更新日
公開日

遺品整理業者の選び方や料金相場は?信頼できるプロを見つけるためのポイントを紹介

遺品整理業者の選び方や料金相場は?信頼できるプロを見つけるためのポイントを紹介
セゾンのくらし大研究 編集部

執筆者

セゾンのくらし大研究 編集部

豊かなくらしに必要な「お金」「健康」「家族」に関する困りごとや悩みごとを解決するために役立つ情報を、編集部メンバーが選りすぐってお届けします。

相続で遺品整理をしなくてはならない方の中には、遺品整理業者の利用を検討している方も多いのではないでしょうか。遺品整理業者によって費用やサービス内容が異なるため、違いを理解してから依頼することが重要です。

この記事では、遺品整理業者を利用すべきか、事業者を選ぶ際のポイント、選ぶコツ、注意すべきトラブルなどについて解説します。遺品整理業者の選び方に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること

  • 大型家具が多い、遺品が多い、遺品整理先が遠方にある場合は遺品整理業者に依頼するのがおすすめ
  • 見積もり金額と請求金額が異なる可能性があるので追加料金の有無を確認しておくことが重要
  • 作業時間・作業人員・部屋の広さ・遺品の量などによって料金が異なるので複数社に見積もりを依頼しよう
遺品整理・生前整理

遺品整理業者は必要?

遺品整理業者は必要?

相続が発生した際、被相続人の遺品を整理しなくてはなりません。しかし、遺品整理には時間と手間がかかるため、遺品整理業者の利用を検討している方も多いでしょう。

遺品整理業者とはどんな事業者なのか、依頼するメリットや必要なケース、料金相場や作業時間の目安などについて詳しく見ていきましょう。

遺品整理を行ってくれる業者とは

遺品整理業者とは、遺族に代わって被相続人の遺品を整理してくれる専門家のことです。遺品整理業者によっては遺品の供養やハウスクリーニングなどのサービスを展開している業者もいます。

基本的には遺品の整理と部屋の片づけがメインで、他にどのようなサービスを受けられるのかは遺品整理業者によって異なるため、複数の事業者を確認して比較検討しましょう。

遺品整理業者に依頼するメリット

遺品整理の際は、ベッドやタンスなどの家具を移動させなくてはならない、数多くの遺品を必要なものと不要なものに分別しなくてはならないなどのように時間と手間がかかります。また、遺品整理中に、亡くなった方の死と向き合うことで辛い思いをする方も多く、体力的な負担だけでなく精神的な負担も生じるでしょう。

しかし、遺品整理業者に依頼した場合、これらの負担を軽減できます。また、速やかに作業してくれるため、短時間で遺品整理を完了できるでしょう。

遺品整理業者が必要なケース

相続が発生したからと言って必ず遺品整理業者が必要というわけではありません。例えば、以下のようなケースで、遺品整理業者に依頼することをおすすめします。

  • 遺品の量が多い
  • 大型の遺品が多い
  • 遺品整理先が遠方にある

自身で遺品整理することも可能ですが、上記のケースでは遺品整理業者に任せたほうが負担を抑えられるでしょう。また、孤独死などで部屋に遺体の痕跡が残ってしまった場合は、自身では処理できないため、プロによる特別清掃を依頼することをおすすめします。

遺品整理業者の料金相場と作業時間の目安

遺品整理業者の料金設定は各社で異なりますが、部屋の広さに応じて設定されている点は同じです。料金相場は以下のとおりです。

間取り料金相場
1R・1K30,000~80,000円
1DK50,000~120,000円
1LDK70,000~200,000円
2DK90,000~250,000円
2LDK120,000~300,000円
3DK150,000~400,000円
3LDK170,000~500,000円
4LDK以上220,000~600,000円

料金は部屋の広さだけでなく遺品の量、作業にかかる時間、作業人数などによって変化します。1R~2LDK程度の広さであれば数時間程度で作業が完了します。しかし、3DK以上になってくると、状況によっては10時間以上かかる可能性があるということを理解しておきましょう。

