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猫と犬を一緒に飼うのは大丈夫?仲良く暮らすために押さえておくべき注意点

セゾンのくらし大研究 編集部

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「ペットが一匹だけだと留守番の時にかわいそうだから、もう一匹迎えたい」
「猫と犬を一緒に飼いたいと思っているが、仲良くできるか不安」

あなたはそんなふうに感じていませんか?猫または犬一匹だけとの生活ものんびり暮らせて楽しいものですが、もう一匹いれば遊び相手になって家庭も賑やかになりそうなイメージがあると思います。猫二匹や犬二匹も良いですが、猫と犬一緒に飼ってみたいと思うのは動物好きなら誰でも考えることかもしれません。

そこでこのコラムでは、猫と犬を一緒に飼いたいと思った時の注意点と、仲良く暮らすために考えておきたいことをご紹介します。

【結論】猫と犬を一緒に飼うのはOK!ただし例外あり

【結論】猫と犬を一緒に飼うのはOK!ただし例外あり

まず結論からいえば、猫と犬を一緒に飼うのは基本的には問題ありません。テレビやSNSなどでも話題になることも多いことからわかるように、猫と犬が飼い主と一緒に仲良く暮らしているところは数多くあります。

中には猫と犬の習性の違いや相性の悪さでそれほど仲良く暮らせない場合もありますが、お家の中で程よい距離を保ちながら共存できることがほとんどです。

ただし、人同士でもどうしても相容れない関係があるように、猫と犬でも相性が悪い場合は同居が難しいケースもあります。特に猫と犬が両方とも大人になってからお迎えする場合は、大喧嘩に発展して猫と犬、そして飼い主も巻き込まれて傷だらけになってしまう可能性もあります。

ですので、迎え入れるタイミングや相性などをしっかりチェックしておく必要はありますが、猫と犬を一緒に飼うことは決して難しいことではありません。

猫と犬を一緒に飼うときに考えたい5つの注意点

では、具体的にはどんなところに注意しながら猫と犬をお迎えしたら良いのでしょうか。ここではまず、猫と犬を一緒に飼うときに考えたい注意点について次の5つを紹介します。

1.幼い頃に一緒にお迎えする
2.食事スペースは別々に用意する
3.二匹だけでお留守番できる環境を作る
4.それぞれのテリトリーを明確にする
5.猫のストレスに要注意

それぞれ内容をチェックして、新しい家族を迎える前に頭に入れておきましょう。

幼い頃に一緒にお迎えする

猫と犬を一緒に飼いたいと思った場合、迎え入れるタイミングとしてベストなのは、互いに幼い頃に同時に飼い始めることです。子猫と子犬の頃から一緒に飼い始めることで、互いの存在に慣れやすく、仲良く暮らせる可能性が高まります。

猫や犬には「社会化期」というものがあり、猫同士や犬同士の接し方を学ぶ大切な時期があります。この時期にお互いの顔合わせを済ませて、そこにいるのが当たり前の存在だと認識してもらうことで、トラブルを起こさずに同居することができます。

それが難しければ、できるだけ年の差がある組み合わせや異性で迎え入れることをおすすめします。成猫と子犬、または子猫と成犬の組み合わせであれば兄弟のような関係性として仲良くなりやすいですし、オスとメスも別々の方が互いをライバル視しにくくなるからです。

食事スペースは別々に用意する

猫と犬の食事スペースは、しっかりと分けてあげるようにしましょう。

猫と犬とでは必要な栄養素が異なり、キャットフードとドッグフードを別々に与える必要があります。仲良くさせたいからといって隣同士で食事をさせてしまうと、猫がドッグフードを、犬がキャットフードを食べてしまう結果にもなりかねません。

また、犬は出されたエサをその場で全部食べる習性がありますが、猫は好きなタイミングで食べる習性がある動物です。こうした習性の違いも踏まえて、猫のエサは少し高い位置に置いて犬にイタズラされないようにするなど、工夫することが必要です。

二匹だけでお留守番できる環境を作る

あなた自身の予定や家族の都合によっては、家に猫と犬以外の家族がいない状況になることもあります。その場合は猫と犬の2匹だけでお留守番ができるように、生活環境をしっかりと分けてあげましょう。

猫はキャットタワーを設置して逃げ場を作っておき、犬は留守番中にはケージに入れておくなど、できるだけ喧嘩が起こらないようなスペースづくりが望ましいでしょう。

できれば猫のための部屋と犬のための部屋を別々にしておき、飼い主がいないタイミングでトラブルが発生しないように対策するのがおすすめです。もちろん、普段ほとんど喧嘩をせず、飼い主がいなくても仲良く過ごせるようであれば、生活環境を無理に分ける必要はありません。

それぞれのテリトリーを明確にする

猫も犬も、自身のテリトリーを大切にする生き物です。猫がリラックスするためのスペースに犬が入ってきたり、その逆が起こったりすると、互いにストレスを抱えてしまいます。それぞれのテリトリーを明確に分けてあげれば、もし猫と犬が喧嘩をした時にも、それぞれが自身のテリトリーで休むことができます。

