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犬・猫の純血種とは? 雑種・ミックスとの違いや、育てる目的、魅力について解説

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セゾンのくらし大研究 編集部

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純血種とは、同じ種類の両親から生まれた子どもであり、見た目や性格など、親の特徴を強く受け継いでいます。そのため、成長したときの姿や特徴が想像しやすく、自分の生活スタイルや理想に合った子犬・子猫を選びやすいといえます。今回はそんな純血種について、育てる目的や、雑種・ミックスとの違いなど、詳しくご紹介します。

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ペットの純血種とは

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純血種とは?

同じ犬種・猫種の親から生まれた子犬・子猫を純血種と呼びます。性格や身体の大きさ、顔つき、被毛の長さなど、両親の特徴をもとに成長後の姿をある程度予想できることが、純血種の最大の特徴です。

身体的・性格的な特徴は、お手入れやしつけの方法に関わります。「被毛のお手入れはどうすると良いか」「適切な運動量はどれくらいか」「どんな性格の子が多いか」など、その犬種・猫種の特徴を知っているのと知らないのとでは、お手入れやしつけのしやすさに大きな差が生まれるでしょう。

また、犬種・猫種によって「かかりやすい病気」も異なるため、気をつけるべき日常の健康管理のポイントを知ることができるのも純血種ならではといえます。

純血種を飼う際に考慮すること

純血種の犬・猫は、血統を守るために交配されたことで血が濃くなり、その犬種・猫種が発症しやすい遺伝病を受け継いでしまう可能性があります。

遺伝病とは、変異した遺伝子が親から子へ引き継がれることによって引き起こされる病気で、生涯発症しない症例もあれば、命の危険を伴う症例もあり、さまざまなケースがあります。

しかし、遺伝病は親の遺伝子検査によってそのリスクを避けることが可能です。深刻な遺伝病の発症リスクが高い犬種・猫種を迎える際は、親犬・親猫の遺伝子検査の結果を確認したうえでお迎えすることをおすすめします。

雑種とミックスとの違い

ペットとして迎えられるのは純血種のほかに、雑種とミックスがいます。ペットショップやブリーダーからお迎えする場合は、純血種やミックスの犬・猫であるケースがほとんどです。対して保護犬・保護猫を迎える場合は、雑種の子が多いでしょう。雑種とミックスどちらにも、純血種とはまた違った特徴や魅力があります。

雑種とは?

親の品種がどちらか一方でも不明な場合、その子犬・子猫は雑種とされます。さまざまな血統が混ざっているため、見た目のバリエーションが豊富で、性格にも個性が表れます。

子犬・子猫から成長するにつれて容姿が変化することもあるため、どんな犬・猫に育つか想像を膨らませながら、成長過程を見守ることを楽しみとする方もいます。

また、純血種のように同じ種類で交配を繰り返していないため、遺伝病や犬種・猫種特有の病気にかかりにくいといった特徴もあります。

ミックスとは?

近年、人気の高まっているミックスは、異なる犬種・猫種を人工的に交配させて生まれた犬・猫です。両親が純血種かミックスであることが雑種との大きな違いです。それぞれの品種の特徴が表れるので、親の品種の特徴を知っておけば、ある程度成長後のお世話で気を付けたいことを把握することができます。

例えば、チワワとミニチュアダックスフンドを掛け合わせた「チワックス」、マルチーズとトイプードルを掛け合わせた「マルプー」、ポメラニアンとシベリアンハスキーを掛け合わせた「ポンスキー」などがいます。

両親それぞれの特徴を引き継ぐことで、容姿や特徴は個性に富み、純血種や雑種とはまた違った魅力があります。親のもつ遺伝病が受け継がれる可能性はありますが、遺伝子検査を実施しているブリーダーから迎えることで、リスクを回避することができます。

また、ミックスのかけ合わせに関して、明確な禁止事項は定義されていません。だからこそ、ブリーダーが正しい知識とモラルをもって取り組むべきだといえるでしょう。

純血種を育てる目的

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種の保存のため

純血種を繁殖・飼育しているブリーダーは、大きさや毛色といった見た目のほか、気質や性格、健康面なども重視して交配し、飼育をしています。

しかし、見た目のかわいさを追及して無理な繁殖をしようとすると、体格の小型化や抵抗力の低下といった健康面に問題のある子犬・子猫が生まれてしまうことがあります。祖先から続く、その犬種・猫種ならではの美しさ、強さ、魅力を備えた優良な血統をつなげていくために、ブリーダーは血統管理を徹底し、心身ともに健全な純血種の犬・猫を育てています。

血統書ってなに?

