更新日
公開日

成犬と子犬、どっちを飼う?シニア世代にとってのメリット・デメリット

セゾンのくらし大研究 編集部

執筆者
セゾンのくらし大研究 編集部

豊かなくらしに必要な「お金」「健康」「家族」に関する困りごとや悩みごとを解決するために役立つ情報を、編集部メンバーが選りすぐってお届けします。

「新しい家族として犬をお迎えしたい」そう思った時に考えておきたいのが、成犬と子犬のどちらを飼うかという問題です。ペットショップなどでは幼い子犬を中心に扱っていますが、保護施設やブリーダーから引き取る場合にはある程度成長した成犬をお迎えできることがあります。

「子犬の方がかわいらしいけど、成犬の方が落ち着いていて飼いやすそう…」そんなふうに迷っている方に、このコラムではお迎えする犬の年齢をテーマに、シニア世代にとっておすすめな選択肢をご提案します。

04_みんなのブリーダー・みんなの子猫ブリーダーの詳細はこちら

成犬と子犬はどう違う?意外と知らない3つの違い

pet

成犬と子犬の違いについて問われたら、あなたは何と答えますか?「成犬は落ち着いているけど飼うのが難しそう」「子犬は活発だけど飼いやすそう」

なんとなくそんなイメージがあるのではないでしょうか?確かにそれも事実ではあるのですが、他にも成犬と子犬の違いはいくつかあります。

1.しつけのしやすさ
2.飼い主への懐きやすさ
3.飼育にかかる費用

ここではまず、上記3つの違いについて解説します。

しつけのしやすさ

まずしつけに関していえば、子犬の方が頭が柔らかくしつけやすいというイメージが一般的です。確かに子犬の頃にしっかりしつけることで、成犬になってからも飼い主の言うことにきちんと従うようにはなるでしょう。しかし、成犬になってからしつけることは不可能なのかといえば、決してそんなことはありません。むしろ成犬の方が物わかりが良く、しつけやすいという意見もあるほどです。

お迎えするまでに保護施設やブリーダーの手でしつけられている場合には、トイレのしつけも完璧で、ほとんどしつける必要がないこともあります。ただし、なかには人を見たら吠えてしまったり、ものをかじって遊んでしまう習慣があるなど、好ましくない癖が身に付いている成犬もいます。その場合には根気よく正していく必要がありますから、成犬を迎える際には注意したほうが良いでしょう。

飼い主への懐きやすさ

お迎えした後の飼い主への懐きやすさに関しても、子犬の方が上です。幼い頃からずっと一緒にいる飼い主の方が、長い時間共に生活しているという面からも懐きやすい傾向にあります。一方の成犬も必ずしも懐きにくいということではなく、愛情を持って接すればきちんと返してくれます。

実際、日本のように子犬の生体販売が一般的ではない海外では、成犬になってからお迎えするパターンも珍しくありません。だからといって、「日本の犬は海外の犬よりも利口だ」「日本の犬は飼い主にべったり懐いている」などという話は聞いたことがないはずです。ということは、子犬からお迎えしても、成犬になってからお迎えしても、懐きやすさはほとんど変わらないといって良いのではないでしょうか。

飼育にかかる費用

実は成犬と子犬では、飼育にかかる費用が大きく異なります。というのも、子犬のうちは免疫力が備わっていないため、ワクチンを何度も打つ必要があるからです。フードやおやつも子犬用(パピー用)を購入する必要があり、成犬用よりも割高になる可能性もあります。また、子犬の時期はトイレの回数も多いので、トイレシーツを何度も交換する必要があり、トイレ代も高くつきます。活発でイタズラも多いのが子犬期ですから、家にあるものを壊されてしまって修理費用・買い替え費用がかさんでしまうことも珍しくありません。

一方で成犬の場合は、ワクチン接種は必要になるものの回数は子犬期より減少します。フードやおやつを選ぶ自由度も高まり、トイレの我慢もできるようになります。問題行動がない成犬であれば、家のものを破壊することもなく、トータルの費用は安く抑えられる傾向にあります。