特に縄張り意識が強い猫は、テリトリーの侵害に敏感です。猫は上下運動を好み、高いところにも軽々ジャンプして飛び乗れますから、猫のためのテリトリーはできるだけ高い場所に用意してあげると良いでしょう。

猫のストレスに要注意

犬は集団行動を基本とする動物ですが、猫は単独行動を好む動物です。猫と犬を一緒に飼うとなると、集団行動に近い暮らし方になります。これは犬にとっては普通のことでも、猫にとっては大きなストレスになる可能性があります。

また、犬は外に出て散歩に行くことでストレスを発散することができますが、猫の場合は完全室内飼いがほとんどですから、ストレスがうまく解消できなくなる可能性があります。

ですので、猫と犬を一緒に飼う場合、特に猫のストレスに配慮してあげるようにしてください。具体的には、上下運動ができる高さのあるキャットタワーを用意してあげたり、猫じゃらし等のおもちゃで遊んであげると良いでしょう。

猫と犬を一緒に飼いたいと思ったときにやるべきこと

猫と犬を一緒に飼いたいと思ったときにやるべきこと

続いて、猫と犬を一緒に飼いたいと思った時に、飼い主がやっておきたいことについても解説します。実際に猫と犬をお迎えして一緒に暮らし始める際には、次の3つのポイントを意識してみてください。

1.猫・犬の習性を理解しておく
2.お試し期間を設けておく
3.必ずしも仲良しにならないことを知る

それぞれ詳しく見ていきましょう。

猫・犬の習性を理解しておく

猫と犬はもともと正反対の習性を持っています。猫は単独で行動し、犬は群れで行動する習性を持つほか、猫は夜行性で暗くなってから活動する一方で、犬は昼に活動して夜は眠るという人間とほぼ同じ生活リズムで暮らします。

エサの食べ方にも違いがあり、犬は目の前に出された食事をその場で平らげることが多いですが、猫は出された食事を好きなタイミングで少しずつ食べます。

猫のトイレは猫砂の中で用を足してニオイが残らないようにかき消す習性がありますが、犬のトイレはペットシーツの上や散歩での草むらで用を足し、テリトリーの主張のためにニオイを拡散させる習性(マーキング)もあります。

また、猫は上下運動を好みキャットタワーや背の高い家具などを上り下りでストレスを発散しますが、犬はドッグランや公園のような広い場所を駆け回ることを好みます。

人との暮らしが長いため似たような習性を持っていると勘違いされがちですが、それぞれ正反対の習性を持つ生き物であると理解しておいてください。

お試し期間を設けておく

先住猫や先住犬がいる状態で新しく家族を迎える場合には、一緒に暮らしても問題なさそうか確認するために、お試し期間を設けると良いでしょう。保護猫や保護犬を譲り受ける場合には、あなたのご自宅の環境との相性をチェックするために、お試し期間が設けられていることがほとんどです。

ペットショップで購入する場合にはそうしたお試し期間を取るのは難しいですが、最初のうちは別々の部屋で飼育するなど、いきなり先住猫や先住犬と鉢合わせにならないように気をつけてください。その後お互いに慣れさせていきながら、焦らずに少しずつ距離を縮めていくのが理想的です。

必ずしも仲良しにならないことを知る

テレビやSNSなどでは仲睦まじい猫と犬の暮らしが注目されることが多いですが、中にはどうしても仲良くなれない組み合わせもあります。ベッタリと身を寄せ合いながら昼寝をするような関係性ではなく、程よい距離を取ってお互いを意識しながら暮らすような関係性です。

飼い主としては大切な家族として、二匹にできるだけ仲良くなってもらいたいと考えるのが心情ですが、そこで無理に引き合わせたりすれば喧嘩の原因になってしまいますから、必ずしも仲良くならないこともあると事前に知っておきましょう。

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猫と犬を一緒に飼う上で必ず押さえておきたいのが、「ペット保険」への加入です。

一匹だけではなく二匹のペットを一緒に飼う場合、毎月の食費やトイレ用品代などがほぼ2倍になります。ケガや病気になった時の治療費も増大することになりますから、家族が増えれば増えるほど万が一の備えは充実させておく必要があります。

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人とは違って猫や犬のための健康保険制度はありませんから、こうしたペット保険に加入してケガや病気のリスクに備えておきたいところです。

おわりに

猫と犬を一緒に飼うことは基本的には問題はなく、相性が良ければテレビやSNSで話題になるような仲睦まじい関係性になることもあります。ただし猫と犬は正反対の習性を持っていますから、必ずしもベッタリと仲良くなるわけではなく、相性が悪ければお互いを傷つけてしまうこともあることを知っておきましょう。

多頭飼育する場合には、食費やトイレ用品の費用だけではなく、治療費も高額になってきます。万が一の時に備える意味でも、二匹分のペット保険にはしっかり加入しておくようにしてください。

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