日常的にクレジットカードを使って決済している方の中には、急にクレジットカードが使えなくなり困っている方もいると思います。原因を特定しなければ、カードの利用を再開できないため、まずは原因を特定することが大切です。
このコラムでは、クレジットカードが使えない理由、使えない場合の対処法などについて解説します。クレジットカードが使えなくて困っている方は、ぜひ参考になさってください。
この記事を読んでわかること
クレジットカード決済はとても便利ですが、何かしらの原因で急に使えなくなることがあります。クレジットカードが使えない原因は多くあり、原因によってカード利用を再開するための対処法が異なるため、まずは原因を特定することが大切です。カードそのものに原因がある場合には、別のカードを使用することによって決済が可能になる可能性があります。万が一に備えてカードを複数作成しておく、ある程度の現金を持ち歩いておくと安心です。
クレジットカードが使えない原因は
キャッシュレス化が進行している昨今、クレジットカード決済を利用している方も多いと思います。しかし、ネットショッピングで決済しようとしたところ限度額を超えていないのに使えない、店舗で決済しようとしたところ使えない店があって困ったという方もいるのではないでしょうか。
クレジットカードが使えない理由は多岐にわたり、理由によって適切な対処法が異なるため、使えない原因を特定する必要があります。クレジットカードが決済できない主な理由は以下の通りです。
- 暗証番号入力ミス
- ICチップや磁気ストライプの不良
- カード番号・セキュリティコードの間違い
- ワンタイムパスワードを間違えた
- 不正利用が疑われた
- 有効期限切れ
- 限度額の超過
- クレジットカードの支払い遅れ
- 規約違反があった
- 決済端末のトラブル
- カード会社のトラブル
暗証番号入力ミス
クレジットカード決済を行う際は、暗証番号の入力を求められる場合があります。暗証番号は新規にカード申し込みを行う際に、自分で任意の数字4桁を選んだものです。
この4桁の数字の入力を誤った場合はクレジットカード決済ができません。複数回暗証番号の入力を誤ると、カードにロックがかかるので注意が必要です。
ICチップや磁気ストライプの不良
クレジットカードのICチップや磁気ストライプには、個人情報が登録されており、店舗でカードを使って決済する際、専用の機械でカード情報を読み取ります。
しかし、ICチップや磁気ストライプに磁気不良や汚損、破損などが生じているとカードに登録されている情報を読み込むことができず、決済ができません。
カード番号・セキュリティコードの間違い
ネットショッピングでクレジットカード決済を利用する際、カード番号やセキュリティコードなどを入力して決済を進めます。
これらの番号の入力を誤った場合はクレジットカード決済ができません。カードに記載されている有効期限、氏名のローマ字表記を誤って入力した場合も同様です。複数回入力を誤ると、カードにロックがかかるので注意してください。
ワンタイムパスワードを間違えた
ワンタイムパスワードとは、カード情報に追加して発行されるパスワードを入力して本人確認を行う手段です。
60秒ごとに違うパスワードが発行され、一度発行されたパスワードは無効になるため、第三者に不正使用される可能性が低く安心ですが、ワンタイムパスワードの入力を誤った場合もカード決済が完了しません。
不正利用が疑われた
クレジットカードには不正利用を防止するための不正利用検知システムが導入されています。決済の内容が過去の不正利用パターンと類似していると判断された場合は、取引が一時的に留保されてしまうのです。
不正利用の手口は年々巧妙化し、通常利用との区別が困難になっていますので、不正利用が疑われることで決済が完了しないケースも増えているということを覚えておきましょう。
有効期限切れ
クレジットカードには、あらかじめ有効期限が設けられていますが、有効期限が切れる1ヵ月前には、登録先の住所に新しいカードが送付されてくるので、有効期限がもうすぐ切れることに気づきます。
しかし、何らかの理由で新しいカードが送られてこない、新しいカードに入れ替えるのを忘れていてカードの有効期限が切れたまま使用した場合はカード決済ができません。
限度額の超過
クレジットカードには、利用限度額が設けられているのが一般的です。利用限度額は申込者の年収やカードのランクなどに基づいて決められています。
使い過ぎを防ぐために利用限度額を超えるカード決済はできないようになっているため、1回の決済または1ヵ月の累積の利用額が利用限度額を超えてしまうと、原則カード決済ができません。
クレジットカードの支払い遅れ
クレジットカードを使って決済した場合、利用金額がカード申し込み時に登録した金融機関の口座から支払日に自動的に引き落とされます。
しかし、引き落とし日に口座の残高が不足していた場合には利用代金を支払うことができません。その場合、一時的にカードの利用が停止され、支払いが確認できるまでは決済できないので、支払い遅れがないかを確認してみましょう。
規約違反があった
クレジットカードには規約が設けられており、その規約に違反したと判断された場合は、カードを使った決済ができなくなる可能性があります。例えば、クレジットカードの現金化です。
