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洗濯槽掃除をすべき頻度はどのくらい?おすすめの掃除方法やプロのクリーニングもご紹介

洗濯槽掃除をすべき頻度はどのくらい?おすすめの掃除方法やプロのクリーニングもご紹介
セゾンのくらし大研究 編集部

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セゾンのくらし大研究 編集部

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洗いあがった洗濯物に黒いカスがついていたり、カビ臭いニオイを感じたりした経験がある方も多いのではないでしょうか。その原因は、洗濯槽に付着している汚れかもしれません。

この記事では、「洗濯槽掃除はどのくらいの頻度が最適?」「洗濯槽の掃除方法がわからない」といった方に向けて、洗濯槽掃除に関するさまざまな情報をご紹介します。洗濯槽の汚れを丸ごときれいに洗浄するためには、プロによる洗濯機分解クリーニングもチェックしてください。

この記事を読んでわかること

  • 洗濯槽掃除の適切な頻度は、一般的に1~2ヵ月に1回程度
  • 洗濯槽掃除には、主に塩素系クリーナーもしくは酸性クリーナーを使用する
  • 洗濯機の販売メーカーは、洗濯槽掃除には塩素系クリーナーの使用を推奨
  • 洗濯機を丸ごときれいにするなら、洗濯機分解クリーニングがおすすめ
洗濯機分解クリーニング

洗濯槽掃除の最適な頻度とは?

洗濯槽掃除の最適な頻度とは?

梅雨の前や年末のタイミングに、洗濯槽掃除をする方も多いのではないでしょうか。実はカビの発生を防止するために最適な掃除頻度があります。

まずは、洗濯槽掃除が必要な理由や掃除頻度をご紹介します。

洗濯槽掃除が必要な理由とは?

洗濯槽のなかは、さまざまな汚れが溜まりやすい場所です。洗濯槽の裏側には、どのような汚れがあるのかチェックしてみましょう。

洗濯物から落ちた汚れ
(皮脂、食べカスなど)
洗濯物から落ちた汚れが洗濯槽に付着します。例えば、皮脂、汗、食べカス、こぼれた飲み物、泥、油、ヘアスプレー・化粧品などの汚れです。
洗濯にお風呂の残り湯を使用する場合は、浴槽内の皮脂・アカ、入浴剤も注意してください。
ホコリ
糸くず
洗濯物についているホコリ、糸くず。洗濯槽の細かい溝は、ホコリがたまりやすい場所です。
石けんカス溶けきれなかった粉末洗剤や柔軟剤などが、汚れとして洗濯槽に残る場合があります。
水アカ水道水に含まれるカルシウム(ミネラル成分)が固まって、水アカが発生します。石けんカスと一緒に蓄積してしまうと、除去が困難な硬い汚れになることもあります。
カビ洗濯物から落ちた汚れ、ホコリ、石けんカスなどをエサとして、カビが発生します。洗濯槽は湿気がたまりやすいため、カビが繁殖しやすい場所です。

各メーカーが想定する洗濯槽掃除を行う頻度とは?

各メーカーが想定する洗濯槽掃除を行う頻度とは?

一般的には、洗濯槽掃除の頻度は1~2ヵ月に1回程度です。また、洗濯機を販売するメーカーのWebサイトでは、洗濯槽掃除の最適な頻度やお手入れ方法、注意点が紹介されています。それぞれのメーカーのWebサイトに掲載されている情報を見ていきましょう。

日立・推奨頻度
自動おそうじ非搭載機種・自動おそうじを設定されていない場合:1~2ヵ月に1回
自動おそうじを設定している場合:3~4ヵ月に1回
・お手入れ方法
洗濯槽の汚れ・ニオイの発生を抑制するため、定期的に槽洗浄コースを使用してください。
パナソニック・推奨頻度
1ヵ月に1回
・お手入れ方法
黒カビの繁殖を抑制・ニオイ予防のためには、衣類用の塩素系漂白剤(塩素系クリーナー)を使用した槽洗浄がおすすめです。
水量50 Lに対し、塩素系漂白剤を200 mL程度を入れてください。11時間程度そのままにして、すすぎと脱水運転をしましょう。
東芝・推奨頻度
1ヵ月に1回
・お手入れ方法
洗濯時に粉石けんまたは液体石けんを使用していたり、洗剤を多めに投入していたりする場合は、1ヵ月に1回程度、槽洗浄コースを運転しましょう。洗濯のり使用後は、槽洗浄コースを毎回運転してください。

洗濯槽掃除をしたことがない場合や何年もしていない場合はどうなる?

