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【高評価レビュー順】おすすめの防災アプリ5選!選ぶ際の7つのポイントも解説

セゾンのくらし大研究 編集部

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災害時に役立つ防災アプリですが、「そもそも防災アプリっていったい何?」「たくさんある中から選ぶポイントは?」など、お悩みの方も多いかもしれません。 

「防災アプリ」とは、台風、地震、津波などの災害が起こった時に、音やメッセージなどで危険を知らせてくれたり、災害に関するさまざまな情報を提供してくれたりするアプリのことです。しかし、防災アプリには多くの種類があるため、選び方を間違えると災害時に使い方が分からず困ってしまうことがあります。 

そこでこのコラムでは、おすすめの防災アプリの紹介から防災アプリを選ぶ際のポイントまで、防災アプリについて詳しく解説します。ご自身に合った防災アプリを選びたい方は、ぜひ最後までご覧ください。 

1.【高評価レビュー順】おすすめの防災アプリ5選 

災害に備えて、防災グッズや備蓄用の品を準備することはもちろんですが、防災アプリをインストールしておくことも大切です。実際の災害では、想定外の事態に直面することも多いため、最新情報をいち早く収集できる防災アプリが非常に役立ちます。 

2020年1月に、NTTドコモのモバイル社会研究所が行った調査によると、スマートフォン所有者のうち46.5%の方が、防災アプリをインストールしているという結果でした。また、年代が上がるにつれて、防災アプリのインストール率は高まっています。60代の利用者は62.4%、70代では64%にものぼっています。 

出典 : NTTドコモ モバイル社会研究所ホームページ

そこでこの章では、数ある防災アプリの中から、AppStoreにおける令和3年12月の時点での評価を参考に、おすすめを紹介します。 

なお、今回紹介するアプリは、全てらくらくフォンで使用可能です。ただし、非対応の機種もあるため、各アプリの公式Webサイトで対応機種をご確認ください。 

1-1.(★4.6)特務機関NERV 

特務機関NERVには、以下のような特徴があります。 

  • 情報配信速度が国内最速:独自に開発した技術により、際立った速さを実現 
  • 防災気象情報の信頼性が高い:気象業務支援センター(気象庁本庁)からの情報 
  • 1つのアプリで複数の情報源から受信可能:災害速報や特別警報、Jアラートなどの情報 
  • デザインがバリアフリー:色覚異常の方に対して見やすい配色、視覚障害・読字障害の方に対して音声読み上げ機能を搭載 

災害発生時には情報が錯綜し「何が正しいのか」の判断が難しい状況にあります。だからこそ、信頼性の高い情報が素早く配信される「特捜機関NERV」がおすすめです。 

1-2.(★4.1)ゆれくるコール 

ゆれくるコールには、以下のような機能があります。 

  • ひと目で分かる「緊急地震速報」:気象庁の発表をもとに、地震の到着をカウントダウンでお知らせ 
  • 「震度マップ」で安全確認:周辺で生じた地震の広がり方が地図上で表示 
  • 「ゆれ体感」を共有:他の方が体感したゆれ具合が地図上に表示 
  • 「安否確認」を素早く登録:「無事」と「被害」のどちらかを選択するだけで登録可能 

このアプリは、地震情報に特化しています。災害発生時の情報収集だけではなく、知っておくべき防災知識についても学べます。 

1-3.(★4.0)Yahoo防災速報 

Yahoo防災速報の機能や特徴は、以下のとおりです。 

  • 14の災害情報が取得可能:避難情報、地震情報、津波予報、大雨危険度、豪雨予報、 

土砂災害情報、河川洪水予報、気象警報、熱中症情報、火山情報、Jアラート、防犯情報、自治体情報、その他お知らせ 

  • 現在地と国内3ヵ所まで受信設定可能:離れて住む家族の地域や旅行先の地域などの災害情報が分かる 
  • 「災害マップ」で情報共有:ユーザー同士で災害情報やライフラインの供給情報などを共有できる 
  • 「防災手帳」の活用:避難場所の登録やハザードマップ・防災用品の確認ができる 

