風水について勉強すると、「うちの間取りは凶だけど、間取りを変えられない」「流派によっていっていることが違い、どれを信じたら良い?」と悩むことありませんか?「これが良くない」と思ってしまう方が、かえって悪いことを呼び込むかもしれません。間取りや流派にとらわれずに、好きなインテリアにする、誰にでもできる簡単玄関風水をご紹介します。
1.玄関を綺麗にすると運気が上がるといわれるのはなぜ?
なぜ、風水では玄関を綺麗にするようにいわれているのでしょうか。それは、家の顔である玄関から幸運が入ってくるからです。そのため全体運が上がるといわれています。チャンスやご縁が玄関から入ってくるそうです。
また、玄関は外から入ってきて厄落としをし、気持ちを切り替える場所でもあります。玄関で気分転換できれば、マイナスの運気を家の中まで持ち込まずに済みます。そのため、綺麗をキープすることが大切なのです。
2.玄関は明るくする
玄関は、明るいことが大切です。外からの明かりを遮らないようにしましょう。我が家は窓がなく、ドアのすりガラスから光が入る程度のため、昼間は電気をずっとつけています。明るさを感じる写真、インテリアを飾っても良いでしょう。
3.換気をする
換気をして、空気を綺麗にしたり、湿気を防ぐことが大切です。よどんだ空気や湿気は運気を停滞させてしまいます。窓が無ければ、扉に網戸を付けてたまに開けるのも良いでしょう。玄関に窓の無い我が家は、廊下の窓とドアを開けて、たまに空気を入れ替えるようにしています。
4.ほこりを落として玄関に入る
玄関には外からの悪い気を持ち込まないようにしたいので、玄関の外に、泥落とし用のマットを置くと良いでしょう。また、身体に付いたほこりも悪い気ですし、花粉はアレルゲンの元です。運気が下がり、病気の原因にもなりますので、はらいましょう。昔から、訪問時にコートは脱ぎ、裏返しにするのがマナーです。悪い気を持ち込まないという気遣いかもしれません。
5.掃除をこまめにする
玄関を綺麗にするポイントをご紹介します。
5-1.ドアとドアノブを拭く
ドアから幸運が入ってきますので、時々拭きましょう。木製のドアは歯ブラシで細かい部分の汚れを取った後、全体を乾拭きします。金属製のドアは乾拭きでほこりを取った後、水拭きします。
ドアノブをぴかぴかに磨くと、才能運がアップします。手垢は重曹で落とせます。
5-2.たたきの掃除
たたきの汚れは外からやってきた悪い気です。毎日掃除をするのが開運のポイントになります。扉を開けて、家の中の悪い気が外へ行くように掃き掃除をしましょう。その後、水拭きします。水拭きには、浄化作用がありますので開運効果があります。濡らした新聞紙や茶殻を撒いて掃けば、ほこりが舞いませんし、水を撒けない玄関であれば、水洗いの効果もあります。
雨や雪でたたきが濡れていたら、新聞を敷いてしばらくしてはがすと良いでしょう。しつこい汚れは重曹をまいて歯ブラシでこすります(御影石や大理石に重曹は厳禁です)。最後にしっかりと水拭きします。
5-3.表札の掃除
ご自身の名前が書いてある表札を綺麗にすることが開運アップの秘訣です。一緒にインターフォンも綺麗にしましょう。表札とインターフォンが汚れていると、良縁の来訪者が来なくなってしまいます。
5-4.靴底の掃除
靴底には汚れだけでなく、いろいろな悪い気や、人の悪い思いも付いています。靴底を綺麗にしないと、悪い気が付いたままになりますし、良い出会いを踏みつけることにもなります。靴箱に入れる際は、靴底を拭いてから入れましょう。靴箱には消臭剤や重曹、炭などを置き、浄化します。
6.玄関風水で気を付けること
整理整頓をして、良い気が全て玄関から家の中へ入って来られるように、次のことに気を付けましょう。
6-1.靴を出しすぎない
住んでいる人数以上の靴を出さないようにしましょう。面倒でなければ、靴が全部しまってあるとベストです。靴をたたきに出しているのであれば、せめてきちんと揃えておきます。
6-2.古い靴は捨てる
