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「霊園落語」と最新のお墓事情<前編>~ここがポイント!後悔しないお墓選び~

セゾンのくらし大研究 編集部

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2021年12月13日、川崎市麻生区の川崎清風霊園管理事務所で、「霊園落語(告知チラシ)」が開催されました。

川崎清風霊園は、小田急多摩線栗平駅から徒歩約9分。2013年4月に開園した総面積21,132.38㎡、総区画数2,958区画の霊園です。緑豊かな環境にあり、正門の目の前には、Jリーグの川崎フロンターレの練習場「川崎フロンターレ麻生グラウンド」が、芝生の色も鮮やかに広がっています。

「お墓の選択肢が増えた昨今、後悔しないお墓選びをするためには、さまざまな種類のお墓の比較検討が何よりも大切。近隣住民の皆さんに、楽しく情報提供できる機会を設けられたら・・・」という霊園の思いを受け、笑点でおなじみの林家木久扇門下の若手真打・林家ひろ木さんに、新作落語「こんなお墓は嫌だ」にアレンジいただいた上で、本邦初公開に至った次第です。

林家ひろ木さんは、「落語と津軽三味線の二刀流」で知られており、津軽三味線のパフォーマンスも圧巻でした。

落語の後には、霊園のスタッフの飯山礼音さん(下記写真の右)によるミニセミナーに加え、霊園内のさまざまな種類のお墓を実際にご案内いただく「霊園ツアー」も。当日の様子を振り返りながら、最新のお墓事情とお墓選びのポイントについて、改めて頭の整理を行ってみたいと思います。

新作落語「こんなお墓は嫌だ」で、さまざまな種類のお墓の特色を整理

新作落語「こんなお墓は嫌だ」は、さまざまな種類のお墓のチラシを見ながら、お墓選びについて「ああでもない、こうでもない」と議論する年配の夫婦の噺。「こんなお墓はどう?」と矢継ぎ早に畳みかける妻に対し、「あれは嫌だ、これも嫌だ」と他愛もない理由をつけてかわす夫・・・。一般に終活に前向きな女性とギリギリになるまで腰を上げない男性の特徴をよくとらえていて、会場からも笑い声が湧き上がります。最終的に「川崎清風霊園以外のお墓は嫌だ」とのオチがつくのですが、噺の中で妻が提案する「樹木葬」「海洋散骨」「納骨堂」の3種類について、それぞれの特色を整理してみたいと思います。これらはいずれも多くの方が身近な問題としてとらえている「お墓の承継者がいなくなるリスク」に対応可能な埋葬形態として、取り上げられる機会が増えています。

樹木葬

墓石の代わりに樹木をシンボルとするお墓のことです。ただ、一言で樹木葬といっても、さまざまなタイプがあります。自然豊かな場所で、植樹した木の下や自生している木の下に埋葬する「里山型」は、「自然に還る」というイメージに近いでしょう。ロッカー型の納骨壇などの前にシンボルツリーを植える「シンボルツリー型」、西洋庭園風に整備された花と緑にあふれる区画に埋葬する「ガーデニング型」などは、都市型の樹木葬といえます。こうした都市型の樹木葬の場合、永代供養プランがセットされており、一定期間遺骨を安置した後、寺院の敷地や霊園内に併設された合同永代供養墓に合祀することが前提となっているものも多いようです。

海洋散骨

パウダー状に細かく砕いた遺骨を、船の上から海面に撒く埋葬方法です。船上で個人を偲び、見送るセレモニーとしての性格も強く、「船上でのお葬式」ととらえることもできます。「お墓を持たない」という選択肢でもありますが、すべての遺骨を散骨してしまうと、「お参りの対象や心の拠り所がなくなってしまった・・・」ということもあるため、遺骨の一部を手元に残し、ミニ骨壺などに収蔵して手元供養を行っている方もいます。

納骨堂

屋内に遺骨を納める施設のことをいいますが、最近は駅から近い便利な立地のものも多く、天候を気にせずお参りできるというメリットもあります。主に固定式(仏壇式・ロッカー式など)と自動搬送式の2タイプに分けられ、自動搬送式では、ICカードで呼び出すと、遺骨を収蔵した「厨子(ずし)」が、参拝ブースまで自動的に運ばれてきます。承継者がいなくなっても永代供養してもらえる場合が多くなっています。

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数え方によっては50種類以上?多くの選択肢から自分にピッタリのお墓を選ぶには?

落語の後のミニセミナーでは、いきなり「50」という衝撃的な数字が飛び出しました。飯山講師によると、現在存在するお墓の種類は、数え方によっては50種類以上もあるそうです。「樹木葬」「納骨堂」などと一括りで呼ばれていても、実はさまざまなタイプに分類することが可能で、数え方によっては本当に50種類以上存在するかも知れません。 

少子化・核家族化に伴い、「家を大事にする社会から個を尊重する社会へ」「お墓は承継していくものという共通認識のある社会からお墓の承継が困難な社会へ」といった変化が急速に進む中で、「今を生きる方たちの多様なニーズ」にきめ細やかに対応するため、お墓の種類はどんどん増え、今もなお増え続けているそうです。

これは、消費者にとっては、本来歓迎すべきことなのですが、あまりにも選択肢が増えすぎたために、かえって困惑している消費者も多いとか。「お墓は人生最後の買い物。その最後の買い物で、後悔しないで欲しい。お墓選びの際は即断するのではなく、さまざまなタイプのお墓を比較検討した上で、最良の選択を」という飯山講師の訴えかけは、非常に納得がいくものでした。

ミニセミナー終了後は、「霊園ツアー」。やはり、さまざまな選択肢を比較検討する上では、実物を自分の目で見るのが一番です。霊園内の永代供養墓(永代供養付きプランを含む)を中心にご案内いただきましたが、その模様は<後編>で詳しくお伝えしたいと思います。

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