更新日
公開日

「ハリ・コシのある若々しい髪の毛で周りに差をつけたい!髪の毛の不調の原因や対策方法とは」

若々し髪の毛
セゾンのくらし大研究 編集部

執筆者
セゾンのくらし大研究 編集部

豊かなくらしに必要な「お金」「健康」「家族」に関する困りごとや悩みごとを解決するために役立つ情報を、編集部メンバーが選りすぐってお届けします。

自身の髪の状態というのは、気分のみならず行動にも影響を与えます。髪の毛元気がなくなれば、オシャレなヘアスタイルに挑戦できなくなり、人前に出るのがおっくうになり、髪の薄さが仕事の出来や恋愛に悪影響を与えてしまうこともあります。髪の毛を一本見れば、その方の健康状態が分かるともいいます。

「髪や肌を元気に若々しく」いられると良い仕事や充実したプライベートにもつながっていきます。

若い頃は、成長ホルモンの分泌も活発なため、髪の毛を染めたり、不適切なケアをしたり、徹夜で作業したりしても、髪の毛は生えてきてくれるものです。しかし、40代を超えると、元気な髪の毛が生える力や、防御力が弱まり、悪い習慣の影響をモロに受けることになってしまいます。

「いつまでもあると思うな若さと髪の毛」というテーマで、髪の毛不調の原因や、髪悩みの解消法について紹介します。

1.髪の毛を増やすも減らすも自分次第!?薄毛を招く悪い習慣や原因とは

悪習慣や強いカラーリングなど地肌が痛むことばかりしていると、髪が抜けてしまう原因となります。手間暇かけない、堕落した日々は、自身の身体にある大切な何かを失うことにつながります。

次では、薄毛を招く悪い習慣や原因を紹介しましょう。

1-1.動かない・歩かない習慣

生活をする上で便利になったこのご時世、新しい生活様式により家の中にいる時間が増えたことで、日本人の歩行数は減る一方です。

歩かない生活を続けていると、血流が悪くなりやすくなります。血液がスムーズに流れていないと、新鮮な酸素や栄養が毛乳頭に行き届きにくくなるので、髪の成長を妨げることになってしまうでしょう。

心臓よりも上にある頭に充分な血を巡らせるためには、「歩くこと・身体を動かすこと」が重要です。ご存知のとおり血は一日中、休みなく流れています。

普段歩いていない方は、歩く習慣をつけて、1日7000歩から8000歩ほど歩くことが大切です。

1-2.間違った食生活

髪の毛は、私たちが摂取する栄養によってできているので、食生活が乱れると、薄毛や抜け毛、パサパサの髪の毛へとつながってしまいます。例えば、脂ものや甘いものを食べすぎると、血液がドロドロになりやすくなったり、皮脂の過剰分泌を促したりして、発毛の促進を妨げてしまいます。

また、髪の毛に必要な栄養が不足するのも、薄毛の原因の1つです。人間が摂取した栄養というのは、生きる中枢となる心臓からまず吸収されていきます。

髪の毛はなくなっても生きていくことが可能なので、栄養素が回ってくる順番は一番最後となっているのです。

ファストフードやジャンクフードなどの加工商品は、ビタミンやミネラルに乏しい傾向があり、外食やコンビニ食に頼りっきりだと、薄毛を招いてしまうこともあります。

そして、体をサビさせる「酸化」や、「糖化」などが進行すると、肌トラブルを招くだけでなく、薄毛を引き起こす原因になることもあります。「抗酸化作用」がある栄養素を意識するなど、薄毛を引き起こさないためには、老化を防ぐ食事を意識することが大切です。

1-3.質の悪い睡眠

厚生労働省の調査によると、40代男女の半数が睡眠不足ともいわれています。加齢に伴い、睡眠と関係の深い神経の働きや、ホルモンの分泌能力が衰えて、睡眠の質が悪くなりがちです。

40代はまだまだ働き盛りであり、社会的な責任がより重くなって悩みも増えます。過労やストレスによって自律神経のバランスが崩れるのも、40代の方が睡眠不足や薄毛に陥りやすい原因といえるでしょう。

髪の毛の成長、修復、頭皮の新陳代謝には、成長ホルモンが関わっています。この成長ホルモンは、睡眠中、特に深い眠りである「ノンレム睡眠」時に、分泌が活発になります。慢性的な寝不足や睡眠の乱れが続くと、頭皮や髪の毛のあらゆるリスクを招いてしまうことになります。

2.薄毛に効果的!すぐにできる薄毛対策とは 

髪の毛を増やすために

薄毛は、栄養バランスの悪い食事や、不規則な生活を続けてきたこと、つまりご自身の選択により引き起こされます。これから生えてくるご自身の毛を守れるのは、あなただけです。