50代以上の方が「子犬」を迎え入れるメリット・デメリット

ここまで見てきたのは成犬と子犬の一般的な違いでした。続いては50代以上の方にとって、成犬・子犬を迎え入れることのメリット・デメリットについて解説していきましょう。まずは、50代以上の方が「子犬」を迎え入れる場合についてです。

メリット

50代以上の方が子犬を迎え入れる一番のメリットとしては、幼い頃から長い期間一緒に暮らし、より強い絆を築けることです。犬は成長スピードが人間よりも早く、特に犬の1歳は人の20歳に相当するとされています。日を追うごとにすくすく成長するので、その過程を間近で見られることは大きな喜びをもたらしてくれます。

50代以上になるとご自身の子育てが一段落する頃でしょうから、また一人子どもが増えたかのような感覚で暮らせるようになります。また、良い意味でも悪い意味でも、何も知らない状態で家族としてお迎えすることになります。そのため、しつけをしやすかったり、懐きやすかったりするメリットもあります。

デメリット

逆にデメリットとして挙げられるのは、問題行動の多さです。まだ何もしつけられていない状態でお迎えするため、あちこちで粗相したり、電源コードに噛み付いたりする行動も多く見られます。一人でのお留守番もできない時期ですから、必ず家族が近くにいる必要がありますし、ワクチン接種のために通院する回数も増えます。

50代以上になると子犬の体力にあなた自身の体力が追いつかず、大変な思いをすることが増えるかもしれません。長い時間一緒にいながら、問題行動は根気よくしつけて矯正していく必要があるのが子犬を飼うときのデメリットなのです。

「セゾンのくらし大研究」読者限定キャンペーン

セゾンのくらし大研究の読者への限定キャンペーンをご用意しました。​ 

​​ 「​みんなのブリーダー​」および「​みんなの子猫ブリーダー​」でペットをお迎えした方に、通常の特典にプラスして、安心・安全にこだわったドッグフード・キャットフード・ペット用品の通販ショップ「みんなのペット健康専門店」で利用できる3,000円分のポイントをプレゼント。 
ご興味をお持ちの方は、下記リンクより会員登録の上、子犬・子猫探しをスタートしてみてください!​ 

 みんなのブリーダー・みんなの子猫ブリーダーを詳しくみる 

50代以上の方が「成犬」を迎え入れるメリット・デメリット

次に紹介したいのが、50代以上の方が「成犬」を迎え入れることのメリット・デメリットについてです。

メリット

成犬になると子犬と比べて落ち着いている場合が多く、粗相やイタズラの頻度は低くなる傾向にあります。お迎えする前にしつけられているなら、しつけで苦労することも少なくそのまま飼い主の生活に馴染んでくれる存在になります。

また、性格がすでに固まっていることも多く、迎え入れてから性格が大きく変化することは少ないでしょう。成犬になれば体重や体格もそれほど変化しませんので、ご自宅で飼いやすい大きさかどうかも判断しやすくなります。

デメリット

もともと好ましくない習慣や癖を持っていると、お迎えしてからの矯正に苦労してしまう可能性があります。トレーナーの指導で直せることもありますが、根気よく付き合っていく必要があるかもしれません。そうした一匹ごとの背景や生育環境、ご自身との相性などは迎え入れる際に充分考えておく必要があります。

また、先住犬や先住猫がいる場合、子犬と比べて成犬だと環境に馴染むのに時間がかかる可能性もあります。

【結論】シニア世代には成犬をお迎えするのがおすすめ

saison-hoken_pet_bn_main
セゾン保険サービスのサイトに遷移します
saison-hoken_pet_bn_side
セゾン保険サービスのサイトに遷移します

ここまで成犬・子犬をお迎えする場合の違いやメリット・デメリットについて解説してきました。結論としては、50代以降のシニア世代の方がお迎えするなら、子犬よりも成犬がおすすめであるといえます。

日本人の平均寿命が約80歳とされる現代では、子犬からお迎えすると、もしかしたら飼い主の寿命が先に訪れる可能性も否定できません。また、体力的にも負担の大きい子犬からの飼育は、運動不足の解消というよりも、ご自身のケガの原因になってしまうことも考えられます。飼育費用のことを考えても、現役から退く時期でもある50代以降になって、子犬の時期からかかる高額な飼育費用は負担に感じられるかもしれません。そうした条件を踏まえて考えれば、50代以降から飼い始めるなら、成犬をお迎えする方が望ましいでしょう。

