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【2023年版】関東で人気の桜名所・お花見スポットTOP12!日本三大桜を要チェック

【2023年版】関東で人気の桜名所・お花見スポットTOP12!日本三大桜を要チェック
セゾンのくらし大研究 編集部

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ビルやマンションが立ち並ぶ都会のイメージが強い関東地方ですが、日本三大桜や日本五大桜に数えられる桜の名所があるなど、お花見に適したスポットが数多く存在します。2023年は、コロナ禍の影響で中止されていたライトアップや出店が復活する可能性も高く、見頃の時期にはぜひ足を運んでお花見を楽しみたい名所ばかりです。

そこで本記事では、関東で人気の桜の名所について、日本三大桜や日本五大桜を含めて12のスポットをご紹介していきます。お花見の計画を立てる際に、ぜひお役立てください。

なお、コロナ禍の影響によりお祭り・ライトアップや出店が中止となる可能性があります。お花見の際には、各スポットの公式WEBサイトや政府・自治体にて最新情報を確認し、充分な感染対策を行ったうえでお出掛けください。

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1.【おすすめ】日本三大桜・五大桜にも数えられる関東随一の桜名所

最初に紹介するのは、日本三大桜・日本五大桜に数えられる、関東でも屈指の桜の名所です。満開の時期には大変な混雑が予想されますが、人生で一度はお花見したい場所といえるでしょう。ここでは、山梨県と埼玉県にある桜名所をそれぞれ紹介します。

1-1.実相寺(山高神代桜)|山梨県

山梨県北杜市にある実相寺の境内にそびえ立つ江戸彼岸桜(エドヒガンザクラ)の「山高神代桜(ヤマカタジンダイザクラ)」は、福島県の三春滝桜、岐阜県の淡墨桜と並び「日本三大桜」として有名です。樹高10.3m、根元・幹周りは11.8mの規模を誇り、推定樹齢はおよそ2,000年と、大きさ・樹齢ともに国内最大規模の桜を楽しむことができます。日本第一号の国指定天然記念物に指定されたことでも有名で、畏敬の念を抱くほどの神々しさを誇ります。

この山高神代桜は、神話に登場するヤマトタケルノミコトが自身の手で植えたとする伝説が残っています。また、鎌倉時代の僧侶、日蓮の祈りによって衰えから回復したことから、別名「妙法桜」とも呼び親しまれています。

実相寺の境内では、約8万本ものラッパ水仙が咲き乱れ、足元の黄色と桜の桃色、そしてその奥に見える南アルプスの深緑が絶妙なコントラストを生み出します。お花見を楽しみつつ絶景を堪能できるおすすめスポットです。

所在地山梨県北杜市武川町山高2763
アクセス中央自動車道韮崎ICから車で約20分JR中央本線日野春駅からタクシーで約10分

1-2.東光寺(石戸蒲桜)|埼玉県

日本五大桜のひとつに数えられる「石戸蒲桜(イシトカバザクラ)」は、埼玉県北本市の東光寺境内に咲く桜です。推定樹齢はおよそ800年とされ、国の天然記念物にも指定されています。特徴的なのはその樹種で、エドヒガンザクラとヤマザクラが自然に交配した、世界に一本しかない貴重な桜となっています。

石戸蒲桜という名前は、鎌倉幕府を開いた源頼朝の異母弟、源範頼(みなもとののりより)が蒲冠者(かばのかじゃ)と称されていたことに由来します。源範頼は、兄の頼朝から嫌疑をかけられ、伊豆に流されその地で亡くなったとされています。しかし東光寺に残る言い伝えによると、追手から逃れた源範頼が地面に突き刺した杖が、石戸蒲桜へと成長したといわれています。

都内からもアクセスしやすいため、見頃を迎える毎年4月上旬には多くの花見客で賑わいます。例年であれば、開花の時期に合わせて近隣で『北本さくらまつり』が開催されているため、お祭りに参加しながらお花見を楽しむのも良いでしょう。

所在地埼玉県北本市石戸宿3-119
アクセスJR高崎線北本駅からバスで約10分

2.東京都内で楽しめる桜名所・お花見スポット

東京都内で楽しめる桜名所・お花見スポット

続いて、東京都内で楽しむことができる桜の名所をご紹介しましょう。

2-1.六義園

東京都文京区駒込にある「六義園(りくぎえん)」は、都内では定番のお花見スポットです。江戸時代に造成された代表的な庭園のひとつで、桜の時期はもちろん、紅葉の時期など季節を問わず多くの観光客が訪れています。庭園への入り口の目の前に咲き誇る大きなしだれ桜が有名ですが、園内には約30種類1,000株にのぼるツツジが植えられており、桜の時期に合わせて見頃を迎えます。

