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体幹を鍛えるメリットは?簡単なトレーニング方法や注意点を紹介

体幹を鍛えるメリットは?簡単なトレーニング方法や注意点を紹介
セゾンのくらし大研究 編集部

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体幹とは身体のどの部位を指すのか説明できますか。インナーマッスルと混同しがちですが、実はまったく別物なのです。今回は、体幹とは身体のどの部分のことを指すのか、また体幹を鍛えることで得られるメリットなどを解説します。身体の変化が起こりやすい50代に向けた、無理せずに行なえる体幹のトレーニングもご紹介します。50代になり、身体の衰えが心配な方は参考にしてみてください。

1.体幹とは?50代でも鍛えた方が良いの?

1.体幹とは?50代でも鍛えた方が良いの?

そもそも体幹とは身体のどの部分を指すのでしょうか。また、50代が体幹を鍛えた方が良い理由も紹介します。

1-1.体幹とは?

一般的には頭部・上肢・下肢以外、胴体部分の全体を体幹といいます。体幹は、腹筋などの筋肉のことを指すと思われがちですが、内臓や骨格も含んだ胴体全体を指しています。

体幹は内臓が納められている部分で、骨盤や脊柱など身体の軸となる骨格部分でもあるため、身体にとって中心となる大切な部位です。そのため、体幹を鍛え機能を高めれば、日常動作がスムーズになり、内臓機能向上、姿勢の安定などの効果が期待できるでしょう。

また、体幹とインナーマッスルは別物で、体幹は身体の胴体部分、インナーマッスルは身体の深層部の筋肉のことをいいます。

1-2.50代が体幹を鍛えた方が良い理由

50代を過ぎると、男女問わず筋肉量が年々約1〜2%ずつ低下していきます。加齢に伴って筋力が低下することで、身体活動に支障が出る病気を発症する可能性も考えられます。

これから長く健康に過ごすためには、筋肉が必要です。お子さんがいる方はその世話もひと段落し、ご自身の時間を有意義に使おうと思った時に、身体が思うように動かないなんてことがないように、今のうちから筋トレをすることが大切です。筋肉は年齢関係なく、50代からでも筋トレを行えば増強することができます。今のうちから筋トレを始めて「貯筋」をし、健康な老後を手に入れましょう。

2.50代が体幹を鍛えるとどんな良いことがある? 

2.50代が体幹を鍛えるとどんな良いことがある?

50代で体幹トレーニングを行うことで得られるメリットを6つ紹介します。

2-1.正しい姿勢の維持

背中や腰が曲がっている姿を見ると「お年寄り」というイメージを持ちませんか。逆に、背筋の伸びた高齢者を見た時、若さを感じるでしょう。姿勢は見た目年齢を大きく左右します。若く見えるために正しい姿勢を維持するには、脊柱起立筋や腹直筋など体幹にある筋肉を鍛えることがポイントです。

脊柱起立筋や腹直筋は首から足首までを支える「抗重力筋」とも呼ばれます。抗重力筋が低下すると背中が曲がる原因になりますが、しっかりと鍛えておけば年齢を重ねても正しい姿勢を維持できるのです。

2-2.ダイエット効果

50代になり、若い頃と食事内容は変わっていないのに体重が増えてしまったり、逆に食事量を減らしているのになかなか痩せなかったりと、ダイエットに関してお悩みの方も多いでしょう。原因は、筋肉量が減り基礎代謝が減ったことにあるかもしれません。

基礎代謝とは、何もしていなくても生命を維持するための必要最小限のエネルギー消費のことです。基礎代謝量は筋肉量が増えることで増えるため、胴体部分にある広範囲の筋肉を鍛えれば、消費カロリーも増え、体脂肪が落ちやすくなります。

2-3.精神面の健康

定期的な筋トレは、睡眠の質を向上させる効果も期待できます。質の良い睡眠は、不安の軽減や精神の安定につながり、更年期の症状によく見られるうつ病の予防にもつながるのです。

また、筋トレをすることでセロトニンやエンドルフィンといったホルモンが分泌されます。その中でも、セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれている神経伝達物質で、セロトニンの量が増えると、気持ちが落ち着き、さわやかな気分になるといわれています。

2-4.生活習慣病の予防

女性で平均閉経年齢の50歳は、エストロゲンという卵巣ホルモンが低下する関係で生活習慣病に罹る確率が高まります。エストロゲンは、血管や骨の健康維持、内臓脂肪を減らすなどの働きを持つホルモンです。エストロゲンが減少すると、高血圧や動脈硬化など生活習慣病を引き起こす原因となります。筋トレで筋肉量を増やし、基礎代謝が上がると太りにくい身体になり、高血圧や糖尿病といった生活習慣病を防ぐことができます。体幹の筋トレを毎日続けて、生活習慣病を予防しましょう。