もちろん、あなた自身に万が一のことがあっても犬の面倒を見てくれる家族・親戚がいるなら、寿命のことは気にしなくても問題ありません。体力面に関しても、まだまだ自信がある方であれば、むしろ子犬との触れ合いが良いエクササイズになるのかもしれません。飼育費用についても老後資金をしっかり準備できている方であれば、ほとんど心配ありません。しかし、もしこうした条件面で少しでも不安があるなら、子犬よりも成犬をお迎えすることをおすすめします。

犬の飼育費用について押さえておこう

ここまでも少し触れましたが、犬を飼うにあたって必ず知っておきたいのが、その飼育費用です。ペットとはいえ家族が増えるわけですから、費用も決して安くはありません。具体的な統計データを引用して、実際にかかる飼育費用を計算してみましょう。

犬の飼育費用は食費・治療費が多くを占める

アニコム損害保険株式会社による2021年3月に発表されたデータによれば、犬の飼育にかかる年間費用は平均で338,561円となっています。

(参考:ペットにかける年間支出調査 2020|PR TIMES )

1ヵ月当たりで計算すると、一匹当たり月30,000円程度のお金がかかります。もちろん子犬の時期はこれを上回る可能性が高いですし、老犬になって介護が必要になったりすればまだ増加することが考えられます。

実際に年間の支出額が多い上位3項目は、次のとおりになっています。

1.フード・おやつ:64,745円

2.ケガや病気の治療費:60,430円

3.シャンプー・カット・トリミング料:48,692円

食費は犬が生きていく上で必ず発生する費用であり、無添加や手作りにこだわれば、さらに高額になっていきます。治療費に関してもケガ・病気はいつ降り掛かってくるか分かりませんから、日頃からペットのための貯金をしておくことも必要です。

【ペット保険比較サイト】あなたにぴったりのペット保険を比較しておすすめ
  • 無料で比較できるから気軽に利用できる!
  • おすすめのペット保険会社10社から条件に合う保険プランをピックアップしてくれる!
  • 保険料・補償割合・補償内容などが一覧で見られるからわかりやすい

<ペット保険を比較したときのイメージ図>

\無料の簡単10秒診断/

セゾン保険サービスのサイトに遷移します

忘れてはならない「ペット保険」

なお、飼育費用で忘れてはいけないのが「ペット保険」の支払いです。犬や猫には、人間のような健康保険制度がありません。そのためケガや病気は実費で請求されるのが普通で、万が一のことがあれば高額な治療費が必要になります。そうしたリスクのために多くの飼い主が加入しているのが、ペット保険です。

たとえばアニコム損保のペット保険であれば、治療費の70%または50%が補償されるため、ペットの体調に異変があった時にも安心して獣医に連れていくことができます。

成犬・子犬のどちらを迎え入れるにしても、ペット保険はしっかり加入して万が一に備えるようにしましょう。

セゾンカードでも、次の2つのペット保険と提携しています。

  • アニコム損害保険株式会社の「どうぶつ健保」
  • アイペット損害保険株式会社のペット保険「うちの子」「うちの子ライト」

セゾンのペット保険の詳細はこちら

おわりに

ペットを飼う際に成犬をお迎えするか、子犬をお迎えするかは悩ましい問題です。どちらも一長一短ではありますが、もし50代以上から飼い始めるのであれば成犬をお迎えすることをおすすめします。もちろん子犬から育てることにも大きな喜びがありますので、将来のことをしっかり考えつつ、子犬から面倒を見るというのも悪くありませんが、その際には、成犬と子犬の違い、そして飼育費用やしつけの大変さなども考慮しながら、ご自身の生活に合った家族をお迎えしてください。

株式会社セゾンファンデックス(サイト運営会社)は株式会社セゾン保険サービスが取扱う保険の募集並びに関連するサービスの提供は行っておりません。

よく読まれている記事

みんなに記事をシェアする