結婚相手は、長い年月を共にする相手です。そのため、結婚相手次第で、人生の幸福度が変わってきてしまうと考える方も多いです。「結婚相手を間違えたら大変……」と考え、なかなか結婚相手を選べないこともあると思います。そこで今回は、結婚相手の決め手や選び方のポイントなどを解説していきます!後悔なく結婚相手を選べるように、参考にしてみてください。
結婚相手と恋愛相手の選び方の違い
結婚相手と恋愛相手の選び方に違いはあるのでしょうか。ここでは、結婚相手と恋愛相手の選び方の違いについて解説します。世の中には「恋愛と結婚は違う」という声もあれば「結婚は恋愛の延長線上にある」という声もあります。人によって意見はそれぞれですが、全体的な選び方に違いがあるのか、まずは見ていきましょう。
男性が恋人に求めるもの
株式会社マクロミルが、1都3県の25~39才の未婚男女を対象に実施した「結婚と恋愛に関する調査」によると、男性と女性で恋人や結婚相手に求めるものが違うことがわかっています。男性が恋人に求めるものの1位は「優しい」、2位は「顔が好み」、3位は「明るい」、4位は「趣味が合う」、5位は「金銭感覚が合う」となっています。5位以降の順位は、6位が「気が利く」、7位が「笑いのツボが合う」、同率8位が「料理が得意/セックスの相性が良い」、10位が「スタイルが好み」です。5位以降の結果からは、価値観が合うことや外見の好みだけでなく、家庭的な側面を女性に求めている男性もいることがわかります。
男性が結婚相手に求めるもの
男性が結婚相手に求めるものの1位は「優しい」、2位は「明るい」、3位は「顔が好み」、4位は「趣味が合う」、5位は「金銭感覚が合う」です。男性が恋人に求めるものと結果が変わり、外見の好みより性格に関するものが上にきています。続いて、6位は「気が利く」、7位は「料理が得意」、8位が「真面目」、同率9位が「笑いのツボが合う/浮気しない」となっています。男性が恋人に求めるものと結婚相手に求めることを比較してみると、多くは共通していることがわかりました。違っている部分としては、恋人には見た目や性的なものを求めますが、結婚相手にはあまり求めない特徴があります。
女性が恋人に求めるもの
女性が恋人に求めるものの1位は「優しい」、2位は「金銭感覚が合う」、3位が「経済力がある」、4位が「趣味が合う」、5位が「頭の回転が速い」でした。1位が「優しい」であることは、男性と同じ結果でしたが、お金に関するものが男性より多く上位に入っています。6位以降の順位を見てみると、同率6位が「リードしてくれる/真面目」、8位が「浮気しない」、9位が「笑いのツボが合う」、10位が「顔が好み」という結果でした。男性が恋人に求めるものには、家庭的な側面のものが入っていましたが、女性は、真面目さや浮気に関連するものが入っていますね。また、男性は外見に関するものが上位に入っていましたが、女性では10位に。男性に比べ、女性は外見より内面を重視する傾向があることがわかります。
女性が結婚相手に求めるもの
女性が結婚相手に求めるものの1位は「経済力がある」、2位が「優しい」、3位が「金銭感覚が合う」、4位が「趣味が合う」、5位が「真面目」という結果になっています。女性が恋人に求めるものでは3位だった「経済力がある」が1位になっていますね。6位以降の順位は、6位が「浮気しない」、7位が「笑いのツボが合う」、8位が「頭の回転が速い」、9位が「タバコを吸わない」、10位が「コミュニケーション力がある」です。女性の結果を全体的に見てみると、女性は、相性と経済力を重要視していることがわかります。婚活女性の中には、相手への希望年収を絶対条件にしている方もいますね。女性は、恋人にはリードしてくれる姿勢や交際が楽しくなるような要素を求めており、結婚相手には健康面や生活が円満になるような要素を重視しているという違いがあります。
女性が結婚相手を選ぶときのポイント
ここからは、女性が結婚相手を選ぶときのポイントについて解説していきます。長い人生を共にする相手だからこそ、結婚相手選びは慎重になり、時間がかかってしまいますよね。結婚相手を選び方がわからなくなってしまった時は、ご紹介するポイントをチェックしてみてください。
居心地の良さや相性は良いか
女性が結婚相手を選ぶときのポイント1つ目は「居心地の良さや相性は良いか」です。結婚相手とは、長い時間を一緒に過ごすことになります。そのため、居心地が悪い相手との暮らしだと、くつろげるはずの家でストレスを溜めてしまう可能性があります。また、性格の相性が悪いと、些細なことで揉めてしまい、喧嘩が耐えない夫婦になってしまうこともあるでしょう。
意見が合わない時に話し合いができるか
