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【今や若者だけが使っているサービスではありません】SNSに挑戦してみましょう!

【今や若者だけが使っているサービスではありません】SNSに挑戦してみましょう!
赤木 円香 デジタルコンシェルジュ

執筆者

デジタルコンシェルジュ

赤木 円香

株式会社AgeWellJapan代表 シニア向け暮らしの相棒サービス「もっとメイト」を提供。孫世代の若いスタッフがシニアに寄り添う「相棒」として定期的にシニアの自宅に訪問し、デジタル支援や買い物代行、お話し相手など多岐にわたる暮らしのサポートを実施している。シニアが“明日を楽しみに思える”サービスを届けることを心掛けている。

「SNS」という言葉は聞いたことあるけど、「若者向けというイメージがある」「自分には関係がないこと!」と思っている方もいらっしゃるでしょう。しかし、SNSが普及し始めた2000年代前半と異なり、今はSNSと一言でいってもさまざまなサービスがあります。例えば、同世代の方だけしか入れないSNSや、現実社会と同じく本名でやり取りができるSNSもありますし、皆さんがお使いになっているLINEも広い意味ではSNSサービスに含まれます。SNSはいまや若者だけが使っているサービスではありません。

今回は、今までSNSにあまり縁がなかった方でも安心して始めていただけるようにSNSの特徴やメリット・デメリットについて紹介していきます。

SNSってそもそも何…?

1.SNSってそもそも何…?

SNSとは、「Social Networking Service」の略語です。英語の通り、インターネット上で「ソーシャルな(社会的な)ネットワーク(つながり)をサービス(提供)するもの」という意味になります。SNSを利用することで、いろんな情報を集めたり、今まで知らなかった方と、まるでおしゃべりをするように交流することができたりと、便利なことや楽しいことが増えます。新型コロナウイルスの流行によって減ってしまった現実世界でのつながりや交流を補う新しい手段としても使われています。

「Twitter(ツイッター)」や「Instagram(インスタグラム)」というSNSはテレビCMやニュースで見たことがある方も多いかもしれません。広義で捉えると今までお伝えしてきたLINEもSNSの一種です!それだけではなく、昨今はさまざまなSNSが続々と登場しています。「同年代の気の合う友達が欲しい」「定年後の趣味を見つけたい」「新しい交流場所を作りたい」といった事を叶えることもできる可能性がありますので、ぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか。

SNSのメリット・デメリット

2.SNSのメリット・デメリット

SNSがどのようなものか大まかに把握していただきましたが、新しいことを始める時にはメリットとデメリットがつきものです。次にSNSのメリット・デメリットについてそれぞれ3つずつ紹介いたします。しっかりとこちらを理解していただいた上でSNSを存分に楽しんでいただきたいです!

メリット① 交流関係が広がる

SNSを通してさまざまな方と出会えることは、一番のメリットといえます。先ほども少しお伝えしたように、今のSNSは、目的に合わせてさまざまな種類のものがあるので、ご自身に合ったものを選ぶことができます。同世代で同じ趣味の方が集まるコミュニティなどでは共通の話題で盛り上がれますし、SNSによってはインターネット上(オンライン)だけでなく実際に出会って交流できる会を設定したり、イベントを開催しているものもあります。いつもインターネット上でおしゃべりしている方と実際に会って食事をしながら話したり、一緒に趣味を楽しんだりするのは、今までの交友関係とはまた別の楽しさがあると思います。

メリット② ご自身の趣味や個性を発信できる

メリットの2つ目はご自身の趣味や個性を発信でき、それを見てもらえた数が数値で実感できるということです。SNSを利用することで、他の人の発信する情報を受け取るだけでなく、自分自身のことをたくさんの方に発信することができます。例えば、趣味でつくった作品を発表することで、メッセージで褒めてもらえたり、感想をもらえたりと反応や評価をもらえることがあります。ひとりで製作しているだけでももちろん楽しいですが、今まで知り合えなかった方から反応がもらえるのは違った嬉しさや張り合いがありますよね。

