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風呂釜掃除したことない家庭にもおすすめ!風呂釜掃除の必要性や掃除方法・プロのお手入れとは?

風呂釜掃除したことない家庭にもおすすめ!風呂釜掃除の必要性や掃除方法・プロのお手入れとは?
セゾンのくらし大研究 編集部

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お風呂にお湯をはった時に「なんだかお湯が臭い」「ヌルヌルする」「黒いカスが浮いている」といった経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。もしかすると、その原因は風呂釜が汚れているからかもしれません。しかし、風呂釜の掃除をしたことがない家庭では、何をどのようにすればいいのかわからない場合もあるでしょう。

この記事では、風呂釜の掃除について解説しますので、風呂釜掃除をご検討中の方はぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること

  • 風呂釜には給排水のための穴があり、「一つ穴タイプ」と「二つ穴タイプ」に分かれる
  • 風呂釜洗浄では残り湯が使用可能ですが、入浴剤入りの残り湯の使用は避ける
  • 風呂釜の汚れには、皮脂汚れや水アカなどのほか、バスオイルやバスソルトによる汚れもある
  • 風呂釜の汚れを放置すると、雑菌が増殖し皮膚や粘膜の感染症を引き起こす可能性がある
追い焚き配管洗浄クリーニング

風呂釜とは?

風呂釜とは?

まずは、そもそも風呂釜とは何か解説します。

風呂釜とはそもそも何を指すのか?

風呂釜とは、一般的に「追い焚き」ができる装置のことを指し、ぬるくなったお湯を温めなおしたり、浴槽にはった水を沸かしてお湯にしたりできます。

風呂釜と似たような機能を持つものに給湯器や湯沸かし器があります。離れている場所でお湯を作り、配管を通してお湯を運ぶのが給湯器です。一方で、湯沸器はお湯を使用する場所でお湯が作られる構造で、代表的なものに台所などに取りつける小型湯沸器があります。

家庭でできる風呂釜掃除の方法をご紹介

家庭でできる風呂釜掃除の方法をご紹介

風呂釜には給排水のための穴がついていて「一つ穴タイプ」と「二つ穴タイプ」の2種類があります。どちらのタイプも浴槽についた穴からお湯を吸い込んで、温めたお湯を再度出す仕組みです。ここでは、一つ穴タイプと二つ穴タイプに分けて掃除方法をご紹介します。

一つ穴タイプ

一つ穴タイプの風呂釜は、お湯の吸い込みと吐き出しをひとつの追い焚き穴で行います。ポンプの力を利用して勢いよくお湯を吐き出すことが可能です。

一つ穴タイプの掃除手順は、以下の通りです。

  • 浴槽の水位が穴より5cm程度上になるようにする
  • 洗浄剤を全体的に広げるようにして入れる
  • 40~60℃くらいで追い焚きをしたあと2時間ほど放置する
  • 排水したあと、もう一度水をためる
  • 再度5分ほど追い焚きをしたあと、排水して終了

洗浄による汚れは水に溶けて出てくるため、髪の毛などのゴミが入り込まないようにフィルターはつけたままにしてください。風呂釜掃除で残り湯を使わずに水をためる時など、蛇口が浴槽の近くにない場合はシャワーを使って水をためます。その際、自動運転は使用しないようにしましょう。

二つ穴タイプ

二つ穴タイプの風呂釜は縦に並んで二つの穴が設置され、下の穴からお湯を吸い込み、上の穴からお湯が自然に吐き出す仕組みです。自然循環式と呼ばれポンプがないため、一つ穴タイプと違いお湯の出る勢いが弱い特徴があります。また、お湯の出る勢いが弱く温まりにくいことにより、一つ穴タイプよりも配管内に汚れが溜まりやすい傾向です。

二つ穴タイプの掃除手順は、以下の通りです。

  • 穴に湯止めカバーがある場合は外す
  • 浴槽の水位が穴より5cm程度上になるようにする
  • タオルなどを使って下の穴を塞ぐ
  • 上の穴から洗剤を直接入れたあと1~2分沸かす
  • 下の穴を塞いでいたタオルを外す
  • お湯をはったままにし、シャワーを使って穴の中に残った汚れを出していく

低温では効果を発揮しにくいため、約40℃の残り湯を使用します。そして、シャワーを使う時は、水圧を強くして一気に水を流し込むのがポイントです。そうすることで、風呂釜の中にたまっている汚れを洗い流すことができます。

風呂釜掃除をする際の注意点とは?

