墓じまいとは、お墓からご遺骨を取り出して墓石を撤去し、土地の使用権を管理者に返還することです。「お墓の承継者がいない」「お墓の管理が難しい」という悩みを解消する手段として注目されています。今回の記事では、墓じまいの具体的な手続き方法や必要な書類、費用相場などについて解説します。墓じまいでは行政上の手続きを踏むことが定められているため、今回の記事を参考にして正しい方法を知っておきましょう。
- 高齢化の進行やお墓の承継者不在などが原因で、墓じまいを選択する方が増えている
- 墓じまいを行う際は、トラブルを避けるためにも家族や親族、お寺側と事前に話し合うことが大切である
- 墓じまいでは、主に「改葬許可申請書・埋葬証明書・改葬先の受け入れ証明書」が必要になる
- 墓じまいでは「墓石の撤去費用」「書類の発行手数料」「離檀料」などの費用が発生する
墓じまいの必要性
お墓は従来まで、先祖代々引き継ぐことが一般的でした。しかし、未婚率の上昇や少子化の影響もあり、「お墓を引き継ぐ方がいない」というケースも増えています。子どもがいたとしても、遠方に住んでいるとお墓の世話をする機会も少なくなるでしょう。
上記のような理由で、お墓を引き継ぐ方がいない場合などに実施されるものが「墓じまい」です。まずは墓じまいの概要やメリット、デメリットをチェックし、必要性を確認しておきましょう。
墓じまいとは
墓じまいとは、ご遺骨を取り出して墓石を撤去し、墓所を更地にしたうえで土地の使用権を寺院などの管理者に返還することです。単に墓石を撤去するだけでなく、「必要な手続きを行い新しい納骨先を用意する」という一連の流れを含めて墓じまいと考えることが一般的です。
墓じまいを行うにあたって、勝手にご遺骨を移したり廃棄したりすることは「墓地、埋葬等に関する法律」で禁止されています。後述の改葬許可申請書や埋葬証明書などの必要書類を揃え、正しい手続きを踏んで実行しましょう。
参照元:厚生労働省 | 墓地、埋葬等に関する法律(昭和23年5月31日法律第48号)
墓じまいをするメリット
墓じまいをするメリットとしては、主に以下が挙げられます。
- お墓の維持管理に手間がかからなくなる
- 金銭面の負担を軽減できる
- 無縁仏になることを防げる
お墓の維持管理には、手間や時間がかかります。定期的にお墓を訪れて掃除したり管理者に挨拶したりする必要があるため、その都度予定を調整しなければなりません。特に、ご自身の居住地よりも遠方にお墓がある場合、スケジュール調整も大変でしょう。仕事やプライベートで忙しい方にとっては、大きな負担となります。墓じまいをすれば、上記のような維持管理の手間をかけなくて済みます。
金銭面の負担を軽減できる点も墓じまいのメリットです。お墓を保有する間は、寺院や霊園などに管理費用を支払う必要があります。墓じまいを行い土地の使用権を管理者に返還することで、それ以降は管理費用を支払う必要がなくなります。
また、墓じまいを実行すれば、無縁仏になることも防げます。無縁仏になると強制的にお墓を撤去されるため、あとから「別の場所に移したい」と希望しても受け入れてもらえません。最後まで希望の場所に納骨するためにも、墓じまいが必要です。
墓じまいによるデメリット
一方で、墓じまいによるデメリットとしては、以下が挙げられます。
- 新しい納骨先を決めたり行政上の手続きをしたりなどの手間がかかる
- 墓石の撤去に工事費用がかかる
- 家族や親族、お寺とトラブルに発展するケースがある
前述したように、墓じまいを行う際は必要な書類を揃えて手続きしなければなりません。お寺や改葬先など、さまざまな場所で記入してもらう書類が多いため、人によっては手続きを面倒に感じるでしょう。また、新たに納骨先を探す手間も考慮しなければなりません。