また、SNSならではの特徴として、「いいね」や「リツイート」など数値で評価が見えるというのも大きなポイントです。「いいね」は、他の利用者の投稿に対し、ボタンをクリック(タップ)することにより共感等の意志を示せる機能です。「リツイート」は、相手の投稿内容に共感したとき、ご自身のフォロワー(つながっている方、お友達)に対してその情報を拡散できる機能です。まれに、このリツイート機能によってある発信情報が爆発的に拡散されていくこともあります。ご自身の発信した情報が何百、何千、ときには何万もの方に見てもらえるのもSNSの醍醐味といえるのではないでしょうか。

メリット③ 認知症などの予防が期待できる

3つ目は、SNSを利用して人とつながることで認知症などの予防が期待できるということです。とあるアメリカでの研究によると「高齢者が2ヵ月の間SNSに取り組んだところ、認知機能が25%改善した」という事実が明らかになっているそうです。歳を重ねていくにつれて、家族と仕事の他に人と交流することも徐々に減ってきてしまいます。研究では、コミュニケーションをとる相手が少なくなることで孤独感が増し、高齢となったときに認知症がすすむ場合がある、と考えられています。

SNSは孤独感を少なくさせることのできるひとつの方法であると期待されています。日本でも、東京都練馬区で、2012年から後ほどご説明する「Facebook」というSNSを使って認知症予防プログラムを開始しています。もちろん、まだお元気で認知症なんて全然気にしたことがないよ、という方が多いと思いますが、今からSNS上の友人、知人を増やしておくことが大切です。それがきっと先々の予防にもつながること間違いありません。

参照元:日本生活習慣病予防協会

注意点① 人間関係のトラブルに注意

注意点の1つ目は人間関係のトラブルです。SNSではインターネット上でのやり取りのため、相手の顔は見えませんが、会話している相手も自分と同じ普通の「人」です。文字だけの会話では、ふだん顔を合わせて話すよりも丁寧にコミュニケーションをとることを心掛けましょう。軽い気持ちで発信したことが相手を傷つけてしまったことでそのSNSが使えなくなる(アカウント停止される)こともあります。逆に、こちらの問題だけでなく、思いがけず相手から誹謗・中傷を受ける可能性もあるということも理解しておきましょう。

注意点② 個人情報が流出する可能性がある

注意点の2つ目は個人情報です。個人情報の漏洩が怖く、SNSを避けている方もいらっしゃるのではないでしょうか?例えば知人とのやり取りの際には油断しがちですが、1つのコメント返信が全世界に公開されてしまうこともあります。うっかり電話番号や待ち合わせ日時、場所などを入れてしまうと思いもよらず情報を公開してしまうことになるので、他の方には見られないダイレクトメッセージを利用するなどしましょう。インターネットやSNSをきちんと知らないまま使っていると、ご自身や知人の個人情報を知らずに公開してしまっていることがあります。これが原因で犯罪に巻き込まれることもあるため、利用する際はある程度の知識や慎重さが求められます。

注意点③ ストレスの原因になることがある

3つ目はSNS疲れと呼ばれるストレスの原因になりうることです。SNSを使い始めて楽しめるようになり、現実を放置してSNSにのめりこんでしまう方もたまにいらっしゃいます。そうすると、先ほど触れた「いいね」や「リツイート」などの評価が気になり、「いいね」をたくさん獲得するためにお金をたくさんかけてしまったり、体を壊すような無理をしたりするようになることもあるようです。ストレスにならない程度に、適度な楽しみとして利用できると良いですね。

おすすめのSNS 3選!

それではいよいよ、具体的にどのようなSNSが良いのかご紹介していきます。それぞれのSNSの特徴を理解していていただき、ご自身に合ったものに挑戦してみてください。

Facebook(フェイスブック)

Facebook

まずおすすめするのは「Facebook(フェイスブック)」です。言わずと知れた世界最大のSNSで、ユーザー数は実に28億人と世界人口の35%に当たる人が利用していて、日本でも2,600万人の方が利用しています。実名での登録が原則であり匿名性が低いこと、そして、動画・写真・長めの文章など、さまざまな投稿の形が利用できる点が特徴で、企業も多く登録しています。そのため、SNSのなかでも公式感が強く、仕事関係の相手とのコミュニケーションのために利用しているという方も多く存在します。ビジネスの相手や同窓生、旧来の知人など、現実でもつながりの深い相手と交流できる可能性が高いですし、反対に自分の現況を書き込んでおくことで、お友達に知ってもらうことができます。Facebookには、LINEのように無料通話ができるMessengerという機能もあり、留守番電話も使えるため、災害時など、電話やメールがつながりにくい状況でも連絡を取れる手段としても便利に使えます。