遺品整理業者を選ぶ際に確認したいポイント

遺品整理業者を選ぶ際に確認したいポイント

遺品整理業者の中には悪質な業者もいます。トラブルを回避するには、信頼できる遺品整理業者に依頼することが重要です。遺品整理業者を選ぶポイントとして、以下の4つが挙げられます。

  • 必要な許可や届け出をしているか
  • 明確な見積もり書を出してくれるか
  • 遺品整理士が在籍しているか
  • スタッフが丁寧に対応してくれるか

それぞれのポイントを詳しく説明していきます。

必要な許可や届け出をしているか

遺品整理業者が遺品整理で発生した不用品を処分する際は、一般廃棄物収集運搬業許可が必要です。また、遺品を買い取る際は、古物商許可が必要です。

上記の許可を得ていない場合は違法業者となることから、何らかのトラブルに巻き込まれる可能性があるので注意が必要です。許可や届け出をしているかどうか確認しておきましょう。

明確な見積もり書を出してくれるか

遺品整理業者に依頼する場合には、複数の事業者に見積もりを依頼し、提示された見積もり書を比較して依頼先を決めます。

他の遺品整理業者よりも安く見積もるために、別途費用と具体的な金額を記載しない事業者も多いです。そのような業者に依頼した場合、遺品整理後に追加で費用を請求される可能性があるので注意してください。

信頼できる遺品整理業者かどうかは、見積もり書の内容が明確かどうかで見極めることが可能です。項目ごとに細かく作成されており、別途費用が発生する場合の条件や金額についても明記されていれば、契約後のトラブルを未然に回避できるでしょう。

遺品整理士が在籍しているか

遺品整理士とは、遺品整理に関する豊富な知識をもつ専門家のことです。遺品整理業者に遺品整理士の在籍は必須ではなく、遺品整理の際の立ち合いも必須ではありません。

しかし、遺品整理士が在籍している、立ち会ってくれる場合は豊富な知識の中から最適なアドバイスが受けられます。信頼できる遺品整理業者かどうかを見抜く判断材料のひとつといえるでしょう。

スタッフが丁寧に対応してくれるか

電話やメールで問い合わせた遺品整理業者のスタッフの返信が遅い、対応が悪かった場合、遺品整理を依頼しても何らかのトラブルに発展する可能性が高いでしょう。

親身になって相談にのってくれる遺品整理業者であれば、依頼した後も丁寧なサポートが期待できるため、トラブルに巻き込まれる可能性が低いです。相談は無料なので、まずは各社に問い合わせてスタッフの対応を確認しましょう。

遺品整理業者の選び方のコツ

遺品整理業者の選び方のコツ

遺品整理業者を選ぶ際は、先ほどのポイントに加えて以下の4つのコツも押さえておきましょう。

  • 見積もり金額が安過ぎるのは注意
  • 口コミや評判を確認する
  • 営業がしつこい場合ははっきり断る
  • いくつかの遺品整理業者を比較してから決める

それぞれのコツについて詳しく見ていきましょう。

見積もり金額が安過ぎるのは注意

見積もり金額が相場よりも安すぎる遺品整理業者は作業後に追加料金を請求してくる可能性があります。例えば、大雑把で曖昧な見積もりを作成する遺品整理業者の場合、実際の作業内容との乖離が大きいため、追加料金が発生しやすいです。

他の業者よりも極端に安い事業者があった場合は、本当にその金額で依頼できるのか、追加料金の有無などをしっかり確認してから依頼すれば、トラブルを回避できるでしょう。

口コミや評判を確認する

遺品整理業者の口コミや評判を確認することで過去の対応の良し悪しやトラブルの有無などがわかるため、トラブルを未然に回避できるでしょう。

インターネットやSNSなどで検索すれば口コミや評判が見つかります。ただし、個人的な見解も多いため、参考程度に留めておきましょう。

営業がしつこい場合ははっきり断る

営業の連絡がしつこいまたは契約を急かしてくるような遺品整理業者は、依頼しても何らかのトラブルに巻き込まれる可能性が高いので注意が必要です。

その理由は、相談者の状況を考えずに自身の状況を優先するような事業者であるためです。依頼を獲得するためには営業活動が必要ですが、過度な営業活動をしてくる業者は悪質な業者である可能性が高いので注意しましょう。