風呂釜の掃除をする際には残り湯を使用できますが、入浴剤の入った残り湯を使うことはやめておきましょう。洗浄剤に含まれる過炭酸ナトリウムや重曹に、入浴剤が混ざることで洗浄効果が低下してしまうからです。

なお、風呂釜の中には自動配管洗浄機能つきのものもあります。自動配管洗浄は、浴槽内のお湯を排水する際、新しいお湯が流れることで配管内の汚れを洗い流してくれる仕組みです。

ただし、配管内には、お湯や水だけでは取りきれない汚れや菌が実際にはあります。洗浄機能がついていたとしても2~3ヵ月に1度は除菌可能な洗浄剤を使用して、風呂釜掃除を行ってください。

風呂釜掃除をしたことがない?風呂釜掃除の必要性とは

風呂釜掃除をしたことがない?風呂釜掃除の必要性とは

風呂釜の掃除を怠るとどうなるのでしょうか。ここでは、風呂釜掃除の必要性について、風呂釜にたまる汚れや風呂釜の汚れを放置するリスクに注目して解説します。また、ガス給湯器などとは異なるエコキュートの掃除についても解説しますので、参考にしてください。

風呂釜にたまる汚れとは?

風呂釜にたまる汚れで最も多いのが、皮脂汚れです。皮脂汚れは人間の体から分泌される皮脂の汚れで、皮膚や体毛についていたものが湯船の中で剥がれ落ちて漂います。その汚れが浴槽の配管に入り込んで蓄積されてしまうのです。

次に、水アカも風呂釜にたまる汚れとして多い傾向です。水アカは水道水に含有されているミネラル成分が固まり、頑固な白い汚れとなって配管内にたまります。基本的にお風呂のお湯は水道水を使うため、水アカは人の入浴がなくても蓄積する汚れです。

また、お風呂に入れる入浴剤が風呂釜汚れの原因になる場合もあり、中でもバスオイルやバスソルトなどは注意が必要です。バスオイルの油分は、皮脂汚れなど他の汚れと一緒に配管内にへばりつきやすく、バスソルトはサビの原因にもなります。

風呂釜を洗浄しないとどうなるの?

風呂釜を洗浄しないで放置すると、皮脂汚れや水アカなどの汚れが配管内に蓄積し続け、ある程度まで達するとお湯が臭くなります。そして、白い浮遊物や黒いカスが配管内から出てきて湯船に漂うことになるでしょう。さらにひどい場合は、風呂釜内の雑菌が増え、皮膚や粘膜の感染症を招いてしまうケースもあります。

風呂釜の中で繁殖する菌には黄色ブドウ球菌や大腸菌がありますが、中でも最も注意したいのがレジオネラ属菌です。人間の体内にレジオネラ属菌が侵入すると、レジオネラ症に感染するリスクがあり、咳や発熱、筋肉痛といった症状が現れます。特に、免疫力の低い幼児や高齢者などはレジオネラ症に感染する可能性が高いため、注意が必要です。

風呂釜掃除を行うべき頻度とは?

風呂釜掃除を行うべき頻度とは?

お風呂が雑菌だらけにならないためにも、風呂釜の掃除は定期的に行う必要があります。一つ穴タイプの風呂釜掃除は、2~3ヵ月に1回程度の掃除で問題ありません。ただし、入浴回数が多く風呂釜が汚れやすい環境になっている場合は、月に1回など掃除の頻度を増やすことをおすすめします。

家族の人数が多く、追い焚き機能をよく使用するご家庭では、思っている以上に汚れが蓄積されている可能性もありますので、風呂釜掃除の回数を増やしてみましょう。水圧を利用して洗浄する二つ穴タイプの風呂釜は、月に1回程度は掃除を行うのがベストです。

エコキュートの場合はどうなるの?