らくらくコミュニティ

らくらくコミュニティ

2つ目は「らくらくコミュニティ」です。こちらは、FCNT株式会社が運営する交流コミュニティです。50代以上のユーザーが多く集まっており、国内に会員が220万人いる、とても大きなSNSです。ボタンも大きいのでわかりやすく、写真なども大きく表示されるので投稿されている写真を見ているだけでも楽しめるように工夫されています。

インターネット上には、「掲示板」と呼ばれる、多くの人でやりとりをすることができるページがあるのですが、この「らくらくコミュニティ」には、旅行、ペット、健康など、30種類以上のカテゴリの掲示板があります。ご自身に合った話題の掲示板を利用して、同じものに興味がある方と楽しく話したり、ご自身の趣味や楽しかったことなどをたくさんの方に見てもらって反応をもらえる体験をしてみましょう。SNSと聞くと、「犯罪に使われてしまった」といった良くないニュースを想像してしまう方もいらっしゃるかもしれません。らくらくコミュニティでは、すべての投稿を専門スタッフが24時間監視していますので、うっかりご自身や他人の個人情報を書いてしまった投稿や、悪意のある投稿などは表示されずに削除されます。また、悪質なアカウントは、利用停止などの対応がされますので安心です。利用料、利用登録も無料ですので、まずはこちらのSNSからスタートしてみるのも良いかもしれません。

趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)

趣味人倶楽部

趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)は趣味でつながる(=趣味+meet)、大人世代のためのSNSです。会員数は350,000人と、シニア世代中心のSNSではらくらくコミュニティに次ぐ大きさです。日記、フォト、趣味のコミュニティ、イベント、特集というカテゴリがあり、気の合う新しい仲間を見つけて交流できます。最大の特徴は、会員が積極的にコミュニティ(同じ趣味や共通の興味、関心がある仲間を見つけて交流する場)を作って交流していることで、会員が主催するコミュニティは約30,000個以上。ランチ会、カラオケ、ハイキングなどといったイベントが全国規模で日々開催されています。ページビュー数という数字があり、ひと月にどのくらいの回数そのサイトにアクセスしているかを見る指標があるのですが、らくらくコミュニティが会員数220万人で約3,000万PVなのに対して、趣味人倶楽部は会員数が350,000人と、らくらくコミュニティの1/7なのにもかかわらず同じ約3,000万PVを記録しています。この数字を見るとどれだけ活発にこのSNSが利用されているかが分かりますよね。会員主催のコミュニティ数がとても多く種類も豊富なため、ご自身に合ったものを見つけられる可能性が高く、全国展開でご自身の居住地の近くのイベントも見つけやすいのが特徴です。積極的に外に出ていきたい、ひとつのサークルではなくたくさんの趣味や楽しみをもって交流したい方などにオススメしたいSNSのひとつです。

おわりに

いかがでしたでしょうか?SNSのメリットと注意点を理解いただいた上で、シニアの方におすすめのSNSを3つ紹介しました。1つ目は世界中の人と交流ができる「Facebook」、2つ目は日本最大級の掲示板が楽しめる「らくらくコミュニティ」、3つ目は交流の場が見つけやすい「趣味人倶楽部」でした。SNSと聞くと、「難しそう」「なんだか怖い」などの印象があった方に少しでも楽しさが伝わっていてくれたら嬉しいです。初めてのことに挑戦するのは少し勇気がいることかもしれませんが、周りの方の力も借りながら楽しく豊かな生活の第一歩として挑戦してみていただきたいです。

シニア向け暮らしのサポートサービス「もっとメイト」では、スマートフォンを使いこなしておうち時間を豊かにするお手伝いをさせていただきます。ご興味をお持ちの方は以下をご覧ください!

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