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血統書は「戸籍」のようなもの

血統書とは「血統証明書」の略で、純血種であることを証明する人間の「戸籍」のような書類です。血統書を発行できる犬・猫は「血統登録されている同一犬種・猫種の父母から生まれた子犬・子猫」のみで、親が血統登録されていない場合や雑種、ミックスは、血統書を発行してもらうことはできません。

犬の血統書

犬の血統書を発行している団体は国ごとに複数存在しており、日本で血統書を発行している主な団体には「JKC(ジャパンケネルクラブ)」「日本社会福祉愛犬協会」「日本警察犬協会」「日本犬保存会」などがあります。

猫の血統書

猫にも血統書があり、犬と同じように血統情報が記載されています。世界最大の猫の血統登録機関であるTICA(The International Cat Association)や、CFA(The Cat Fanciers’Association)をはじめとして、多くの団体から発行されています。このような大規模団体に所属するクラブや支部が世界に多数あり、それぞれが血統書を発行しています。

血統書は公的証明書ではない

血統書は血筋を証明する書類のため、犬・猫の健康状態や優劣などがわかるものではありません。「特定の犬種・猫種を飼いたい」「競技会に参加したい」「特定の犬種・猫種を繁殖させたい」といった場合に血統書は必要となりますが、犬・猫をペットとして飼うのであれば必ずしも要るものではありません。

血統書には何が書いてあるの?

血統書には、本犬・本猫、両親、祖父母、曾祖父母の情報が記載されていて、本犬・本猫から祖先まですべてが同一種類であることが証明されます。

その他、本犬・本猫の血統書上での名前、犬種・猫種名、性別、毛色、生年月日、繁殖者名、所有者名、血統書発行団体への登録日と登録番号、DNA登録番号、マイクロチップなどのID番号といった細かな情報が記されています。一緒に生まれたきょうだいがいれば、その数や登録番号も記載されます。また、猫には上記の他に、目の色の登録欄もあります。

純血種を育てるブリーダー

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ブリーダーってどんな人?

ブリーダーとは、犬や猫などの動物を繁殖、飼育、販売する方のことです。遺伝やブリーディング、性格形成といった専門知識と、培ってきた経験をもとに、遺伝的リスクを減らすための血統管理や健全な子犬・子猫を育てるための飼育管理を徹底しています。ブリーダーから直接お迎えした場合は、子犬・子猫の受け渡し後も飼育の相談にのってくれるケースも多く、飼育の疑問や不安についてアドバイスをくれる心強い存在でもあります。

ブリーダーについて詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ
「ペットショップだけじゃない! ブリーダーから直接子犬・子猫をお迎えする方法」

理想のペット、ブリーダーを探すには

子犬・子猫をブリーダーから直接お迎えする場合、ブリーダー登録サイトを利用するのが便利です。全国のブリーダーを多数掲載しているサイトであれば、地域や犬種・猫種など条件を絞って探すことができます。

お気に入りの子を見つけたら、ブリーダーに犬舎・猫舎見学を申し込み、直接訪問します。成約数25万件以上の実績をもつ『みんなのブリーダー』『みんなの子猫ブリーダー』では、お気に入りの子が遠方の犬舎・猫舎にいたり、移動手段がなかったりする場合でも、近くのペット関連施設で子犬・子猫をお迎えできるサービスもあります。サイトで確認してみましょう。

犬舎・猫舎見学について

犬舎・猫舎見学では、子犬・子猫の本来の姿はもちろん、飼育環境や親・きょうだいを自分の目でチェックすることで、納得して子犬・子猫を迎え入れることができます。

ただし、犬舎・猫舎によって見学できる範囲は異なるため、見学に行く前にブリーダーに確認しましょう。疑問点や不安なことについて直接ブリーダーに尋ねられる機会でもあります。子犬・子猫の特徴やこれまでの成長ぶり、お世話のコツなどを教えてもらいましょう。

おわりに

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飼い主もペットも幸せに暮らすには、自分の生活に合った犬・猫を選ぶことが大切です。成犬・成猫になったときの身体的な特徴や性格を予測しやすい純血種であれば、自分自身のライフスタイルや理想と現実との間に、大きなギャップがないかを事前に見極められるでしょう。

純血種を迎える方法としては、子犬・子猫のことをよく知っているブリーダーからの直接購入がおすすめです。犬種・猫種の専門家であるブリーダーの話を聞きながら、不安や疑問を解消し、安心して新しい家族を迎えられます。ブリーダー登録サイトでお気に入りの子犬・子猫を見つけて、ブリーダーからお迎えする方法を検討してみてはいかがでしょうか。

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