また、墓石の撤去費用も墓じまいのネックポイントです。具体的な内容は後述しますが、墓石撤去の際は「墓地1平方メートル当たり100,000円程度」の費用が発生します。お墓の規模が大きければ、さらに費用は膨らみます。今後はお墓の管理費用が不要になるとはいえ、一時的に数十万円単位の出費があるのは痛手です。
場合によっては、家族や親族、お寺とトラブルになることもあるため注意しましょう。家族や親族の中には「先祖代々のお墓を撤去したくない」と考える方もいます。お互いに納得したうえで墓じまいを行わなければ、あとからトラブルに発展するかもしれません。
また、お墓を所有するお寺側としても、できれば墓地を使い続けてほしいという希望があります。墓じまいではお寺側の承認も必要となるため、じっくり話し合い納得してもらうことが必要です。
墓じまい全体の流れ
具体的な墓じまいの流れは以下のとおりです。行政上の必要な手続きも含めて確認しておきましょう。
- 家族や親族に墓じまいの同意を得る
- 改葬方法を決める
- 現在のお墓の管理者に墓じまいしたいことを伝える
- 墓石を撤去してくれる解体会社を探しておく
- 必要な書類を揃え、役所に提出する
- 閉眼供養を行う
- 改葬を行う
家族や親族に墓じまいの同意を得る
まずは家族や親族と話し合い、墓じまいを行うことに対する同意を得ましょう。
前述したように、家族や親族の中には先祖代々のお墓を撤去することに抵抗を感じる方もいます。そのような方の意向を無視して墓じまいを進めると、人間関係に亀裂が入り修復が難しくなるかもしれません。トラブルを防ぐためにも、必ず家族や親族同士で話し合いをし、了承を得ておきましょう。
話し合いの中で、墓じまいの理由や今後のご遺骨の管理方法なども丁寧に説明できれば、納得してもらいやすくなります。また、話し合いをする中で「新たにお墓の管理者になりたい」と申し出る方がいるかもしれません。もしかすると墓じまいをしなくて済むかもしれないため、必ず事前に話し合いましょう。
改葬方法を決める
家族や親族の同意を得たら、墓じまい後の改葬方法を決めましょう。墓じまいでは後述の「改葬許可申請書」という書類が必要なのですが、作成時に新しい納骨先の住所を記入しなければなりません。書類がなければ手続きを進められないため、事前に新しい納骨先を決めておきましょう。
墓じまい後の改葬方法には、以下のように多くの選択肢があります。
- 別のお寺や霊園にお墓を建てる
- 永代供養墓(お寺や霊園側に管理してもらえるお墓)に納骨する
- 納骨堂(建物内の専用スペースに納骨し管理してもらう方法)を活用する
- 手元供養(ペンダントやミニ骨壷などでご遺骨を保管する方法)を行う
- 自然葬(海や山に散骨したり樹木の根元にご遺骨を埋めたりする方法)で弔う
従来と同じようなお墓に移すだけでなく、永代供養墓で他のご遺骨と一緒に管理してもらったり散骨したりする方法もあります。霊園によってはお墓の募集期間が決まっているため、事前に確認しておきましょう。
ただし、「他のご遺骨と一緒に保管するのは抵抗がある」「ご遺骨を撒きたくない」など、今までと異なる方法に不安を感じる方もいるはずです。こうした不安を解消するためにも、話し合いの段階である程度、新しい納骨先の候補を説明できると良いでしょう。
現在のお墓の管理者に墓じまいしたいことを伝える
家族や親族だけでなく、現在のお墓の管理者であるお寺や霊園に「墓じまいをする」という旨を伝えましょう。
お寺がお墓を管理している場合、スムーズに墓じまいを受け入れてもらえないことがあるため要注意です。お寺側からすると、墓じまいを行うことで墓地の管理費用を受け取れなくなり、収入減少につながります。とくに、ご自身の家が檀家である場合は寄付金も減るため、お寺側からすると大きな痛手です。