換金率の高い商品をカードで購入し、売却して現金に変える行為は、クレジットカードの現金化とされ、規約に違反する行為です。利用停止になることがあるので思い当たる節がないかを確認してみましょう。
決済端末のトラブル
クレジットカードのICチップや磁気ストライプに不具合が生じる場合だけでなく、それらを読み込む店舗に設置されている決済端末に何かしらの不具合が生じることもあります。
そのような場合にも、クレジットカードのICチップや磁気ストライプに登録されている情報が読み込めず、クレジットカードによる決済ができません。
カード会社のトラブル
利用者に落ち度がある、カードそのものや決済端末に不具合が生じていない場合は、カード会社内で何かしらのトラブルが発生している可能性があります。
例えば、カード会社のメンテナンス時間内であったり、システム障害が発生していたりする場合などには決済ができません。思い当たる節がない場合はカード会社のホームページやアプリなどを確認してみましょう。
クレジットカードが使えないときの対処法
クレジットカードが使えなくなった場合の対処法は、どのような原因で使えなくなったのかによって異なります。クレジットカードが使えない場合における対処法について見ていきましょう。
カード会社に問い合わせをする
クレジットカードを使えなくなった原因がわからないようなケースは、まず速やかにカード会社に問い合わせてみましょう。それは、なぜカードを使うことができなくなったのか原因を特定する必要があるためです。原因別の対処法は以下の通りです。
- 有効期限切れ:カードを更新してもらう
- カードの不具合:カードを再発行してもらう
- 口座の残高不足・滞納:カード会社指定の方法で支払う
- 利用限度額の超過:利用限度額の引き上げを申請する
- カード情報の入力ミス:正しいカード情報を入力する
- 店舗側に何らかの問題がある:店に確認する
- 不正利用の疑い:カード会社に問い合わせる
ほとんどは使えなくなった原因を解消することで、再度カード決済できるようになります。しかし、原因によっては必ずしも利用を再開できるとは限らない点に注意が必要です。
現金で支払う
クレジットカードの利用が再開されるまでは、現金で代金を支払うことになります。しかし、手元に現金がない場合はどうすればいいでしょうか。
現金がない場合の対処法には、カードローンやフリーローンなどを使うという方法が挙げられます。
クレディセゾンのカードローン「MONEY CARD(マネーカード)」は、全国のコンビニ・ATMで利用可能で、カードが手元にあれば最短数十秒で指定の口座にお金を振り込んでもらうことが可能です。
クレジットカードが使えない……という事態を防ぐには
キャッシュレス化が進行する昨今、急にクレジットカードが使えなくなるのはとても不便です。急にクレジットカードが使えないという事態を回避するにはどうすればいいのでしょうか。
そこで重要なのが以下の5つのポイントを押さえておくということです。
- カード情報をしっかり管理しておく
- 利用状況を把握しておく
- 異なるブランド・会社の予備カードを持っておく
- 正しい方法で保管する
- カードローンを持っておく
カード情報をしっかり管理しておく
クレジットカードの情報を誤って使えないという事態を回避するためには、カード情報をしっかりと管理しておくことが重要です。
人目に触れない方法で、パスワードや暗証番号などを適切に管理しましょう。
利用状況を把握しておく
支払い遅れでカードを使えないという事態を回避するには、利用状況を日頃から確認しておくことが大切です。
支払い遅れや利用限度額の超過を防ぐためにも、利用状況を確認し、引き落とし日の前日には口座にお金を入れておきましょう。
異なるブランドの予備カードを持っておく
異なるブランドや異なる会社の予備カードを作成していれば、メインのカードが使えない場合でも予備のカードで決済できる可能性があります。
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正しい方法で保管する
クレジットカードの保管方法が悪いとICチップや磁気ストライプに不具合が生じる場合があります。そのため、正しい方法で保管することが大切です。
例えば、磁気のあるものに近づけない、財布に入れるときに曲げないようにする、高温になる場所に保管しないなど。クレジットカードは繊細なものなので丁寧に保管しましょう。
カードローンを持っておく
現金があればカードが使えない場合でも決済できます。しかし、キャッシュレス化が進行する昨今、現金を持ち歩いていない方も多いことでしょう。
そこでおすすめするのがカードローンを持っておくということです。カードローンを持っていれば、万が一急にお金が必要になっても、借りることで決済に対応できるでしょう。
おわりに
クレジットカードは現金を持ち歩かなくても決済できるのでとても便利なものです。しかし、急に何らかの原因で使えなくなることがあるので注意が必要です。
急に使えなくなった場合に速やかに対応するには、どのような原因が考えられるのか、原因に対してどのような対処法があるのか事前に把握しておくことが大切になります。現金をある程度持ち歩いておく、予備のカードやカードローンを持っておくことも選択肢のひとつといえるでしょう。