旧居の退去費用に新居の初期費用、家具・家電の買い替えなど、引っ越しではさまざまな費用がかかるため、少しでも料金を節約したいと考える方は少なくありません。中でも長距離の引っ越しや荷物が多い引っ越しで割高になるのが、引っ越し会社に支払う引っ越し費用です。
実は引っ越し費用はどの会社に頼んでも同じというわけではなく、依頼するタイミングや選ぶ会社、プランによっても金額は上下します。事前に引っ越し費用を安くするコツを押さえておくと、お得に引っ越すことができるでしょう。
1社あたり引っ越し見積りにかかる時間は20~50分程といわれており、大手引っ越し会社は15~20社ほどあるので、すべての会社から見積もりをとろうとすると、単純計算で16.6時間かかることになります。引っ越しが決まり忙しい時期に全ての会社から見積もりを取ることは難しいですよね。アート引っ越しセンター、アリさんマークの引越社、サカイ引越センター、アーク引越センター、ヤマト運輸、日通などの大手引っ越し会社の見積もりを一括で依頼できるので、おすすめなのが「引っ越し一括見積もりサイト」です。
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今回のコラムでは、引っ越し費用が安くなる時期・タイミングや、引っ越し費用を抑えるための会社選びのコツについてもご紹介していきます。
引っ越し費用が一番安い時期は?
引っ越し会社が引っ越し費用の見積もりを出す際には、自社のトラックやスタッフの空き状況と、他のお客さんからの予約状況によって金額を計算します。つまり、多くの人が引っ越しを予約してトラックやスタッフがフル稼働している時期には、引っ越し費用はどうしても高くなってしまうわけです。
ここではまず、引っ越し費用や賃貸物件の初期費用が最も安くなる時期・高くなる時期をそれぞれ解説します。
引っ越し会社の料金は5月〜翌2月が安い
引っ越し費用が最も高額になるのは、3月〜4月の引っ越しシーズンです。この時期は業界の「繁忙期」と呼ばれ、荷物の多い家族引っ越しでは料金が2倍以上になることも少なくありません。西日本から東日本への引っ越し、もしくは都市部から地方への引っ越しなどの長距離になると、さらに金額の差は開きます。
3月〜4月の時期さえ避ければ、ほとんど価格の差はなくなります。6月の引っ越しでも12月の引っ越しでも、見積もり金額はほぼ同じ料金となります。そのため引っ越し費用を安くするために最も効果的なのが、3月〜4月の引っ越しシーズンを避けることといえます。
賃貸の初期費用は6月〜10月が低め
賃貸物件への引っ越しで必要となる初期費用も、基本的には3月〜4月が最も高くなり、それ以外の時期は安くなる傾向があります。賃貸物件のオーナーや不動産会社は空き部屋が出ることを嫌うため、敷金・礼金や家賃を多少値引きしても、住んでもらえる人を探したいというモチベーションが働きます。
新生活を始める直前の3月〜4月のみ部屋探しをする人が増えるため、敷金・礼金や家賃を高めに設定することがありますが、それ以外の時期には値引き交渉がしやすくなります。特に6月〜10月の時期は引っ越しをする人が少ないため、値引きに応じてもらえる可能性が高く、初期費用が抑えられる可能性も高まるでしょう。
3月〜4月のピークシーズンを避けることが最も重要
引っ越し費用と賃貸の初期費用は、いずれも3月〜4月に最も高額となり、それ以外の時期は1/2程度の水準になることもあります。引っ越し費用を抑えるための細かなテクニックも後述しますが、最も効果的なのはピークシーズンを避けることです。
進学・転勤などでどうしても3月〜4月に引っ越さなければならないケースも多いですが、予定の調節ができるのであれば2月以前や5月以降に引っ越し時期をずらすことをおすすめします。
引っ越し費用が安くなる曜日・時間帯とは?