女性が結婚相手を選ぶときのポイント2つ目は「意見が合わない時に話し合いができるか」です。結婚相手とは、暮らしや結婚式、子どものことなど、一緒に何かを決めていく機会が多いです。時には意見が合わないこともあると思いますが、そういった時に、話し合いで解決できるかが重要なポイントになります。意見が合わずに喧嘩になってしまい、毎回収集がつかなくなってしまう2人だと、お互いの価値観をすり合わせるのが難しいですよね。意見が合わない時でも、話し合いで解決できるカップルは、結婚してもうまくトラブルを乗り越えていけるでしょう。
条件ではなくその方自身を良いと思えるか
女性が結婚相手を選ぶときのポイント3つ目は「条件ではなくその方自身を良いと思えるか」です。婚活で条件ばかりを気にしてしまい、相手が決まらずに悩む女性は多いです。ただ、条件にぴったり合う方と結婚できたとしても、結婚後に突然、相手が職を失ったり、病に倒れたりする可能性もあります。今、相手に対して魅力的に感じている条件が結婚後にもあるとは限りません。そのため、条件ではなく、その方自身を良いと思えるかが大切になっていきます。この人となら何があっても乗り越えていけそう、と思えるくらい相手自身を好きになれるかがポイントです。
結婚観や将来設計が合うか
女性が結婚相手を選ぶときのポイント4つ目は「結婚観や将来設計が合うか」です。例えば、共働き家庭を望んでいるか、子どもを望んでいるか等の価値観が合わないと、結婚に後悔が生まれてしまうことがあります。本当は働きたいのに専業主婦にならざるを得なかったり、子どもが欲しかったのに叶わなかったりする可能性も。2人の結婚観や将来設計に違う部分が多ければ、お互いに違う方と結婚した方が幸せになれることもあります。また、日々のライフスタイルが違いすぎる場合も、すれ違いの原因になってしまうことがあるため、結婚前にすり合わせをしておくのがおすすめです。
幸せな結婚を決めた女性に共通する決め手とは?
結婚相手を選ぶ際に、決め手に欠けると悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。ここでは、幸せな結婚を決めた女性に共通する決め手について紹介していきます。幸せな結婚を決めた女性は、どんな決め手で相手を選んだのか。幸せな結婚を目指して、選ぶコツやヒントを探していきましょう。
自分を好きだと言ってくれた
幸せな結婚を決めた女性に共通する決め手の1つ目は「自分を好きだと言ってくれた」ことです。結婚相手を選ぶ時は、相手自身を好きになることが大切です。そして、相手も同じように自分自身を好きになってくれることが大切です。長く一緒に過ごす結婚相手には、良いところも悪いところも見せていくことになりますよね。そのため、飾った自分だけでなく、ありのままの自分を相手が好きだと言ってくれることは、大きな決め手になりやすいです。
自然体で一緒にいられた
幸せな結婚を決めた女性に共通する決め手の2つ目は「自然体で一緒にいられた」ことです。相手の前で、ずっと肩の力が抜けない生活は疲れてしまいます。逆に、自然体の自分で一緒にいられると感じた相手とは、安定した結婚生活を想像しやすいでしょう。頭で考えてわからなくなってしまう時は「なんだか一緒にいて楽だな」「なんだか違うな、嫌だな」などの直感的な感覚も大事にしてみましょう。
辛い時に側で支えてくれた
幸せな結婚を決めた女性に共通する決め手の3つ目は「楽しい時間だけではなく、辛い時や苦しい時に寄り添ってくれた」ことです。女性は、子どもを望む場合、将来的に妊娠や出産、育児で身体に負担がかかることが多いです。辛い時に相手が側で支えてくれたことで、将来辛い時にもサポートや協力をしてくれるだろう…と結婚を決める女性も。共に生きるパートナーとして、辛い時に支え合えるかどうかは重要視したいポイントです。
価値観や性格が合う
幸せな結婚を決めた女性に共通する決め手の4つ目は「価値観や性格が合う」ことです。価値観や性格が合う相手とは、一緒に楽しめることが多いです。一緒に楽しめることが多いかどうかは、結婚生活の充実度に関わってきます。趣味が合うご夫婦は、一緒に趣味を楽しんでいたりもしますよね。また、価値観が合っていれば、もめることが少なくなりやすいです。また、もめたとしても、話し合いで解決できることが多いでしょう。
結婚相手を選ぶときに意外と重要なこと
結婚相手を選ぶときには、性格や価値観、将来設計などが重要ですが「結婚してみたら意外と重要だった!」と気づくポイントもあります。ここでは、結婚相手を選ぶときに意外と重要なことについて解説していきます。「知らなかった……」と後悔することがないように、把握しておきましょう。
食の好みが合うか