強制的に墓じまいを進めてしまうと、必要書類に記入してもらえなかったり、相場以上の離檀料(今までお墓をお世話してもらったことに対するお礼)を請求されたりすることがあります。トラブルを防ぐためにも、まずは今までの感謝の気持ちを伝え、墓じまいの理由を丁寧に伝えましょう。
墓石を撤去してくれる解体会社を探しておく
家族やお寺との同意を得て新しい納骨先も見つかったら、墓石を撤去する解体会社を見つけましょう。
墓石の撤去費用は解体会社ごとでさまざまです。撤去費用の目安としては、「墓地1平方メートル当たり100,000円程度」といわれています。お墓の大きさや石材の種類、形などによって異なるため、複数の解体会社に見積もりを依頼すると良いでしょう。相見積もりを依頼することで、相場感を正しく把握したうえで料金交渉の材料にもなります。
見積もりを出してもらう際は、詳細な項目を洗い出してもらえると安心です。ただし、お寺にある墓地の場合は、解体会社を指定される場合があります。
必要な書類を揃え、役所に提出する
墓じまいの際は役所の許可が必要です。以下の必要書類を揃えて、役所に提出しましょう。
- 改葬許可申請書
- 埋葬証明書
- 改葬先の受け入れ証明書
改葬許可申請書については「ご遺骨1柱につき1枚」が必要です。そのため、可能な限りお墓の中にあるご遺骨の数を把握しておきましょう。書類の具体的な内容については後述します。
閉眼供養を行う
「閉眼供養」とは、墓石に入っている仏様の魂を抜く儀式のことです。閉眼供養を行うことで墓石が普通の石に戻り、解体できるようになります。閉眼供養では、僧侶がお墓の前で読経を行ってくれます。
閉眼供養は慣習のひとつであるため、必ずしも行う必要はありません。しかし、閉眼供養を済ませていないと解体作業を行ってもらえないケースが多いため、注意しましょう。
閉眼供養が終わり墓石を撤去し、更地に戻したら墓じまいは完了となります。短期間で墓じまいを完了させるために、閉眼供養とご遺骨の取り出し、および解体作業を同日に行うことが一般的です。
改葬を行う
墓地から取り出したご遺骨を別の場所に移して、改葬を完了させましょう。改葬方法としては、前述のとおり別のお寺にお墓を建てたり納骨堂に納めたりなど、さまざまな種類があります。
なお、長年墓地に納められていたご遺骨は、汚れていたり水分を含んでカビが生えたりしていることがあるため要注意です。汚れが目立っていれば洗骨してもらい、キレイにしてから次の納骨場所へ移しましょう。
また、公共交通機関を使ってご遺骨を運搬する際は、周囲への配慮が必要です。ご遺骨を運べる専用バッグなどに入れて、外からわからないように運搬しましょう。
墓じまいに必要な書類と手続きの手順
墓じまいに必要な書類について詳しく解説します。具体的な手続き内容にも触れているので、墓じまいを行う際の参考にしてみてください。
準備する書類
墓じまいに必要な主な書類は以下のとおりです。
- 改葬許可申請書
- 埋葬証明書
- 改葬先の受け入れ証明書
それぞれの入手方法や記載内容について詳しく解説します。
改葬許可申請書
「改葬許可申請書」とは、墓地がある自治体から墓じまいの許可を得るための書類です。行政の窓口で受け取るか、ホームページからダウンロードしましょう。改葬許可申請書には以下のような情報が必要です。
- 申請者の署名捺印
- 申請者と埋葬されている方の続柄
- 埋葬されている方の情報(氏名・性別・住所・本籍・没年月日など)
- 改葬理由
- 改葬先の住所
- 解体会社の情報
原則として「ご遺骨1柱につき1枚」が必要ですが、自治体によっては1枚で済む場合があります。また、詳細な記載項目も自治体で異なるため、事前に確認しておきましょう。
なお、墓じまいを申請する人と墓地の使用者が異なる場合は、「改葬承諾書」も必要です。改葬承諾書も窓口やホームページからのダウンロードによって取得できます。自治体によっては改葬許可申請書の項目として含まれているため、確認しておきましょう。