Yahoo防災速報アプリの最大の特徴は、14もの災害情報の通知を受け取れることです。また、現在地以外の受信設定をすることで、気になる地域の災害情報も取得できます。 

1-4.(★3.9)東京都防災アプリ 

東京都防災アプリの特徴や機能は、以下のとおりです。 

  • 「遊ぶ」「学ぶ」「使う」がコンセプト:防災に関するクイズや災害時の行動をシミュレーションできるゲームがある 
  • 防災ブックの閲覧・検索が可能:「東京防災」「東京くらし防災」が閲覧でき、欲しい情報が簡単に検索できる 
  • オフラインに対応:あらかじめ避難場所の位置やルートをダウンロードしておけば、インターネット環境がなくても確認できる 
  • 登録エリアの災害情報が得られる:東京都内の5つの情報(「避難」「気象」「地震」「津波」「火山」)が得られる 

中でも防災クイズやシミュレーションは分かりやすく、子どもから大人まで楽しみながら災害について学べるアプリです。 

1-5.(★3.9)NHKニュース・防災 

NHKニュース・防災の特徴や機能には、以下のようなものがあります。 

  • NHKが取材した最新ニュースを掲載:「社会」「災害」「政治」「ビジネス」について掲載 
  • マップで気象情報や各種警報を確認:雨雲、台風の動きや警報、注意報が確認できる 
  • ライブ配信:お天気や各会見はもちろんのこと、災害時にはニュースの放送と同時にライブ配信もされる 

災害に限らず、ニュース全般についての情報を得られるNHK公式アプリです。情報の信頼性は高く、さまざまなライブ配信が観られます。 

2.防災アプリを選ぶ際の7つのポイント 

災害に備えて、多くの防災アプリが開発されています。それぞれのアプリの特性を理解したうえで、防災アプリを選ぶことが大切です。この章では、防災アプリを選ぶ際のポイントを7つに分けて解説します。 

2-1.自分が持っているデバイスに対応しているか 

防災アプリを選ぶ際、自分が持っているデバイスに対応しているかどうかをまず確認しましょう。万が一お持ちのデバイスに対応していない場合、アプリが利用できません。以下の方法で対応しているかどうか確認できます。 

  1. App StoreあるいはGoogle playでアプリ名を検索 
  2. 「アプリ情報」を確認 

アプリ情報には「Android要件:6.0以上」や「互換性:iOS12.0以上」などが記載されています。インストールする前に、お使いのデバイスで利用できるかチェックしましょう。 

「アプリ情報」を確認したあと、デバイスのバージョンをチェックしましょう。iPhoneとAndroid、それぞれの確認方法は以下のとおりです。 

iPhoneをお使いの場合

  1. 「設定」をタップ 
  2. 「一般」をタップ 
  3. 「情報」をタップ 

「バージョン」に表示されている数字が、デバイスのバージョンになります。 

Androidをお使いの場合

  1. 「設定」をタップ 
  2. 「端末情報」をタップ 

「Androidバージョン」に表示されている数字が、デバイスのバージョンです。 

以上のように、「アプリ情報」と「デバイスのバージョン」を事前に確認することをおすすめします。 

2-2.家族の現在地が分かるか 

災害時はみんなが一斉に電話をしたりメールを送ったりするため、なかなかつながりません。そんな時、防災アプリ内に家族の居場所が分かる機能が備わっていると、家族の安否確認につながり安心です。 

2-3.使い方が簡単で分かりやすいか 

操作が複雑だと覚えづらく時間がかかったり使いこなせなかったりします。使い方が簡単で分かりやすいかということも大切なポイントです。避難場所や病院など調べる際、画像が見やすいかという点も確認しましょう。 

2-4.通知がリアルタイムに届くか 

災害時にいち早く行動ができるよう、緊急地震速報や津波情報などがリアルタイムに届くかどうかも確認しましょう。まれに通知が届かないという声も聞かれますが、通知の設定がオフになっていることが原因になっているケースが多いようですので、一度設定の確認をしましょう。 