「洗濯槽掃除をしたことがない」「何年もしていない」といった場合は、洗濯槽の裏側にカビなどの汚れがついている可能性が高いです。洗濯槽掃除をしていないとどのようなことが起きるのかご紹介します。

  • 洗濯物から異臭が発生する

洗濯物から異臭が発生した時は、カビのニオイかもしれません。洗濯槽にカビが生えると洗濯物に移ってしまいます。洗いあがった洗濯物が「臭い」と感じた時は要注意です。

  • 洗濯物に黒や茶色のカスがつく

洗い終わった白いタオル・白シャツに、ピロピロとした黒や茶色のカスがつく、もしくはヘドロのような汚れがつく場合は、洗濯槽の汚れやカビが原因です。洗濯槽にこびりついた汚れが剥がれて、洗濯物についてしまっている可能性があります。

カビは、喘息や皮膚炎などを起こすアレルギーの原因にもなるため、健康面からも洗濯槽掃除をしない場合のリスクは高いといえるでしょう。

参照元:
エステー|洗濯機はどれくらいの頻度で掃除をすれば清潔に保てますか? 汚れをためないようにするポイントを教えてください
くらしのマーケットマガジン|洗濯機の簡単な掃除方法|汚れの原因や洗濯槽洗浄が楽になるコツも
日立|洗濯槽洗浄と洗濯槽乾燥をする頻度は、どのくらいですか?
Panasonic|洗濯槽の黒カビ 予防と対策
東芝|Q洗濯・脱水槽のお手入れ方法は
横浜弘明寺呼吸器内科クリニック| 健康情報局喘息・アレルギーを悪化させない、カビと掃除の注意点

おすすめの洗濯槽掃除方法とは?

おすすめの洗濯槽掃除方法とは?

ここからは、おすすめの洗濯槽の掃除方法についてご紹介します。

洗濯槽掃除の方法にはいくつか種類がある

洗濯槽の掃除は、塩素系クリーナーもしくは酸性クリーナーを使った2種類の方法があり、メリット・デメリットが異なります。それぞれの特徴を知った上で、自分に合った洗濯槽掃除方法を選びましょう。

塩素系クリーナー

塩素系クリーナーの特徴は、殺菌力が高く、ツンとした刺激臭があるところです。汚れ・カビが分解されるため、汚れたゴミを拾い取る作業は発生しません。酸性クリーナーを使うよりも手軽にできるため、時間をかけずに殺菌したい方におすすめです。

洗濯機を販売するメーカー各社でも、塩素系クリーナーの使用が推奨されています。メリットとデメリットは下記のとおりです。

メリットデメリット
・殺菌力が強く、短時間でお手入れできる
・各メーカーが推奨している
・縦型・ドラム型どちらでも使える
・ツンとした独特な刺激臭がある
・酸性と混ぜると有毒ガスが発生する
・すすぎ残しにより衣類が色落ちする可能性あり

よりしつこい黒カビなどに悩んでいる方は、メーカー純正の塩素系クリーナーをお試しください。市販品よりも強力な洗浄力が期待できます。

  • 注意事項

酸性クリーナーと混ぜると有毒ガスが発生するため、気をつけましょう。また、すすぎ残しにより衣類の色落ちが起こる可能性もあるので注意してください。

  • 使用方法

洗濯槽洗浄コースを選択してください。ない場合には、標準コースで行います。所要時間は40~60分程度です。

※塩素系クリーナーを使用する洗濯槽の掃除方法は、後述します。

酸性クリーナー

酸性クリーナーの特徴は、強い発泡力でこびりついたカビを剥がし落とすところです。ツンとした独特な刺激臭もなく、手肌にやさしいメリットもあります。衣服に塩素のニオイが残るのが嫌な方、マイルドな洗浄力が良い方におすすめです。

洗濯の途中でフタが開けられないドラム式もしくは二層式では、酸性クリーナーが使用できない場合もあります。使用前には、取扱説明書を確認しましょう。

メリットデメリット
・ツンとした刺激臭がない
・手肌にやさしい
・洗浄後にニオイ残りしない
・掃除に時間がかかる
・塩素系クリーナーよりも洗浄力は劣る
・酸性クリーナーが使えない洗濯機もある
  • 注意事項

塩素系クリーナーと混ぜると有毒ガスが発生するため、注意が必要です。

  • 使用方法

洗濯機にお湯または水を満水位置まで溜め、酸性クリーナーを投入します。洗いコースで約5分運転させ、そのまま約2〜3時間放置してください。浮いてきた汚れカスを拾い、通常どおり運転させ、その後排水します。汚れがひどい場合には、何度か繰り返しましょう。所要時間は、計4~6時間です。

メーカーも推奨する洗濯槽掃除の方法をご紹介

メーカーも推奨する洗濯槽掃除の方法をご紹介

ここからは、メーカーが推奨する「塩素系クリーナー」を使用した洗濯槽掃除方法の詳細をご紹介します。掃除を始める時には、洗濯槽から衣類を全て取り除いて、換気を十分に行ってください。