埋葬証明書
「埋葬証明書」とは、ご遺骨が現在の墓地に間違いなく埋葬されていることを証明する書類のことです。現在の墓地の管理者に記入してもらいます。管理者の運営母体によって入手先が変わるため注意しましょう。
現在の墓地の場所 | 入手先 |
寺院 | お寺 |
公営墓地や霊園 | 各自治体の窓口 |
民営墓地や霊園 | 管理事務所 |
改葬許可申請書の項目として含まれているケースもあります。その場合は自分で書類を入手してから、現在の墓地の管理人に記入してもらいましょう。
改葬先の受け入れ証明書
「改葬先の受け入れ証明書」とは、改葬先に納骨できることを証明するための書類です。受け入れ証明書は、各自治体のホームページでダウンロードするか、改葬先の事務所で発行してもらいましょう。
受け入れ証明書では、以下のような情報を記載します。
- 改葬先の住所
- 改葬先の管理者の名前
- 改葬元の墓地の住所
- 申請者の名前や住所
- 電話番号
- 埋葬されている方の情報(指名・住所・申請者との続柄など)
自治体によっては、受け入れ証明書がなくても改葬許可申請書に新しい納骨先を記入すれば問題ないケースもあります。また、改葬許可申請書の項目として含まれていることもあるため、事前に確認しておきましょう。
ただし、散骨や手元供養、自宅納骨などの場合は受け入れ先がないため、各自治体への相談が必要です。
役所での手続き
下記3つの書類を役所に提出して、改葬許可証を発行してもらいましょう。書類を提出する際は、運転免許証などの本人確認書類が必要です。改葬許可証は新しい納骨先でも必要になるため、大切に保管しましょう。
- 改葬許可申請書
- 埋葬証明書
- 改葬先の受け入れ証明書
なお、改葬許可証の発行には時間がかかります。改葬許可証が発行されなければ、ご遺骨の移動や墓石の撤去を行えません。スムーズに墓じまいを終わらせるためにも、スケジュールに余裕を持たせて手続きしましょう。
墓じまいにかかる費用相場
墓じまいを行う際は、閉眼供養を行ったり必要書類を揃えたりと、さまざまな作業が発生します。各作業では費用が発生するため、どれくらいの負担になるかを事前に予測しておきましょう。
項目 | 費用相場 |
墓石の撤去や解体にかかる費用 | 墓地1平方メートル当たり100,000円程度 |
役所などの手続きに必要な費用 | 1通当たり数百〜1,000円程度 |
閉眼供養にかかる費用 | 10,000〜50,000円程度 |
離檀料 | 10,000〜200,000円程度 |
改葬にかかる費用 | 改葬方法ごとで大きく異なる |
墓石の撤去や解体にかかる費用
墓石の撤去や解体にかかる費用の目安は、「墓地1平方メートル当たり100,000円程度」です。特殊な墓石を使っていたり敷地面積が広かったりすると、相場より費用は上がります。
また、敷地面積が狭い場合でも、以下のようなケースでは料金が加算されるため注意しましょう。
- スペースが狭くクレーン車が入らない
- 山の上など、工事が難しい場所に墓地がある
- ひとつの区画内に複数の石碑が並んでいる
- 通常よりも強固な基礎工事が行われている
状況によって費用は変動するため、解体会社に詳細な見積もりや値段の根拠を出してもらいましょう。
役所などの手続きに必要な費用
改葬許可申請書や埋葬証明書、受け入れ証明書の発行時に費用が発生するケースがあります。ダウンロードで済む場合は無料ですが、自治体によっては手数料として「1通当たり数百円〜1,000円程度」が必要になるため、事前に確認しておきましょう。
閉眼供養にかかる費用
閉眼供養の際は、僧侶に対してお布施を包むことが一般的です。お布施の金額は「10,000〜50,000円程度」が相場となります。お寺との関係性によっても変動するため、金額で迷ったら相談しましょう。