ここからは、すぐにできる薄毛の対策方法について紹介します。

2-1.正しいシャンプーで頭皮環境を整える

髪を育てるのは、頭皮なので、頭皮環境を改善すれば、太く元気な毛が生えやすくなります。頭皮ケアで大切なのは、毎日のシャンプーです。洗浄力の強いシャンプーで必要以上に皮脂を取りすぎると、バリア機能の低下を補うために皮脂を過剰に分泌させてしまいます。

皮脂は肌を守るバリアのようなものなので、育毛のためには、頭皮の皮脂が適度に肌を覆っている状態でなければいけません。

また、頭皮を傷つけないためには、シャンプーをしっかり泡立て、指の腹を使って頭皮を優しくマッサージするように洗うことが大切です。地肌や髪に優しく、保湿力がある安全性の高いシャンプーを使って毎日髪の毛を洗うことが、頭皮のバリア力機能を高め、髪の成長を維持することにつながります。

2-2.身体を動かす習慣を作る

前述した通り、栄養は血液を巡り、全身の器官や臓器に送り出され、最後の最後に髪の毛に届けられます。

つまり、いつも身体に不健康を抱えている方は、必然的に髪の毛の調子も悪くなるということになります。

歩いたり、動いたりすることで、健康状態を大きく向上させることができ、「頭皮の健康」を保つことにつながります。車を使わず徒歩で通勤したり、在宅勤務の方は1日20分~30分程度ウォーキングしたりするなど、歩く習慣を作ってみましょう。

スマホ向け歩数計アプリには、ポイントが貯まるタイプのものもあります。そのようなものを使えば、ゲーム感覚で楽しむことができ、モチベーションを維持しやすくなるのでおすすめです。

2-3.質の高い睡眠

睡眠が充実すれば、成長ホルモンが分泌されやすくなり、ホルモンや自律神経を味方につければ、頭皮も髪も元気になっていきます。

良質な睡眠は仕事のパフォーマンスを高めてくれるので、働く時間を余分に確保するために睡眠を犠牲にしているならば、早く寝た方が絶対に良いでしょう。

質の高い睡眠を目指すならば、「3・3・7睡眠」を習慣にしましょう。成長ホルモンが分泌されやすい寝始めの3時間を大切にし、午後10時から午前3時までの睡眠のゴールデンタイムには寝て、そして1日7時間は睡眠をとるようにすることが、髪の毛にとってベストな睡眠といえるでしょう。

お酒は睡眠の質を下げる恐れがあるので、飲み方や飲酒量には注意が必要です。スマホやパソコンなどのデジタル機器から発光されるブルーライトの光は、脳を覚醒させる作用があります。メール1件をチェックしただけで、エスプレッソ2杯分の覚醒作用があるともいわれているので、寝る前にスマホやパソコンで作業をするのは良くありません。

身体をほぐすストレッチや瞑想をしたり、読書や静かな音楽を聴いたりなど、良質な睡眠のためには心を落ち着かせるような習慣を意識しましょう。

2-4.髪の毛に良い食事とは

忙しい生活により、40代の方の食生活は乱れやすいでしょう。食のバランスを整えることで髪の毛の元気を取り戻せる可能性があるため、薄毛の方は栄養のバランスを考えた食事を意識することが大切です。

髪の毛の主成分は「ケラチン」と呼ばれるたんぱく質です。体内で合成されるケラチンの原料は、たんぱく質、亜鉛、ビタミンなので、食材を選ぶ時は、これらの栄養素に注目しましょう。またケラチンを合成する働きを行う亜鉛は、牡蠣、チーズ、豚レバー、ごま、アーモンドなどに多く含まれています。ケラチンの主成分であるアミノ酸を含むたんぱく質として、豚肉、鶏むね肉、マグロ、卵などがあるので、積極的に食べると良いでしょう。

血の巡りを良くしたり、免疫力を高めたりするためには、身体を温める食べ物を摂取することも大切です。

寒い地域で採れる食材や、冬が旬の食材、黒・赤・オレンジ色の食材などは身体を温める効果が高いのでおすすめです。

おわりに

病気などが原因ではない髪の毛の不調は、大体の場合血流の悪化や頭皮の状態が悪いことにより引き起こされます。血行を良くすることで、髪の毛を育てる力、守る力、キレイにする力を育むことができます。全身血の巡りが良くなれば、身体の隅々まで栄養分や酸素が運ばれ、生命エネルギーが全身にみなぎります。

髪の毛の状態を良くする行動は、健康体を維持し、何事にも本気で取り組めるような原動力にもなってくれます。髪が抜けてから新しい髪が育つには、最低でも3ヵ月が必要です。髪に良い習慣を行っても、すぐには目に見えるような変化は訪れません。髪に良い習慣を、毎日、コツコツ、着実に積み上げていくことが大切です。

「フサフサ健康美髪は一日にしてならず」。365日の質の良い食事、睡眠、運動が、健やかな髪の毛と頭皮、健康を叶える足掛かりとなりますので、このコラムを参考していただけると幸いです。

よく読まれている記事

みんなに記事をシェアする