2-5.美しいスタイルをキープできる

加齢に伴い、筋力が低下しやすい部位として太ももやお尻など下半身の筋肉が挙げられます。太ももやお尻を鍛えると、50代になってもパンツスタイルを格好良く着こなせるでしょう。ただし、下半身の筋トレだけでは身体のバランスが悪くなってしまいます。体幹の筋トレを取り入れると身体のバランスが安定し、美しい姿勢を維持する効果も期待できるのです。美しいスタイルに見せるためには、体幹部の筋トレを積極的に行ないましょう。

2-6.老後の寝たきりを予防できる

歩く・立つ・座るなど、普段何気なく行っている日常動作はすべて筋肉を使っています。筋肉がなくなってしまうと、身体を支える筋力が弱まり、歩くことさえも困難になってしまう可能性があります。身体を動かすことが大変になると、余計に動かなくなり、筋力の低下はますます進行していき、最終的に寝たきりになってしまう可能性があります。筋力の低下は高齢者だけとは限りません。50代から筋トレを始めて、健康的な老後を過ごす準備をしておきましょう。

3.簡単!50代でも無理なくできる体幹トレーニング

3.簡単!50代でも無理なくできる体幹トレーニング

50代でも無理なく実践できる体幹トレーニングのメニューを7つ紹介します。

3-1.ドローイン

3-1.ドローイン

ドローインは、お腹の奥の筋肉を鍛えるトレーニングで、立ったまま行えます。下腹部が気になる方はぜひ取り入れてみてください。

  1. 筋を伸ばし、正しい姿勢を作る
  2. 3秒かけて息を吸い、お腹を膨らませる
  3. 背中に近づけるイメージでお腹をへこませ息を吐く
  4. 息を吐き切ったらそのまま30秒キープ
  5. 30秒経過したらゆっくり最初の状態に戻る

1〜5を1セットとし、最初は1セットから始めてみましょう。お腹の筋力が弱いと30秒耐えるのがきついかもしれません。続けていくうちに筋力が付き、30秒耐えられるようになれば少しずつセット数を増やしましょう。

3-2.戦士のポーズ(ウォーリア・スリー) 

3-2.戦士のポーズ(ウォーリア・スリー) 

戦士のポーズは少し難易度が高めなヨガのポーズです。体幹はもちろん、背中からお尻まで引き締めることができます。

  1. 立ったまま右足を90度になる位置まで持ち上げ片足立ちの状態を作る
  2. 持ち上げた足はまっすぐ伸ばし、上半身は前に倒しながら両手を前方に伸ばす
  3. 指先から体、つま先が床と平行になるよう調整する
  4. 3〜5秒キープしたらゆっくり最初の状態に戻る
  5. 足を入れ替えて1~4を行う

呼吸を止めずに、お腹に力を入れながら行いましょう。キープしている時は身体がTの形になるようなイメージで行います。慣れてきたら、キープする時間を少しずつ伸ばしてみましょう。

3-3.プランク

3-3.プランク

プランクは、腹筋全体はもちろん、背中や腰のインナーマッスルも鍛えられるトレーニングです。

  1. 四つ這いの姿勢から床に両ひじをつき、両ひざを伸ばす
  2. 1の姿勢のまま30秒キープする

1セット30秒を2〜3セット行います。1の姿勢を作る時は、頭からかかとまでが一直線になるイメージで行いましょう。筋力に余裕がなくキープするのが難しい場合は、慣れるまでひざをついても構いません。キープはできるけれど30秒が辛い場合は秒数を短めに設定しましょう。

3-4.ひざをついて腕立て伏せ

3-4.ひざをついて腕立て伏せ

腕立て伏せは腕の筋肉を鍛えるトレーニングと思われがちですが、実はメインで鍛えられる部位は胸の筋肉です。トレーニングの習慣がない方がいきなり腕立て伏せを行うのは難しいので、まずはひざをついた状態での腕立て伏せから始めるのがおすすめです。

  1. 肩幅より少し広い位置で床に両手をつき、足はひざのみ床につける
  2. ひじを曲げ、身体をゆっくり下げる
  3. 限界まで下げたら、ひじをゆっくり伸ばし元の状態に戻る

2〜3を10〜15回、3セット行いましょう。背筋を伸ばし、腰が落ちないようお腹に力を入れた状態で行うのがポイントです。プランクと合わせてトレーニングすることで体幹がより鍛えられるので、余裕が出てきたらひざ浮かせた腕立て伏せもできるようになるでしょう。