離檀料
離檀料とは、ご自身が菩提寺から離れる際に今までのお礼の気持ちとして渡すお金のことです。離檀料は宗派や寺院などによって異なるため、事前に確認しましょう。相場としては「10,000〜200,000円程度」が目安です。
改葬にかかる費用
改葬にかかる費用は、納骨や供養の方法によって大きく異なります。以下で改葬方法ごとの費用目安をまとめましたので参考にしてみてください。
改葬方法 | 費用相場 |
手元供養 | 数万円程度 |
散骨 | 数万〜30万円程度 |
合葬墓 | 数万〜30万円程度 |
永代供養墓 | 数万〜200万円程度 |
納骨堂 | 30万〜200万円程度 |
新規のお墓建立 | 200万円程度 |
改葬方法によって費用の振れ幅が大きいため、ご自身の希望と照らし合わせて予算を考えることが大切です。
墓じまいが増えているのはなぜ?
そもそも、なぜ墓じまいが増えているのでしょうか。墓じまいが増えている背景として、大きく以下2つの理由が考えられます。
- お墓が遠方にあり管理が難しい
- お墓の管理をする人がいなくなってしまう
お墓が遠方にあり管理が難しい
お墓が遠方にある場合、物理的に管理が難しくなり墓じまいせざるを得ないケースがあります。
就職や結婚などを機に、お墓のある地元から離れて暮らす方も多いでしょう。仕事やプライベートが忙しくなれば地元に帰る機会も少なくなり、お墓参りの回数も減ってしまいます。特に地元からの距離が離れるほど、頻繁に帰ることは難しいでしょう。人によっては、お盆休みなど長期休暇の際にしか帰らないこともあります。
上記の状況が続いてお墓の掃除や管理が疎かになれば、雑草や汚れが放置されてしまい、余計に管理が難しくなります。とはいえ、お墓の管理のためにわざわざ帰るということを、手間に感じる方は多いでしょう。
墓じまいを行えば、上記のようなお墓の管理に手間を取られる心配がありません。
お墓の管理をする人がいなくなってしまう
そもそも「お墓の管理をできる人がいない」ということも、墓じまいが増えている原因のひとつです。
現在は高齢化が進行しているため、体力的に墓地まで行けなくなる方も増えています。また、「生涯独身でいたい」「子どもは授からない」という理由で、お墓の承継者自体も少なくなっています。こうした状況下でお墓が無縁仏にならないよう、墓じまいを選択する方が増えているのでしょう。
中には、承継者がいたとしても「家族にお墓の維持管理の手間をかけさせたくない」と考えて、墓じまいを選択する方もいます。
このように、生活スタイルや価値観の変化によって、今後も墓じまいを選択する方は増えていくでしょう。もし「お墓を管理できる人がいないため、墓じまいをするか迷っている」「墓じまいを考えているが、次の納骨先が決まらない」などの悩みを抱えている場合は、「セゾンの相続 お墓探しサポート」もご活用ください。
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おわりに
墓じまいとは、ご遺骨を取り出して墓石を撤去し、土地の使用権を寺院などの管理者に返還することです。「お墓の承継者がいない」「高齢化でお墓の管理が難しくなった」などの理由で、無縁仏になる前に墓じまいを選択する方が増えています。
墓じまいを行う場合は、事前に家族や親族と話し合うことが大切です。先祖代々のお墓を撤去することに抵抗を感じる方がいるのであれば、丁寧に理由を説明し安心してもらうことが必要になります。
墓じまいを行う際は定められた手続きを踏む必要があるため、今回の記事を参考にして適切な手順で実施しましょう。
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