ガス給湯器などとは異なるエコキュート(自然冷媒ヒートポンプ給湯機)は、空気の熱を利用するヒートポンプ技術により、お湯を沸かすことができる家庭用給湯システムです。安い時間帯の夜間電力を活用して効率的にお湯を沸かせるので、ガス給湯器よりランニングコストを抑えられます。

ここでは、パナソニック製の場合の掃除方法をご紹介します。

  • 浴槽の穴から10cm以上になるようにお湯を残す
  • 浴槽のお湯に洗浄剤を投入して溶かす
  • 浴室のリモコンメニューにある「諸設定」から「洗浄運転」を選択して決定ボタンを押す
  • 配管掃除が終了したあと、浴槽のお湯を排水する
  • 再度、浴槽の穴から10cm以上になるようにお湯をためる
  • すすぐために、浴室リモコンメニューの「諸設定」から「洗浄運転」を選択して決定ボタンを押す
  • すすぎ終了後、浴槽のお湯を排水して浴槽内を掃除する

エコキュートは、パナソニック以外にも三菱電機や日立、東芝、ダイキン、コロナなどさまざまなメーカーから出ています。基本的には、どこのメーカーも掃除手順は似ていますが、リモコンメニューの取り扱いに違いがあるため、手持ちまたは公式サイトの取扱説明書をよく読んでから行いましょう。

また、風呂釜掃除用の洗浄剤は「一つ穴タイプ」と「二つ穴タイプ」の2種類あり、エコキュートの掃除を行う場合は一つ穴タイプを使用します。エコキュートの洗浄は、メンテナンスの意味も込めて定期的に行うことを習慣にしましょう。1~2ヵ月に1回掃除するのが望ましいですが、最低でも半年に1回は掃除することをおすすめします。

風呂釜掃除はプロに頼むのもおすすめ

風呂釜掃除はプロに頼むのもおすすめ

風呂釜の掃除を定期的に行っていたとしても、本当にキレイになっているのか目で確認することは難しいのが実情です。また、「せっかく洗浄するなら徹底的にキレイにしたい」と思う方もいるかもしれません。そのような場合は、プロに風呂釜掃除を頼むのもおすすめです。

プロに配管掃除を依頼するのがおすすめのケースとは?

プロに配管掃除を依頼するのがおすすめのケースは、以下の通りです。

  • 最低でも2年以上、配管掃除をしていない場合
  • 中古物件に住んでいる場合
  • 大家族でお風呂の使用頻度が高い場合
  • お風呂や給湯器をリフォームしたけれど配管はそのままの場合
  • 免疫力の低い幼児や高齢者がいる家庭の場合

上記のケースでは、配管内部の汚れがひどくなりこびりついている可能性が高いため、配管掃除を検討する必要があります。また、免疫力が低い年齢の家族がいる場合も健康面を考えると、配管掃除の必要性は高いです。

ご家庭によって配管内部の汚れ具合は異なりますが、見えない部分の汚れは意外に進行している場合もあるので、一度プロに配管掃除を依頼してリセットするのもおすすめです。

市販の洗浄剤では落としきれなかった汚れも、プロが扱う洗浄機でごっそりと汚れを落とせるでしょう。また、プロによる徹底した風呂釜掃除を行うことで、毎日のお風呂掃除がラクになるのもメリットです。

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追い焚き配管洗浄を検討中の方におすすめのサービスが、「くらしのセゾン 追い焚き配管洗浄」です。創業28年というハウスクリーニングの信頼と実績があり、高い技術力を持つスタッフが丁寧に対応します。また、土日祝日に依頼した場合の追加料金がないのも、くらしのセゾンを利用するメリットのひとつです。

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おわりに 

一日の疲れを癒すバスタイムでは、キレイなお湯につかりたいと考える方も多いでしょう。風呂釜の汚れは、定期的に掃除を行わないと深刻な健康被害を及ぼす可能性もあります。風呂釜掃除をしたことがない方や2年以上風呂釜掃除をしていない方は、一度プロの力を借りてキレイにするのもおすすめの方法です。風呂釜の掃除を行いキレイなお湯で入浴を楽しんでください。

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