2-5.信頼できる情報を発信しているか 

発信される情報が信頼できるかどうかも重要です。間違った情報によって避難するタイミングが遅れたり、二次災害につながったりするからです。提供元が気象庁や国土交通省など公的機関の情報が一番信頼できます。 

一方で、TwitterなどのSNSでもリアルタイムに情報が発信されているため有効ではありますが、全ての情報が正しいとは限らないため注意が必要です。 

2-6.災害に必要な情報が網羅されているか 

災害に必要な情報が網羅されているかどうかもチェックしましょう。災害が発生すると、停電したりケガをしたりとさまざまな事態が起こります。これらの事態に対応するには、情報が不可欠となります。 

例えば「ライフラインの復旧状況や利用できる避難場所の検索方法」や「負傷した際の初期対応」など、被災した時に知りたい機能が搭載されているかどうかを事前に確認しておきましょう。 

2-7.オフラインで使えるか 

防災アプリを選ぶ際、オフラインで使えるかどうかも確認しましょう。災害が発生した際に通信障害が起こる可能性があるからです。そんな時でもオフラインでも使えるアプリをインストールしておけば安心です。 

例えば、goo防災アプリと東京都防災アプリはオフラインでも利用可能なので、事前にインストールしておくことをおすすめします。 

3.状況別に役立つ防災アプリを紹介 

防災アプリは、手当たり次第にインストールすれば良いというものではありません。災害前に役立つアプリもあれば、災害後に有効なアプリもあります。ご自身に合った防災アプリを組み合わせて使いましょう。 

この章では、災害を3つの場面に分けて、それぞれの場面に適した防災アプリを解説します。 

3-1.タイムリーな情報収集に適したアプリ 

タイムリーな情報収集に適したアプリには、次のようなものがあります。 

  • Yahoo防災速報:14もの災害情報をプッシュ通知で受け取れる。現在地の他に国内3ヵ所を登録できるため、勤務先や離れて暮らす家族の災害情報をいち早く知ることができるのも魅力。 
  • goo防災アプリ:緊急時にも平時にも役立つ情報やコンテンツが充実した防災アプリ。事前準備に使えるコラムやアプリを使って行える災害時のシミュレーションが便利。 

3-2.災害発生後に適したアプリ

災害が発生した後に最適なアプリには、次のようなものがあります。 

  • NHKニュース・防災:最大の特徴は情報の信頼性が高いこと。お天気やニュースのライブ配信もアプリでチェックできる。 
  • 防災情報 全国避難所ガイド:外出先で災害に遭った場合に非常に役立つアプリ。現在地周辺の避難所を即座に検索し道順を案内してくれるので、迷うことなく安全に避難できる。現在地にハザードマップを重ねると、今後起こりうる災害情報が得られる。 

3-3.家族の安否確認に適したアプリ 

家族の安否確認に適したアプリは、以下のようなアプリです。 

  • LINE:既読機能とグループ機能が安否確認に有効。既読機能とはメッセージを開いた瞬間「既読」マークがつく機能のことで、受け取った家族がメッセージを見られる状況であると分かる。また、グループ機能を使えば、あらかじめ作っておいたグループメンバー全員に一斉にメッセージを送ることができる。この2つの機能が災害時に非常に役立つ。 
  • 災害用伝言板:災害用伝言板および災害用音声お届けサービスへの接続専用アプリ。災害時において音声発信が集中することでつながりにくくなった場合に、安否情報の登録、確認、削除ができる。 

おわりに 

災害の発生に伴って起こるさまざまな事態に対応するためには、防災アプリの利用が有効です。今回紹介した5つのアプリは、それぞれ特徴や機能が異なります。紹介したポイントを参考に、自身に合うアプリを選びましょう。 

災害はいつ起こるか分かりません。早めに防災アプリをインストールして、使いこなせるようにしておくことが大切です。

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