例年であれば、満開の時期に合わせてしだれ桜を中心としたライトアップも行われ、圧巻の夜桜を楽しむこともできます。公式WEBサイトでは、園内のしだれ桜の様子をチェックできるライブ配信が行われているため、足を運ぶ際には開花状況を確認しておくと良いでしょう。

所在地東京都文京区本駒込6‐16‐3
アクセスJR山手線・東京メトロ南北線駒込駅から徒歩で約7分

2-2.新宿御苑

明治時代に日本初の西洋庭園として造成された「新宿御苑」では、当時から受け継がれる希少品種をはじめとして、約65種1,000本の桜を楽しむことができます。1月中旬から早咲きの寒桜が開花の時期を迎えるほか、3月下旬に咲くソメイヨシノ、4月に咲く八重桜と、長い期間にわたり桜を観賞できるのも魅力です。

美しい日本庭園やガラス張りの温室など、個性あふれる様式の庭園を散策できるほか、茶室やカフェ、レストランも豊富なのでお花見には最適です。

所在地東京都新宿区内藤町11
アクセス東京メトロ丸ノ内線新宿御苑前駅から徒歩で5分(新宿門)JR千駄ケ谷駅から徒歩で5分(千駄ヶ谷門)

2-3.目黒川の桜並木

都内を流れる目黒川沿いには、約4kmにわたり約800本の桜並木が続いています。例年の開花の時期には桜祭りが開催され、夜間にはライトアップも行われています。お祭りを楽しみながら川沿いを散策するだけでも、都内とは思えない美しさの桜並木を堪能することができます。

目黒川沿いには、テラス席が用意されたカフェも立ち並んでおり、お茶や軽食をつまみながら桜を楽しむことも可能です。2023年4月1日〜2日の2日間には、物産展や商店街の出店が並ぶ「目黒イーストエリア・桜祭り」が3年ぶりに開催予定なので、ぜひ立ち寄ってみてください。

所在地東京都目黒区中目黒2丁目付近
アクセス東急東横線中目黒駅から徒歩で1分

2-4.千鳥ヶ淵公園

皇居からほど近い立地にある「千鳥ヶ淵公園」では、170本もの桜とともに黄色の菜の花が咲き、美しいコントラストを楽しめるお花見スポットです。夜にはライトアップが施され、ロマンチックで幻想的な雰囲気の中を散策することもできます。隣接する「北の丸公園」にも約230本の桜が咲き誇り、多くの花見客で賑わいます。

見頃を迎えるのは3月下旬〜4月上旬で、例年であればこの期間に合わせて「千代田のさくらまつり」が開催されます。YouTubeでは千鳥ヶ淵エリアの開花の様子をライブ配信しているため、開花状況のチェックの際にお役立てください。

所在地東京都千代田区麹町1-2
アクセス都営地下鉄半蔵門線半蔵門駅から徒歩で5分

3.埼玉県で楽しめる桜名所・お花見スポット

次に、埼玉県でお花見を楽しめる定番の桜名所を紹介しましょう。

3-1.熊谷桜堤

江戸時代から受け継がれる桜の名所として有名な「熊谷桜堤」は、「日本さくら名所100選」にも選出された定番のお花見スポットです。およそ2kmにわたり約500本のソメイヨシノが立ち並び、美しい桜のトンネルが花見客を出迎えます。開花の時期には土手に咲く菜の花が見頃を迎え、華やかなピンクと黄色が春の訪れを感じさせてくれるでしょう。

例年は3月下旬から4月上旬にかけて開花の時期を迎え、それに合わせて「熊谷さくら祭」が実施されています。イベント中は毎日ライトアップが行われるので、夜に訪れても楽しい桜名所です。

所在地埼玉県熊谷市河原町2丁目
アクセスJR上越・北陸新幹線、高崎線、秩父鉄道 熊谷駅南口から徒歩で5分関越自動車道東松山ICから25分

3-2.幸手権現堂桜堤

「幸手権現堂桜堤」は、埼玉県幸手市にある県営権現堂公園の4号公園に位置するお花見スポットです。約1kmにわたって植えられた約1,000本のソメイヨシノは、中川沿いに広がる菜の花畑とのコントラストも相まって、関東屈指の桜名所として評価されています。