タテ型洗濯機の掃除方法

タテ型洗濯機の洗濯槽掃除をする時は、「槽洗浄コース」を使用。メーカーや洗濯機によって、3時間コース・11時間コースなど、いくつかコースが選べる場合もあります。手順は下記のとおりです。

  1. 水栓を開けて、電源を入れてください。
  1. 塩素系クリーナーを投入してください。

洗濯槽以外に塩素系クリーナーがつかないように注意しましょう。サビ・プラスチック部の破損の原因となる可能性があります。ついてしまった時には、すぐに拭き取ってください。

  1. フタを閉めて、洗濯槽洗浄を開始してください。

槽洗浄では、自動的につけ置き・排水・脱水・すすぎ、最後に乾燥が行われます。残り時間が操作パネルに表示される洗濯機もあります。

  1. 運転が終わったら、糸くずフィルターを掃除しましょう。

なお、一部メーカーの機種では、洗濯槽コースの運転を開始してからしばらくするとブザーが鳴り、途中でクリーナーを投入するものもあります。詳しい手順については、取扱説明書を読んで確認してください。

ドラム式洗濯機の掃除方法

ドラム式洗濯機についても、メーカーや洗濯機の種類によって洗浄時間やコースが選べます。ニオイや黒カビが気になる時には、長時間コースを選びましょう。手順は下記の通りです。

  1. 水栓を開けて、電源を入れてください。
  2. 洗濯槽洗浄を選択し、コース内容(洗浄時間)を選びます。
  3. ドアを閉め、給水を開始してください。
  4. 給水が始まり、ランプが点滅するなどの合図があったらドアを開けてください。ランプや合図がない場合には、給水が始まって約30秒~1分後、「一時停止ボタン」を押して、運転を停止させましょう。
  5. 塩素系クリーナーを投入してください。ドアを開けたら、塩素系クリーナーを直接ドラムのなかに入れましょう。
  6. ドアを閉めて、洗濯槽洗浄を再開してください。
  7. 運転が終わったら、糸くずフィルターを掃除しましょう。

参照元:
くらしのマーケットマガジン|洗濯機の簡単な掃除方法|汚れの原因や洗濯槽洗浄が楽になるコツも Panasonic|【洗濯機全般】洗濯槽のお手入れ方法は(洗濯槽クリーナーを使った槽洗浄) – 洗濯機/衣類乾燥機
東京ガス|洗濯機の掃除方法を徹底解説!丸ごとキレイにする方法 

プロの洗濯槽掃除とはどんなものか?

プロの洗濯槽掃除とはどんなものか?

洗濯機の汚れを隅々まできれいにしたい方には、プロに洗濯機の分解クリーニングを依頼するのもおすすめです。ワンランク上の洗濯槽掃除についてご紹介します。

プロによる洗濯槽掃除で見えないところもキレイに

洗濯槽を定期的に掃除していても、家庭でできる洗浄では完全にカビを落とし切ることはできません。そんな時には、洗濯機を丸ごときれいにする洗濯機分解クリーニングがおすすめです。

自力で洗濯機の分解を行うことは不可能ではありません。しかし、かなりの手間がかかる上に故障の原因につながる恐れもあるでしょう。また、家庭で行う掃除とプロに依頼するクリーニングでは、汚れ落ちや仕上がりに大きな差が出ます。洗濯槽の分解クリーニングは、ぜひプロに任せてみてください。

おすすめの洗濯機分解クリーニングサービス

洗濯機分解クリーニングサービスを検討するなら「くらしのセゾン 洗濯機分解クリーニング」がおすすめです。

くらしのセゾン 洗濯機分解クリーニング」のおすすめポイントは、次の3点です。

  • 洗濯槽・洗濯機内部部品・洗濯機に付随する部品やフィルターまで、全てクリーニングできます。
  • 経験豊富なスタッフが洗濯機を丁寧に分解し、洗濯槽の隅々まで洗浄可能です。
  • 洗濯機排水ホースの高圧洗浄、洗濯パン排水口分解洗浄、洗濯槽内の除菌・消臭コート、防カビコートなどのオプションサービスが選べます。

洗濯機を完全分解し、洗濯槽の裏側・内部の隅々まできれいに洗いあげます。サービス対応エリアは、東京都・埼玉県限定です(対応エリアの詳細はWebサイトでご確認ください)。東京都・埼玉県にお住まいの方は、「くらしのセゾン 洗濯機分解クリーニング」をぜひご検討ください。

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洗濯機分解クリーニング

おわりに

洗濯槽掃除の頻度、クリーナーを使用した掃除方法などをご紹介しました。定期的な掃除が必要と理解しながらも、なかなか手をつけられないのが洗濯槽の掃除かもしれません。しばらく洗濯槽掃除をしていない方、この機会に洗濯機を丸ごときれいにしたいと思っている方は、専門家による洗濯機分解クリーニングも検討してみてください。

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