手首が痛む場合はプッシュアップバーという道具を使用すれば、手首を痛めるリスクを軽減できます。

プッシュアップバー

3-5.ヒップフロート

3-5.ヒップフロート

ヒップフロートは主に腹筋周りを鍛えることができるトレーニングです。やり方は簡単ですが、高負荷のため、手応えをしっかりと感じられるでしょう。

  1. 背筋を伸ばして椅子に座る
  2. 両手で椅子のへりをつかみ、手の力を使ってお尻を浮かせる
  3. 2の状態のまま3秒キープしたらゆっくり戻る

5〜10回を1セットとし、1日1〜2セットが目安です。ひじを伸ばしたまま、腹筋を意識して行いましょう。キープする時は、上体を少し前に傾ければうまくバランスがとれます。

3-6.バックキック

3-6.バックキック

バックキックは、お尻のリフトアップ効果が期待できる体幹トレーニングです。

  1. 四つ這いの姿勢になり、手は肩の真下、ひざは骨盤の幅に開いてセットする
  2. 片方のひざを伸ばしながら後方へ蹴り上げる
  3. ひざを床ギリギリまで下ろす

2〜3を左右各10回、3セットが目安です。天井に向かって足の裏を押し上げるイメージで行いましょう。動作中はお腹に力を入れ続けます。

3-7.スクワット

3-7.スクワット

スクワットは下半身に加え、腹筋や背筋まで全身をバランス良く鍛えられる体幹トレーニングです。

  1. 足は肩幅よりも広めにセット、つま先は少し外側に向けておく
  2. お尻を後ろに引きながら股関節を曲げていく
  3. 床と太ももが平行になる位置まで腰を落とす
  4. ひざを伸ばしきらないところまでゆっくり立ち上がる

1セット10〜15回を3セット目安で行います。腰を落とした時、ひざが内側に入ったりつま先よりも前に出てしまったりすると関節に負担が掛かってしまうため気を付けましょう。

4.体幹のトレーニングをする時の注意点

4.体幹のトレーニングをする時の注意点

最後に、体幹のトレーニングする際の注意点について紹介します。

4-1.無理して毎日やらない

50代でも気軽にできる体幹トレーニングをいくつか紹介しましたが、必ず毎日行う必要はありません。無理をして毎日行うと、疲労が蓄積し普段の動作にも支障をきたす可能性があります。週3回など、無理をせずに継続できるような低めの目標設定をしましょう。

4-2.しっかりウォーミングアップを行う

50代は関節や筋肉が固まっている場合が多く、いきなりトレーニングに取り掛かろうとすると身体を痛めてしまう可能性があります。トレーニング前にはストレッチで身体を伸ばすなど、ウォーミングアップをしっかり行いましょう。

4-3.息を止めない

トレーニング中は、息を止めないよう注意しましょう。高負荷の筋トレを行う場合は力んで息を止めてしまいがちです。筋トレ中に息を止めてしまうと、血圧が急上昇し、めまいや動悸などの身体の不調を引き起こしたり、血管・心臓に持病のある方は大きな事故につながったりする恐れもあります。筋トレ中はゆっくりとした呼吸を意識しましょう。

4-4.クールダウンを行う

トレーニングで筋肉を使った後は、筋組織が傷付いた状態になっています。クールダウンをしないと疲労物質が溜まってしまい、次の日に疲れが残りやすくなるのです。50代は筋肉の修復機能が低下しているため、回復に時間が掛かります。疲労を持ち越さないよう、筋トレの後はクールダウンをしましょう。

4-5.正しいフォームで行う

間違ったフォームで行ったり負荷に耐えきれずフォームが崩れたりすると、トレーニングの効果が十分に得られないだけではなく、場合によってはケガをすることもあります。回数や負荷を多くするよりも、正しいフォームを意識しましょう。

4-6.食事の間をあけ過ぎない

食事の間隔をあけ過ぎると、筋肉量の低下につながる原因になります。空腹状態が長いと、身体はエネルギーを作り出すために筋肉を分解してしまうのです。せっかく筋トレで鍛えた筋肉が分解されないためにもなるべく空腹状態にならないよう、3食しっかりと食事を摂るようにしましょう。

おわりに

体幹トレーニングは、ダイエット効果や姿勢の維持など多くのメリットを得られることをお伝えしました。「身体を動かすのが大変」「気持ちが沈む」など身体や精神面で変化が起こりやすい50代ですが、体幹のトレーニングを始めることで良い方向へと変化できる可能性があります。筋トレを始める年齢に、早いも遅いもありません。今回紹介したメニューを参考に、無理なくご自身のペースで筋トレを始めてみてはいかがでしょうか。体幹を鍛えて、年齢を感じさせないアクティブな生活を手に入れましょう。

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