例年では3月下旬~4月上旬にかけて「桜まつり」を開催しており、ライトアップや物産店の出店が行われています。権現堂公園の園内には、大型遊具やデイキャンプ場、多目的広場などの施設も充実しており、親子連れで訪れても1日中楽しむことができるでしょう。

所在地埼玉県幸手市内国府間887-3
最寄り駅(最寄りIC)東武日光線幸手駅からバスで約15分圏央道幸手ICから車でから約10分

4.神奈川県で楽しめる桜名所・お花見スポット

神奈川県で楽しめる桜名所・お花見スポット

続いて紹介するのは、神奈川県で有名な桜名所です。

4-1.県立三ツ池公園

「県立三ツ池公園」は、神奈川県横浜市の鶴見区に位置する公園で、「日本さくら名所100選」にも選ばれるなど県内随一のお花見スポットです。「百樹の森」と呼び親しまれる園内では、名前の由来となった3つの池を囲うようにソメイヨシノの花弁が彩ります。植えられている桜は78品種1,600本にものぼり、開花の時期には県外からも花見客が訪れています。

さまざまな品種が植栽されていることから、見頃の時期は2月中旬〜4月中旬と比較的長期間ですが、例年ではライトアップ・桜祭り等のイベントは開催されていません。タイミングによっては人出も少なく、のんびりとお花見を楽しめる穴場スポットといえるでしょう。

所在地神奈川県横浜市鶴見区三ツ池公園1-1
アクセス新横浜駅または鶴見駅から市営バスに乗り「三ツ池公園北門」下車、徒歩で3分

4-2.小田原城址公園

神奈川県小田原市の「小田原城址公園」では、国指定史跡でもある小田原城を取り囲むように桜が植えられており、天守閣をバックにライトアップされた300本もの桜を楽しむことが可能です。園内には「NINJA館」「こども遊園地」などのレジャー施設も多く、親子連れでも飽きることなくお花見を堪能できるでしょう。

見頃を迎えるのは例年3月下旬~4月上旬で、この時期に合わせてライトアップも実施されます。1月中旬〜2月下旬までは250本もの梅の花の開花時期でもあるので、混雑を避けたい方は少し早めのお花見に訪れるのもおすすめです。

所在地神奈川県小田原市城内地内
アクセス小田原駅から徒歩10分西湘バイパス小田原ICから約5分

5.千葉県で楽しめる桜名所・お花見スポット

最後に、千葉県で有名な桜の名所をご紹介しましょう。

5-1.茂原公園

千葉県茂原市にある「茂原公園」は、弁天湖を取り囲むように2,850本の桜が植えられている桜の名所です。弁天湖に浮かぶのは茂原弁財天を祀る小島で、島へとつながる朱色の橋が公園のシンボルとなっています。「日本さくら名所100選」にも指定されている桜の名所で、3月下旬~4月上旬に開花の時期を迎えます。

見頃の時期には、例年「茂原桜まつり」が行われており、夜間にはライトアップも実施されます。美しい桜が湖面にも映し出され、幻想的な夜桜を楽しむことができます。

所在地千葉県茂原市高師1325-1
最寄り駅(最寄りIC)JR外房線茂原駅からバスで約7分「西町停留所」下車徒歩で10分圏央道茂原⾧南ICから車で約15分

5-2.清水公園

明治時代から続く民営の自然公園「清水公園」は、「日本さくら名所100選」にも選ばれた桜の名所で、ソメイヨシノを中心とした約2,000本の桜を楽しめるお花見スポットです。中でも園内でいち早く開花する「劫初の桜(ごうしょのさくら)」は、朽ちた古木の幹から芽が育った桜で、とりわけ大きく見応えがあります。

園内にはアスレチック施設やポニー牧場のほか、色とりどりの花を観賞できる「花ファンタジア」というエリアもあります。お花見だけではなく、十人十色の楽しみ方ができる公園です。

所在地千葉県野田市清水906
最寄り駅(最寄りIC)東武アーバンパークライン(東武野田線)「清水公園駅」下車 西口から徒歩10分

おわりに

関東地方で楽しめる桜の名所には、日本三大桜のひとつ実相寺にある山高神代桜や、日本五大桜の東光寺にある石戸蒲桜のほか、特色あるお花見スポットが数多く存在しています。

コロナ禍の影響で2022年まで桜祭り・ライトアップの中止も多かったですが、2023年には数年ぶりに各イベントが開催される場所もあります。最新情報は公式WEBサイトやSNSなどでチェックして、家族や友人と楽しいひとときを過ごしましょう。

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