結婚相手を選ぶときに意外と重要なことの1つ目は「食の好みが合うか」です。結婚相手となると、毎日一緒に食事をとるケースが多いと思います。そのため、あまりにも食の好みが違いすぎると、一緒に食事を楽しむことが難しくなってしまうことも。また、外食や旅行先の食事でも意見が合わないことがあるかもしれません。ただ、食の好みが大きく異なっていても、それぞれに好きな物を食べて生活しているご夫婦もいます。食の好みが合わないとダメなのではなく、食の好みが合えば結婚生活の楽しみがより多くなる可能性がある、と考えておきましょう。
相手の家族と仲良くできそうか
結婚相手を選ぶときに意外と重要なことの2つ目は「相手の家族と仲良くできそうか」です。結婚をすると、相手の家族も含めて新しい家族になります。もし嫁姑関係で苦労してしまうなど、相手の家族とうまく関係性を築くことができないと、夫婦仲に影響してきてしまうことも。長年ラブラブだったのに、結婚して相手の家族と揉めてしまい、離婚に至るケースもあります。また、相手の家族と何か問題があったときに、相手が自分を守ってくれるかどうかも重要になっていきます。彼女よりも家族の味方になってしまう相手との結婚は、少し注意が必要です。
容姿が好みであること
結婚相手を選ぶときに意外と重要なことの3つ目は「容姿が好みであること」です。女性は、男性より結婚相手に容姿の好みを求めない傾向があります。ただ、容姿が好みであると、それだけで癒される、許容範囲が広くなることもあります。少し相手にイラッとしてしまうことがあっても、容姿が好みであることで許せてしまうことがあるのです。また、容姿が好みであることで、結婚後も恋人関係のようなドキドキを持続しやすいというメリットがあります。
自分以外の方への態度
結婚相手を選ぶときに意外と重要なことの4つ目は「自分以外の方への態度」です。自分と一緒にいるときは優しい男性でも、自分以外の方への態度が良くないことがあります。例えば、相手の家族や飲食店の店員さんへの態度が良くない相手だと、そのうち自分にも同じ態度を取る可能性があります。相手の自分以外の方への態度は、交際中のデート等で事前に確認しておきましょう。優しく見えていても、本当に優しい方ではないことがあります。
結婚相手を選ぶときに「条件」か「感情」どちらを優先する?
最後に、結婚相手を選ぶ際に「条件」と「感情」のどちらを優先すべきか解説していきます。心では惹かれているけど頭がストップをかけている。頭では魅力的だと思えていても心は惹かれないこともあります。相手の見極めに悩んでしまったときは、最後の判断の参考にしてみてくださいね。
結婚は気持ちに正直になる方が上手くいく
結論からお伝えすると、結婚は気持ちに正直になる方が上手くいきます。条件重視の婚活は、迷いが生じやすいです。相手に少しでも良い条件を求め、悪い条件が無いか探してしまう傾向があるからです。もっと良い条件の人がいるのではないか……と婚活が終わらなくなってしまうことも。まず根本のスタンスとして、気持ちに正直になることを意識してみてください。
感情を大切にすると妥協という考えがなくなる
感情を大切にした場合、妥協という考えがなくなります。例えば、年収500万円の条件を設定してしまうと、400万円の男性は妥協になってしまいます。妥協で相手を選んだ場合、後悔が生まれてしまいやすいですし、相手に気持ちが伝わり、不快な思いをさせてしまうこともあります。感情を大切にすると、妥協という考えがなくなるため、後悔が生まれにくいです。
感情を大切にすると長続きする
婚活での条件が、結婚後も変わらないという確約はありません。人生何があるかわからないため、条件は変化していく可能性があります。そのため、条件だけで相手を選んでしまうと「こんなはずじゃなかった……」と結婚を後悔してしまったり、相手を責めてしまったりすることも。逆に、人間性や相性は変わらないことが多く、感情を大切に相手に惹かれた場合は、長続きしやすい傾向があります。
結婚相手は「好き」の気持ちを大切に決めよう!
おわりに
結婚相手を選ぶときはドキドキや駆け引きなど恋愛の延長ではなく、安心感や居心地の良さを重要視することが幸せな結婚のポイントです。ついつい条件で見てしまいがちですが、最後は気持ちを大切にすることが結婚後に円満に長続きする秘訣でしょう。また、ありのままの存在を受け入れ合い、好きになれる相手との結婚は、上手くやっていけるでしょう。
今回、結婚相手の選び方について、さまざまな角度からお伝えしましたが、それでも答えが出ないということもあると思います。そんな時は、結婚相談所を利用してプロに相談し、アドバイスを受けるのもおすすめです。どんな婚活方法を選択する場合でも、相手を選ぶ過程では、自分の直感や気持ちを大切にすることを忘れないようにしてみてくださいね。