公開日:2022.07.26 最終更新日:2022.07.27

カワグチ家の「親子三世代物語」|第四話「夫の実家で◯◯◯丸出しになったら、心も丸出しになった話」

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こんにちは。イラストレーターのカワグチマサミです。

好きなものはゲーム、苦手なものは家事。9歳の息子と、夫と三人で暮らしています。

【カワグチ家親子三代物語】では、長い間仲が悪かった親と向き合う話や、義理親との関係、私の息子と親とのエピソードなどを連載しています。

カワグチ家三世代紹介

今回は、夫の母、義理母と向き合うまでの物語。

出版おめでとう。お饅頭食べや

この優しい素敵なミセスは、私の義理の母です。

ありがとうございます。嬉しい~

大袈裟にもなります。

私は身内から自分の夢を応援してもらったことがなかったから。

へーそれってすごいん?

「親」から応援してもらったことが、私はとても嬉しかったのです。

義理母は、息子にも優しく接してくれます。

私も息子も、おばあちゃんが大好き。

しかし、私と義理母は、最初から「いい感じ」の関係ではありませんでした。

ー遡ること15年前ー

夫と私が結婚することを決めて、初めて義理母に会うことになった時のこと…。

義理母は、私と目も合わせてくれませんでした。

おかん人見知りやねん

このとき、私は衝撃的なショックを受けました。

嫌われていると思い衝撃的なショックを受けました

前日、初めて彼氏の親に挨拶することに緊張して寝れず、

夜明けまでゲームをしてしまっていたのです。

寝不足で顔色が悪く頭も回らない。

そんな私を気遣ってくれたのか夫(当時彼氏)は、話題を振ってくれました。

おかん自慢のソファ
義理母は目を逸らしながらかすかに頷きました

義理母は、目を逸らしながらかすかに頷きました。

これは、お義母さんとの仲が近づくチャンス!

私は、ソファーネタに食らい付きました。

そうなんですね~!サイコーのソファですね!

私は、義理母がお気に入りのソファーを、褒め讃えました。

私と義理母の、これからの未来を握るのは、このソファーにかかってるから!

ソファーに座りながら、ちらっと義理母の方を見ると…

お義母さんの表情は先ほどと変わらず

お義母さんの表情は、先ほどと変わってないように見えました。

え、だめ?まだ褒め足りない?
どうしよう、どうしよう。お義母さんは一体何を考えているの?
ああでも。そういう何考えているかわからにところ。親子で似ているかも。
あれ?二人とも微笑んでる?

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よくわからないけど、笑ってくれてよかった。

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カワグチ家の「親子三世代物語」|第四話「夫の実家で◯◯◯丸出しになったら、心も丸出しになった話」
あ、起きた
寝ててごめんなさい。ペコペコ

初めてご挨拶する彼氏の家で、私はやらかしてしまいました。

しかし、そのやらかしは想像を超えた盛大なものだったのです。

寝相ひどくてパンツ丸見えで寝てたで

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パンツマルミエ?!

その瞬間、私の世界の時間は止まりました。

そして思い出す。

まどろみの中で見た、あの二人の笑顔を。

あれ?二人とも微笑んでる?

あれは…

現実だったんかーい!!

まさかパンツ丸出しで寝てる姿を、笑われていたなんて…!

恥ずかしい・・・・・

助けを求めるように、彼の方を見てみると…

旦那「ヒィーヒィー」という引き笑い

表情乏しい彼が、ここまで腹の底から笑うのは珍しいことでした。

私は、恥ずかしさから、不安でいっぱいになりました。

どうしよう、はしたない女だと思われたかも

夫の笑い声を聴きながら、床を見つめ、どれだけの速度で頭をぶつけたら記憶って飛ぶのだろう?

そんなことを考えていた時…

笑うのやめんかい。この子が可哀想やろ。

義理母が、大きな声で夫を叱りました。

え、お義母さん・・・?!

さらにさっきいた場所から少しだけ、私の近くに来てくれていました。

お母さんは初めて私の目を見て、話してくれました。

寒そうな顔して、かわいそうにな・・・
笑うのを我慢してる夫

義理母に、(かわいそうな)息子の彼女に認めてもらった瞬間でした。

私がパンツ丸出しになることで、お義母さんの心も丸出しになってくれたのです。

あれから10年以上経っても、お義母さんは、ことあるごとに私に「あったかいもの」をくれます。

ホカホカ、あったかい、お義母さんの贈り物。

目を合わせてくれるようになったお義母さん。

その瞳からは、少し、「パンツ丸出しになったかわいそうな子」という想いがが伝わらないこともないけれど。

そんなところもひっくるめて、あったかいお義母さんのことが好きです。

ー後日談ー

今になってふと思うのです。

もしかしたら夫は、私とお母さんが「いい関係」を築くために

わざと、パンツ丸出しの私を大笑いしたんじゃないかって。

私はお母さんと仲良くなる前、「いい彼女と思われなきゃいけない」と思い込んでいたのです。

初対面で緊張していたわたし

でもそれは本当の自分じゃない。

そんな自分を無理して演じても、きっと綻びが出ていたと思います。

だから夫に聞いてみました。

最初からありのままの私でいられるように、大笑いしてくれたんだよね?
いや。パンツ丸出しで爆笑なんて誰だって笑うやろ。

即答でした。

思い出して爆笑する旦那

だけど、それも今ではいい思い出。

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カワグチマサミ イラストレーター

2010年から漫画家・イラストレーターとして活動を始める。その後、結婚し、2012年に男の子を出産。現在は「家族」「働き方」をテーマにエッセイ漫画やイラスト、コラムを描いている。 著書:「子育てしながらフリーランス」左右社(2022/2) 「みんなの自己肯定感を高める!子育て言い換え事典」KADOKAWA(2021/11) https://note.com/kawaguchimasami

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