるのか明確にし、作業にメリハリを付けることが大切です。

遺品整理の手順

ここからは、遺品整理の進め方の手順を見ていきましょう。

遺品を分類する

遺品を分類する

まずは、故人の思い出の品や大切にしていた物、重要書類など残す物と、不用品の2つに分類しましょう。

【残す物】

  • 通帳
  • 印鑑
  • 現金
  • クレジットカード
  • 宝飾品
  • 有価証券
  • 身分証明書
  • 契約書類
  • 思い出の品
  • 故人が大切にしていた物

残す物や形見は、ひとまず保管しておき遺族などと話し合って整理すると良いでしょう。

不用品でも資源として再利用できる物や、リサイクルショップなどで再販できる物もあります。リサイクルできる物の例として、以下の物が挙げられます。

【捨てる物の中でリサイクルができる物】

  • エアコン・洗濯機・テレビ・冷蔵庫などの大型家電
  • カメラ・パソコン・ドライヤー・携帯電話などの小型家電
  • 金属類
  • 衣類
  • タンス・ベッド・ソファーなどの家具

不用品の中でも、状態が良い物や希少性が高い物などはリサイクルショップで買い取ってもらえる可能性があります。高値で取引をしてくれることもあるので、利用してみましょう。リサイクル品が多く、持って行くのが大変な場合は、出張買い取りを依頼するのもおすすめです。

不用品を処分・廃棄する

燃えるゴミや燃えないゴミは、自治体のルールに沿って、決められた集積所へ持ち込んで処分しましょう。

大切な方の愛用品を処分するのが心苦しい場合は、寺院で焼却を行うお焚き上げで供養できる場合もあります。供養は必ずしも必須ではありませんが、行うことで自身の心を整えることもできます。遺品整理をする中で悔いを残さないためにも、心残りがあるのであればお焚き上げを行うのもひとつの手です。

清掃

全ての物が片付いたら、部屋の掃除を行います。部屋に特有の臭いが染み付いている場合は、特殊清掃の専門会社に依頼しましょう。臭いを取るための専用道具を使用し、臭いの除去や除菌を行ってくれます。

遺品整理で起こりうるトラブル

3.遺品整理で起こりうるトラブル

遺品整理をご自身で行う際に起こりうるトラブルを見ていきましょう。

不用品が多い

遺品整理を行う際に、思っていたより不用品が多い場合もあります。不用品が多ければ、処理に時間や費用もかかり、トラブルになりやすいかもしれません。

近所からの苦情

遺品整理を行わず、いつまでもそのままにしておくと、近所から苦情がくることもあります。住宅から異臭がしたり、遺品整理の作業中も清掃や不用品の排出により騒音が発生したりするのです。

近所の方に迷惑をかけることがないよう、早めに遺品整理を行うと良いでしょう。遺品整理を行う際は、作業の時間帯に気をつけ、騒音が予想される場合は、周囲に事前に伝えておくと安心です。

大切な物を処分してしまう

3-3.大切な物を処分してしまう

遺品整理をご自身で行うと、誤って大切な物を処分してしまうこともあります。財産や不動産の権利証、税金関係の書類などを処分してしまうとトラブルが発生するリスクもあるため慎重に行いましょう

一度処分してしまうと再発行することになるため、複数人で遺品整理を行う場合は、担当の部屋や注意点を事前に決めておくと良いでしょう。

親族が勝手に遺産を分配する

親族が勝手に遺産を分配してしまうこともあります。資産価値がある物を勝手に分配するとトラブルの原因になるため、ご自身の判断で勝手に遺品整理を行うことはやめましょう。

自分で遺品整理を行うことが難しい場合

遺品整理を早く終わらせなければいけない、遺品整理の負担が思っていたよりも大きいなどご自身で行うことが難しい場合もあるでしょう。そのような場合は、遺品整理を専門会社に依頼することができます。

遺品整理を専門会社にお願いする

4-1.遺品整理を専門会社にお願いする

まずは、遺品整理を専門会社に依頼するメリットやデメリットを見ていきましょう。

【メリット】

  • 大切な遺品の捜索をしてもらえる
  • 時間の節約になる
  • 遺品の買い取りをしてくれる
  • 心の負担を軽減できる
  • 遺品の供養をしてくれる
  • 体力的負担を軽減できる
  • 相続などさまざまな分野のアドバイスをもらえる

専門会社にお願いをすると、遺品整理に関わることを全て行ってくれます。時間の節約にもなるので、忙しい方は専門会社にお願いすると良いでしょう。

【デメリット】

  • 費用がかかる
  • 悪質な会社とトラブルが発生する場合も

専門会社に依頼する場合は費用がかかります。中には悪質な会社もあるため、しっかりと事前に確認することが大切です。専門会社に依頼する際は遺品整理士の有無など、確認してから依頼先を決めると良いでしょう。

くらしのセゾンが提供する「遺品整理・生前整理」は、ご家族に代わり遺品・家財を心を込めて整理するサービスです。思い出の品、貴重品、供養品を独自の分別基準で細かく整理し、すべての家財の仕分けを行います。専任の遺品整理士がコミュニケーションを大切にし、ご要望に沿った作業をご提案します。事前調査費用、お見積りは無料で行います。ぜひご相談ください。

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専門会社の選び方

中には契約トラブルになるケースもあります。失敗しないために、専門会社を選ぶポイントを確認しましょう。

遺品整理士認定協会での認定資格があるか

遺品整理士認定協会の資格取得者が在籍しているかを目安にすると良いでしょう。資格を持っていると、一定の水準以上のモラルやノウハウがあるといった証明でもあります。

利用者の口コミ評価

利用者の口コミ評価

実際にサービスを利用した方の口コミを確認するのもポイントです。口コミの評価に個人差はありますが、利用者の声も参考にして選ぶのも良いでしょう。

おわりに

遺品整理をご自身で行う際のメリットや方法についてご紹介しました。ご自身で行うには、事前に手順を確認し、スケジュールを決めることが大切です。遺品整理を効率良く進めたい方は、専門会社にお願いすると安心でしょう。

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