続いて、引っ越し費用が安くなる時期として、曜日や時間帯などの細かなタイミングについてご紹介しましょう。新築物件への引っ越しでは、大安や仏滅などの「六曜」も引っ越し費用に関係してくるので、ぜひチェックしてください。
土日・祝日よりも平日が安い
曜日ごとの引っ越し費用相場では、最も安くなるのは月の真ん中かつ週の真ん中の平日です。月初・月末は賃貸物件の入居日・退去日を設定する方が多いので、毎月15日前後の平日は予約が少なく引っ越し費用が安くなりやすい時期です。また、土日・祝日や大型連休にも引っ越しに予約が集中するため、祝日がない週の火曜日〜木曜日には割安な引っ越し費用が提示されることが多いです。
午前よりも午後が安くなる傾向
時間帯ごとの引っ越し費用相場では、1日の遅い時間帯になるほど料金が安くなります。最も高額なのは午前中の作業を依頼するケースで、次に午後早い時間、そして夕方の時間帯になるにつれて割安となります。また、時間指定なしのフリー便で依頼する場合にも、引っ越し費用は安くなることが多いです。
仏滅・赤口は割安になることも
カレンダーで「仏滅」「赤口」と書かれた日は、一般に縁起の悪い日とされ、新しい物事を始めるには適さないと考えられています。特に新築物件では、仏滅や赤口を避けて引っ越したいと考える方も多く、引っ越しの予約が少なくなり費用相場も安くなる傾向にあります。逆に、大安や一粒万倍日と呼ばれる縁起の良い日には、引っ越しが集中して割高になることも多いです。
ただし近年、特に賃貸物件では縁起の良し悪しを気にする人は少なく、費用相場があまり変化しないケースも少なくありません。あくまでも参考程度に覚えておくと良いでしょう。
引っ越し費用を抑える会社選びのコツ
ここからは3月〜4月の引っ越しシーズンであっても、引っ越し費用をできるだけ安く抑えるためのコツについてご紹介していきます。ここで紹介する方法を使うことで、最大60%引っ越し費用が安くなるケースもあるので、ぜひ実践してみてください。
一括見積もりサイトを使う
引っ越し費用を安く抑えるためには、引っ越し一括見積もりサイトを活用することが効果的です。引っ越し一括見積もりサイトでは、引っ越し先の住所や荷物量を登録しておくことで、複数の会社からの見積もりを取り寄せられるのが特徴です。それぞれの会社の見積もりを比較して相場を把握できるほか、サイト内で常に価格競争が行われているので見積もりが安くなりやすいのも魅力です。
大手の引っ越し会社から地域密着型の引っ越し会社、単身引っ越しパックや赤帽の引っ越しサービスなど、さまざまな選択肢の中から最も安い会社を探すことが可能で、中には最大60%引っ越し費用が安くなった事例もあるようです。
おすすめの引っ越し一括見積もりサイトやそれぞれのサイトの特徴は、下記の記事でも詳しく解説しているので、一度目を通しておくことをおすすめします。
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訪問見積もりを利用する
引っ越し会社からの見積もりを取る際には、できるだけ「訪問見積もり」を依頼するのがおすすめです。引っ越し会社の中には、WEB上で荷物量を登録することで料金を計算してくれるところもありますが、楽器や大型家具などの運搬が必要な場合には、訪問見積もりが必要になるケースもあります。
訪問見積もりでは営業マンが自宅に訪れるため、対応する手間が掛かってしまいますが、事前に他の会社の見積もりを用意しておけば価格交渉を進めやすくなります。疑問点や不安点などもその場で質問できるので、安全かつ確実に引っ越したい方にもおすすめです。
引っ越しが決まったらすぐ予約する
引っ越し日程の予約は先着順で埋まってしまうため、引っ越し直前に作業を依頼すると、予約が取れなかったり割高な引っ越し費用になったりすることがあります。引っ越し会社の中には、早めに予約を済ませることで早期割引を受けられたり、予約が少なく割安な日を提案してもらえたりすることもあります。そのため引っ越しの見通しが立ったら、すぐに一括見積もりサイトなどを使うと良いでしょう。
自分で梱包・運搬を行う
一般的な引っ越しプランでは、荷物の梱包からトラックまでの運搬を、引っ越し会社のスタッフに任せることができます。しかし自力で梱包・運搬するプランを選ぶことで、人件費が安くなり、引っ越し費用が抑えられることがあります。個人事業主のスタッフが引っ越し作業の補助をしてくれる「赤帽」サービスなどがその代表例です。
ただし、冷蔵庫や洗濯機など、梱包・運搬に注意が必要な家電もあるので、不安な場合には引っ越し会社のスタッフに任せることをおすすめします。
混載便・フリー便を検討する
荷物量が少ない方や引っ越し作業の時間帯にこだわらない方は、混載便・フリー便を使うと引っ越し費用の節約が可能です。混載便は、複数人が1台のトラックを共有することで、一人当たりの引っ越し費用を安く抑える運搬方法です。使用できるコンテナやボックスのサイズが決まっているので大型家具などの運搬には非対応ですが、単身引っ越しや家具・家電の買い替え予定がある方におすすめです。
フリー便は、引っ越し会社の作業時間を指定せずに依頼する方法で、午前中に作業が始まることもあれば、夕方まで待たされてしまう可能性もあります。その分だけ引っ越し費用は安く抑えられているので、時間に余裕がある方は検討してみると良いでしょう。
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おわりに
賃貸物件の初期費用を含めた引っ越し費用が一番安くなるのは、3月〜4月のピークシーズン以外の時期です。5月〜翌2月であればどのタイミングでも相場の差は小さく、割安な料金で引っ越すことができるでしょう。中でも、月初・月末を避けた15日前後や、休日・祝日と重ならない水曜日、仏滅や赤口といった縁起の悪いとされる日には、引っ越し予約が少なく料金が割安になることが多いです。
どうしても3月〜4月の引っ越し日程をずらせない場合には、引っ越し一括見積もりサイトを使って相見積もりを取り、少しでも安い引っ越し会社を探すことをおすすめします。できるだけ早いタイミングで予約した方が引っ越し費用は安くなりやすいので、新居が決まったらすぐに見積もりを取り寄せましょう。