【遺品整理】美術品・骨董品を買い取ってもらう場合の見逃してはならないポイントとは?

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【遺品整理】美術品・骨董品を買い取ってもらう場合の見逃してはならないポイントとは?

「実家の遺品整理を事業者にお願いしたいと思うが、亡くなった母が大切にしていた茶道具や掛け軸がたくさんある。価値があるものなのかどうかよく分からないが、他の不用品と一緒に処分してしまうのは忍びない・・・」「老人ホーム入居に備え、生前整理をしているが、趣味で買い集めてきた絵画に子どもたちは興味がない。この機会に手放そうと思って・・・」。シニアライフよろず相談室には、このようなご相談が数多く寄せられます。

こうした場合、信頼できる提携事業者をご紹介していますが、法外な安値で買いたたき、強引に持ち去ってしまう「押し買い」など、ごく一部の悪質事業者の問題行為についての報道などを見て、買い取り事業者全般に対して、不信感や警戒感をお持ちの方が多いのも事実です。「査定・買い取りに立ち会って欲しい」とのご依頼をいただくこともあり、実際に美術品・骨董品の査定・買い取りの現場に何度も立ち会ったことがあります。今回は、そんな実体験を踏まえ、美術品・骨董品を買い取ってもらう場合のポイントについて、まとめてみました。

1.まずは無料査定から ~メール査定やLINE査定、出張査定も~

遺品整理の場合、美術品・骨董品の多くは相続人にとって「価値がよく分からない」ものであることが多く、「まずは査定してもらい、価値があるものかどうか、はっきりさせたい」というニーズがあります。仮に極めて価値が高いものであった場合、相続税額に影響するケースもあるため、そういう意味でも正当な価値の把握は重要です。

最近は、スマホで撮影した美術品・骨董品の写真をメールやLINEで送信すれば、無料で簡易査定をしてくれる事業者も増えていますので、気軽に活用してみると良いと思います。その際、さまざまな角度から撮影し、作者のサインや箱(存在する場合)の写真も漏れなく添付するのがポイントです。

また、非常にたくさんの対象物があり、「いちいち写真撮影するのは大変だし、買取事業者の店舗に持っていくのも一苦労」というケースもあります。このような場合は、買取事業者に自宅に来てもらう出張査定も可能です。しっかりした事業者の場合、出張料や査定手数料はかかりません(相続税申告等に使用する鑑定書を依頼する場合は、別途手数料が必要です)。

査定後に売却するかどうかは任意ですので、査定額に納得がいかなければ売却する必要はありません。「せっかく来ていただいたのに、何も売却しないのは心苦しい・・・」などと気を遣う必要はありません。

2.流行や需給バランスに左右される買い取り価格

美術品・骨董品の価値は、「著名芸術家の作品か」「保存状態は良好か」といった点についてはもちろんですが、流行や需給バランスにも大きく左右されます。買取事業者は、買い取った美術品・骨董品を、美術商などに販売したり、プロが集まるオークションにかけたりします。こうしたマーケットで「時価商品としてどれくらいの価格で取引できそうか?」ということが、査定額に反映されます。絵画は流行の影響を受けやすいジャンルの代表格で、近年は、草間彌生、奈良美智などに代表される現代アートの独壇場。量産可能な版画ですら、高値がつくことがあるといいます。

一方、需給バランスの面から査定額が下降傾向にあるのが、茶道具や着物など。茶道人口の減少や着物を着る機会の減少など、実用面での需要の減少は明らかです。とはいえ、「本物」の価値はやはり強く、著名芸術家が手掛けた保存状態の良い茶碗などには、1点で数百万円の値段がつくこともあるそうです。

3.売却にあたっては、関係者間での話し合いが重要

美術品・骨董品は、実際に専門知識のある担当者に査定してもらうと、思ったほどの価値がなく、がっかりするケースが大半です。六畳一間に所狭しに並べられた掛け軸、茶道具、絵画などを何時間もかけて丁寧に査定してもらった結果、全部で2~3万円程度にしかならなかったというようなケースも数多くあります。「購入した際の値段や経緯が明確で、著名芸術家の作品であることが確実」というような場合以外は、過度に期待しない方が良いでしょう。

ご依頼者の多くは、「価値を把握したい」というニーズに加え、「モノの整理をしたい」というニーズも強くお持ちなので、「ちょっとがっかりだけど、これら全て、その値段でお願いします」と引き取ってもらうケースが多いのですが、特に遺品整理の場合、これが相続人の間にいざこざをもたらす火種になることがあります。

売却した事実や売却価格を伝え聞いた他の相続人から、「あの掛け軸はもっと高く売れたはず」「あの茶道具は、私が形見分けで欲しかったのに」などと苦情が入ることがあるのです。こうした事態を招かないよう、売却にあたっては、事前に関係者間で方向性について話し合いの機会を設けておくべきだと思います。関係者全員で査定の現場に立ち会い、全員の合意形成がなされたものだけを売却するという手もあります。

まれに「先日買い取ってもらった美術品・骨董品一式の中で、あの掛け軸だけ返却してもらうことは可能ですか?妹が自分の家の床の間に飾りたいといい出して・・・」というようなケースもありますが、しっかりした買取事業者は、クーリングオフ制度を導入していますので、クーリングオフ期間中であれば、対応してもらえます。

4.信頼できる買い取り事業者の選び方

ごく一部の悪質事業者の問題行為がクローズアップされることがありますが、業界には良心的で信頼できる買取事業者がたくさんあります。事業者選びにあたっては、「無料査定に対応してくれるか」「査定額に納得がいかない場合は売却しなくても良いか」「売却の際には契約書などの書面をきちんと交わすのか」「クーリングオフ制度は導入されているか」といった点について、確認してみると良いと思います。

また、「実店舗を構えているか」という点も大きな評価ポイントになります。長年その地域に根付き、堂々と営業している実店舗の存在は、やはり信用の証と考えることができます。必要に応じ、最寄りの店舗の様子を事前に確認してみるのも良いと思います。

5.美術品・骨董品の買取事業者の紹介にかかるご相談は、シニアライフよろず相談室まで!

「美術品・骨董品の査定・買い取りをお願いしたいけれど、どの事業者に頼めば良いか分からない」という場合は、シニアライフよろず相談室にご相談ください。美術品・骨董品の種類やご要望の内容に応じ、複数の提携事業者の中から最適と思われる事業者をご紹介させていただきます。この機会にお気軽にお問い合わせください。

一般社団法人シニアライフよろず相談室

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