靴箱に古い靴があると、悪い気がこもっていることになります。1年以上履いていないのであれば、捨てた方が無難です。また、靴箱にぎゅうぎゅうに靴を入れるのも、良い気が入るスペースがなくなりますので、適度なすき間が必要です。
6-3.傘を出しすぎない
湿気や水は悪い気を溜めてしまいますので、傘はしっかり乾かしてから傘立てに置きます。乾かさずに置いておくと、カビの原因にもなります。また、たくさん出しすぎないように、住んでいる人数分だけの傘を入れておきましょう。傘立ての掃除もたまにするようにします。
6-4.通り道に物を置かない
玄関からの良い気が全て家の中へ入ってくるように、玄関の中も外も物をごちゃごちゃ置かないようにしましょう。特にゴミは悪い気の塊ですし、段ボールは湿気を吸いやすいです。幸運がたくさん家の中に入ってくるように、遮る物が無いことが大切です。
6-5.鍵を出しっぱなしにしない
風水では大切な物を出しておくと出費が増えるといわれており、鍵はしまっておいた方が良いです。インテリアに馴染むお気に入りのケースがいいでしょう。我が家は、玄関を明るくするという意味で、キラキラしたケースに鍵を収納しています。中に浄化作用があるという、さざれ水晶も入れています。
6-6.鏡を真正面に置かない
ドアの真正面に鏡を置くと、良い運をはね返してしまいますので、真正面には置かないようにしましょう。
6-7.人形や人物写真を置かない
人形や人物の写真を置くと、良い気も悪い気も吸ってしまいます。置かない方が良いでしょう。
7.玄関に置くと運気が上がる物
玄関に置いておくと運気が上がる物をご紹介します。取り入れやすいことから始めてみてはいかがでしょうか。
7-1.玄関マット
玄関マットを置くと外からの悪い気を吸い、家の中に悪い気が入ることから守ってくれます。明るい色を選びましょう。ただし、汚れやすいので、こまめな洗濯が必要です。我が家は狭いのと、猫がいたずらをするので、置かずに、床を綺麗にすることを心掛けています。
7-2.香
玄関が良い匂いだと、帰ってくるとすぐに良い気分になり、厄落としになります。また、香は浄化する働きや、家の中に良い気を循環させる働きがあります。玄関は湿気や靴の匂いがする場所ですので、消臭剤やアロマを置きましょう。我が家は匂いが毒になる猫がいるため、猫が寝ているすきにお香を焚いたり、花の写真で代用しています。
7-3.花
玄関に花を飾ると、良い運気がもっと入ってきます。風水では生きている物に気が集まってくるといわれています。また、花は香もあるので、その場が浄化されます。猫がいて花を飾れない我が家は、花の写真を飾り、香を感じる気分を味わっています。まるで光が差しているような明るい写真にしました。花の絵でもOKです。ただし、ドライフラワーは死んでいる花ですので置かない方が良いでしょう。
7-4.観葉植物
観葉植物は空気を綺麗にしてくれますので、空間が浄化されておすすめです。見ているだけで癒されます。我が家は代わりに写真を飾っています。
7-5.鏡
鏡を玄関から入って右側に置くと、玄関から入ってきた幸運を集めてくれます。また、光を拡散する働きがあり、玄関を明るくしてくれます。ただし、鏡が曇っていては、自身のビジョンも曇ってしまいますし、運気も下がります。いつもぴかぴかに磨きましょう。
7-6.縁起物
玄関に縁起物を置くと、良い気を呼びます。干支の置物やだるまなどがおすすめです。玄関と赤は相性がいいので、和風の玄関に、だるまは合うのではないでしょうか。我が家は水晶を置いています。玄関を明るくするという意味でも、キラキラした水晶にしました。水晶を置く台もキラキラの皿です。水晶には浄化作用がありますし、キラキラアイテムは気が良くなる効果があります。
おわりに
玄関は、良い運が入ってくる大切な場所です。清潔で明るく、いい匂いが運をアップさせます。取り入れやすそうなところから実践してみてはいかがでしょうか。やってみてご自身が心地いいと思うことが、風水では大事だそうです。方位や間取り、流派にこだわらず、お気に入りのインテリアにしてわくわくして暮らすのが良いのではないでしょうか。あなたの幸運をお祈りしています。