いくつかの遺品整理業者を比較してから決める

遺品整理業者によって料金やサービス内容が大きく異なります。そのため、1社だけに見積もりを依頼するのではなく、複数の遺品整理業者に相見積もりを依頼して、料金やサービス内容を比較検討することが大切です。

また、遺品整理業者の担当者との相性や口コミ・評判なども踏まえながら総合的に判断しましょう。

実際に起きた遺品整理業者とのトラブル

実際に起きた遺品整理業者とのトラブル

遺品整理業者との間でどのようなトラブルが想定されるのかを理解しておけば、トラブルを未然に回避できるでしょう。実際に起きた遺品業者とのトラブルとして、以下の4つが挙げられます。

  • 見積もりより高い金額を請求された
  • 遺品を盗まれた
  • 遺品を不法投棄され罪に問われた
  • 作業時に家や家財に傷がついた

それぞれのトラブルについて詳しく解説していきます。

見積もりより高い金額を請求された

遺品整理業者が提示した見積もり書の金額が最終的に請求される金額とは限らないという点に注意が必要です。作業後に見積もりより高い金額を請求されるトラブルは少なくありません。

依頼する前に提示された見積もり書に記載されている金額以上に請求されることがあるのか確認しておきましょう。

遺品を盗まれた

遺品整理業者の中には、遺品整理の際に高額な遺品を盗んで転売する悪質な事業者もいるので注意が必要です。

遺品を盗まれないようにするには作業を監視するしかありませんが、無駄な労力を費やすことになります。信頼できる遺品整理業者であれば無駄な労力やトラブルを回避できるため、口コミや評判などを確認しましょう。

遺品を不法投棄され罪に問われた

一般廃棄物収集運搬業許可を有していない遺品整理業者の場合、遺品を不法投棄している可能性があります。そのような場合、不法投棄したのが事業者であっても、所有者である依頼主が罪に問われる可能性があるので注意が必要です。

トラブルを回避するためにも、一般廃棄物収集運搬業許可や古物商許可などの遺品整理に関する許可や届け出を完了しているかどうか確認しておきましょう。

作業時に家や家財に傷がついた

遺品整理業者の作業中に家や家財に傷がつくというトラブルも少なくありません。作業員が気をつけていても大型の家具を搬送する際や何らかのミスによって生じる可能性がありますが、回避したいトラブルのひとつです。

作業時に養生といった傷がつかない工夫をしているか、家や家財に傷がついた場合に補償を受けられるかどうかなどを事前に確認しておけば、トラブルを回避できる、または発生しても安心でしょう。

大切な遺品の整理は信頼できるプロに依頼しよう

大切な遺品の整理は信頼できるプロに依頼しよう

遺品整理業者に大切な遺品の整理を任せたいと考えているものの、事業者選びに悩んでいる方も多いでしょう。そこでおすすめするのがくらしのセゾンの遺品整理サービスです。

くらしのセゾンの遺品整理・生前整理は、遺品整理士が在籍しており、見積もりが無料なので気軽に相談しやすく、丁寧なサポートが期待できるので安心です。相続発生時の遺品整理の悩みを解決したい方は、是非くらしのセゾンの遺品整理・生前整理にご相談ください。

くらしのセゾンの遺品整理・生前整理の詳細はこちら

おわりに

遺品整理業者に依頼した場合、費用はかかるものの、遺品整理にかかる時間と手間を省くことが可能です。しかし、遺品整理業者であれば、どの事業者に依頼しても良いというわけではありません。

悪質な事業者も多く、高額な費用を請求されたり、遺品を盗まれたりする可能性がありますので、依頼する事業者選びには注意が必要です。遺品整理に必要な資格を有しているか、対応が丁寧か、口コミや評判が良いかなどを踏まえながら信頼できる遺品整理業者を選びましょう。

よく読まれている記事

みんなに記事をシェアする